『やまとの羽根』連載開始14号アッパーズの表紙絵の制作過程です。
全てパソコンで彩色しています。

原稿用紙に描いた線画をスキャナで取込みます。
解像度は400dpiで白黒2値スキャンします。モノクロ2階調になっているモードをRGBカラーに変換しておきます。ルーペを使って拡大しながら鉛筆ツールや消しゴムツールで途切れた線の修正やゴミを取り除きます。場合によっては気に入らない主線のペンタッチはこの段階で修正しておきます。
着色の前に各パーツのマスクを作る為、単色で塗りつぶした後、選択範囲の色域指定(許容量1)でチャンネルを保存しておきます。エアブラシツールを使って肌の陰影を描き込んでいきます。ルーペで拡大しながら丹念に仕上げていきます。同様にして服の陰影もブラシを使って塗っていきます。全体のバランスを見ながら色調補正で色合いを微調整します。
ちなみにラケットはYONEXのマッスルパワー90。小物もしっかり描画すると絵が引き締まります。
絵に動きをつける為に腕部にブレを加えます。ブレはフィルター操作で作ります。腕部以外のブレさせたく無い場所はマスクで保護しておきます。フィルタからぼかし→放射状を選びます。絵の大きさにより量は調整します。種類はズームです。ぼかしの中心も絵柄をブラす方向に合わせて調整します。
どうですか?迫力が出ましたね。
髪の毛や瞳の細部を仕上げていきます。仕上げ作業はとても大事です。ルーペで拡大しながら丁寧に仕上げていきます。
より躍動感を出す為に汗も書き込みます。別レイヤーで作業する事で後から汗の位置や量を微調整出来るので便利です。
主線の黒も場所によって色を変えています。
今回は人物の手前にシャトルを飛ばしたいので、別にシャトルを制作します。今後もシャトルは頻繁に使用する事を考え、3Dデータで制作しましまた。モデリングには時間がかかりますが、一度作ってしまえば自由な角度で描画できるので大変便利です。ソフトは六角大王Super4Xを使用しました。そのまま絵に合成してしまうと違和感があるので、Photoshopで絵に馴染むよう、レタッチします。最後に腕部をブラしたのと同じ方法でシャトルをブラし、飛んでいるスピード感を出してから合成します。
完成!!

【制作環境】
Power MacG4 450Mhz (AGPクララフィックスVer2.7)
メモリ1024MHz
MacOS X 10.2.6
Scaner:EPSON GT-7600
Printer:EPSON PM3300C
Tablet:WACOM Intuos2
Paint Soft:Adobe Photoshop 7.0
3D Soft:六角大王Super4X

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