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2007年
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敬称略
2007年8月23日
 戦術以前の問題、U-17ワールドカップ ナイジェリア戦 --------------------------------------

 8月22日 於光陽、韓国
 U-17ワールドカップ、1次リーグD組
 U-17全日本 0-3 U-17ナイジェリア
 
 完敗。
 世界との差を痛感。
 
 またか。
 ありふれた言辞。
 
 情緒的な言葉で煽り、そして知らん顔。
 ニッポンのスポーツ報道の稚拙をみるだけである。
 それはとりもなおさず、総体としての、ニッポンのレベル、その程度を物語るにすぎない。
 おそまつ。
 
 決定的な差。
 それはナイジェリアチームの選手諸君が、この世界大会を、飛躍する場ととらえる。
 一方、ニッポンの選手諸君にその意識はない。
 千載一遇であり、ビッグチャンスだととらえるナイジェリアチーム選手諸君。
 そんなかれらに先手をとられ、後手にまわらざるをえなかった。
 その正直さがニッポンの愛すべき「初心(うぶ)さ」であった。
 
 ナイジェリアチームはまさに挑戦者であった。
 が、かれらはニッポンに挑戦しているのでは決してない。
 かれらの視界には、世界、つまり、ヨーロッパの強豪クラブチームのスカウトたちの眼しかない。
 かれらはこの世界大会でオーディションをうけているのである。
 そのチャンスにめぐまれた。
 かれらはそう考える。
 われわれはえらばれたのだ、と。
 ニッポンはまさか、そんなふうにはおもってもいまい。
 
 自国リーグを持ち、いっぱしのプロフェッショナルとして個人事業主となる。
 そんな国は、かぞえるほどしかない。
 それが世界。
 それが実情である。
 ニッポンはめぐまれている。
 ただ、極東だ。
 Far east なのだ。
 
 2戦目のニッポンは初戦の相手フランスよりもウィークポイントが多い。
 プロフェッショナルリーグの歴史は浅い。
 個が弱い。
 独創的ではない。
 組織的とはいっても、個々のアイディアの総量となる攻撃にかんしては、ヴァリエーションを欠く。
 ゆえに個の打開が少ない。
 得意な攻撃パタ−ンもない。
 速い、といっても槍。
 融通はきかない。
 カウンターアタックをしかけられない。
 韓国にくらべ、精神的な強さ、がない。
 シュートで終わる、という意識がない。
 指示待ちになりやすい。
 先制すれば強いが、先制をゆるすともろい。
 
 ならばチャンスじゃないか。
 こうしてナイジェリアチームの士気はあがる。
 個が弱い?
 ならば、1対1で勝負してやろうじゃないか。
 ナイジェリアチームは気合充分。
 それに打ち勝つにはかれらの気合と同等か、もしくはそれ以上の気合をもちあわせなければ五分とはいえまい。
 
 戦術以前の問題ということだ。

 サッカーはシンプルなスポーツです。
 むずかしくしているのは、われわれです。
 現ブラジル監督ドゥンガはいう。
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