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完敗。
世界との差を痛感。
またか。
ありふれた言辞。
情緒的な言葉で煽り、そして知らん顔。
ニッポンのスポーツ報道の稚拙をみるだけである。
それはとりもなおさず、総体としての、ニッポンのレベル、その程度を物語るにすぎない。
おそまつ。
決定的な差。
それはナイジェリアチームの選手諸君が、この世界大会を、飛躍する場ととらえる。
一方、ニッポンの選手諸君にその意識はない。
千載一遇であり、ビッグチャンスだととらえるナイジェリアチーム選手諸君。
そんなかれらに先手をとられ、後手にまわらざるをえなかった。
その正直さがニッポンの愛すべき「初心(うぶ)さ」であった。
ナイジェリアチームはまさに挑戦者であった。
が、かれらはニッポンに挑戦しているのでは決してない。
かれらの視界には、世界、つまり、ヨーロッパの強豪クラブチームのスカウトたちの眼しかない。
かれらはこの世界大会でオーディションをうけているのである。
そのチャンスにめぐまれた。
かれらはそう考える。
われわれはえらばれたのだ、と。
ニッポンはまさか、そんなふうにはおもってもいまい。
自国リーグを持ち、いっぱしのプロフェッショナルとして個人事業主となる。
そんな国は、かぞえるほどしかない。
それが世界。
それが実情である。
ニッポンはめぐまれている。
ただ、極東だ。
Far east なのだ。
2戦目のニッポンは初戦の相手フランスよりもウィークポイントが多い。
プロフェッショナルリーグの歴史は浅い。
個が弱い。
独創的ではない。
組織的とはいっても、個々のアイディアの総量となる攻撃にかんしては、ヴァリエーションを欠く。
ゆえに個の打開が少ない。
得意な攻撃パタ−ンもない。
速い、といっても槍。
融通はきかない。
カウンターアタックをしかけられない。
韓国にくらべ、精神的な強さ、がない。
シュートで終わる、という意識がない。
指示待ちになりやすい。
先制すれば強いが、先制をゆるすともろい。
ならばチャンスじゃないか。
こうしてナイジェリアチームの士気はあがる。
個が弱い?
ならば、1対1で勝負してやろうじゃないか。
ナイジェリアチームは気合充分。
それに打ち勝つにはかれらの気合と同等か、もしくはそれ以上の気合をもちあわせなければ五分とはいえまい。
戦術以前の問題ということだ。
サッカーはシンプルなスポーツです。
むずかしくしているのは、われわれです。
現ブラジル監督ドゥンガはいう。
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