スペイン語をマスターするには
Q スペイン語の文法は複雑か?
A: 中学1年程度の英語の文法用語が分れば問題ありません。
英語と同じように動詞、名詞、冠詞、形容詞、副詞、前置詞などの品詞があります。
また、文を構成する要素も S+V+O+C です。
しかし、「直説法」と「接続法」という英語にはない動詞の概念が存在するのも事実です。
Q スペイン語の発音は簡単か?
A: 簡単です。一部を除いてローマ字式に読めば十分通じます。
*「J」は ハ行の音になります。Japon(ハポン)
*「h」は発音しません。Hotel(オテル)
*que は「ケ」、qui は「キ」と発音します。queso (ケソ)、paquete
(パケテ)
*paella のように「ll」になると「ジャ」、「ヤ」、あるいは「リャ」の音になります。
*「gi」は「ヒ」、「ge」は「ヘ」と発音します。gitano(ヒタノ)、gente(ヘンテ)
*「gui」は「ギ」、「gue」は「ゲ」と発音します。Guernica(ゲルニカ)
Q 動詞の種類が多いのでは?何種類の動詞があるのか?
A: 全部で14種類あります。それぞれの用法をしっかりと理解する必要があります。
*直説法 未来・未来完了・現在・現在完了・点過去・線過去・大過去
*接続法 現在・現在完了・過去・大過去
*可能法 単純形・完了形
*命令法
Q 動詞の語尾変化を覚えるのは大変では?
A: 動詞が主語の人称・数に応じて6通りに変化します。また、規則動詞と不規則動詞に分かれます。
直説法現在形の活用形をしっかり覚えれば他の時制にも応用できます。
いずれにしてもスペイン語をマスターするためには、動詞の活用形をきちんと覚えることがポイント
です。大きな声で「リズム的」に語尾変化の練習をするといいでしょう。
Q 単語は何語ぐらい覚えれば十分か?
A: 1500語ぐらい覚えると日常会話には不自由しません。しかし、新聞を読んだり、ニュースを理解した
りするには3000語は必要です。
幸い、スペイン語の単語は英語に似てるのが多いので覚えやすいかもしれません。
政治・経済・技
術用語など難しい単語ほど英語とほとんど同じです。
Q 英語が得意だと簡単にスペイン語はマスターできるか?
A: 残念ながらノーです。
確かに文法的に英語と類似しているし、単語もそっくりのが多いです。
しかし、14種類も動詞があるうえに、6通りに語尾変化し、さらに発想方法もスペイン語と英語は異
なる点が多いのです。
英語がペラペラの人がスペイン語がすぐにマスターできるというわけではないのです。逆にフランス
語やイタリア語が話せる人はスペイン語は簡単です。
Q ネイティブの先生に習わないとだめか?
A:そんなことはありません。スペイン語がまったく分らない初心者なのに、ネイティブでないとだめと勘
違いしている人が結構います。
スペイン語をゼロから勉強するには日本語で基礎的な説明が必要です。日本語がよくできない先生
に習って混乱している生徒が多数いるのも事実です。
Q 日常会話をマスターするにはどれぐらいの時期が必要か?
かなり個人差があります。努力も必要ですが、それ以上にセンス(リズム感)の問題もあります。語学
に向いてない人はいくらがんばっても無理でしょう。逆にセンスのいい人は1週間1回(1時間半)の授
業を受けて、1年で日常会話ぐらいはできるようになります。
Q 能率のいい勉強方法は
A: まずは、基本文法を理解し、14種類の動詞の使い方をマスターすることです。
ひとつひとつの単語として動詞を暗記するのではなく、必ず例文といっしょに覚えるべきです。
よくスペイン語で考えろといいますが、初心者には不可能です。日本語からスペイン語に翻訳する
練習を繰り返すしかないと思います。ただし断片的な語句にとらわれて、日本語的な表現にならな
いように注意しなればなりません。日本語とスペイン語の発想の相違をよく理解することです。
Q スペイン語を仕事に生かすことはできるか?
A: スペイン語ができるだけではまず仕事はないでしょう。通訳・翻訳も英語に比べると仕事量が少な
く、それだけで生計をたてるはむつかしいです。中南米の大使館で働くこともできますが、待遇はよ
くありません。
一般の企業に就職を希望する方は英語や専門技術も身につけたうえで、スペイン語をマスターすれ
ば就職面で有利になると思います。
Q スペイン語の検定試験にはどういうのがあるか?
A: DELE、西検、通訳ガイド試験があります。
DELEはスペイン政府公認の検定試験です。試験は世界各国で行なわれます(スペインで受ける
こともできます)。初級、中級、上級があり、上級はかなり難しいです。
日本で行なわれている西険は1級〜5級まであります。やはり、3級以上に合格しないと価値はな
いでしょう。
ガイド試験は1次(スペイン語筆記)、2次(会話)に合格すると、最終的に3次試験(日本の歴史、
地理など)も受けなければなりません。