レイアウトのベースとなる基礎工事
3.走行が安定していることを確認したところでレールへの給電ポイントの増設とDCC駆動を前提とした電力マネージメントを検討しました。今回のレイアウトでは内周り、外回りそれぞれの経路が長いこと、同一経路内に2〜3編成の車両を同時に走行させたいこと、更に走行中、多数のポイントをグループで同時に切替えることなどを考慮して、電源容量のマージンを確保したいと考えパワーブースターを2個使いとすることにしました。パワーブースターを内周りと外回りで別々にドライブするためダブルクロスポイントや他の渡り線(ポイント)間でギャップを入れ電気的に分離しています。2台のコントローラーとブースターを接続してスムーズに走行することを確認してジオラマ製作前の基本的な作業を終了しました。レールへの給電等の電気的留意点は後ほど説明します。
1.レイアウトベースの高さは65Cmとしました。ベースの下に自由に潜れ、中で作業が出来るように配慮しました。レイアウトの面積が大きく真ん中付近に手が届かないため、ジオラマ製作時の作業がやりにくいことや、車両脱線時の復旧作業も容易に行なえないことからレイアウトの壁面側に2箇所、人が入れる穴を設けることにました。この穴は山の裏側となって正面からは見えないようにジオラマの配置を工夫しています。更に、ジオラマ製作時にはベースに乗って自由に作業が出来るようにしっかりとした基礎工事をすることにしました。ベースの基礎は10.2×4.4Cm
の断面を持つ角材を使ってペースをつくりその上に22mm厚のベニア合板を全面に張りました。ちょうど小型のステージかお立ち台といった構造物となりました。これなら大人が2〜3人乗って飛び跳ねても安心で、造り付けのレイアウトとしても充分過ぎる強度が確保できました。
2.設計したレイアウトを基にレールの敷設を開始しました。
内回りの周回は山の中腹をスパイラルして高い位置にコースを取るレイアウトで線路の勾配は列車の登坂力を勘案し3%の勾配以下となるよう計算で割り出した寸法で敷設しました。レール敷設後に実際の測定器で勾配を測り、指定した勾配になっているかを確認しました。坂の始まりと終わりの高低差や坂の長さは設計通りでも実際にはカーブなどがあり部分的に勾配が微妙に違っているところが発見され何度か手直しを行ないました。全ての路線を繋ぎ脱線や登坂力に問題がないか詳細に調べました。この時点では従来のDC電源による走行実験としました。又、落下しても良い車両で高速運転させてカーブやポイントでの挙動も注意深く観察しました。列車がカーブを高速で走行したときに外側に転倒しないようにするため、わずかにカントをつけています。模型の場合、高速走行時に脱線しないなどの機能的効果がどの程度か確かなことかはわかりませんが・・・・。
勾配測定器
小型でカーブでも測定可能、スケールは建築用のため換算する必要がある