ヤードのバラスト処理
ヤードには多くの線路が敷設されており、隣り合う線路間にパラストが一体となって撒かれています。また駅構内のポイント付近も同様です。これらのバラストをジオラマで表現するため造り付けレイアウトではバラスト材料を一様に撒いて、木工ボンド薄め液を塗布して固定する場合がほとんどです。レイアウト製作時は二度とレイアウトを変更しない気持ちで取り組んでいますが、時間が経過するとレイアウトの変更を行いたくなるものです。その場合、固めたバラスの撤去を行う際の苦労やユニトラックレールのペースにポンドやバラストが付着して見苦しくなる場合を経験された方も多いと思います。さらに木工ボンドの薄め液を塗布する際にポイントの機構にしみこませてしまったり、レールを汚して導通が悪くなる事故も経験します。そこで今回は直接線路に木工ボンドの薄め液を塗布せず、準備した基材に事前にバラストだけを撒いてから、線路などと共に設置する方法を考えました。写真のように線路間にバラストが撒かれたように見え、違和感もなく完成させることが出来ましたので製作方法をご紹介します。
☆方法は、ベニアをベースとしてバラストを事前に固定した細長いパーツを作成し、線路間に置く方法です。これですとユニトラックレールやポイントがボンドで汚れることもなく撤去の際もレールを外す感覚で撤去できます。
線路と線路の間隔はレールの規格からもわかりますしポイント付近のカーブした変形のスペースは実際に紙の上に線路を置いて型紙を作るのも良い方法です。
準備するのは @化粧ベンヤ板、Aバラスト、B木工ボンド、Cバラストと同じ色調のグレーの塗料、Dカッターナイフです。
☆化粧ベニアはメラミンなどのつるつるしたタイプでなく塩ビなどのクロスを加工されている化粧ベニアを選択します。ヤードでの線路間隔[ユニトラックのベース間隔]は狭いケースでは6mm程度でこの幅で1〜2mと長細い板を必要とします。これだけ長いとベニア材でないと折れ易くなります。又、ベニアでも経年変化で積層の接着剤の強度が落ちてしまいますので、化粧材で強度を増してあるものが好都合なのです。
☆化粧ベニアを型紙の通りカッターナイフでカットします。切れ味がよければそのままでも良いですが、切った小口は紙やすりなどで整えておきます。
☆化粧材側を裏にしてベニヤ板にグレーの塗料を塗ります。小口も忘れずに塗ります。撒いたバラスとの隙間から基材の色が見えないように塗装します。
☆塗装が乾いたら木工ボンドを厚くむらなく[0.5〜1mm程度]塗ります。ボンドは薄めず使うのがコツです。
☆木工ボンドが乾かない内にバラストを均一に撒きます。バラストの表面がフラットに均一になるよう上から板などで軽く押して表面を整えます。このまま1日、放置して木工ボンドを乾かします。
☆ボンドが乾いてバラストが完全に固定されたことを確認してから掃除機の細いノズルで固定されていないバラストを吸い取ります。ベニアの小口に付いたバラストはカッターや平ドライバーの先で落とします。ボンドを厚く塗ったことでバラストが厚く固定され立体感があります。線路間にセットするとバラストの仕上げ面を自然に見せています。完成したバラスト板はフラットのはずですが、もし捩れたり浮き上がるようでしたら10cm間隔でゴム系のボンドを少し付けて浮き上がるのを抑える程度でよいでしょう。
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ベニヤ板にグレーの塗料を塗ります、小口も忘れずに塗ります