火を消すチャンス

「地震火を消せ」という標語がありますが、実際火を消すチャンスは三回あります。むしろ揺れているときに火気に近づくほうが危険な場合もあります。


1、揺れを感じたとき
最初の揺れはそう強い衝撃ではない場合もあります。グラッときたその瞬間に使用中の火のそばにいればすぐに消しましょう。
2、揺れが収まったとき
大きな揺れのときは火を消すどころか身動きをとることも困難です。一度机のしたにもぐるなどして身の安全を確保して、揺れが収まってから火を消します。
3、出火したとき
もし出火しても、1〜2分程度では燃え広がってはいないはずです。手近にある消火器やバケツの水などで十分消せるはずです。

しかし、個人の力で消せるのは火が天井に燃え移るまでです。火の手が天井に回ってしまったら一刻も早く近所の人や消防に知らせ、協力して消化しましょう。
 


台所で食事の支度をしているときなど火を使っているときに揺れを感じたらすぐに火を消すことです。しかし揺れが来たときにてんぷらなどをしている場合は火を消したらすぐに離れましょう。また、天ぷら鍋から離れていた場合(それ以前に火にかけている状態で鍋から離れないでください)は火を消そうと鍋に近づいてはいけません。油が飛んだり、場合によってはこぼれて大火傷を負うことになってしまいます。
普通天ぷらの油は180度程度で調理されますが、そのまま加熱し続け450度になると自然発火します。しかし地震の揺れの間にここまで温度が達することは普通はありません。また、揺れでこぼれた場合も火さえ消えていれば温度が下がり逆に安全になります。
 


カーテンや障子のように燃えやすく垂直な状態にあるものに火がつくと一気に燃え上がり、すぐに火が天井に達してしまいます。こうなってしまうと手遅れで逃げるしかありません。障子やふすまに火がついたらすぐに取り外して床に押し倒してしまいましょう。炎が小さければ踏んで火を消したり、座布団や衣類で叩けば消えます。
カーテンは防炎のものにしたり、防炎スプレーで不燃性にするべきでしょう。