門や塀には要注意

地震が起きたときに怖いのは家屋などの建物の倒壊です。しかし以外にも怖いのがブロック塀なのです。家屋の倒壊や道路の亀裂はみなさんも想像できると思いますが、ブロック塀の被害は想像できますか?
 


1987年12月17日、千葉県九十九里浜の沿岸の直下でM6.7の強い地震が起きました。このときのブロック塀の被害は一部損壊も含めると2792にも達しました。この地震で亡くなった二人はこの下敷きになって死んでしまったのです。このとき被害を受けたブロック塀は建築基準法の基準を満たしていないものがほとんどだったようです。この地震は人口密度のあまり高くない地域で起こったため、被害者は2人でしたがこれが首都圏などの人口密集地域で発生したらとてつもない被害になってしまうでしょう。
また、ブロック塀が倒壊し、道を塞いでしまうような状況になると、避難が遅れたり消防車両などの緊急車両や緊急輸送車両などの通行の妨げになってしまいます。
ブロック塀は一見すると頑丈そうで、今の時代は「プライバシー」を守るためとそこかしこの住宅に設置されています。しかし、地震が発生するとこれは非常に危険なものになります。地震時にブロック塀などが近くにあったら近づかず、すぐに離れるようにしましょう。そして現在ブロック塀を使用している住宅ではそれが耐震構造になっているかを確認し、なんの対策もない場合は補強や取替えを行う必要があります。補強には様々な手段がありますが、市町村によっては生垣に取り替える費用の補助を行っている自治体もあります。
横浜市では既存のブロック塀を撤去して、生垣を設置する場合1mあたり6000円、10万円を上限として助成する制度があります。このような助成制度を利用して自分の住宅から危険をなくしましょう。それは自分自身の安全につながり、近隣住民や緊急車両の通行の妨げにもならず、災害発生時に多くの人を助けることにつながるでしょう。