だるまの足日記∞8月

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さとう

今日は、神奈川県藤沢市にある「耳から聞く図書館」という所へ、だるまの3人でボランティア活動に行ってまいりました。その施設は、目の不自由な方や、知的障害の方々が利用している訳ですが、その建物内のエレベーターでの出来事です。知的障害のお姉さんが、ハリのある大きな声で、「下へ行きまーす。いいですかあ。下へ行きまーすよー。」と、エレベーターのボタンを押さえ、親切に皆に声をかけてくれています。「下でーすよー。」そこへ、60代ぐらいのおばさまが息せき切って走って来ます。「乗りまーす。いいかしら?」と聞くと、お姉さん「だめです。」おばさま「えっ?」お姉さん 「いっぱいだから、だめです。」おばさま「……。」お姉さん 「下へ行きまーす。下ですよ、いいですかー。」これは、ネタでもなんでもありません。本当のお話です。

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森下

今日のテーマは「ネタを考える」だー!と暑い中机に向かってぼうっとしていたら、星野夫妻が『四畳半フォーク』に合う写真を撮りにやって来た。何でも仕事に使うらしい。
我が家の畳と、ガットギター(しかもおんぼろ)、そして夫のケベ氏のキャラが、お眼鏡にかない撮影順調!
おしろい花の向こうの小窓に、ギターを抱えて空を仰ぐケベ氏。今時いないよこんな人は。昭和フォークの世界なのか、家はっ!

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森下

だるま3人で、割烹着を着てみる。なんだか、炊き出しのおばさんのようである。日本女性の歴史を感じる代物である。
そして中に着物を着てみると、千人針をお願いする人のようである。小料理屋の女将さんのようでもある。あら、いらっしゃい。一本付けましょうか。ふふふ、日本酒が飲みたくなる。(何かっつーと飲みたくなるね、この人は)
これを衣装にしてみるかどうか、おおいに検討中。

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星野

稽古で「七つの子」を歌っているうちに、3人ともトリップ。ああ、こわかった。

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星野

今日は稽古が休み。よしっ、ホームページの星野のページを作るぞっ、と思いつつ、気分転換、及び、涼をとりに、まんが喫茶に。らんらららん、と、席を決め、ドリンク準備。ただの自動販売機があって、冷たいのと熱いの5種類ずつある中から、『カルピスソーダ』を選ぶ。そして、まんがの棚の前に立って、ぐるりと見渡すと…。あった。『バカボンド』の新刊だっ。うふふ。面白いんだ、こりが…。『バカボンド』で悟りを開いた後、『週刊ヤングサンデー』の「花マル列伝」で、闘う魂に火をつけ、内田春菊さんの2巻ものを読み、しめに『感動の名作・最終回』とかいう、「巨人の星」とか「アタックNo.1」とか、人気まんがの最終回ばっかり載せた本を読んでみた。それにしても「タイガー・マスク」の終わり方って、すごい。…1時間20分で550円。あー、楽しかった。

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森下

星野の夫君であるところの、水野良昭氏が作曲を担当したミュージカル「ココ・スマイル2〜約束の金メダル〜」をだるま3人+友人で見に行った。駅伝競走を通しての少女達の成長物語である。当然のこと、出演者は可愛い女の子達20名くらいである(大人は、4名しか出ていないのだ)。年の頃は、中学〜高校といったところ。まだ顔が定まらない不思議な雰囲気の真っ只中である。ああ、そんな時もあったわねえ、青竹のような まっすぐな心と体、うんうん、と思って観ていたら前の席の女性が泣き出した。ハンカチで拭いても拭いても涙が止まらない様子。まだ物語も中盤、しかも泣くところじゃないぞ。どうしたの?そうか、このかたは、出演者の誰かのお母さんだ。娘が大きくなって、一生懸命歌ったり、踊ったり、演技をしたりしているのを観て、感極まってしまったのだ。私だって二十歳の頃子供を産んでいたら、ちょうどこの位の子がいるんだよなあ(少しサバを読んでいるかな)、と思ったら急に私も母の気持ちになってきた。ああら、不思議!涙が出そうになるじゃありませんか。よくぞ大きくなってくれた。私は力いっぱい応援するぞー!
見方が変わってくると人間というものは、恐ろしい。すっかり少女達の母になり、ラストのシーンでテーマソングを歌うところでは、思わずパンフレットの楽譜を見て、一緒に歌い出す始末。そして、隣りに座っていたさとうかずこにも、ご一緒にという感じで楽譜を差し出したところ、何を思ったかさとうは、「ぷはぁっっ」という変な音を出して、涙を流しながら笑い出すではありませんか。その妙な音に、先程のお母さんが振り向いて、不信感を丸出しにした。そりゃあそうだ。いいところなのにどうして、この人達は涙を流しながら、歌ったり、笑ったり、変な音を出したりするの?まじめにやってよ。と思ったに違いない。
ごめんなさい、お母さん。でもあなたの娘さんは素敵でしたよ。どの子かわかんないけど。

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森下

我が家の前に、遊歩道がある。その向こうに神田川が流れている。
遊歩道を通る人々が「鴨の親子だ−」「かわいい!」と口々に言っているので、大急ぎで表に出てみた。川を覗き込むと、いたいた。
お母さん鴨の後ろに、小鴨が6羽。まだ10センチくらい。茶色の羽に黄色に羽がちょぼちょぼ。ひよひよと水に浮かんでいる。
かわいいっ!かわいすぎる。ちゃんとお母さんの後に、一列に並んで泳いでいく。
川端には見物人が並んでいる。ふと気付くとそれは少年野球の一団で、コーチのおじさんを先頭に、ヘルメットのがぼがぼな少年達が後に並んでいた。「かっわいーな」「カラスにやられないかなぁ」などと言い合っている。
しばらく見ていた一団は、コーチの「しゅっぱーつ」の一声で、きれいに並んで走り去っていった。

川面と川端の、二つの列。
ふふふ、頑張れよ、と心の中で、旗を振る。

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星野

今日は、浅草東洋館にて『だるま食堂』4年ぶりのステージ。出演後、森下が言うには、「星野が遠―くにみえた。」…ひえーっ。

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さとう

わたしの家の隣には、ナゾのおばさんが住んでいます。とても愛想が良くて、感じのいいおばさんなのですが…。以前、そのおばさんがひどい腰痛を起こして、見たことのない男の人が「救急車を呼んでください!」と、あわてて駆込んで来た事がありました。後日、お礼に来たおばさんに、「息子さんに初めてお会いしました。」と言ったら「あれはうちの主人です。」と言われ、ビックラこいた事がありましたが…。今日、我が家の冷蔵庫にビールが一本もない事に気がつき、買い物に出かけようと、ドアを開けた時でした。隣のおばさんが冷えた缶ビールを10本ばかし持って、天使のように立っているのです。「ねえ、お宅ビール飲まない?」「飲みます、飲みます、だーい好き。」と、私ったら何て意地汚い。「私、ビール飲めないのに友達が置いてっちゃったのよね。そうめんも沢山あるんだけど、食べない?」私の意地汚さは、ちょっとやそっとでは止まりません。「いただきまーす。」と、うれしくて有頂天になった私に「ウチ、うるさくない?」「いいえ…。」「私、最近パチンコの勉強を始めたの。なかなか上手くならなくて、集中的に特訓してるんだけど、うるさかったら遠慮なく言ってね。」「???」天使のおばさんは、ナゾの言葉をかけてニコニコ笑って去って行きました。隣に一番接近している我が家の台所で耳をすましてみると、聞こえる聞こえる…、チーンジャラジャラ、チーンジャラジャラ。ウーン、やっぱりナゾのおばさんだあー。

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星野

今日は、知人、甘木さんのお引越しのお手伝い。手に軍手、腰にタオル、頭にバンダナ、格好は完璧。しかし、すごい陽気でございました。汗は噴出し喉はひっつく。荷物を運ぶたび、心の奥の方から、「びーる、そりゃそりゃ、びーる、どっこいどっこい、びーる…」という声が響いてくる。
引越し後、甘木さんの「お茶でも…」のお誘いも「ビールを飲みます」と辞退し、だるまの3人で足をからませるように近所の定食屋さんになだれ込み、「生ビール3つ」乾杯をするや否やジョッキにかぶりつき、30秒程の静寂が…。プハー。生きててよかった。

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