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魚豆根菜やまもと 恵比寿

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Japanese
恵比寿から高輪に向かう道を歩いていくと、左手にライトアップされた店が現れてきます。紺地に白抜きの店の紋がデザインされた暖簾をくぐり、飛び石を渡り店内へ。背の低いくぐり戸を抜けると二人の料理人を囲んで檜のカウンターが広がります。
モダンで意表をついたアプローチと違い、店内はいたってオーソドックスなカウンター割烹。糊の利いた白布のカバーがかかったイスのデザインなど、どこか古の昭和の雰囲気を醸し出しています。最近利用可能となった4人がけの小上がりで楽しみましたが、2,3人でカウンターのほうが趣があるかもしれません。

本日いただいたのは出来立てのお豆腐から始まるやさしいお味のコース。どれも素材の滋味あふれる旨みを上手に引き出しています。素材にはかなりこだわりを持っており、有機野菜である事は当然として全国各地より取り寄せているようです。

また多くの料理に豆が使われており、ほくほくとやさしい食感に満たされます。こうしたやさしい、淡い味付けのコースは概して単調になりがちですが、、山椒の実、柚子胡椒等の和のスパイスを効かした肴系の料理が途中でうまくはさまれており、そうなることを避けています。でもちょっとスパイスがかぶっているような気もしました。。

ビールはエビスのビンのみ。日本酒、焼酎、ワインが準備されていますが、銘柄が分かるメニューはありません。私たちは日本酒をいただきましたが、東北地方の日本酒を中心に料理に合わせて色々と出してくれました。苦手な大吟醸はほとんど無く、純米が多かったのもとてもうれしかった。

2003年8月にオープンしたこちらのご主人は「松下」で修行をして独立した齢30歳の気鋭の料理人。
私は若い料理人にはどんなに「技術」があっても定番料理から外れたオリジナリティあふれる料理を創ることは難しいと考えています。
定番料理を作るのは「職人技」。オリジナリティあふれる料理を創るのは素材の組み合わせや味に対する「想像力、感性」が重要。なんといっても経験、体験がモノをいうからです。

30歳にしてこの料理を作る山本氏に私は大変期待しつつ、あまり有名にならないでひっそりとこのお店を続けていって欲しいと都合のいい事を考える次第です。。。ええ。


DATA
渋谷区恵比寿3−12−16
03-3280-6630
17:00-22:00
日曜日
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