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■バッハが用いた「調律法の王冠」の印章
バッハは、敬虔なキリスト教信者(プロテスタント)だったことは知られています。この王冠をよく見てください。なんと謎めいていることでしょう。実はこの模様の1つひとつが重要な意味をもっているのです。王冠の頂上についている三つ葉は※三位一体を、左右対照にある飾りはキリストの※位格的結合をを表わしています。王冠の上部に横に並んだ七つの黒い丸は純正五度を、同じく五つの長方形は狭められた五度を表わしています。すなわちこの王冠は驚くことにベルックマイスター調律法を図であらわしているのです。バッハはベルックマイスター調律法を認めてこの印章を作りました。この調律法がバッハ時代の音楽ばかりでなく、近代に至るまでの音楽全てに於いて色彩豊かで立体的な素晴らしい音の世界を可能にしてくれるのです。私は平均率を否定する者ではありません。しかしベルクマイスター調律法が様々な理由で一番意にかないます。
■三位一体
神は父と子と聖霊であることにおいては三つのペルソナ(位格)をもつが、神であることにおいては一つの実体として存在するということ。つまり、一なる神が父と子と聖霊という三つのペルソナにおいて啓示されたことを示すもの。
■位格的結合
神は一体であると同時に三体ではなく、一体でありながら三つのペルソナとして存在すること。
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■補足
ベルックマイスターや平均率について興味のある方は寺島達司氏の名著、「ゼロ・ビートの再発見」(東京音楽社版)をお読みください。(長らく絶版になっていた「ゼロ・ビートの再発見」ですが、このほどショパン出版から待望の復刻版がでました。)
調律法の王冠について興味がある方はチェンバロの調律ーバッハのひびきを再現するー(東京音楽社版)をお読みください。
バッハの作品番号はW・シュミーダー編の「バッハ作品主題目録」Bach Werke Verzeichnis(略記BWV)が一般的に用いられている。
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