住まいの中にあるほこりや、花粉などが原因となって起こる目のアレルギーのことです。結膜に異物がついて、それを排除しようと免疫反応が起こります。
症状は、まず目やまぶたが非常にかゆくなります。目をこすったりかいたりしていると、目がゴロゴロとした感じになり、痛みが加わってきます。放置しておくと、充血したりまぶたの周りの皮膚がはれたり、角膜(くろめ)にゼリー状の目やにが出てくる場合があります。まずかゆい段階で、すぐに眼科医に診察してもらうことが肝心です。
また目だけでなく、気管支ぜんそく、鼻炎、皮膚炎など身体のいろいろな所にいろいろな症状が出ることがあります。
アレルギーの原因物質のことをアレルゲンと呼びます。
アレルギー性結膜炎には、スギ花粉などが原因で起こる「季節性のアレルギー性結膜炎」(いわゆる花粉症)と、ハウスダストとよばれる家庭内のほこりや薬剤、コンタクトレンズの刺激が原因で起こる、季節を問わない「通年性のアレルギー性結膜炎」とがあります。
季節性のアレルギー性結膜炎(花粉症)
アレルゲンには次のようなものがあります。
スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、リンゴ、コナラ、ギシギシなど
季節性のアレルギー症状を軽くするために
1. 外出時はマスク、メガネを着用する。
2. 帰宅時は、玄関で衣類をはたいて、花粉を室内に持ち込まない。
3. 顔・目・髪を良く洗い、花粉を落とす。
4. 花粉が多い時は外出を控える。
5. 睡眠は十分に取り、疲れを残さない。
6. 空気清浄機などで室内の花粉を減らす。
通年性のアレルギー性結膜炎
アレルゲンには次のようなものがあります。
ハウスダスト、ダニ(死がいや糞も含む)、頭髪、フケ、カビ、食べ物のカス、真菌、動物(犬、猫、モルモットなどの上皮やセキセインコの糞)、点眼薬、化粧品、コンタクトレンズなど
通年性のアレルギー症状を軽くするために
1. 掃除は必ず掃除機を使用し、廊下やタンス、机、棚の上などはよくしぼった雑巾で拭く。
2. 布団は天日干しする。
3. 冷暖房機や加湿器は慎重に使用し、部屋の通気をよくする。
4. 犬、猫、小鳥を飼うのは控える。
アレルギー性結膜炎の治療
血液検査や皮膚のパッチテストで原因を確定し、明らかなものは取り除くことが重要です。治療には、抗アレルギー作用のある点眼薬が有効です。症状がひどければステロイド薬の点眼を併用することがありますが、副作用もありますので、医師の指示に従いましょう。
また、毎年必ず花粉症になる人は、症状が出そうな時期より2〜3週間早めに抗アレルギー剤を使用すると、症状が軽くなります。(季節前投与)