ロービジョン(Low Vision)という言葉を聞いたことがありますか?
直訳すれば「低視力」、見えづらい状態のことをいいます。障害者手帳の有無に関係なく、字を書いたり読んだり、移動したりなど生活に不便を感じている人は病気や加齢によって年々増加しています。
自分の見え方を知り、何に困っているのか、どのように解決するかを眼科医、視能訓練士、メディカルソーシャルワーカーなどの協力のもとに一緒に考えていくのがロービジョンケアです。今持っている視機能を最大限に活用して、「見えづらい」から「見える」へ クォリティーオブビジョン(QOV:Quality of Vision)の向上を目指します。
| ロービジョンのネットワーク |
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| ロービジョンケアで行っている内容 |
| ・視機能評価 ・眼科的診察 ・補助具の評価・選定 ・歩行活動に関するアドバイス(歩行訓練士など) ・日常生活に関するアドバイス ・福祉サービス (身体障害者手帳、特定疾患などに対する相談) ・カウンセリング(メディカルソーシャルワーカー) ・患者団体や支援団体の紹介 |
現在、ロービジョンのための施設が全国的に増えてきています。身近に生活の不便を感じているロービジョンの方がいたら、ぜひロービジョンケアを行っている眼科への受診をお勧めしてください。
ものの見え方
通常の見え方
ぼやけて見える
・全体的にぼやけて、霞んでいる
・パステルカラーや中間色の識別が難しい
・夜間はヘッドライトがまぶしい
(疑われる病気)視力障害、白内障など
真ん中が見えにくい(中心暗点)
・中心部分が見えにくく、文字の読み書きや人の顔が識別しにくい
(疑われる病気)加齢性黄斑変性症など
視野が狭い(視野狭窄、視野欠損)
・日常生活が困難
・夜間や暗い場所が見えにくい
(疑われる病気)網膜剥離、網膜色素変性症、緑内障など
色について
私たちの生活には多くの色があふれています。
物の見え方は、隣り合う色との対比(コントラスト)、色の明るさ、照明や太陽などの光量に大きく影響しています。
遠くからでも確認しやすいコントラストの高い配色は、危険を知らせる目的の道路標識や、強い印象を与えてアピールする企業のロゴマークなどに多く使われています。
ロービジョンの方は、照明を考慮し、身の回りの生活用具などにコントラストを高める工夫をすると見やすくなります。
写真協力:聖隷横浜病院
