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[LAN工事とは?]
LAN工事・・・、一般的ではないかもしれませんが、かなり重要なシゴトです。
LAN工事とは、大きく言えば、建物間のファイバー敷設や建屋内の縦管・横管のケーブル敷設を言います。
もっと細かいものだと、サーバ室内のラック架台工事、ネットワーク機器のマウント、及びLAN配線など多岐に渡ります。
実は、ネットワークエンジニアたるものレイヤ0としてこのLAN工事を知っておくことは 価値があります。
なぜか?というと対向のネットワーク機器の前提に応じて、
光コネクタ形状や光ケーブルの芯数、及び距離に応じてMMF、SMFの選定を行う必要が出てきますし、
現地では、光のスプライシング(これを束ねている箱を成端箱、もしくはスプライシングボックスと言います。)の場所の調整など
LAN構築をしようとすると避けて通れないのです。
また、LAN工事業者も職人なので、あまり知識がない人には、冷たく、
まともに相手をしてくれないこともあります。
(特にLAN工事業者の方々は、年配の方が多く、若年層は少ないです。逆をいうとかなりチャンスなのですが・・・。)
「ネットワークエンジニアは、LAN工事なんて知らなくて良い」なんて思っている人は、
ある意味、ネットワークエンジニアとして、プロフェッショナルではないと私は思います。
LAN工事に立ち会う機会がある人は、ぜひ、その用語や何を伝えれば作業出来るのか等を観察することを推奨します。
[LAN工事の部材について]
ここは、いろいろあり過ぎるのとそんなに細かい話をしてもしょうがないので、 以下にリンクを貼ります。
[ラックについて]
ラックとは、ネットワーク機器などを搭載するための入れ物です。簡単にいうと、本を本棚へ入れるのと同じで
ネットワーク機器をラックへ入れるのです。
なお、ラックは大きく分けて、2種類あることをご存知でしょうか?
結論からいうとネットワーク機器を入れることを想定しているラック(俗にネットワーク・ラックといいます。)と
サーバを入れることを想定しているラック(俗にサーバ・ラックといいます。)の2種類あります。
本ラックですが、明らかな違いがあります。
ネットワーク・ラックの場合、ネットワーク機器に耳を付けて化粧ネジで止めるだけで良いのですが、
サーバ・ラックの場合、それ以外にケージ・ナットと呼ばれる器具を前後に付けて、その上で化粧ネジをはめるような構造になっています。
(サーバ・ラックの方が頑丈なのですが、このケージ・ナットを付けるのも、外すのも手が痛くなり、私は苦手でした。)
次にラックの大きさなのですが、基本的に42U(約190cmくらい)のラックが一般的です。
シャーシ型の機器であれば、1台につき6U〜12U、もしくはそれ以上、
ボックス型であれば、1台当たり1U〜3Uがスペースとして必要になりますので、その機器をラックに入れていきます。(これをラック・マウントといいます。)
また単純にラックマウントしていけば良いんでしょ?と勘違いしている人が多いので、あえて記載させて頂きますが、
単純にネットワーク機器をラックにギュウギュウに詰め込むとケーブル配線はぐちゃぐちゃ、機器の撤去の際にも困ってしまう・・・と
良いコトなしです。
ケーブルをきれいに配線するためのケーブルマネージャ、もしくはケーブルダクト、パッチパネルの準備、
又、かなり重たい装置や、小さい機器のために棚板の準備、そして機器間を1Uずつ空けて
ケーブルを逃がすスペースを創る等、適切なラック実装が重要です。
(そうしないからスパゲッティみたいな状態のラックが出てきてしまうのです。結構、散見されます。。。)
[ケーブルについて]
ケーブルとは、ネットワーク機器間を接続するケーブルを指します。
主な種類としては、LANケーブル(Cat6、Cat5eなど)と光ケーブル(SMF・MMF)があります。
(ちなみにときどき情報処理試験で出てくる同軸ケーブルについて、ケーブルの色が黄色だったので、一般的にイエローケーブルと
呼ばれていますが、2008年現在において、概ね利用されていません。)
ビル内などの建屋の縦管で利用する場合、基本的に光ケーブルを用います、又、多くの場合、500m以内で接続出来ると思いますので、MMFでつなげます。
横管で利用する場合、距離やそのケーブル管の状況にもよりますが、LANケーブルを用いるケースが多いです。
なお、ネットワークエンジニアとして、ネットワーク機器の光コネクタ形状についてある程度理解しておく必要があります。
既存ネットワーク機器と接続する場合があるので。
詳しくは、ネットワーク機器の光モジュールの実装仕様を見れば良いのですが、
各年代の製品によって、概ね以下の通り、光コネクタの形状は判別出来ます。
2000年以前の製品だと、STコネクタ 2002年頃の一部製品(エクストリーム製品とか)だとMTRJ
2002年〜2005年頃の製品だとSCコネクタ
2005年頃から現在に至ってはLCコネクタ
それぞれのコネクタの違いを理解し、光ケーブルにおけるコネクタ形状をLAN工事業者へきちんと伝達する必要があります。
ちなみに上記の光コネクタですが、ネットワーク機器側に搭載する光モジュール(GBICとかSFPと呼ばれているもの)にも
MMF用のものとSMF用のものとあります。両対向のネットワーク機器で種類を合わせておかないと当然ですが、
通信出来ません。
コネクタ形状詳細については、アライドテレシスのケーブル/コネクタを参照下さい。
[LAN工事部材の単価について]
NW機器、サーバですと、標準価格が定まっており、どのくらいの仕切り率(標準単価に対する提供単価の仕切っている割合・率を指します。)で
提供されるかはメーカ・販社・自社との取引状況で決定されます。
LAN工事保守部材は?というと、上記に若干近いですが、そもそも標準価格があってないようなものなので、
機器と同じ感覚で見積もることは出来ません。
一次の卸問屋であれば、大量にファイバーやケーブルなどを買い込み、自社でケーブルをカシメ使って、
創ったりしますので、そもそも標準価格というのがないのですね。
また、原価となる部材も流通事情によって、流動的に変化します。
よって、ある程度は、単価はあるものの、都度、価格が違ったり、ということもあります。
LAN工事の見積り精査は、上記の事情も理解しつつ行う必要があるため、経験が重要になるといえるでしょう。
素人が、むげにLAN工事業者を叩くと、LAN工事業者も職人さん気質の方が多いので、
販社のような紳士な応対ではなく、荒くなってきますので、注意が必要と思います。
[機器諸元・電源コネクタ・電力について]
ここは、受注後のファシリティ準備、もしくは、設備設計について記載します。
NW機器の諸元(※機器の大きさ・インタフェース形状・重さ・電力など)を調べ、ラック実装を決めます。
又、必要な電力・電圧、及び用意すべき電源コネクタ形状を確認します。
電力については、VA、もしくはWで機器仕様を見れば書いてあります。
電圧について、NW機器でいうとCatalyst6500などのシャーシ型タイプの機材は、
200V対応のみのものがほとんどです。
Catalyst3750等のボックス型タイプの機材は、100-200V対応なのですが、
付属の電源ケーブルが100V対応のみというケースがほとんどです。
(200V対応にするには、別途有償で専用ケーブルを購入する必要があります。)
又、電源コネクタ、これが実に深い、デファクトスタンダードな規格はNEMA規格です。
調べてみると判りますが、このNEMA規格には、いろいろな形状があります。
シャーシ型タイプの製品は、NEMA 5-20、NEMA L6-20などさまざまですので購入する機器の型番
を調べて確認する必要があります。(要確認すべき事項です。)
ボックス型タイプは、概ね、NEMA 5-15 です。
次に実際にラック実装を考慮して電気系統の準備方式を考える必要があります。
シャーシ型タイプのNW機器用に主系・従系で異なる電気系統の分電盤から200V電圧を
引っ張りこみます。又、同様に主系・従系で異なる電気系統の分電盤から100V電圧を
引っ張り込みます。
全て200V電圧を引き込んで、100V変換するやり方もありますが、
一般的に本方式は用いません、恐らく引き込み費用が割高になると思われます。
(新たに100V電圧を引き込めず、設備上、やむを得ない場合のみ用いられるやり方です。)
本部分は、かなり物理的な話ですが、とても重要な事柄のため、
ぜひ、知っておくべき事項だと考えます。
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