18. ルビンの盃







この絵をご存知の方はたくさんおられると思います。
これは「ルビンの盃」と言われ、心理学では有名なものです。

内側の白い部分を見ると盃に見えて
外側の黒い部分をみると、二人の横顔が向き合っているようにも見えます。

形に見える領域を「図」、その背景となって見えるのを「地」といいます


このように、一枚の絵でもどこから見るかによって、違って見える場合があります。
とくに見る人の立場が違っているときには、このようなことが時々おこります。
 
このように、受け取る側の、そのときの「こころ」の状態によって、
素材や情報が上手く伝わらずに理解されるということがあります。
私たちも、思っている事や考えはしっかりと伝わるようにしましょうね。



では、日常の風景の中にある「図と地」を。


@ 「テーブルの上にコーヒーカップがある。」

  これは、テーブルを背景の「地」として、コーヒーカップに注目して「図」として見ています。


A 「部屋の中にテーブルがある。」

  これは、部屋を背景の「地」として、テーブルに注目して「図」として見ています。


B 駅で人を待っている時、改札口のところを見ていると
  降りてきたたくさんの人の中から、友達を見つけた。

 これはたくさんの人を背景の「地」として、友達を注目して「図」として見ています。


それから、
人と話をする時にも、何に注目するかで話も違っていきます。


例えばね

Aさん「昨日 旅行に行って来たの。」

Bさん「誰と?」

Aさん「家族と行ってきたのよ。みんながね〜」と

家族のことについて、話が盛り上がります。


では、

Aさん「昨日 旅行に行ってきたの。」

Bさん「旅行に?」

Aさん「うん。沖縄にね。海がとっても綺麗でね〜」

と、旅行に行ったことについて話が盛り上がります。


Aさんが旅行に行ってきたということは、同じなのに
質問する内容によって、話がずいぶん違ってきます。

質問上手で、お話し上手になりましょうね。




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