9.相手に頼みをきいてもらうには





 あなたが街を歩いていているときに、「ちょっとアンケートに答えてください」と言われそのくらいなら 
と思っていたら、「今ちょっとキャンペーン中なので・・・」と言われて、なんだか断り難くなったことは
ありませんか?

 ウインドウショッピングをしていて、買う気がなかったのに、お店の人に勧められるとおり
商品を買ってしまって後悔したと言う経験はありませんか。
「よろしかったらご試着をしてみませんか?」 なんて言葉をかけられ、
「試すだけならタダだし、まあいいか」と思い試着したら、「いかがですか?」と言われ、
逆に買わないほうが悪いような罪悪感にかられ、商品を購入してしまったことはありませんか。

 相手に頼みを聞いてもらうには、まず相手が断りにくい簡単な内容で攻めます。
例えば、一つお伺いしていいですか?
1分だけ、お時間をいただけますか?
すぐに終わりますから一つ聞いていいですか?
ちょっと聞きたいことがあるんですけど?

こういう相談や質問はすぐには断りにくいですよね。
それで答えてもらったら、先ほどの質問よりちょっと詳しい質問をします。

じゃあ、○○についてだけどう思うか聞かせてください。この○○を、一度使ってもらえませんか?など。

これは、「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」(段階的要請法)と言って、
日本語で言うなら、「ドアの中の足 技法」 というところです。

 初めに小さいお願い事を受け入れてもらうことで、次に大きなお願いを受け入れてもらいやすく
する方法です。 小さい要求を承諾させると、大きい要求も承諾させやすい、ということです。
「なんだ、そんな単純なことか〜」と言う人もあるかもしれませんが、心理学的にもいろんな角度から
実証されている事実です。人は、「いい人」に見られたいという意識があるものです。
「いい人」に思われるのならと、小さな頼み事をきくことによって、同じ人からの次の頼み事が
断りにくくなることが多いのです。 

 セールスマンはこの方法をよく使います。
「私は悪い人でいいんだ〜」と、たまには思うことも必要かもしれませんね。
 




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