ワッシャー

TRASH



Up Data 12/30
「良い年の瀬を」
Up Data 12/15
「品集めと古物商証認可」
Up Data 12/13
「流浪と徒労」
Up Data 12/09
「ウィンストン.O.ブギーの事」
Up Data 12/02
「LESSON.3」




「良い年の瀬を」

1997/12/30.ICCH


予定通り12月25日、クリスマスに店をオープンしました。
長らくのご無沙汰でした。
言い訳がましくなるのを承知で弁明をさせていただけば、忙しかったのと
開店準備に戸惑い、細々とした雑務に追われていたという事である。
ページで開店までを実況中継だとか言っていたわりには、実に情けない 結果。
年末も年末、明日は大晦日ではないのか!
全く実感も湧かないし、無関係でさえある。

さて、この一週間あまりは、通常モードにアクセスするのに躍起になっていた。
とは言え、何もかも初めての経験で、とりあえずある感覚を遮断して対処して
いかなければ、すぐに突き込まれてしまう。処世術です。
どこかしらで、冷静に、そして醒めていなければ、際限なく色々なものが流出してしまう。
それは、付き合いであったり、お金であったり、社交辞令であったりする。
そんな現実の慇懃無礼な振る舞いにも、甘んじなければならない。

ただ、今年97年を振り返り見れば、本当に多くのHARVESTに恵まれた。
全部が、リンクしていると言っても過言ではない。
今まで自分が生きてきたものが、全て投入されて、現在の姿を維持しているといった感じだ。
当初の思い込み通り、店舗を半ば強引に現実にしたが、これはまだゲーム途中の
カードが配られた状態でしかなく、これから長い長い道のりを
荷を背負って歩いていかなければならないのだ。Carry That Weight!

開店前は、3日程、徹夜でレコードの値付けを慣行した。
CDの方は量もたいして多くはなく程良く完了したが、レコードだけは店に
運び込んでから、盤を磨いて、さらに在って無い様なプレミアなども存在するし
激烈を極め、店舗の什器搬入及び内装が完了したのも、開店3日前だったので大変であった。
そんな中、自分は、のんきなのか逃避なのか芝居を観に行き、朝まで飲むという
暴挙に出たりして、自身で首を絞めたりしてしまう。
だから、自業自得な部分も非常に多い。

今年の営業は、昨日で終了した。
たくさんの友人、知人に助けて戴いた。
感謝しています。
また、インターネットを始めて半年あまり、たくさんの刺激に触発された。
この場で知り合った方々から、色々なものを分けて戴いた。
いつかそのエネルギーを違った形に変えて、返さなければならないだろう。

開店に駆けつけてくれた、高円寺の中古盤屋「ヨーロピアンパパ」店主・新童さん
池袋「シルバラード」店主・三原さん
田中さん夫妻、うさぎと彼氏
美佐緒ちゃん、美穂ちゃん…
ツリーを大阪から送ってくれたHIPPI、ありがとう。
花を送って戴いた関係各位、電話で祝辞をくれた方々、感謝です。
開店当日ネオン看板を取り付けてくれた、矢島工務店の方々。
そして、準備を手伝ってくれた菅野、企画・設計の父には特別の感謝を…!
陰ながら支援してくれた母にもお礼を言います。
(何か、外国人の書いた本の序文みたくなってきたなぁ)

この辺でやめときます。インチキ臭くなりそうだから…
最後に、品物を提供してくれた方々にお礼を申しあげます。
98年も、よろしくお引き立て下さい。

(これから、やっと忘年会です。今夜は飲むぞー!)



「品集めと古物商証認可」

1997/12/15.ICCH


先週末、池袋「シルバラード」にて飲み、気絶して店内で雑魚寝。
ジョン追悼の時の、BJさんと黒木さん、終電でライヴの打ち上げから脱出して来た
平さんと、朝までであった。
夕方から10年来の友達(皆さん、子持ちなので早々と帰宅された)と集まって
飲んでいたので、さすがに後半はベロベロでした。
つい2、3年前には、ここの店主の三原氏とその奥様連合とはよく集まって
飲み明かしたものだったが、やはり結婚とか子育てとか生活に追われる うち
自分も含め、会わなくなっていってしまいます。
ただ、それでも、誰一人その頃とたいして変わらず、よしんば変わっていたとしても
その素振りも見せずに、その当時のノリに戻れるという事は良い事で
あります。また、そうゆう機会があれば…。

「シルバラード」では以前、アルバイトをさせてもらっていた。
95年開店で、去年の冬、三原氏が眼の治療の為、緊急入院してしまって
半年程、休店してから今年に復活して、今に至っている。
その頃よく来ていただいたO氏に偶然出会い、自分が店を開く旨を話したら
レコードを売っていただけるという事になって、今朝お邪魔させてもらった。
素性を明かすのもどうかと思われるのでO氏とさせて頂く。
実に有意義な訪問であった。かと言って、詳しくも書けないのが残念である。
彼は、某アーティストのレコードジャケットのデザインや、また 多才に
某アーティストのプロデュースなどもやっている。
だから、某某だらけで申し訳ないが、楽しめる訪問だった。
部屋中、引っ掻き回してもらって、そんな彼の知り合い達の音を聴かせてもらい
当時、まだ自分は2、3歳だった頃の音源に耳を傾けると、同じような空気を吸った
みたいな気分にもなってくる。
趣味で集められた10inch盤を買わせて頂いた。これが、また自分は
戦前の軍歌のSP盤なんかを想像していたら、全く違っていて苦笑した。
80年以降のバンドの初回限定プレスもので、そんな趣味的なレコードが
存在する事すら知らなかった。
ナンバリングが入っていたり、装飾が贅沢だったり、ジャケット自体がとても
奇麗なものばかりで、素晴しかった。
これぞ、アーティストのエゴ丸出しといった、儲け度外視のものばかり。
マニアック度は、フル稼働でしょう。
さらに、日本のフォーク全盛期の貴重なアルバムの数々、拝むのみであった。

そんな有意義な訪問の後、家に戻ると、警察から電話。
古物商許可証の認可が、めでたく下りました。
なんか今日はいい感じ?
18000円の手数料の割には、ちゃちな許可証であったが、まあお役所仕事だ。
車検シールみたいなもので、決まり事なんだから仕方無いのだ。
それと、また驚いたのが、古物台帳と標識がオプションだって事。
てっきりここで貰えると思ったら、協会のお偉方の所で販売との事。
じゃ、やっぱり手数料、割高だよなぁ。

そうして週明けにしては、なんとなく気持ちは高揚している。
熱っぽい?ん、、、熱っぽい?何、頭痛が痛い?
め、目眩がするぅ。と言うことで、楽あれば苦あり。
簡単には、いかないものである。週末の乱痴気騒ぎのツケはしっかり取られる。
皆さん、暖かくして寝ましょう。
そんな週明けです。明日からも、品物探し巡業である。



「流浪と徒労」

1997/12/13.ICCH


街は賑やかだ。
彩り鮮やかに、誰もが忙しなく、師走を駆け抜けていく。
ツリーって気が早いなと思っていたら、X Dayも目前に迫りつつある。
去年のX'masは、七面鳥の丸焼きとフランスパンと赤ワインで、最後の晩餐
よろしく、スコセッシ監督の「最後の誘惑」を見たっけ。
この映画は面白いっす。イエスが人間として描かれていて、悩み、苦しみ、
戸惑い、十字架に張り付けになりながら安楽な誘惑に打ち負かされて、
違った人生、それは普通の人間の様に結婚し子供を設けといった生活を
味わうという、ちょっと冒涜気味な自分の様な無宗教者には、たまらなく
楽しめた映画でした。

触発から、3年あまり、悶々と過ごした時間を一気に決着するべく、時間が
転がり始めている。コトを呆然と見送る事に、忙しい。
店舗契約から、約一ヵ月あまり、実感を伴わず不安に駆られる。
ああ、他人事じゃないんだよなぁ。
生活に、背を押されるまま(誰もが同じく)勤めをこなし、自身をなだめ
すかし、誤魔化し、了解させて、衣食住にありついてきた。
公衆便所とたいして変わらない仕事でである。自尊心を金と交換する仕事。
掃除人、ビラ配り、ガードマン、興信所、スキーレンタル、ビデオレンタル、
煙草屋、スナックボーイ、皿洗い、古本屋、単発で合法的な人体実験やら、
ぬいぐるみに入ったり、Q2なんてのもあったなぁ。
で、どうやら長期に渡り、辞しては返り咲いた仕事が、唯一中古盤屋であった。
仕事は、金銭を得る為にやっている。
昨日を以て辞した仕事は、駐車場の発券係であった。
2年余りの生活の糧、無感情な自動発券機だ。
思考は邪魔なだけで、合理性を追及すれば機械が一番なのだから、
単に自動化の手間を省いているだけである。
最後の仕事、少しぐらい感懐深げになるかと思いきや、相変わらずの胸糞悪さに
苦々しさを噛み潰すしかなかった。
こいつはいい事かも知れない。
これだけの屈辱感と劣等感を与えて貰えば、奮起する気炎も上がろうというものだ。
どこにでも、くそヤロウは居る。
一番最後に来た水商売風の客がベロベロに酔っ払って、いきなり道筋のポールに
車を追突させ、雷でも落ちたかの様な凄い音をさせた。
見ればベンツはおしゃか!最後っぺに楽しいショーが見られて良かった。
繁華街の掃き溜め、泥酔した輩ばかり、事故らない方が不思議だったが
あの小母ちゃんは幸運な方で、相手が物だから良かったものの、者だったら
洒落では済まない。車なんて金で解決するんだから、全然マシだ。
キリストだって、残酷な笑みを浮かべてそのショーを楽しむだろう。
ここに集まる連中の失敬千万な、高圧的ブルジジョアジーに接すれば…
神は偶像でなく人間である方が良い。
便所へ行けば、神さんだって紙に頼ってるんだから。(By.岡林)
この街は、不夜城だ。朝になれば、白々とするくせに…。

クリスマスだ!忘年会だ!と浮かれて、歩調同じく、階段を降っていく
能面顔の一団を、かきわけしながら階段を駆け上がっていく。
まさか、そいつが自分だなんて、、、そいつは調子に乗り過ぎだ。

同じように時間は経過していかない。
X'masツリーをへし折って歩く人、桜の新芽を摘んで歩く人も居る。
だからって、行きかう人を妬むより、黙って眺めている方が自尊心は傷付かないってもんだ。

さて予定通り進行したのなら、12月25日, X'Dayに『HERE SCENES』は
オープンとあいなります。
今週は、壁紙の張り替え、電気配線、床張りなど、内装は体裁を整え始め
什器類の発注、及び制作も始まった。
試行錯誤して、思案を練ってるうちに骨組みが決定し(途中、白紙に戻ったりしたが)
8日に設計図が仕上がったら、一気に転がり始める。
図案から、施行、制作過程へ工程が進むにつれて、スピードが早まる。
来週末には、什器の搬入も済み、一応セットは完了するはずである。

自身もそのスピードには戸惑うが、さらに追い付いていけないのが商品であった。
自身の所有レコード300枚放出、CDは現在聴いている為に、搾り出せても100枚前後。
レコードと言えば、数年前まで1000枚程あったのだが、某中古盤屋に
叩き売り、まさか自身がこの仕事をするとは夢にも思わず、後悔しきりである。
友人の協力を得て、なんとかレコードは格好がつきそうなのですが、
問題はCDである。開店までの目標数2000枚には、程遠い。
が、無い袖は振れませんから、背伸びのメッキもすぐに剥がれちまうだろうし
買取りのみオープンも思案中です。ああ台所事情…。
某大手中古盤屋のセールものから引っぱってくるという方法もあるのだが
利潤は皆無だ。当り前だ。ダイレクトに買うのだから…。

スピード、さらにスピード、もっとゆっくり急げ!

開店予定日まで、12日なり。



「ウィンストン.O.ブギーの事」

1997/12/09.ICCH


A.T.フィールド展開中!
なかなか、ここまで降ってきてくれる人は少ないようなので、安心して
自分の深層をさらけ出すことが出来る。と言っても、勿論、人目を気にして
ではある。エヴァンゲリオンってよく出来た話だと思うよ。
願わくば、10代に観ておきたかった。もう、この歳になると補填済みだから…

12月7日、日曜日、恒例のジョンレノン追悼ライヴを開催致しました。
今年で3回目を迎える。
参加してくれた方々、関係者、大阪から駆けつけてくれたHIPPI、
電脳界から参加してくれた方々、皆様に感謝致します。
そして、協力を惜しみなくしてくれた全ての人にお礼を申しあげます。

ここからフィールドが設けられるのですが、ここからは自戒の念を込めて。
恒例というものは、いつでも日常に埋没しがちで、慣性の法則が働きがちで
油断をしてると、すぐ取り込まれてしまう。
これで良かったのか、惰性にはなっていないか、色々考えます。
観に来てくれた方は楽しんだのだろうか?そして自身は?
これは永遠の命題です。全ての企画に付きまといます。
この資本社会に、無償でエネルギーを放出できるのも、ジョンが好きだから
ROCKが好きだからと、臭い言い方で理由を付けてしまいます。
同時に自分自身の満足であるとも言えます。だからって、お金を支払って
観にきてくれた方々全員に、満足を与えられるなどと思い上がった気持ちなど
到底、持ち得るはずもなく、右往左往するだけです。
だから問題は自分自身に返還され、問えるのは自身にだけです。
ROCKと酒で舞い上がっている時は、それに依存して気持ちよく進行している
様な気になっていますが、ふとその仮想に気が付き、白けが襲ってきた時
果たしてどうなるのでしょう?
白けは悪です。興に乗るというのは、爽快感を伴い、恍惚感を得ます。
その祭りに水を差す積もりもないし、かと言って虚栄の市はご免だ。
無意味な繰り返しと、堂々巡り的思考になってきた。
そう君は不満足であった訳なのか?
境界線は、いったい何処にあるのだろうか?
演奏自体には不満足である。自分だけにです。
こればかりは、どうしようもない。
それはなぜかと言うと空虚だったからである。醒めていた。
そして、そんな事を言う自分に腹が立つ。
これは危険な発言である。同時に失礼でもある。でも他意は無い。
言葉尻を捕えられ、誤解を招かれるのも困るが、傍観者になったり当事者に
なってみたり、分裂気味な自身を発見するに至り、また安易な解決方を 選ぶ。
次回、頑張るという台詞である。

歩みを止めたら、それっきりである。もう戻ってはこない。二度と…。
それを教えてくれたのが、この企画に関わった人達である。
背中を押してくれるのは、そういった諸兄達である。
今回、満足を得られなかった人に出来る事は何も無いし、許して頂く他は無い。

ジョンが行ってしまって随分経つが、彼のエネルギーは生き続けている。
その歩みを止めた奴には腹も立つが、その繰り返しでは何も生まれやしない。
それはエネルギーの無駄使いだ。だから、侮蔑と憐憫を…
この、全ての発端には、それがある。

言葉では伝わらない事も、たくさんある。諦めるしかない。

Jai Guru De Va Om.
Nothing's Gonna Change My World.
Nothing's Gonna Change My World.
Nothing's Gonna Change My World.
Nothing's Gonna Change My World.




「LESSON.3」

1997/12/02.ICCH


何の進展も無いなんて事もないが、差し当たって目に見える成果は上がってない。
一応、店らしくする為には、レジスターだとかが必要なので、秋葉原まで
出かけてみたら、OLD Macintosh Classicが安価で売られていたので
購入してしまったり、セキュリティとかの名目でCCDカメラを 購入したり
目的のものは、後回しになってしまった。
ふらふらと当て所もなく漂っているような、身の置どころのない居心地の悪さ
意味の無い倦怠感と、不安が、重たい。
自身の弱気な所が露出しているようだ。

何時も思う事は、バランス感覚という事。
調節=バランス、先行投資をして、供給が賄い得られ回転を始めれば、
これは順調に進展していく見込みもありますが、一方がそのバランスを
崩したりすれば、そのシーソーゲームも終了なのです。
そして今、けっこう楽しい準備期間なのかも知れません。
まだゲームは開始されていないし、カードを切って配っているところなのです。
何が配られるのか、緊張の面持ちで待っているところ。

LESSONなどと烏滸がましい題名で、実況中継中。

12月は、すでに始まり、恒例になりつつあるジョンレノンの追悼企画が目前と迫り、
今年も終りなのだとしみじみ思う。
と同時に、これから始まる"Carry a Long Long Time"の重圧が目障りだ。

父親が、店内の内装&デザインを思案してくれている。
自分ながら、土壇場になって、急遽回れ右してしまう部分に辟易する。
指針は無いのか。
あるのですが、自信が無くて…。
こらこら、あんたの店や!
はぁ。
という背後取り的な部分が嫌なのです。そうも云ってられないが …。
居抜きのままという訳にはいかず、結局手を大幅に加える事になった。
厨房はともかくとして、カウンターや壁紙や、果ては天井もぶち抜いてと
エスカレートするばかりである。大変だ。
まずは基本的な部分を造っていかなければならないのに、それを邪魔するように
素人が割り込んで(自分の事)ややこしくしてしまっているようだ。
その打ち合わせの為、父ともよく会って飲んだ。まだ詰めの部分は 空白であった。
しかし、改めてプロは違うと感心させられる。
当り前だ、それで飯喰ってんだから、なのだけど、着眼点が全く違う。
技術は当然だが、それよりも引出しをたくさん持っている事の方が重要だ。
髪を切りに行って、誰それにしてくれと言っても通用しないというのは
プロとして失格だと思う。バックアップを、どれだけたくさん持っているか
という事が重要だし、センスはそんな土壌から生まれるのではないか?
そして、父はある程度まで理解してくれたような気がするのです。

師走は誰もが忙しない。内装工事も、そんな時期、時間がずれ込んでいく。
さらに、古物商の認可の予定も立たない。
それを吹き飛ばすかのように、12月7日にLIVEである。これとそれは別物。