ワッシャー TRASH
Up Data 12/30
「Good Vib」
Up Data 12/25
「一周年ヌーヴォー」
Up Data 12/21
「よそ者」
Up Data 12/14
「Let`s Get Old」
Up Data 12/03
「No Smoking」




「Good Vib」

1998/12/30.ICCH


嫌が上にも年末。どうにもこうにも師走。ついには98年度も幕引きだ。 と意気込んでみたものの、毎度の如く、相も変わらずの年越しムード。 30回も迎えていると新鮮味も感動もあったもんじゃない。永遠に繰り返すリハーサルのようなもんだ。本番はいつやってくるんでしょう? ま、それでも、やってこられたコトに感謝せねばなるまい。偶然の産物なり。いつ、ちょっとした運命の悪戯てやつで、歯車の噛み合いがズレてしまうやも知れない。この確率ったら、もう天文学的数値を示してる。もう一回、過去へ戻って同じコトを繰り返したって、ここでこうやっていられる可能性なんてありゃしない訳で、そう考えると両親、さらにその両親、さらにさらに遡って御先祖様にまでとばっちりが、いやいや繋がっている事に感謝するべきだ。今まさにバトンを持った走者は自分であるのだから、次に走る奴にこのバトンを渡さねばならない訳で、それが種の存続のプロセスなのだ。わかんないけど、本能てのがあるならば分かってるはず。

メールマガジン、発行数を勘定したら50号に達していた。そして本日、今年最後の発行をした。大晦日に向けて、何をやるにも今年最後というので片付くので、何か区切り好きの自分としては楽な気分で遣り過ごせる。 もう一度、頭からゼンマイを巻いて、曲を楽しむ気分。失敗したって恥をかいたって、やり直せる。そりゃ素晴しい事実に違いない。

98年を振り返る必要もあまりない。概ね良好だった。アイロニーでもシニカルでもなく、たくさんの人達に助けられた。それを意識するもしないも、本人次第だろう。だから、あまり肩が凝らないような人付き合いがいい。 刺々しく、ぎこちなく、BAD VIBで接したくはない。遊び、余裕のようなもの、余白を残しつつ、安楽な心持ちで居れば、優しい気分になれる。 優しい気分になると、他者を攻撃しないから良い。他者を攻撃すると、自分が痛くなるから、自分が嫌な心持ちになるのを防止するためには、優しくなればいいという、至極ご最もな方法である。 それが、みんな分かれば、PEACEFULな世の中なんだけどな。

BEATLESが、GRATEFUL DEADが、Good Vibなのは、そんな波長を出しているからに他ならない。そして、そんな下にみんなは集まるものなのです。 根がしっかりしてるから。
今年最後の更新です。本年中はお世話になりました。来年も何卒よろしくお願いいたしまする。


「一周年ヌーヴォー」

1998/12/25.ICCH


メリークリスマスる。暖かい聖夜をお過ごしの事と思います。 無宗教の分際でキリストさんの誕生を祝うというのも変な話ですが、自分にとってはヒヤシンス店がオープンした記念日なので、とにかく乾杯なのである。無闇、矢鱈と「メリークリスマス!」と声を掛けて顰蹙を買わないよう、お気をつけを、この世にはそんなささやかなお祭りでさえ火をつけて大火事にしてやりたい、と思ってる人々がたくさん居るから。ツリーを折って徘徊する輩、門松をなぎ倒す輩、桜の新芽を摘む輩、そんな輩が誰かの頭上に爆弾を落として平気な顔してる。

一年がこうも呆気なく過ぎてしまうと、少し意外な感じもする。 始める前の気概や憧憬などは散り散りになり、どこか手の届かない所で浮遊して、まず、現実の対策や避難やそんな問題が優先されて、それに追われて袋小路で途方に暮れ、最初の戸惑いや不安が日常のものとなると、慣れて鈍感になっていき、緩和された肉体や思考は弛んで醜くなりけり。老い衰えていく事とは、緊張感が減退していくこと。常に新鮮で刺激的に生きていく為には、飽きないこと。酒やら日常やらで曖昧になっていくんだよなぁ、とため息するのも、また通過でしかない。自分にとって、これから未来は前人未到の領域なのである。すでに、あちらこちらに旗はためき、足跡が轍がゴミだって捨てられていたりするだろうけど、通り道はそこだけじゃない。 とにかく、なんとかなるもんだなぁ、というのが率直な感想だ。 どんなに鋭利なものだって、削れたり擦れたりしていくうちに丸みを帯びていく。そうやって熟れていくように、世界の均衡は保たれているようだ。 だからこそ、時にはその均衡をわざと破壊して、そのエネルギーを利用して 新たな土壌を生成するんだ。

BITCHが死んだ時、周囲には誰も居なかった。誰もが自分を避けているという妄想さえあった。3人の友人が居てくれた。 そんな時、手を差し伸べてくれた彼女も秋には結婚した。その時に泣きじゃくっていた彼女は、今年の初めに結婚した。5年間ぐらい一緒に住んでいた人だ。もう一人が、自分の子供を身籠った。そんな流れなのだろう。 子供が出来る、とは妙ちくりんな感覚だ。何とも形容し難い。それを表現しなければ、この駄文は無価値だ。とは言え、実感が伴わないまま時間が過ぎていき、着々と彼女は病院へ通い、X線写真などを貰ってきていた。 どんどん実感を伴っていく彼女と反比例して、益々、疑い深くなっていく自分。その写真には、宇宙人を捕まえたという例の写真ぐらい信憑性が乏しい。などと客観視していても仕方無いので、籍を入れた。 それが98年12月の事件だった。予定日は99年、7の月だ。ノストラダムスさん、どうする?

今年のボジョレーヌーヴォーは美味らしい。まだ飲んでいない。大阪で、ボジョレーワインの話になり、「ボジョレーって何色?」と素頓狂な事を問うた上に、「何年も寝かせるといいのでしょう?」とまた馬鹿な質問したりした。よく、わからん。"ヌーヴォー"とは"新しい"という意味らしい。 だから新しいのをその年に飲むのが正しいらしい。らしい、ばかりで申し訳ないが、そうらしい。今回の一周年セールも、お早めに飲み干して欲しい、そんな願いを込めているのだ。
ひっぴ、奇麗な鉢植えをありがとう。初めて電脳界で知り合った友達。
平さん、ひーちゃん、ワインと苺をありがとう。優しいです。
RED G MONSTERの吉岡さん、ボトルをありがとう。今年、知り合えて本当に良かったです。
皆様、一周年、ご愛顧感謝します。Merry Christmas !


「よそ者」

1998/12/21.ICCH


冬になると、各々の世界が隔離され、遮断されているような感覚に襲われる。正確に言うと、確実に個々の思考は相見えるはずはないのだが、暖かい気候にほだされて錯覚を起こし、寒さの朝には砂を噛む事になるのだ。 もう、どうしてもそうなるように出来ている。自殺を止められて、さらに生き地獄、また追い込まれて自殺したら、生き延びちゃって植物人間みたいな間抜けな話になってしまう。仕方無し、楽しい出来事の前では不幸な顔をしておこう、そうすれば不幸も次回は見逃してくれる、という訳にもいかず、 プラスの後にはマイナスがやってきてプラマイ・ゼロに陥れられる。 それでもそれでも、なんとかなるさ。根拠も断言もそこには無いけれど。 その瞬間だけでいいから君が傍に居てくれさえすればいいんだ。 その共有した時間は、誰にもねじ曲げられやしないから。本人でさえもね。 だから普段は、よそ者で良し。

なんだか今日は、無性にイラついていた。夥しく腹立たしいのだ。寒い事にもむかつくし、通り過ぎていく奴らにもむかつくし、寝不足にもむかつくし、自分をうまくコントロール出来ない。エネルギー漏れが起こってる。 それで、中島みゆきだのRCサクセションだのを聴いていた。 日曜日はこの辺りの人間の数より、よそ者の方が多いので、慌ただしいだけで疲労するばかりだから。

うって変わって静かな月曜日です。昨日の夜は、RED G MONSTERや、Coccottiの方々に誕生日を祝ってもらった。よそ者じゃなかった夜だった。 本当にこの一年、あそこを知って良かった。それが一番の収穫だ。 その後は、平さん達と忘年会というハードスケジュールで、大量に酒を流し込んだ。もう一つの流れだ。それぞれの場所に、それぞれの自分が居て、時々それが互い違いになってしまうと妙な違和感を感じるんだ。 たくさんの人の中にもう一人の自分が存在してる。その存在とのギャップが疎外感を生んだりするんだ。

さあ、明日から第2弾セールの開始だ。現金掴み取りをやってみたかったが、自ら試してみたら10円玉でさえ50枚以上掴めてしまって、そんなんやったら赤字なので諦めた。宝釣りという案もあったけど、それも保留。 やっぱり祭りは夏だから。クリスマスで一周年、なんとか一年もちました。 どう考えても自分一人の力じゃない。この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとう。ビリケンさんと、家の近所の地蔵様、来年もよろしく。


「Let`s Get Old」

1998/12/14.ICCH


恥の多い30年を生きて参りました。などと言っても始まらないが、30年生きたという事は紛うこと無き事実であり、その事実に驚愕するのであった。 肉体は日々衰え、錆びたり故障したりするだろう。でも今のところ運転を中止する予定は無い。まだ折り返し地点、いやいや3分の1といったところかも知れない。歳を取っていく事を楽しもう。Let`s Get Old!

サンドイッチ式に文章を挟んでいこう。↑はパンです。なにサンドでいこうか?

歯医者へ出かけた。なんと虫歯だった。やっぱり幾つになっても、歯医者は怖いものだ。いちいち手に持っているものが気に掛かる。それが凄い音を出したりなんかしたら、恐怖だ。注射を打って神経を麻痺させて歯を削るなどと説明するので、注射は止してと哀願した。我ながら 情けない。然らば薬でゆっくり神経を殺していきましょう、と言うので、その方法にした。 それで虫歯でボロボロになった歯の隙間に薬を詰めて、何を食べてもその薬の風味が口の中に漂うのであった。

三日三晩、飲み続けだ。口内を消毒してやろうと、大量にアルコールを流し込んでいる。煙草は止めたので、喰うようになった。それでも、やはり煙草が欲しくなるんで、貰い煙草でいく事にした。非核三原則みたいなもんで、持たない、持ち込まない、使わない、だ?あくまでも原則として、煙草を携帯しないが、あれば吸うという都合の良い解釈でいこう。向かいのBAR"RED G MONSTER"の第2、4金曜日は、西村さんがD.Jをやっている。だから大勢のお客さんが訪れる。我々は席を追われ、真向かいの"Bar Cocotti"へ非難する。えーいボトルを入れてしまえ。そして朝を迎える。土曜日は、"RED G"の通常形態に戻り、常連何人かとフリーのお客さん達とゲームをして夜を明かす。単純な積み木とサイコロを使ったゲームなんだけど、負けるとバーボンショットで一気、又はデコピン。ふと我に戻ると、すでに正気を失った何人かがひっくり返っていたりする。自分もその仲間入りだ。全く夜な夜なこんな 事の繰り返し、ループだ。それでも楽しいのだから、飽きるまでフラクタルにループが繰り返されていくんだろう。それはそれで有意義な事だ。

ジョンの追悼ライヴ、無事に楽しく終えた。特に今回は、池袋勢と下北勢がブレンドで8:2という感じで、とっても良い。今までのような極端に傾いた比重が拡散してくれた。自分がカウンター内に入らずとも、ちゃんとドリンクなり会計なりチケットもぎなり役割分担がはっきりしていて、それが普通なのだけど、よけいな負担が無くて良かった。それとトップバッターで我々が切り込み、合間、合間の妙に時間が開いてしまった時間に何度も登場してみたり、それが許されるぐらい緩和した空気が良かった。8時間という長さにも関わらず、最後まで付き合ってくれた方々に感謝します。ライヴだったにも関わらず、最初と最後に戻ってきてくれた、平さんと宗さん、ありがとうございます。やっぱり最後は大将がとどめを刺してくれました。 皆さん、来年もどこかで出会えます事を…。

これから年末、加速度的に酒の席が増えていく。この風習にも困ったものだが、何しろ何だかんだ理由を付けては飲みたいだけである。身体を壊さないように、Let`s Get Old!





「No Smoking」

1998/12/03.ICCH


関西から戻り10日あまり、漫然ともせずに、呆然と時間を見送っていた。 たくさんの事が予告も無く、正体も見せずに、迫ってきては、苦笑いしたり含み笑いしたりして、掠めていく。月は変わり、ようやく自分自身の位置を把握すると、30歳が目前に迫っていた。それに、クリスマスでレコード屋HERE SCENESも一周年を迎える。たかだか一年の道のりなど知れている。 だが、それが地層を形成し始めると、途端に得体の知れない時間の重みを感じ始めた。心を動じるな、感情を殺せ、朦朧として生活をこなしていけば、すぐに老い衰えていくはずだ。処世術、惑ろっこしい事を回避する為には感覚を麻痺させておく事が必要だ。しかし、それは虚言だ。何かしらをデッチあげて安心しようという企みだ。ま、そんな事、どちらでも良い。好きにさせておくさ。

ジョンレノンの命日が近付く。80年12月8日の忌まわしい事件から、18年もの歳月が流れた。でも、まだ燻っている。燃え盛る炎こそ見えないが、この18年間、絶えず燻っていた。これからもそうだろう。あの不条理な事件は 放置されたままで、諦めと挫折感だけを色濃くさせるばかりで、確かに死んだ者は生き返りはすまいが、この事件で蟠った気持ちは生涯解決されようはずもない。彼の仕事は、益々、神々しく皆の心に残り生き続けていくだろう。運命なんて安っぽい言葉なんかで括られるような事柄ではない。

禁煙を始めた。煙草の値上がり、しかも国鉄の借金の尻拭い、それに最近あまり煙草が美味しいと思えなくなってきていた。日常のほんの数分を煙をふかす事に費やし、それが無くなると一大事のように慌てて、死守する為に買い措きなどをしたりして、実にみっともなく狼狽する姿はあまり楽しくなく、やっぱり税金が夥しく腹立たしい。生活が180度変わったような錯覚を起こしている。煙草の銘柄を変えるという事でさえ大変なことだった自分だけに、生活の一部だったものをストップさせてしまうとたくさんの支障が起こってきている。自分の身体にとっては、煙草は害どころか、健康のバロメーターでさえあったのだ。集中力の欠如、イライラして怒りっぽくなり、ストレスが過剰に重い。目の前は霧がかっていて、まるで起きながら眠っているよう。それでも、もう止めだ。飽き飽きしてる。

どこまで店舗の家賃を払わないでいられるか、という実験をしてみたら、2日過ぎたら不動産屋が心配して来店されたので、仕方無く本日、支払った。 今までが遅れる事なく、不動産屋に出向いて世間話と家賃を持って通ったので、通常と違う動きに敏感な反応を示した、というところだろう。 今月は苦しかった。家賃を工面する為に借金をした。 カードで借金するのも初めてだったが、あまりにもお気楽なキャッシングで、些か驚いてしまった。カード突っ込んで、暗証番号ポンで、現金バァーだもの。こりゃ自己破産してしまうのも無理はない。そうして雨ばかり降っている寒い外を睨みながら、セールの準備を進めていこう。稼がなくっちゃいけない。もう12月なのだなぁ。