ワッシャー TRASH
青い水晶の嵐の年(YEAR OF THE BLUE CRYSTAL STORM)



律動(6)の月(Rhythmic Moon)
「excuse」
「助走」




「excuse」

律動(6)の月21日【KIN 159】青い電気の嵐
G暦2005.01.02


2005年、明けました。おめでた。相も変わらずの正月風景でございますが、今回は少し気合いを入れ、 大晦日、三が日ともHERESCENESは営業しています。 横臥新年よりはマシだとはいえ、お客さんとダラダラ呑み続けてるだけなんですが(正月を口実にして)。 BAR営業も1年と5ヶ月が経ち、様々な事が通り過ぎていき、季節は巡り螺旋階段、白い壁も少しばかり黄ばんできていた。レコード屋の片隅でやっていた時のようなガチャガチャ感は否めないのだけど、それでいいような気もしている。どうしたって、僕は僕の範疇を離脱できない。カレー喫茶から昼の週末ランチ営業を本格始動して2ヶ月あまり、これも認知されるまでには時間が掛かりそうですが、なんとか忍従して熟すのを待つ積もりです。楽しみをいっぱい蒔いておいて、そこから芽が出てくるのを待っている気分。 まあ、天の邪鬼。ああ言われれば、こう言い返して、のらりくらりと意見のあみだくじ。 臨機応変か?それでも見たい景色は薄ぼんやりと浮かんできている。 どうやったら頑張らないで(頑張ると余裕がなくなるから)覇気(クオリティ)を高めていくか。 もっと自信をつけること(自分を信じないで、誰が信じてくれるかっちゅう話)。

先々月辺りから、子猫の面倒を見ている。命名「小翔」くん(牡・3〜4ヶ月)。 週末昼営業で看板猫としての役目を担っている。「BITCH(ビッチ)」(牡・96年没、6〜7年)を亡くしてから、極力避けてきた愛玩動物であったが、これも巡り合わせ、何かの業(カルマ)なのだろう。 自動車免許を再所得したことを考えると、むしろこちらから飛び込んでいってるような気にもなってくる。 過去を埋め合わせようとしてるのだろうか(トホホ)。 子猫は容赦なく噛みついてくる。引っ掻き傷も絶えない。引っ掻かれると赤くミミズ腫れになる。 興奮しだすともう攻撃は止まらない。ズブリと牙が噛まれた箇所に食い込み、穴があく。 BITCHの時はそれで猫不信になり、一体全体この猫は何を考えているのか、突然、途方もなく怖くなってきて 嫌というほどひっぱたいたり、家へ帰らなかったりした。自分の手に負えないと逃げてきた。 じゃらすことは必要なことだと今は判る。遊んで成長していくものだから、気長にかまってやればいいんだ。 20歳の僕には判らなかった。BITCHが死んで10年後に小翔はやってきた。 白と黒のおかめ猫。時々、悪魔のような顔になり(嬉しそうに攻撃体勢をとってる時)、デビルマンに見えたりしてしまう。猫って猛獣だよね。

「新年明けましておめでとうございます」と、Macintoshを開けたら画面に現れた。 これだからMacユーザーは止められない。 今年はどんな年になるんだろうか。初詣のおみくじは「大吉」だった。



「助走」

律動(6)の月10日【KIN 148】黄色い倍音の星
G暦2004.12.22


銀河の活性化の正門、真只中です。G暦年末へとまっしぐらなのです。 G12月25日クリスマスで「HERE SCENES」という屋号も7年を迎えてしまいます。 雪崩のように時間のスピードは加速していってる。しかも最初、小さかったものが着膨れして、まったく操作不能の大きさで転がっているような感じがする。止まらないことも、また、素晴らしい。 また、止まる決断も、それは勇気が必要だ。それにしても、よくぞ続いたものだなぁ〜と、思う。 丁度7年前の今頃は、徹夜でレコードの値付けなどを続け、CDを方々から掻き集めて、なんとか開店の体裁を整えてた。転がってしまえば止まらないということさえ気付かずに、助走距離を長くとっていたに過ぎなかったのだけど、とにかくスタート前の極度な緊張状態にあった。そうして、跳躍。 こうしてまだフライトを続けているわけなのだけど、着地点は、いまだに見えてこない。 どうしたわけか、お酒を作っていたり、包丁を握っていたり、するのだ。 なんとも、あまりの自由度の高さに躊躇さえ覚えてしまう。言わば、何だってできる。 その自由に意志を与えてしまえば、何処へでも進むことができてしまう。 サルトルの「自由であるように呪われている」といった実存主義的な解釈さえできてしまう。 いわゆる自由の先にある、責任というものに拘束されてしまう。 常に、先を、先を、叩き斬って進んでいく。そう見えるのだけど、実際は、今しか見えていない。 今、この瞬間しか知覚できない。この点は、永遠でもあり、ほんの一瞬でもあるのだけど、無自覚に過ぎていったり、膨張してその中に閉じ込められたりしてしまう。 これはまだ跳躍どころか、助走の段階でしかない、のかも知れないな。

先月辺りから始めた「mixi(ミクシイ)」てので、遊んでる。友達の紹介といった形で認証されるネット・サービスサイトだ。簡単な自己紹介や、コミュニティと称する共通の話題などのトピック・ページを簡単に開設でき、日記やスケジュールといったものを知り合い同士で共有できたりする。 また写真などでアピールできて、プチ・デスクトップといったような自分のページを持つことができる。 友達(マイミク)のアイコン(写真)や、コミュニティのアイコンが並び、それを見ただけでそのページの主の為人(ひととなり)が一目で判るという趣向になっている。 だからこそ、そのページの主は、たくさんの記号(それは好きなアーティストや映画、趣味、癖、店、さらにはそのコミュニティのアイコン)を集めんがために、コミュニティに参加していく。 日記も簡単に写真をアップできて、携帯電話からも更新が出来るというお手軽さ。 また訪れた人のページには自身の訪問履歴が残るため、友達の友達へと渡り歩いて足あとを残して、放射状にリンクが拡がっていく。これもまたプチ・ウェヴなのである。 昔あったパソコン通信のマニアックさを、少しばかり一般に引きずり下ろして、認証という安心感(べつにそれも手軽に参加でき)で会員を募っていくのである。 こういった仮想集合体をネットで構築していく遊戯である。 がしかし、あくまでもそれは仮想であるということも明言しておきたい。 なりすます、ことが容易であるからだ。どこにもその人を裏付ける確証などはない。自分勝手に、自分自身を 仮装することができるからだ。悲しい哉、様々に交差したり、立体的に関係が入り組んでいくかのように感じるこの電脳界は、現実社会を模しただけの偽物であった。遊び、でしかない。 だけど最近はあまりにもお手軽なので、そちらの日記ばかり利用して、こちらの更新が滞ってしまってる。 なんか堅苦しくなくて気軽なんだよね。絵文字 v(^ ^)v ていうか、携帯サイトてな感じなのですね。

で、
今までやってきたこと、考えたこと、知り合いになった人、何もしなかった無為な時間、試行錯誤、右往左往、そんなすべてのものが全部、今と連鎖していた。 そのどの色も、この瞬間を輝かせるために必要な配色だ。つまり無駄だった時間はひとつも無かった。 それだからこそ、HERE SCENESに関わったすべての人、出逢った人に、お礼を言いたい。
「ありがとう」


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