ひ ら 乃 (鎌倉、焼き物屋)

    コの字カウンターで兄さんが焼く

  
訪れたときの様子
鎌倉のほうへ行くと言ったら先導者が教えてくれた。混んでいて、なかなか入れないらしい。
間口一間の戸を開くと、中はぎっしりのコの字カウンター。「え〜、らっしゃいやし〜」 長身細身の兄さんが鬼の形相で焼いている。

「お飲み物は?」 「お酒を」 「熱燗でいいですか?」 「はい」
「それと一通り焼いてください」 「たくさんありますが・・」 ほんとだ、優に20種はある。 (というよりは、実は客に選ばせる姿勢の現れだった)

お勧めという情報を得ていたバラをいっておこう。 「バラとつくねを2本ずつ」 「塩ですか? タレですか?」 「全部塩でお願いします」 注文には逐一本数を確認、塩かタレかも必ず選ばせる。

兄さんは串をにらみ、塩を丹念に振る。茶髪にピアス、30歳くらいに見えるが、すでにその所作には1つの形がある。小さな炭を次々に動かし、追加し、火加減をそろえる。焼きを見ているときには注文も待たせる。気合を感じる。火との勝負だ。

ただ、そのせいで注文の機会がなかなかつかめない。知っている人は、しょっぱなから「バラ5本塩、シロ4本塩、〜」といった具合に(2人で)15本くらい頼むが、焼き場は1つ、網を載せると20数本しか乗らないから、余計に注文がはいらない。

貴重な空き席に座りかけた女が「こんな暑い(熱い?)のいや」と言い放ち、引きづられて男も帰っていった。店の人には一言も無く失礼な奴らだが、確かにカウンター真近の炭火は容赦ない。そこで肩寄せあうように座っているのだから、ハイボールの氷がうれしい。

塩焼きがうまい。レバーは表面からりで中とろり。バラは表面でじゅくじゅくいっているのに変な油っぽさが無い。このバラは出色ものだ。

注文の入りづらいので兄さんの動きをつい見てしまうが、ぎんなんの皮のむき方がいつも同じだなあ。皆平気で20本ずつくらいは食っていくのに席はカウンターのみ。(15個ほど) だから、席が空かない。

「まいど〜ありがて〜え〜」(に聞こえる声)に送られて店を出る。兄さん、いったいなんと言っているの?
この日注文したもの
焼き物
バラ(100円)、カシラ(120円)、つくね(200円)、レバ(100円)、シロ(100円)、各2、
梅しそ巻(180円)、ぎんなん(250円)、各1、

お酒(燗、「越の誉」、350円)、ハイボール(400円)、チューハイ(レモンスライス、350円)、各1、
つきだし
梅干し3ヶ
1人で2860円(1時間強滞在)
勝手なコメント
あの閉鎖的な雰囲気、それでいて皆に別け隔てない対応がポイント。にぃさんが笑ったとこ見たことないですよ。(先導者談)
★★★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

「ひら乃」
鎌倉市小町2丁目11
17時前から22時くらいの営業の模様
木曜定休 

JR横須賀線、江ノ電 鎌倉駅 から徒歩5分弱
駅の東口(鶴ケ岡八幡宮側)に出て、ロータリー左手の「小町通り」に入る。数分歩いた右手に明治牛乳があるので右折。三差路の突き当たりが「ひら乃」

注文は塩かタレかを選ぶ(塩はうまかった)。1本から焼いてくれるので、本数と塩かタレかをしっかり言ったほうが良い。焼きをにらんでいる途中には注文を受けてくれないので、うまく間を見計らう必要がある。

なお、飲み物はジャンジャン頼める。おやじさんや女将さんに注文するのも手だ。

http://www.vantec.co.jp/isd/
(「株式会社バンテック ITソリューション部通信」→「通勤沿線情報 JR線」)


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