| 伊勢藤 | (神楽坂、居酒屋) |
某氏の番付によると「伊勢藤は国宝」
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| 訪れたときの様子 |
| 朝からのそぼ降る雨のせいか意外と人出は少なく、本丸「伊勢藤」も落ち着いているようだ。更に奥へ夜回りにでると、鍵字にうねるゆるい坂道に料亭とおぼしき明かりが並ぶ。同行者Mが以前歩いていたら三味線の音が流れてきたというが、さもありなんと思わせる通りがいくつもある。 そんななか寒椿が出迎える「伊勢藤」の外観は際立つ。中に入ると更に、これでもかというくらい木と土の壁。それも豪華すぎず、なんとといっても縄暖簾をくぐってすぐ右の扉は昔の勝手口か便所のように薄くて押すとあっさり開く。 靴を脱ぐとすぐに炭火が居並ぶ囲炉裏。それを囲むカウンターは10席足らずで、菰樽も窮屈なほどこじんまり、今日は右手上の座敷に通された。畳敷きに卓が3つほど、箪笥の横には防寒の石油ストーブ、障子で仕切られて燗つけ具合が見えないのは残念だが、部屋の隅が暗くなるほどの灯りに落ち着く。 やっぱり気になるのでそれとなくトイレにたつと、右奥では60過ぎのお母さんたちが調理をしている模様。肝心の燗は見られなかったが、手洗いの水をおとして洗浄用に流す昔ながらのあさがお、ここはほんとに田舎のばあちゃん家がそのまま残っているかのようだ。 噂どおりの一汁四菜で燗酒を飲みすすむ。同行者Mは板の品書きからくさやを所望、「御用の時はこれを」と置かれた鈴は鳴るほどの音はしないのに、「はい、ただいま」 ひょっとして、若主人は障子の向こうから会話や気配で察しているのではないかと。 つまみも酒も無難にうまいが、なんといってもほのかな灯りが似合うしつらえに負けた。東の横綱が「遠太」という居酒屋番付を作成した某氏によれば「伊勢藤は国宝」。国宝って番付じゃないじゃん!とのつっこみは不要と思われる。「昭和」が流行番付に載る時代だが、作り物でない雰囲気は、強い。 |
| この日でてきたもの |
お通し |
| 勝手なコメント |
| 作り物ではない、昔ながらの雰囲気のなか酒を飲む ★★★★★(5つ星が最高) |
| 詳しい紹介 |
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「伊勢藤」(いせとう) 各種の情報どおり、お通し1500円・酒500円(1合)・追加のつまみ400円で計算が合う。お通しは席についてすぐにどしゃどしゃ出てきた。ビールも無いようなので、長居するよりはさらっと1〜2本飲んでいくのが似合いそう。 |