カ ブ ト (新宿・うなぎ串焼)

    マニアが集う、さながら道場

    
訪れたときの様子
実にうまいのだが、でてきた5本はみな焦げていて見た目は一緒、よくわからない。何の部位だ?
「最初に出たのは何ですか?」
えっ?とまわりの常連が雰囲気でつっこみを入れてくる。どうやらここではそんな(基本的な)ことを聞くものではないらしい。そういえば皆、席に座るなり「えりやわ」だの「まるしお」だの、隠語のような注文をはじめる。恐ろしいことに座っただけで「4つでいいのね?」と一応の確認だけで串が出される客までいる。

「おいちいでちゅか?」 くっそう、子供扱いされてるな。でも表面は黒こげなのに焦げ臭くなくてうまいんだよなあ。少し離れた席の客も、しょうがねえなあといった風に部位の説明をされている。「頭のほうから〜、〜、〜」 ものの4秒で説明終了、修行にしても厳しいぞ。

「これはわかるよな?」 普通は蒲焼だよなあ、でも四角いのと横長の二つがささっているぞ、なんで形が違うんだ?

めげずに連れと会話を続ける。うん、確かねえ、「肝」と別に「れば」があるんだよ。
目ざとくつっこむおやじ、「そうそう、2時からやってるから早い時間に来てね、ればはすぐ売り切れるから」
「れば」だけ頼むと「単品では出せない」と断り、遅い時間に来た常連には冗談で「はい、ればだよ」と「肝」を出す。よほどの貴重品らしい。

「これで一通りなので、あとは好きなものを頼んでね」
えりの固いのがうまかったので「えりの蒸してないほう」
「熱いから気をつけてね」 じゅくじゅく表面がゆだっている。すっげえ強火で焼いてるんだな。

最後に頼んだかば焼の塩が絶品だった。大きさを考えるとそこそこの値段なのだが、上うな丼とどっちを取る?と言われたら、迷うことなくこっちの店で1杯だ。
この日注文したもの
うなぎ
(串焼)「一通り」(えり3・肝2・ひれ1?・かば焼たれ1、1080円)2、
えり(固いの)2、「まる」塩2、かば焼塩(250円)2、

ビール(大瓶、630円)2、黒ビール(小瓶、420円)1、
お通し
キャベツ浅漬け(つまようじ)2
2人で5300円(1時間強滞在)
勝手なコメント
うなぎ串の各店で修行を積んでから行こう。そのほうが楽しめる。
★★★★(5つ星が最高)
公式ページ 詳しい紹介

新宿大ガードの脇、「思い出横丁」(昔のしょんべん横丁)
新宿区西新宿1-2
14時から21時前
日祝休み

山手線他 新宿駅 から徒歩5分くらい
西口からはロータリーに出て右へ。さくらやの先を右に入り、「思い出横丁」のアーケード(写真左)を入ると突き当たりが「カブト」
東口からは歌舞伎町側のロータリーの映画の看板がある方に出て、チケットショップの先の地下道をくぐると「思い出横丁」のアーケードがある。

創業55年、うなぎ串では一番古いらしい。
ちなみにこの店は焼きだけで、うな丼は無い。
焼酎を飲んでいる常連がほとんど。「亀甲宮」で、カウンターには醤油差しに入れられた梅シロップまである。

壁にメニューが貼りだされているのだが、油やすすのせいでよく読めない。なにしろ電球の笠が油まみれなのをネタに一句詠まれているくらいだから。

http://www.shinjuku-omoide.com/main_01.html
 (「新宿西口商店街」 地図だと角地、商店街一覧だと50音順)
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/index.html
 (「FUKUSHI's Web Page」→Topページの「飲食」の「うなぎ・カブト(東京)」)
http://member.nifty.ne.jp/hamada/shop.htm
   (個人作成「居酒屋礼賛」 2001年2月13日)


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