ま る き (上野、酒場)

    ふらっと立ち寄れる日本酒飲みには貴重な店

    
訪れたときの様子
一杯でいい、酒が欲しい・・ 

さる事情(※)があって、今、実に日本酒が飲みたい。家まで待てないが、かといって、この荷物で酔っ払うわけにはいかない。1杯だけ日本酒が飲める都合のいい店なんて・・

そうだ、「まるき」だ、あそこならきっと・・
期待と不安ではじめての戸を開き、カウンターに座す。

時間も時間(閉店1時間前)、「鱈とうふ」は売り切れだったが、代わりに頼んだ酢味噌や味噌が味加減良く、飲める“あて”だ。盛りがけっこういいので1杯飲めてしまった。もう1ついきたい気持ちをぐっとおさえて「お勘定」。

1杯で帰る客に驚くこともなく、たくさん頼む客に媚びることもない。誰にも対しても落ち着いて振舞うご主人と女将さんが、この店の雰囲気をつくっているのだろう。ふらっと立ち寄れる「酒場」だ。


(※さる事情)
出張の帰り道、つまみとともに地の銘柄を買って特急に乗るが、生酒が異常な変質をしていて一口と飲めない。 おかげで唯一の楽しみを奪われてしまった。ハードな日程の後、ビールが濃くてうまかっただけに、よけい日本酒につなぎたい。
ここまでの酒「○盛」純吟生(520円)、「ネストビール XH」(350ml、370円)
つまみ
・・イカの丸焼き(スーパーのタイムサービスで100円)

(追伸 生酒の変質詳報)
300ml瓶の生酒には「00.12」と読める刻印があった。開けると、まずはカビくさい。我慢して口に含むとすさまじい酸味と泥臭い味が襲ってくる。これが噂のヒネか、テキトウな酒屋で興味本位から3年前の製造年月日の生酒など買うものではない。これ以上飲むとお腹をこわしそうだったのでやむをえず瓶ごと捨てる。
この日注文したもの
つきだし・・・猪口に盛られたねぎみそ
・・・「酒一筋」(500円)
つまみ・・・みょうがとなすの酢味噌(450円)
1人で1050円(30分ほど滞在)
勝手なコメント
上野近辺で「酒」が飲みたくなったときに是非。
★★★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

台東区上野6-12
17時半〜22時半(22時が最終注文)
土日祝定休
女性のみの入店はお断り

常磐線ほか 上野駅 からすぐの高架下

アメ横のほう(広小路口orしのばず口)に出て、JRの一番丸井に近い側(不忍池や上野公園とは反対側)の高架下、数軒目右手が「まるき」。日本酒の銘柄がたくさん貼られた間口が目印。

銘柄は20種ほどあったが、すべて冷蔵庫に保管され、回転もいいのか、私の頼んだ「酒一筋」は非常に状態が良くうまかった。
酒は純米・純米吟醸クラスがおしなべてビール会社のコップにこぼして500円、大吟醸クラスが700円、「満寿泉」大吟醸700円や「田酒」純米・「南部美人」純米吟醸500円は実にお買い得だと思う。
なお、ビール・焼酎もある。

カウンター8席、テーブル4つほどで20人ほどしか入れない店。だからこそ、「2時間でおねがいします」(長居お断り)。

⇒「新精選 東京の居酒屋」 太田和彦  草思社


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