森井本店 (三宮・居酒屋)

   額や美人絵は見事だが・・

  
訪れたときの様子
思い入れと思い込みの長田から戻った三宮、ガード下にひしめく飲食店が楽しくてふらつくが、やはり目立つのはこの店の名前と看板(額)。店頭の品書きの様子に若干の不安は覚えつつも、有名な店に弱い旅行者はついつい暖簾をくぐってしまう。

カウンターに座ってまず意外だったのはつきだしが出されたこと。今回は関西であちこち飲んだが、つきだしは初めて、しかも出された煮物がど〜でもいいチェーン店並みの味付けのかけらばかりの具、これで金(200円)を取られるのは損した気分だ。

燗酒も期待はしていなかったがそのとおりの味、まあ、「1合」で頼んだら「2合」の半額だった(560円→280円)のは良心的だが、それ以上に量も半分で済んでよかったなあと思わせる。
はしりのはずの「のれそれ」も別に・・・ なんかだれだれの身で、ちっとも酒がすすまない。「森井本店」という立派な名を掲げているにしては取り立てるほどのことも無い気がしてきた。先の「吟醸」が味の良い店だったのだとここにきて思い知らされる。

「名物」と銘打たれたどて焼きに期待するも、かなり甘い・・・だけ。かつての板さんが震災を機に去った(独立した)なんて話が影響してるのか、なんて素人に思われるだけで・・・ タバコが悪いと言うつもりは全くないが、厨房内で吸っているのを「舌と感覚が麻痺するから味が・・・なんてマンガにあったなあ」と思わせてしまったら負けだろう。
とても追加を頼む気にはなれずに席をたった。

高架下の狭い店内、店頭に負けないくらいの見事な額に美人画・有名なポンチ絵(意外に小さい)、聞いていた名物は揃うが、肝心の酒とつまみが・・・ まわりの常連さんは「この店はねえ〜」などと連れに説明しながら実に楽しそうだが、私には昔を懐かしがっているようにしか思えなかった。久々の毒舌、失礼いたしました。
この日注文したもの
つきだし(煮物、牛房・鳥肉・こんにゃくなど、200円)、
のれそれ(400円)、どて焼き(450円)、酒(燗、「金盃」、1合弱、280円)、各1、
1人で1400円くらい(30分弱滞在)
勝手なコメント
(きっと良かったであろう)昔を知らない私にとってはごく普通の店だった
★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

「森井本店」
神戸市中央区北長狭通2 というか、JR三ノ宮駅から高架下を元町駅方面へ
17時頃から22時くらいの営業かな
定休日不確認

JR・阪急電鉄他 三ノ宮駅(三宮駅) から徒歩2〜3
JRの一番元町寄りの改札を出て高架下の飲食店がひしめく細い通り(異人館などがある山側の方)を元町方面へ、けっこうすぐの左手が店

⇒「ニッポン居酒屋放浪記」 太田和彦 新潮社
     「大阪」の部分
  「ニッポン居酒屋放浪記 立志篇」(上記の文庫版) 新潮文庫
http://serai.jp/tokusen/morii.html
(「サライ」(小学館)内「サライ特選ガイド」)


兄ちゃん、あの店やけに混んどるぞ(おおえす@三宮・名門酒蔵@天王寺)へ

店一覧に戻る