根津の甚八 (根津、居酒屋)

    「正しい」商店街にさがる縄のれん

    
訪れたときの様子
大通りの1本脇の筋は商店街、低層の一軒家が多く、クリーニング屋に銭湯、定食屋などが並ぶ、今時珍しいほど「正しい」商店街。建物同士が程よく離れて人が一番歩きやすい幅、車は通らず、路地に入っても料理屋がある。そのはじっこにひっそりと縄のれんを垂らした赤提灯、居酒屋のシチュエイションとしては素晴らしいと思う。

木戸を開くと申し訳程度の土間にぎゅうぎゅうのカウンター席、下がでこぼこのせいで座るのにコツがいる。あがった部屋も座敷というほど広くなく、畳に卓が2つだけ。あそこにあぐらかいて酒を差し合ったらさぞかし愉快なことだろう。年代ものだがけっして高級すぎない建具をながめて、きっと昔、家ではこうやって飲んでたんだろう雰囲気を味わうことだろう。

毎年この時期に訪問するというお客が隣りと盛り上がっている。女将さんは私に「新聞でも読みますか」と尋ね、遠慮すると目の前の金魚鉢の話をしてきた。一人客の私に気を使っている。私は別に酒がうまければいいのだが、楽しんでいないように見えたらしい。

お通しがままかりなのはなにか懐かしいが、「上のほうが熱いです」と出された燗酒は電子レンジのようだ。目新しさから頼んだ「雷豆腐」は「たぬき豆腐」だった。「おやじのつまみ」というのもあったから、裏ではおやじさんが調理しているのかもしれない。

ちょっと確かめたい気がおき、ある店に行きたくなった。間に合うといいのだが。
この日注文したもの
お通し(ままかり)
雷豆腐(680円?)1、
燗酒(小徳利、「太平山」、400円)2
1人で1900円(40分ほど滞在)
勝手なコメント
2人以上(4人以下)で畳の部屋で飲むと雰囲気がよさそう
★★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

「根津の甚八」
文京区根津2-26
日曜定休

営団千代田線 根津駅 から徒歩2〜3分
言問通りと不忍通りの交差点側で地上に出て、
@モスバーガーや吉野屋がある側で大通り(不忍通り)の1本裏の商店街を進む。店が減ってきたあたりの右手が「根津の甚八」。
A大通り(不忍通り)を進み、右手のビルに焼鳥屋(「小松」)があったら右折。最初の筋を右に入りすぐの左手。
赤いちょうちんくらいしか目印が無い。

燗酒は「太平山」のみ、徳利は大(800円)・小。冷やは「八海山」「麒麟山」「菊水」など新潟県のものが5種ほど並んでいた。
焼酎も数種。1杯400円くらいから店の名を冠したもの(1000円、1人2杯まで)まで。
ビールもある。

とにかくあれこれ気を使う女将さんのようで、「お酒」と頼むと「秋田の太平山というお酒ですが大丈夫ですか?」、わりと珍しいお通し(ままかり)を出す時には「食べられますか?」、酒を飲んでぼーとしていると「(退屈でしたら)新聞もありますが読みますか?」。

http://bug.org/~momo/
(「ももちゃんの数行日記」2003年8月21日分 「Diary  Life in TOKYO」→下におりて「バックナンバー 東京編 2003.08」へ)


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