| 新かどや | (鶴橋・ホルモン焼) |
チレがとりもつ縁
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| 訪れたときの様子 |
| ものすごく気になる鶴橋、やっと降車することができた。焼肉の煙モクモク、と思ったら駅の近くはひっそり、軒と連ねるのは市場のようでもう日の落ちそうなこの時間(夕方過ぎ)では開いている店もまばら。それでもふらふらすれば店先にチゲや豚足をバットに並べる店があり、キムチなどの漬物も何種類も並べている。うまそうなのを並べる横にホルモン焼き屋あり。降車する前から肉をイメージしていた体が求めている。 店は近所の人がサンダルで頼み物を受け取りに来る感じ。テーブルや卓上コンロも簡素なもので、すぐ奥は間違いなく住居だろう。カウンターに座ってビールを頼むも、出張帰りのころがるトランクにスーツ姿は明らかに不釣合い。店の人がけげんがるのもしょうがない。 コップに注いだビールを一気に飲み干してから壁のメニューを見ると、部位がずらっ。イカの〜とか〜など聞いたことも無いものも多い。そういや、こちらではレバーを「キモ」と言うんだったな、もらっとこ。うまいと聞いたウルテ(650円)をもらおうとしたら「焼き物は2人前からお願いします」 なんじゃい!と思いつつもバラ(800円)を追加してとりあえず掟に従う。 ビールのあてに間に合った「生ギモ」(700円)。男の手の平くらいある皿いっぱいに切り分けられてプリプリ。軽い抵抗感でつるつるの表面を噛み切れば、中もしっかり、甘味が広がる。ごま油らしいつけ汁は不要とがんがん食べて飲む。 そうしているうちにカウンター内で「コン、コン、コン」と包丁を叩く音が。そして(よく焼肉屋で見る金属楕円の)皿いっぱいにウルテとバラが。ちょいと高めと思いきや、この量は納得だ。網にのせればウルテが丸まって花のように白いぶつぶつが開く。ほおばれば固すぎない歯ごたえがコリコリ。つけダレのうまさもあって、しっかりこげめまで焼くよりも少し浅目が身の味がはっきりしてうまい、ビール、ビール。 バラもうまくて、一もニも無く追加を決定。大阪だからテッチャンははずせない(浅はか)し、生ものでチレは珍しいなあ。生ギモも1人じゃ飽きるほど食ったから、隠れてあぶっちゃえ。 今回はカウンター内を注視する。テッチャンはひも状が取り出されて包丁でぶつ切り、それをボウルにとってタレにからめている。そして生チレは、おお、冷蔵庫のパックから丸ごとの臓器がごろんと真菜板にのり、その場で切り分けて皿へ。ボウルにキムチにからめるやつみたいなのやネギに何か液体も入れているなあ、それを切り分けたチレにべたべた塗って完成。 テッチャン(焼)がうまいのは言うに及ばず、生のチレがなんとも不思議な味だ。この酸味にはチューハイだな。 「お兄さん、このへんはよく来るの?」 ついさっきまでとは店のおばちゃんの表情が違う。「いや、チレ頼んでるから食べなれてるのかと思って」 聞けば、韓国ではチレをよく生で食べるそうだ。そしてモツを生で食うときには必ず酢を使うと。どうりで酸味があるはずだ。 「うちは全部手作り。その場で作っているからおいしいわよ」 奥で白菜を漬けているおばさんも口を出す。さっきまでの緊張感(警戒感?)とはうって変わってなごやかに。キムチもうまいに違いないと分けてもらうことに。 まだまだ食いたいが、もうお腹も電車の時間も余裕が無い。「大阪に来たらまたおいで」の声に送られ、新幹線の中でくさくないようにと四重にもくるまれたキムチを手に駅に向かう。 |
| この日注文したもの |
肉 |
| 勝手なコメント |
| 大阪に行ったらまた寄ろう ★★★★(5つ星が最高) |
| 紹 介 |
「新かどや」
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