| ときわ食堂 | (通天閣の裏、大衆食堂) |
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| 訪れたときの様子 |
| 「兄ちゃん、なに食いたいんや?」 店を探してきょろきょろしていたら声をかけられた。これが渋谷や新宿なら間違っても相手をしてはいけないのだが、大阪では危険な匂いがしない。振り返るとスタジャンに野球帽のような帽子で腹の出た兄さん、店名と地図を見せるが、「う〜ん、知らんなあ〜」 「ちょっとまっとき、あっ、お母ちゃん、お母ちゃん、ちょうど良かった、この子ときわって店探しとんねんて。知らんかなあ?」 ちょうど通りがかった近所の店のおばちゃんが引きづりこまれた。「う〜ん、・・・食堂ならこっちやけど、」 おばちゃんが歩き始める。あわててついていくと、その店は違うようだ。 「通天閣の裏らしいんですけど」 「ほな、行ってみよか」 おばちゃんと別れ、兄さんが足早に先導する。通天閣の下まで行くと、看板が見えた。 礼を言うと、「わし、違う方で用があるから」と兄さんはあさっての方向へ歩いていった。わざわざ十数分使って遠回りしてくれたらしい。ますますこの街が気に入ってきた。 油に汚れた紙に「一級酒」「二級酒」に「ウイスキイ」ときたものだ。正面の棚には四角い平皿に惣菜がやまほど積まれ、品書きなんて必要ない、見てうまそうなの、どれ取っても300円前後だから心配なし。「玉吸」(170円)って、有名な漫才師が修行時代に小銭握り締めて食ったって奴じゃなかったっけな。小ライス(170円)となら340円で昼飯済むぞ。たまらんなあ。 うまそうな皿でビールを飲み、「玉吸」を頼もうとすると、あさり汁が今日からだからと勧められる。まわりもみなあさりのようなので従うと、ふっくらした身のあさりが丼に山盛り、これはお買い得だ。これだけ安い店でお買い得もなにもないが、食堂なのでお通しも無い、ご機嫌だ。 締めはめずらしい品書き、「にゅうめん」。店で出すのは珍しいよな、と思っていたら、後の老舗「明治屋」にも平然とあったから、関西では当たり前なのか? ともかく、この斜めにそがれた青ネギ山盛りのにゅうめんが絶品。柵切りの油揚げには甘味がついていないのに、汁のほうにはきつね(けつね)うどんのおあげさんの味がする。かなり甘いはずだが、これがまた麺とあわせると良い、良い。飲んだ後にこれはたまらんなあ。 |
| この日注文したもの |
ビール(大瓶470円?)、青菜のおひたしとしらすゆでたの盛り合わせ(300円)、あさり汁(250円)、にゅうめん(450円)、 |
| 勝手なコメント |
| 雑多で安くてうまい、まさに大衆 ★★★★(5つ星が最高) |
| 詳しい紹介 |
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「ときわ食堂」 通天閣の裏手(ジャンジャン横丁側から見て) |