ZIZAKE

(日本酒バー・片町)

 久しぶりに日本酒三昧
       
訪れたときの様子
まずは飲んでみたかった@「常きげん」を純米吟醸(420円)でいく。思ったより軽くて案外だったが、器が小ぶりなワイングラスなのでたくさんの種類が飲めそうだ。
にこにこしているマスターに「常きげんで一番いいのは何ですか?」と聞いてみた。出されたのはA「純米」(315円)。へえ、「常きげん」って吟醸以上が旨い酒じゃないのか? 意外だと思いつつ(酒を)口にすると確かにこちらの方が旨みがしっかりあってまだいい感じだ。このマスター、なかなかやる。(ワクワク)

こういうときは話すに限る。「軽い酒と濃い酒ではどちらが?」ときたので「旨みの濃い味が好きです」と応えると、出されたのはB「白山」(小堀酒造・純米・420円)。おお、これは昨日の酒と同じ蔵ではないか。これも旨い、@やAより良いぞ。「これ萬歳楽の蔵ですよね?」と言うとマスター(の表情)が反応した。「金沢に来て初めて花伝を飲んだんですけれども、燗でうまいですね」 マスターが更ににこにこ顔になった。ただ県内の蔵の酒を並べるだけのつまらない店なら1〜2杯で出ようと思ってたけど、こうなるとつまみが欲しくなる。白海老は昨日食ったし、この流れなら見たことないものいこう。「糠鯖」(315円)。

どうやら「萬歳楽」は金沢の飲み屋ではごく当たり前の酒らしい。確かに味が深くてすっとひけるので食べながら飲んでも負けないし、邪魔しない気がする。というか、おでんやら魚に合う。以前東京で飲んで印象が良くなかったのはつまみ無しで吟醸だったからかな? 一杯の印象で決めちゃだめ、というかその地の飲み方を知らないと駄目なんだな、酒は。(自己満足気味に深くうなずく)

「糠鯖」が出てきた。魚にしては乾いた身はチーズのように強い香りと燻製のような旨み、発酵食品だ。塩辛いが、パリパリした皮が旨い! こりゃ酒が進む。聞けば糠漬けされた鯖の糠を軽く洗い流してから炙ったものらしい。いいなあ、家飲み用に欲しいなあ、とつぶやいたのが聞こえたか、マスターが「(手を少し広げて)このくらいの大きさのが市場に行けば300円くらいで売ってますよ」 昨日の蓮根といい今日の金時草といい、こりゃ明朝は市場に行くしかないね。聞けば「近江町市場」というのがあるらしい。場所は、ありゃ、ダイエーのすぐそばだ、昨日駅から歩いた時に通り過ぎてるわ。(間抜け)

「私は酒を飲むときに無茶(冒険)をするんですよ」 マスターの口がなめらかになってきた。「原酒が濃いなあと感じる時には水を足して薄めて飲んでみます」 あ、それあり・あり、極少量の水でけっこう味変わりますよね。「で、あったかいのも飲みたいなあ、と思いまして、お湯で割ってみたんですよ。原酒のぬる燗」 おお、こりゃ面白い!
「燗するときも湯せんでやるのがうまいんですが、忙しい時はレンジでやっちゃいますよね。」 そうそう、ただ成分が飛ぶのか、どうしても味が落ちるんだ。「そこでわざと熱めにして冷やを足してみました。そうすると香りも出るんですよ。」 ん〜、この発想力、この人本当にお酒が好きなんだなあ。(感嘆)

うかつなことにマスターのお勧めを聞いていなかった。出されたのはC「朱鷺の里」(生・無濾過・315円)。生らしい香りに強い旨み、無濾過を半年以上寝かしたらしいが実にすっきり飲める。能登半島の根っこにある見砂酒造というらしいが全く知らない。そもそもこの店には聞いたこともない蔵が多いもんなとシュンとしていると、ご近所以外にはほとんど出回らないものらしい。なんだ、自分をなぐさめる必要無かった。(自信過剰)

もう1つお願いしてみると、3つほど勧められた。特徴が違うものだったと思うが、ここまで飲み進むとグラスとはいえ効いてくる。D「鍾馗」(しょうき・橋本酒造・315円)、「すごい(ごついに類似した意)酒だが、本醸造でもいいですか?」というふれこみだったと思う。確か酸がとても強かったような。(もったいない・・・)

更に「菊姫」で一番良いと思うもの、という傲慢な注文にはE「加陽」(純吟・315円)「菊姫之記」という和本の小冊子F「大慶」(櫻田酒造・純米・420円)に至っては、ん〜さっき勧められた3つのうちのひとつだったかな? うん、飲みすぎだ、出よう。、
この日注文したもの
日本酒(すべて100ccほどのグラス)
@「常きげん」(純吟・420円)、
A「常きげん」(純米・315円)、
B「白山」(「萬歳楽」の蔵・純米・420円)、
C「朱鷺の里」(見砂酒造・生・無濾過・315円)、
D「鍾馗」(しょうき・特別本醸造?・橋本酒造・315円)、
E「加陽」(「菊姫」の蔵・純吟・315円)、
F「大慶」(櫻田酒造・純米・420円)、
各1、

つまみ

糠鯖(315円)1、

1人で2835円(1時間半強滞在)

勝手なコメント
あー、久しぶりに日本酒話で楽しかった
★★★★(5つ星が最高)
詳しい紹介

「ZIZAKE」
石川県金沢市片町1−7 金劇パシオンビルの1階
16時から24時頃の営業
日曜定休

JR 金沢駅 からバス10分ほどで目の前
駅東口に出ると大きなバスロータリーがあるので「片町(かたまち)」を通るバスに乗る。(乗り場でいうと7番・8番) 
200円・10分程度の片町バス停で降りると目の前のビルの1階。

石川県のほとんどの蔵の酒が試せる。
以前はもっと少ない量のショット売りで200円中心でやっていたようだが、2004年12月現在は1杯の量を増やしたらしく315円・420円(税込)中心。つまみもグレードアップしたらしく315円中心。
マスターはいろいろ聞けば教えてくれるが別にうんちくを押し付けるわけではなく、むしろ静かに軽く数杯で飲める店だと思う。

http://www.hokuriku.ne.jp/ishikawasake/index.html
(石川県酒造組合連合会公式ページ)
http://www.hokutetsu.co.jp/unko/rosen/daiya161201.htm
(北陸鉄道バスの公式ページ)


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