【近況】

「10.19」
 久し振りに報道ステーションじゃないものを10時台に見てしまった。
とんねるずの「みなさんのおかげ」シリーズ20周年特番をやってたからだ。
 ニュースとプリレス以外はテレビを見ないぼくも、とんねるずは比較的見る。
最近は、「細かすぎて伝わりにくいモノマネ選手権」が大好きなのだ。
それ以外はあんまり興味ないんだけど。  
 昨日の20周年は、「20周年突入」とかいう頭の悪い副題だったけど、それもらしくてよろしい。
 とんねるずは、やっぱり石橋だなあ。
 石橋は、常に退路を断ってるのが偉い。
というか凄い。
あれだけ威張りまくって、目下のものを酷い目に遭わせて、
自分が落ち目になったら絶対に半殺しにされるのが判っていて、それでもやるところが凄い。
 ぼくはそういうのは好きじゃないんだけど、
石橋はあまりにも徹底していて、もう凄いというしかない。
水に落ちた犬になることを畏れていない。
 石橋は芸がないとかいわれるけど、その人生の選び方がもう既に誰にも真似できない芸だよな。
 忙しいのについ、2時間以上も見てしまった。
おかげで、今日はますます忙しい。
 来週は久々に、「細かすぎて伝わりにくいモノマネ選手権」らしい。
うーん、また見ちゃうかもなあ。

みなもと太郎さんの40周年パーティには、お土産がついた。
 みなもとさんの大口キャラを刻んだ江戸切り子のグラスと、

かつてみなもとさんが書いた和田誠の「お楽しみはこれからだ」を
下敷きにした漫画評「お楽しみはこれもなのじゃ」を、
パーティに参加した漫画家たちがまたパロディにした小冊子。
「お楽しみをもうひとつ」。
 上野顕太郎、唐沢なをき、とり・みき、しりあがり寿、コンタロウ、永野のりこ、
さくまあきら、水玉螢之丞、一本木蛮、秋本治、夏目房之介、長谷邦夫、
小野耕世、水野英子、バロン吉本、さいとう・たかを、和田誠、いしかわじゅん、
ほか大勢が寄稿した贅沢な本だ。
 もちろん、非売品。
 それだけでなく、みなもと太郎本人も、会場に入るまで、
そんなものが作られてたとは知らなかった本。
 ぼくの分だけ、ちょっと見せます。

みなもと太郎画業40周年のパーティにいってきた。
 今日は、仲良くしていた友人の墓参りも昼間あったんだけど、
ちょっと昼は出られなかったのでそれはパス。
まあお墓は逃げないからね。
夕方から宴会があったんで、それに出られたら出ようと思ってたんだけど、
そっちも結局間に合わなかった。
 その後に、みなもとさんのパーティがあったんで、それだけ出てきた。
こっちも実は逃げたかったんだけど、
何度も誘われて挨拶も頼まれたりしたんで、覚悟を決めて顔を出したら、
やたら知り合いだらけのパーティで、なかなか楽しかった。
 漫画家は当然いっぱいきてたんだけど、
古い編集者も大勢来ていて、旧交を温めた。
みんなもう定年になって、
編プロを始めたり会社を始めたり、新たな道に進んでいる。
もうそれだけ、俺も年を食ったんだなあ。
自覚がないけど。
 みなもとさんは40年だけど、俺は30年。
思えばはるばるきたもんだ。
 コーシンこと高信太郎が会場内でもひと際うるさかったが、
もっとうるさかったのが、バロン吉本さんだった。
あの人は変わってるなあ。
 水野英子さんとか花村えいこさんとか、かつての美しい少女漫画を描いていた人たちもいて、
漫画も歴史を持ったんだなと感慨があった。
一峰大二とかね。
まあ園田健一とか唐沢なをきとか一本木蛮とかとり・みきとか秋本治とか
多少若い世代も来てたんだけど。
 大月隆寛が、15キロ痩せていた。
唐沢なをきも痩せていた。
時代はダイエットだな。

帰って、ミミと正ちゃんにご飯やって、今日も仕事だ。

朝日カルチャーセンター終了。 
今日は「漫画の時間」を出版することになる経緯から、
その後の「BSマンガ夜話」を含む出来事、
そして「漫画ノート」の出版が遅れている理由から出版社選択の理由まで、
その間のいろんな出来事や事件も併せて、1時間半たっぷり語った。
予想外に脱線せずに語ったと思う。
もっと脇道に逸れるつもりだったんだけど、喋っててふと時計を見たらもう1時間たってたりして、
前回もそうだったけど、まるで時間が足りなかった。
でも、あれ以上喋ると、喉が痛くなるけど。
 前回は老若男女だった参加者が、今回は比較的年齢の幅も狭かったようだし、
男のほうが圧倒的に多かったのもやや不思議だった。
なにが前回と違うのかな。
それにしても、「漫画ノート」がもう今ごろ出てるという予定で、今日の講座があったんだけど、
まだまるで影も形もないんだもんなー。
いかんいかん。
 本が出たら、こんどこそ出版記念として、またやります。
お楽しみに。
今度はもっと脱線してね。
ファンクラブコアメンバーズと飯を食って、帰ってきてから黙々と仕事。
すっかり朝になってしまった。

明日は新宿で朝カル
講演というか講義というか、漫画の話をする。
今回は、「漫画の時間」から「漫画ノート」そして再開する
「マンガ夜話」あたりの
話を中心にする予定。
当日申しこみもありだったかな。
まあ現地で会いましょう。

葡萄をもらったんだけど、これがもう冗談みたいに美味しい。
甘くて香りがよくて、皮ごと食べても苦にならない。
産地直送でもらったんだけど、美味しい果物を作る人は凄いなあ。
果物好きなんで、ほとんど毎日なにか果物は食べてるけど、
美味しさに驚くことは、そうはない。
この農園の葡萄は、ちょっと凄い。
山梨の中村園っていうんだけど、10月にまだ甲州種が出るようなんで、
これは注文してみようかな。

今日は自宅で撮影。 
といってもぼくの撮影ではなく、妻の仕事で、
うちをスタジオにして、いろいろ食べ物を撮っている。
 カメラマンとイラストレーターと編集者と、もうなんかいきなり人口が増えている。
 ぼくの出番は、庭のデッキでサンマを焼いてる写真を撮るのに、
正ちゃんがそっと焼け具合を見にいってるという設定で、猫使いとして呼ばれた。
 でも、そうそう都合よく覗きこんでくれないんだよな。
火が燃えてて熱いし、煙は出てるし。
 しばらくやって、ミミと選手交代。
 ミミはまだ怖いもの知らずなんで、なんとかちょっと覗いてくれて撮影終了。
ミミの媒体デビューが決まった。

一昨日あたりから手塚治虫の新書の解説を書いてるんだけど、うまく書けない。
毎日ほかの仕事もやってるんで、うまく集中できない。
 今日はやっとほかの仕事が片付いたんで、そっちに集中だ。
いや、急ぎの仕事もあるんだけど、それはあさってにしとく。
あさってにすると、実質連休明けになってしまって、非常に申し訳ない。
 それも、「漫画ノート」のゲラと挿絵のチョイスに時間がかかっていたせいだ。
なるべく図版はたくさん入れたい。
すべてには無理だけど、8割くらいには入れたい。
使うカットを小さくしたりして、なんとか完了。
まだどうなるかわからないけど。
マンガ夜話前には、どうしても出すぞ。

 吉田戦車が結婚した。
お相手は、伊藤理佐だ。
お幸せに。
 伊藤理佐家の吹き抜けのあるトイレを見に行けなかったのが心残りだ。

HERO’Sを観た
。  
テレビを観たんだけど、最初に桜庭をやるとは思わなかった。
実際は8試合目だったから、これで掴みはOKとおもったんだろうな。
 柴田では、まだ衰えた桜庭にも勝てない。
船木に教わっててはなおさら勝てないだろう。
 ミノワマンは、ちょっと厳しいなと思ってたら、
ケーシーが組んでけばいいのに打ち合いにきてくれたので、一発入れて勝ち。
 宇野は、マンバよりジダのほうが厳しいなと思ってたら、案の定だ。
あの肩と顎のあたりに入った膝は凄かった。
あれで決まったようなもんじゃないかな。
 カルバンとヒベイロはいい勝負になるんじゃないかと思ったのに、これほど差があるとは。
 マヌーフとシウバは、まあマヌーフの勝ちだろうな。
 KIDとビビアーノは、どっちが勝つか見当が付かなかった。
KIDは実戦のカンがなくなってるし、ビビアーノは柔術の実績が凄い。

もしかするとビビアーノが、と思ったんだがなあ。
 KIDのあの腕十字の抜きかたはありえない。
どんな関節してるんだ。
ビビアーノはまだドントムーブのルールを理解してなかったな。
あれがちょっと興を削いだ。
 でも、ビビアーノの柔術は確かに凄かった。
次やったらわからない。
KIDも、もう少し寝技やらないと厳しいな。
 カルバンとジダは、カルバンがオールラウンドぶりを見せた。
この階級では日本で勝てる選手は今はいないなあ。
宇野も年食ったし。
アスリートは足が速い。
全盛期はほんとに短い。
いい時にいい相手と当ててやりたいものだ。
 それなのに、PRIDEときたら……。
 ロレンゾは日本のテレビに、高く売ろうとしすぎなんじゃないの。
 しかし、宮田とハリトーノフは、放映もなかった。
結果すらいわない。
意味のある試合なのにな。
 ヒクソンがまた出るらしいが、今さらという気もするなあ。
桜庭とやって、どっちが勝つかな。
どっちも全盛期じゃないんで、あまり興味がわかないのが残念だ。

迎えの車がきたのでバンキシャにいこうと、青梅街道から靖国を抜けていったら、
いやー今日は祭日和だねえ。
新宿までの間に、御神輿が7台練り歩いてた。
 秋祭りなんだろうけど、こう暑くちゃ秋気分じゃない。
今日も真夏日だったし、熊谷じゃ35度だ。
今日の大ネタは、安倍関連と、もうひとつ西武新宿線爆破未遂事件。
 本番前の打ち合わせで、もうひとりのコメンテーター河上さんと、
特措法もネット規制も意見が合わなかったけど、
番組のコメントは、やりとりをするのではなくコメントをそれぞれがいうだけなので、
対立する形にはならない。
 河上さんがインド洋の給油が重要だという話をいつまでも延々として、
ぼくの話す時間がなくなってしまったし。
 ああいう時、同じ場にいる人間が全員同じ考えみたいに見えて困るんだよな。

 そのあたりで、現場に急遽トラブル発生で、後半の構成が突然変わった。
 CMの間に、フロアと副調とで調整して、あっという間に新しい構成ができる。
といっても、もちろんぶっつけ本番だけど。
 打ち合わせで決まってた構成で話す内容とか時間とかをおおよそ考えていたのに、
急に変わるんで、ちょっと対応できず、
いいたいことをいい終えた時点でまだ10秒くらいあって、ちょっと途方に暮れてしまった。
 悔いが残るなあ。
 でもまあ、これが生放送だな。
 10年以上さんざん生放送をやってきたんで、
どんな事態になってもそれに合わせられると思ってたけど、そうでもなかった。
やっぱり、プロの福澤くんとは違うな。

 と思ってたら、最後の最後で数秒空いて、
窮した福澤くんがいきなり河上さんに振ったら河上さんもなんだかわけのわからないことをいってしまって、
なんだかあたふたして終了だった。
 久々に生放送はむつかしいと思ったよ。
その緊張感のようなものが、録画と違って面白くもあるんだけど。


 番組終了後、福澤くんの誕生日を祝って、スタジオで簡単にお祝い。
ケーキと花束とプレゼントが渡された。
 菊川怜は、「肌身離さずに使ってください」と袋を渡したので、
おいおいパンツじゃないのと袋をあけたら、ボールペンだった。
 ボールペンは肌身離すよな。

 地方ではあまり見られないようだが、最後に安倍ネタの一枚絵を見せたら、
今日は玲ちゃんに潰されなかった。
 いや、潰されたのか。
 福澤くんに感想を強要されて、棒読みで絶賛してくれた。
 うーん、ありがたいような、ありがたくないような……。

さあ、次のイベントは22日、朝日カルチャーセンターの講義だ。
ネタはもちろん「漫画ノート」。
まだ出てないけど……。

明日は、「バンキシャ!」だ。
日テレ夕方6時から。
 どうも総裁選は、闘う前から福田で決まりって流れができてるな。
 一枚絵を描かなくちゃいけないんで、
明日の時点で情勢の大変化があったりすると困るんだよな。
それとも、情勢の変化に影響を受けないネタにするか。
 今だから安倍ネタでもいいかな。
 しかし、福田かあ。
 麻生がいいわけではないが、福田は暗いな。
 中国とは仲良くなりそうだが、それがいいことなのかどうか。
拉致家族にも冷たくなりそうだし。
 派閥がまた生き返って、どうも小泉以来の流れは、これで一旦終わりだな。
次の衆院選までは、大きな政局もないだろう。
 閣僚のカネはまた新しいネタが出るだろうが、
そろそろ民主党議員のカネも、マスコミがネタにし始めるころだ。
そうそう自民党の議員だけがカネにルーズだというわけではないだろう。
 原稿用の資料を大量に読まなくちゃいけないけど、時間がない。
今日はいい天気だったし、プールにいきたかったなあ。
奥武山公園の、50メートル屋外プールにいきたかった……。
那覇だけど。

 夜のニュースを見てたら、凄い雨と風。
昨日帰っておいてよかった。
台風がいくまで戻れなくなるところだったよ。
 今日はバンキシャの打ち合わせ。
まあネタはもちろん、今話題のアレだ。
 ニュース読んでる丸岡さんと飯食いながら打ち合わせだったんだけど、
今日はドスガトスにした。
まだランチ食べたことなかったしね。
 しかし、前菜のスパニッシュオムレツは、いつ食べても、もっと食わせてくれーと思う。
幅1センチくらいしかないからなあ。
 給仕の女の子に、この倍くれといったんだけど、
ほかの料理が食べられなくなりますからねとあっさりと躱された。
1センチが2センチになったって、ぜんぜん変わらないよ。
 丸岡さんは、10月から昼のニュースに移動になる。
昼前のニュースと、「おもいッきりイイ!テレビ」内のニュース。
「おもいッきりテレビ」が、リニューアルするのだ。
 どうでもいいんだけど、その新番組のキャストの人選が、
なんだかどうも、首を傾げるところもないではない。
不思議なメンバーである。
関係ないからいいけどね。

今回の那覇はずっと天気が悪かった。
着いた日には青空が広がって、こりゃ毎日泳げるなと思っていたのだ。
奥武山という公園に、50メートルの屋外プールがあって、
そこがいつもガラガラだという情報があったので、
1週間そこで散歩代わりに泳ぎこむぞと思っていたのだ。
ところが、毎日雨なんだよなー。
曇りの日も、必ずどこかで雨にはなる。
熱低が沖縄本島上空に停滞して、全然動かない。
しょうがないから泳ぎはやめて仕事してたけど、
せっかく持ってった海パンが泣いてたよ。

今回は、やたら人と会うことが多かった。
毎日ランチや夕食を誰かと摂って、初対面の人と挨拶して、
それもあってなんだかスケジュールがすっかりタイトになっちゃって、
1週間もいたとは思えない。
行って次の日帰ってきたって印象だ。
まあ中では、RBCの宮城麻里子、小林真樹子の両女子アナと飯を食ったのが、
せめてもの彩りかな。
あ、もうひとつ、タイフーンFMの「小ネタ超特急」という番組に出たのも。
この番組は、女の子ふたりで好き勝手なことを喋る番組なんだけど、
前から一度出ると約束はしてたんだけど、
生放送だとなかなかタイミングが合わず、今回やっと約束を果たせたのだ。

国際通りのど真ん中にあるサテライトスタジオでやったんだけど、
前回出たタイフーンFMの番組とは大違いで、
凄く楽しかった。
ちゃんとパーソナリティが進行してくれるし、ネタも振ってくれる。
非常にやりやすかったよ。
つい危ないネタも喋ってしまったが、まあいいや。
この番組は、ポッドキャスティングでも聞ける。

「10.6」
那覇空港に着いて、ふと外を見たら、
こないだ黒焦げになった飛行機が、まだ置いてあった。
近くで見ないとよくわからないけど、
後ろ半分は骨組みだけになって、死んだ鳥のように羽を下ろしている。

こういうのを見ると、毎月沖縄にいくのもちょっと怖いな。

というわけで、台風の中、ちょっと那覇事務所にいってきます。
原稿をいくつかと、単行本のゲラ、あと打ち合わせとラジオ。
どこかで泳ぎたいんで、那覇市内のプールを探してみるつもり。
ミミは、かなり回復して、家の中を走り回っている。
正ちゃんは、ミミが入院してた日には心配してか家中を嗅ぎ回ってたけど、
もう落ち着いている。
平和が戻ってきた。
咳はまだ出るが、沖縄の気候がイヤしてくれるだろう。
あんなに痛かった肘も、今年の夏休みで格段に楽になった。
さて、ちょっといってきます。

今日打ち合わせしたんだけど、このままだと本が物凄く分厚くなってしまう。
 まあどれだけ厚くてもいいという反応が多いのはわかってるんだけど、
今のままでは、「漫画の時間」の5割増しの厚さになってしまう。
それって、かなり持ちにくいよなあ。
 価格的な問題もある。
2000円ってのが、一応の目安なんだけど、あんまり厚いと値段も上がる。
どうも困ったもんなんだよな。
ってそんなこと今ごろいってるのもなんだけど。
 取り上げる漫画1作品につき、引用カットを1点入れてるんだけど、
これを減らそうかな。
あまり絵柄が知られてない漫画を優先的に使って、
誰でも知ってるものは、引用しなくてもいいかもしれない。
 本文は、厳選したからこれ以上削りたくないんだよな。
 数人、漫画家を取り上げるコーナーと漫画作品を取り上げるコーナーで重複してるケースもあるんだけど、
これも別物というか切り口が違うしなあ。
 うーん、悩む。
 明日から那覇事務所入りするんで、ゲラチェックしつつ、最終判断しよう。
 しかし、飛行機飛ぶのかな。
現在、東京は暴風雨。

「漫画ノート」では、「漫画の時間」と同じように、取り上げる漫画一冊につき一カットを添えるんだけど、
漫画の時間が100点だったのに、漫画ノートは200点もあるのだ。
それだけ分厚い本になるわけだ。
 それに使うカットを、どんどんコピーしてるんだけど、これがほんとに時間がかかる。
 どこを使うかは、当然どこでもいいわけではない。
ここを見せたいというところを選んでるんで、1点ずつに時間がかかる。
その前に、200冊の本がどこにあるかを探すのが、また大変なのだ。
 引っ越しを一度経てるんで、けっこうなくなってるものがある。
どこかにはあるんだけど、見当たらない。
「オメガ7」とか「棒がいっぽん」なんて、絶対にあるのに、見当たらない。
後者なんて、2冊あるはずなのに。
 しょうがないんで、さっきパルコにオメガ7を買いにいったら、
なんと「約束の地・スノウ外伝」の文庫が平積みになっていた!

リブロ偉い!

 こないだ黄金桃って見たことのない桃を食べたら、これが凄く美味い。
桜桃にマンゴをかけたような味。
あんまり上手いんでまた買ってしまった。
さあ食うぞー!

猫のヒゲを、猫は自分で食べるという話を、ずいぶん前に聞いた。
そんな馬鹿なと、落ちてた正ちゃんのヒゲを与えてみたら、
見事にムシャムシャと食べたのだ。
えええーっ、知らなかったー。
それ以来、猫のヒゲが落ちてると、拾って貯めておくことにしている。
案外猫のヒゲって、抜けるものなのだ。
この何年かで、もう100本近くは拾った。
いつか山盛りにして、正ちゃんにスパゲティのように食べさせてみようと思ったのだが、
猫のヒゲって、人間のと違って物凄く堅いからな。
まるで針みたいだ。
ヒゲの根本を正ちゃんの頭に刺してやると怒るからな。
あんまりたくさん食べさせると、体に悪いかもしれない。
胃袋くらい突き破りそうだ。
最近は、ミミも参加している。
ミミのヒゲが落ちていたので、ミミにやってみたら、
やっぱりしばらく匂いを嗅いでから食べようとした。
食べるんだなあ。
正ちゃんが食い意地がはってるからではないのだ。
ちょっと疑ってたんだけど。
まあそんなわけで、もう集めるのが目的になってしまった猫のヒゲコレクションが、
うちにはいっぱいある。
これをどうしようかなあ。

ミミはかなり元気を回復した。
もう家の中を走ってるから、そう無茶しなければ、大丈夫なんじゃないかな。
ちょっとほっとした。

先日、ミミは手術を受けたのだ。
 そろそろ1歳も過ぎて、発情期も2回迎えたことだし、
避妊手術をしなきゃなあと思っていたのだ。
人間の都合に合わせて申し訳ないが、
やっぱり異種の生物の共同生活には、そういうことも必要なのだ。
 正ちゃんの場合は、生後半年を過ぎたあたりで発情時を迎え、
もう狂ったように家を駈け巡ってオシッコして回った。
こりゃたまらんと隣の獣医に相談したら、
1歳を過ぎて体が大人になるまで待った方がいいというので、
泣く泣くオシッコを拭いて回ったのだ。
布団や鞄にもずいぶんやられたなあ。
 でもまあ、正ちゃんの場合は、外に出てるタマなので、
手術は袋をふたつに切ってタマを出すだけで、そう大手術ではない。
でもミミは女の子なので、
お腹を切って子宮と卵巣を取り出さなくてはいけないのだ。
けっこうな手術である。
ああ心配である。

 紹介された練馬区にある動物病院で、手術をしてもらった。
一泊か二泊である。
ご飯を食べなかったら一泊で帰るらしい。
 次の日、妻が電話をしたら、
案の定ご飯を食べないから引き取った方がいいという話だったので、
急いで受け取りにいった。
 まだいろんな薬が効いてたのか、知らない環境でパニックになっていたのか、
声をかけてもあまり反応がない。
お腹を見ると、広い面積の毛が剃られていて、2センチくらいの傷口と縫い目が見える。
チビなのに頑張ったなあ。
 料金を払ってタクシーを拾い、篭の中に手を入れて撫でていると、
だんだん声を出すようになった。

 家に帰って、篭から出してやると、恐る恐る家の匂いを嗅ぎ始めた。
ここが自分の家かどうか、まだ判断がつかないようだ。
 しばらくして、やっと落ち着いてきて、家の中をうろつき始めた。
足が引きつれるようで、なんとなく歩き方が変だ。
 いきなり洗面所に飛び乗ろうとして、届かずに落ちた。
水を飲もうとしたらしいが、まだ体力が回復してないのに、無茶するやつだ。
 その日一日は、ちょっとぼんやりして、動きも鈍かったので、かなり心配だったのだが、
次の日になって、動きも活発になってきた。
まだ元通りではもちろんないが、動く範囲も増え、
高いところにも上るようになってきた。
体力回復のためか、ソファで寝てることが多いが、
たぶん順調に回復してきているだろう。
 でも、かなり怖い体験だったらしく、
ちょっと撫でてやるだけで、すぐにゴロゴロと喉を鳴らすようになった。
家にいる幸せを満喫してるんだろうなあ。
やっぱり家が安全だよ。
 剃ったお腹は、うっすらと毛が生えてきている。
早く元通りにならないかな。
縫い目もね。

夏風邪は、相変わらず抜けていない。
咳は出るし、夜になると7度ちょっとくらいの熱が出る。
もう半月くらい続いてるんで、また月曜あたり医者にいってみるかな。
大汗掻いて極冷えのカフェに入ったのが発端だったんだけど、
きっと今年はそういう人が多いだろうな。
夏は大好きで、夏バテなんて生まれて一度もしたことがないのに、
ほんとに物凄く久し振りに夏風邪は引いた。
何十年ぶりだろうなあ。
ちょっと記憶にない。
まあそれだけ変な夏だったということだ。
ゆうべから、突然右膝が腫れ始めた。
きっと風邪の熱が飛び火したんだろうな。
ちょっと抵抗力がなくなってるんだ。
しかし、左膝は靱帯が切れてるからよく腫れるけど、
右膝がってとこが珍しい。
おかげで、今夜は夜中に7度5分まで上がった。
とりあえず約束の原稿はできた。
明日は週アス。
あさっては、「漫画ノート」に添える漫画のコピー取りの続きだ。
これが200点あると大変なんだ。
やってもやっても終わらない。
しかし、「漫画ノート」って、どれだけ分厚くなるんだろう……。
ちょっと心配。
まだ束見本見てないしな。

夕食をどこで食べようか迷って、ソイビーンファームにした。
ここは、味噌を使った料理を出すところだ。
あらゆる料理に、いろんな味噌が使ってある。
前菜からスープにメインディッシュ、デザートに到るまで味噌味だ。
でも、もちろん変化に富んでいて、みんな同じ味になったりはしない。
ここはロールキャベツが売り物なんだけど、これにもみそ味がついていて、
柔らかくてジューシーで、非常に美味い。
ここで食べた味噌も売っていて、気に入ったら帰りにお土産にできる。
今日はコースで頼んだけど、単品でも美味しい。
すっかりお腹がいっぱいになったけど、
今日は、家にデザートがある。
アテスウェイでケーキを買っておいたのだ。
ぼくは和菓子の方が好きなんだけど、アテスウェイは別だ。
ここで、和栗をたっぷり使ったサントノーレと、新作を2種類買った。
サントノーレは知ってる美味しさ。
新作ふたつは、爽やかな味と、濃厚だけどさっぱりした味。
どちらもシェフの才能を感じる。
色も形も含めて、ここのシェフはセンスがあるなあ。
ずっと吉祥寺で、というか近所でやっててほしい。

免停90日が、地獄の講習2日間のおかげで、なんとか45日になった。
明けたころには、ドライブシーズンだな。
 今日は、試験があった。
 40問のうち36問以上の正解だったかで、刑期が半分に短縮される。
 とはいっても、昨日と今日の講義は、みんなこの試験のためのもので、
講師が解答を教えてくれる。
これが出るとはいいませんが、ここにアンダーラインを引いておいて下さい、
というような、よくわからない言い回しで、解答をみんな教えてくれるのだ。
 なんのための試験なんだろうな。
2万7000円のアリバイ作りか。
 講師は何人かいるのだが、みな60歳以上のようだ。
どこかの天下り、というよりも、再就職かな。
彼らと、この組織のトップ連中を養うために、交通違反というシステムが使われているわけか。
 2日間折りたたみ椅子に座る一番辛いペナルティも、これで終わった。
とりあえずはやれやれだな。

 今日は自転車で行こうと思ってたんだけど、雨が降りそうだったんで、またタクシー。
帰りは、武蔵小金井行きのバスがすぐきたんで、三鷹じゃなくて、そっちにいってみた。
 バスの車内アナウンスって、機械的に録音されてるんだろうな。
「次は霊園前でございます」
 という場合、「次は」「霊園前」「でございます」が別々に録音されて、組み合わされるようだ。
 みんな同じ女の人の声なんだけど、
「次は」は明るい声、「霊園前」はクールで事務的な声なんだけど、
「でございます」で一転、もうなんだか溢れる幸せいっぱい! 
という笑顔を含んだトーンの高い語尾上がりの声だ。
「次は」「霊園前」「でございます」!
 ひとりで笑ってたんだけど、乗客は誰も不思議ではないようだった。
▽ 
今夜は、吉祥寺寄席。 
 林家彦いち、柳家三之助、それに太神楽の翁家和助。
 今回は夏休み企画で、客がお子様同伴だった。
大人と子供と一緒の客は、演者もやりにくかっただろうな。
彦いちは、力業で押し切っていた。
ちょっとうるさかったけど、まああれもありか。

いや意外となんでもなく、普通にこなせてるよ。
スピード違反講習。
 ゆうべは3時前にベッドに入ったのに、案の定寝られなかった。
7時過ぎに起きたんだけど、いつも寝るの7時過ぎだもんなあ。
そう突然変な時間に寝られない。
 寝ないでイベントに参加。
こりゃ起きてるのが大変そうだ、と思ったんだけど、
なにいってんだか聞こえなくて退屈な人の講義以外は、なんとか寝ないでこなして、
構内の箱庭をランサーで3キロほど走ったりして、なんとか無事スケジュールをこなした。
 明日はまた9時20分からだ。
今日はタクシーでいったけど、明日は自転車でいこうかなあ。
雨は大丈夫だろうか。
 教室が冷房でうすら寒くて、体調が変だったんで、
セサミに寄って500メートルほどプールで泳いで帰ろうと思ったら、
6時過ぎたら急に人が減ったので、
レーン占有でもう500メートル泳いで、計1キロで引き上げる。
 歩いて吉祥寺に向かう途中で、もんくすふーずで夕食にすることにして、
入った途端土砂降りだ。
結局オヤジと2時間も話してしまった。
 さあ、また明日だ。
 でも、その前に「漫画ノート」の準備。
発売は、11月だなあ……。

「9.20」
明日は、今夏最大のイベントが待っている。
正確には、「明日から」だ。
スピード違反の、9時から5時までの地獄の講習が、
府中の試験場において、2日も連続であるのだ。
ああ考えただけでも気が重い。
2万7000円だかも払った金は、いったい誰の懐に入るんだろう。
二度と見もしないテキストやパンフレットを書く人たちや印刷する人たちや
運搬する人たちが、よってたかって分けるんだろうな。
2日間もそう大して効果があるとも思えない講義やらなんやら受けるのは、
まあ嫌なことをさせられるペナルティなんだからしょうがない。
でも、このへんの金の流れには、誰も手を突っ込まないんだなあ。
ぼくの払ったあの金が、誰の手に入ってるのか、
考えただけでなんだか頭の中がむずむずするよ。
日本中から天下りや利権団体をなくしたら、ずいぶんすっきりするだろうな。

やっと夏風邪が抜けてきた。
おかげで、ずいぶん時間をむだにしてしまった。
もっとやらなくてはいけないことがたくさんあったのに。
今月は、比較的時間の余裕があったんで、
やりたいことも多少はできたんだけど、もっとできたはずだったんだよな。
志賀にも四万十川にもいけなかったしなあ。
でもなんとか、咳も抜けてきた。
熱はもう下がった。
さあ遊ぶぞ、というころには夏は終わりなんだよな。
その上、スピード違反講習も待ってるし……。

 U-17は惜しかったなあ。
先制点は、ミドルキック入れられた直後だったんで、
タイミングといいGKをあざ笑うループといい、ベストだったんだけど、
あのあとの立て続けの2点がなあ。
やっぱり17歳以下でも、フランスはフランスだ。
決勝Tに進めなかったのも残念だったが、北朝鮮が進出してるのがどうも。
でも、やっぱり下の層は面白い。
U-20もいいし、心配なのはオリンピック世代だな。
特に平山と、あとは反町だな、心配なのは。

劇作家の高取英が誘ってくれたんで、
新宿紀伊国屋ホールの月蝕歌劇団公演を見にいってきた。
 高取の芝居は遥か昔から見てるけど、近年はちょっとご無沙汰だった。
「聖ミカエラ」あたりのころはよく見てたんだけどね。
 客が満員だったのには驚いた。
月蝕だよ。
誰が見にいってるんだ。
小劇場の方が似合うのになあ。
 今回は、「寺山修司 過激なる疾走」。
寺山修司の一生を描いている。
高取はかつて、寺山のスタッフをやっていたのだ。
 月蝕の芝居には、特徴がある。
若い女の子が大量に出てきて、タイムスリップして、チャンバラがある。
あとはミュージカル風なとこだな。
もちろん、今回もそうだった。
寺山なんだけど、そんなことは関係ない。
なにをやっても、月蝕は月蝕だ。

 終わったら、ふたつ隣の席のオヤジに声をかけられた。
誰だっけと思ったら、版画家の大西信之くんだった。
横山宏の友人だ。
寺山の主催する天井桟敷で、合田佐和子の下に、横山くん共々いた。
 もうひとりの顔見知りに声をかけられた。
こちらは、感極まって泣いていた。
泣くような芝居でもなかったと思うので、寺山というか桟敷関係者だな。
 まだ夏風邪が抜けてなくて、館内がちょっと寒かった。
 麺通団でうどんを食って帰ったら、案の定熱がまたぶり返していた。
といっても、7度4分止まりだけどね。
 かき氷を2杯食べて、仕事だ。

また昨日も、かき氷を食べてしまった。
涼しかったのに。
いや、気温は関係ない。
かき氷が美味しいから食べるのだ、アイスロボで。
掲示板やらmixiやらメールやらで、ぼくが書いたのを見て注文したという人が、
既に4人はいる。
かなり貢献してるよな。
ロボを作ってるのは、中部コーポレーションだ。
建築金物、玄関マットからマンホールカバーまで作っている。
ほんとは、こういうのが家にあるといいんだがなあ。
ただ、この会社のサイトを探しても、アイスロボって名前が出てこないんだよな。
ちょっと不思議。

夏風邪が、なかなか治らない。
熱は6度台後半から7度ちょっとくらいで、熱には強い方なのでこのくらいなら平気。
7度5分過ぎると、長時間の仕事が、集中力切れちゃってむつかしいけどね。
問題は、咳だ。
起きてる時も多少出るが、寝る時にやたら咳き込んで、
さっぱり寝られないのだ。
妻もうるさいだろうが、ぼくも自分の咳ながらうるさい。
もう咳のしすぎで、腹筋が痛い。
ビリーよりも効くよ。
月曜に医者にいって、抗生物質と咳止め等をもらってきたんだけど、
はかばかしい効果がない。
気管支炎は起こしてるが、肺炎にはなっていない。
もうそろそろ治ってくれないと、外出もできない。
といいつつ出てるけど。
スピード違反の講習が、今日明日とあったんだけど、
ちょっと朝9時からいくのは無理そうなので、来週にした。
早く治らないかなあ。

今日も36度あって、猛暑日だったらしい。
陽射しが強かったもんなあ。
暑さも一山越すとかいってたが、相変わらずのようである。
 しかし、うちは平気である。
 なぜなら、アイスロボがあるから!

今日は、小豆を煮て抹茶のシロップを作り、宇治金時だ。
これがもう絶妙の美味さだ。
ああ日本人でよかった。
 さくっとスプーンを差す手応え。
お茶の香り。
いい小豆の甘い香り。
 気がつくとばくばく食べてしまって、眉間がキーンと痛くなる。
痛いのはやだが、宇治金時は美味い。
 うちの実家の愛知県豊田市には、「せんじ」というものがある。
色のない白蜜かき氷だ。
これがぼくは大好きなのだ。
 先日、実家に顔を出した時に、
小坂の上坂商店で食べた五平餅とせんじの美味さといったら、もう特筆もんである。
駅前の文ちゃん焼きといい、庶民的な美味しい店があるんだよな。

アイスロボがこんなにいいとは。
こないだ通販で、電動かき氷機を買ったんだけど、毎日大活躍なのだ。
 もう暑くないかもと思ったが、一昨日の涼しい日でも2杯も食べてしまった。
今日も小豆を煮て金時だ。
冷蔵庫の製氷室の氷で、けっこういい氷がかけるってとこがいいよな。
 我が家では、もう元を取るのも決定の優れものだ。
夏はやっぱり、かき氷だー!

今日は新宿に、笹峯あいの芝居を見にいってきた。
彼女の脚本・演出・出演だ。
どうも珍しく引いた夏風邪が治り切らないんだけど、
でもまあ、7度くらいしかないし、咳が出るくらいだからな。
舞台は、新宿の世界堂のそば。
何十人かでいっぱいの、小さな小屋だ。
舞台はなく、客席と芝居するスペースは、同じ平面にある。
目の前30センチで役者が芝居する、臨場感溢れる小屋だ。
 あいちゃんが中心で集めたらしいし、きっと若い女の子ばっかりだろうと思っていたら、
7人の役者の年齢層が意外に高いんで驚いた。
あいちゃんも、自分の場所を見つけようと頑張ってるな。

 芝居を見始めたのは、30歳前くらい。
それから20年以上、毎月2本くらいは見ていた。
小劇場系ばかり、数百本の芝居を見たな。
 大人計画の舞台で松尾スズキがだんだん奥に引っ込んでいき、
ほかの役者が面に出てきて、作りがしっかりしてきて普通の芝居みたいになってきたころから、
芝居を見なくなった。
もう大人計画も、ぼくの一番面白いと思う形ではなくなってしまい、
ほかに興味を持てる劇団が、当時なかった。
 また最近、少しずつ芝居を見始めている。
相変わらず小劇場系だけど。
まだ面白い劇団は見つからないが、それはゆっくり探せばいいかな。


「マンガ夜話」の剛腕アシスタントとして名を馳せた笹峯あいが、
脚本・演出・出演で芝居をやっている。
「S-複数形-」
まだ19日の日曜、昼夜公演が残っている。

ハンバートハンバートを聴きにいった。  
 CDではずっと聴いてたんだけど、誘ってくれたのでありがたく下北沢ラ・カーニャでライブを聴く。
 ラ・カーニャは、コンサート用の場所ではもともとないと思うんだけど、
今はよくいろんな歌手のライブをやっている。
ぼくと同世代の、一緒に時代に吉祥寺をうろついてたような連中が多い。
 ハンバートハンバートは、男女ふたり組だ。
まだ30歳前後なのに、70年代の匂いがある。
あの頃の歌手が、そのまま時代を経てきちんと現代性を持つと、
きっとこんな風になるなという、懐かしさも新しさもあるふたりだ。
 佐藤くんはギターを弾きフィドルを持ち、70年代の達者なミュージシャンのようだ。
佐野さんは可愛くていい声をしている。佐藤くんとの声質のマッチングも最高だ。
 50人くらいで満員の客席は、案外年齢層が広い。
新しい客も古い客も、興味が持てる音なんだな。
曲もいいし、歌もいい。
CDもいいんだけど、ライブで聴きたい歌だ。
 すっかり気持ちよくなって、二三六で明石焼きと牛すじ入り葱焼き。

 一昨日、半端に時間が余ったんで、カフェで本を読んでたら、
激寒の店で、すっかり濡れた体が冷えて、それ以来やや体調が悪い。
喉が腫れてて、少し熱がある。まあ風邪なんだけど、出かけてたらちょっと悪化したかな。
帰って熱を計ったら、7度4分だった。
まあこのくらいなら、仕事はできる。

 こないだの東スポに、八代亜紀の絵が出てたけど、
八代亜紀の絵はほかの芸能人の絵と違って、凄い技術と熱意があるんだよな。
キムタクの女房の油絵風少女漫画みたいなのとは、ちょっとケタが違う。
これで才能さえあればと思わせる力作が多いんだけど、
昨日見たのはまた一段と凄かった。
 八代亜紀の自画像なんだけど、ゴジラのように燃え上がる放射能を吐いている。

きっと、自分のイメージする自分の歌っている姿は、こうなんだな。
凄い。

やれやれ、なんとかオランダに送金できたようだ。
 中一日おいて、今日は4時間睡眠で原稿を渡し、なんとか3時10分前に銀行に辿り着けた。
 番号札を取って、順番を待ち、窓口で海外の銀行に振り込みたいんというと、
また一昨日と同じ女の人が出てきた。
海外担当の人なんだな。
 先日渡された書類にわかるところをひととおり書きこんだものを渡した。
 女の人はざっと目を通して、「今日は時間がアレで……」という。
アレってなんだ。

「××××は明日になりますが」
「え? ××××?」
 ××××というのは、知らない言葉だ。
「その明日になるなんとかって、なんですか?」
「××××が明日になってしまうと思います」
「いや、そのなんとかって、どういう意味ですか?」
「時間がアレなのでので……(笑)」
「今日はもう3時近いので、送金手続きはできないという意味ですか?」
「明日になってしまうんですよねー(笑)」
 どうもなにをいってるんだか、よくわからないのだ。
「そのなんとかって言葉は、あなたたちの内輪の言葉でしょ。一般の人にはわからないですよ」
「いえ、そんなことありませんよ(笑)」
 女の人は、困ったように笑うばかりだ。
「銀行の人には普通の言葉かもしれないけど、外の人間にはわからないですよ」
「いえ、みなさんおわかりになりますよ(笑)」
 銀行にくる客は、専門用語をよく勉強してるんだなあ。

「ええと、あと振り込み先の銀行の支店をお書き下さい」
「もう書いてありますよ。これがそうです」
「あ、そうですか。では支店の住所もお願いします」
「いや……、そんなこといわれても、オランダの銀行の支店の住所なんて、わからないでしょ」
「みなさんにお書きいただいてますけど(笑)」
「そりゃいつも同じところに送金してる人は知ってるかもしれないけど、
今回初めてとか一度だけとかの振り込みだったら、
そんなよその国の銀行の支店の住所なんて、誰もわからないでしょ」
「そんなことありませんよ。みなさんお書きになってます(笑)」
 三井住友銀行吉祥寺支店の客は、みんな努力をしてるんだなあ。
いったいどうやってそんなもの調べてるんだろう。
「とてもそうは思えないけど、
ここに支店を特定するBICコードが書いてあるんだから、住所は必要ないんじゃないんですか?」
「いえ……(笑)」
 どうもぼくは、困った客らしい。女の人は、苦笑につぐ苦笑だ。
 それでも住所は書かなければ書かなくてもよかったらしく、空欄のままだった。
いったいなんなんだ。
・ 

これでひと通り記入も済み、ではよろしくと帰りかけたら、また呼び戻された。
「あの、口座はこちらですか?」
「え?」
「こちらの口座から振り込みされるんですよね?」
「……どういうこと? 
その書類に書いた銀行口座から振り込みをするのかという意味? 
だったら、当たり前だと思うけど」
 そりゃそうだ。
そのために口座番号を書いたのだ。
聞くまでもないだろう。
「あのー、この欄にはお客様のお名前ではなくて銀行の口座名を書いていただくんですよね(笑)」
 女の人は、書類の一番上の署名欄を指して、心底困った顔だ。
ぼくはとんでもなく常識外れのことをしたらしい。

 振り込む人の名前を書く欄に、ぼくはもちろんぼくの名前を書いて押印した。
振り込む人の名前を書いて捺印するようにと書いてあったからだ。
 現金を引き出す口座は、個人名ではない口座だ。
でも、口座名を書けと書いてあるわけではなくて、
振り込む人の名前を書けと書いてあるから、その通りにしたのだ。
「ここに、振り込む人の名前を書けと書いてあるけど」
「いえ、でもここには口座名を書いていただくんです(笑)」
「口座の名称を書くんだったら、口座の名称を書けと書いておいてくれればそう書くよ。
でも、振り込む人の名前を書けと書いてあるじゃない」
 別に書き換えることには問題はないが、ぼくのミスのように笑っていわれるのは納得できない。
「いえ……、ここはですね、口座名を書いていただくことに決まってるんです(笑)」
「決めたのはあなたたちの勝手でしょ。ぼくは書いてある通りのことをしただけです。
読み方が間違っているんなら、どこが間違っているのか教えてください」
「あのー、すみませーん、ちょっとー」
 女の人は、奥にいた中年の男性を呼んだ。
「あのー、どうもこちらのお客さまにご理解いただけないようなので」
 ぼくは完全にクレーマーだ。
 まあそんなことがいろいろあったが、振り込みは完了した。
やれやれだ。
三井銀行吉祥寺支店の人材は、かなり質的な問題があるということはわかった。
ずっと前から知ってるんだけど。
・ 

その後、眼鏡の修理にいったら、携帯に電話がきた。
0422だから、武蔵野だ。
 折り返し電話したら、三井銀行吉祥寺支店××です、という男の人が出た。
「今そちらからお電話をいただいたようなんですが」
「男性ですか女性ですか」
「は?」
「男性ですか、女性ですか」
「ぼくですか?」
「いえ……、お電話差し上げたのは、男性でしたか女性でしたか」
「いや、たった今携帯に電話があったんだけど取れなかったんで、すぐ折り返したんですが」
「ちょっとお待ち下さい」
 ♪水牛は群れさすらいカモシカは戯れ、とオルゴールが鳴った。
ずいぶん待ったが、誰も出ない。
 やっとさっきの男の声がした。
「すいません、ちょっとわからないので、また後ほどお電話いただけますか」
「いや……、ぼくが用があるんじゃなくて、そちらからかかってきたんですよ。
わからないんならどうでもいいです」
「ええと、ちょっとお待ちください」
 そして、また、水牛は群れさすらって、今度は若い女の人が出た。
「もしもし、お待たせしました」
 返事しようとしたら、中年の男の人の声が割り込んできた。
「もしもし、××部の××ともうします」
 さっき描いた書類に不備があったので、そちらにうかがいたいという。
なんだか態度が違うな。
 五時には戻っていると返事したら、ではそれまでにうかがいますと、またオルゴールになった。
 また誰か出てくるのかと延々と待ったが、誰も現れない。
俺が電話代払ってるのに。
 こりゃ電話を切ったつもりで保留にしちゃったなと、電話を切った。
・ 
5時15分頃に、××さんは汗まみれでやってきた。
「あ、どうも先生すみませんでした」
 ふーん、口座を調べたな。
 まあ書類は無事に決定稿になり、振り込みも済んだようだ。
 三井銀行吉祥寺支店は、この先大丈夫なんだろうか。

オランダの大学院にいる娘にカンパを送ろうと、銀行にいったのだ。
三井住友銀行吉祥寺支店だ。
 二階に上がって、さて、どうすればいいのかなと、
案内係の中年のオバサンに、海外の銀行に振り込みするにはどうすればいいんですかと聞いたのだ。
 番号札をお取りになってお待ちください、とオバサンはにっこり笑っていう。
 これは、返事になってないよな。
 海外の銀行に振り込みをしたいんですが、方法がわからないんです、ともう一度オバサンにいった。
 番号札をお取りになって、お席でお待ちください、とオバサンはまたにっこり笑う。
 いや、海外の銀行に振り込むにはどうすればいいのかを教えていただきたいんですが、ともう一度いう。
 口座はお持ちですか? とオバサンはあくまでニッコリ笑っていう。
「口座? なんの口座ですか?」
「口座があるとすぐ振り込めますけど」
 オバサンの笑顔は堅い。
「あなたがなにをおっしゃってるのかわからないんですが、
口座というのはなにの口座のことをいってるんですか? 
この銀行の口座を、ぼくが持っているかどうかということですか? 
振り込む相手が、三井住友銀行の口座を持っているかどうかということですか? 
もう少し具体的におっしゃってください」
「番号札を持ってお待ちください」
 オバサンは、ぼくをやっかいな客と判断したようだ。
「つまり、番号札を持って順番が来たら窓口にいって、そこで振り込み方法を聞けということですか?」
「そうです」
 オバサンは険しい顔でニッコリ笑った。

 ぼくは214番の番号札を取って、順番を待った。
 五分も待たずに順番がきたので、窓口にいき、海外への振り込み方法を聞いた。
窓口のお姉さんは、ちょっとお待ちくださいと、奥にいた中年の女の人を呼んだ。
 カウンターの隅にいき、女の人に、オランダの銀行に振り込みたいんですがといった。
 身分を証明するものはお持ちですか、と女の人は聞いた。
証明ですか、今はアメックスとVISAのカードくらいしかないですが、というと、
写真がついてないと駄目だという。
そうじゃなかったら、銀行に登録した印鑑が必要だという。
 不正送金防止ということなんだろうか。
 免許は免停中なんでないし、
写真のついた身分を証明できるものというと、あとはパスポートだけど、
持って歩いてはもちろんいない。
でも、免許もパスポートもない人はけっこういそうだがな。
 振り込み先の銀行はどこかというんで、振込先の口座を見せる。
IBANコードという口座を特定するものが必要ですがというので、それとBICコードを見せる。
BICは、銀行と支店を特定するコードだ。
 支店名はわかりますかというので、それはわからないといったら、

それが必要だという。
でも、BICコードで特定できてるんだから、
別にここで名前がわからなくてもいいんじゃないの。
おかしいよなあ。
 振り込み相手の住所はわかりますかというので、ここではわからないというと、
それがわからないと振り込めないという。
銀行も口座名も支店も特定できてるのに、その上に住所なんて、ほんとに要るのかなあ。
 結局、この日は振り込めなかった。
3時までに銀行にいくのは、至難の業なのに、またいかなくてはいけない。
 銀行は、まったく役所みたいなとこだな。

毎年夏には、ソーメンを食っている。
 以前はほとんど毎日ソーメンということもあったが、
さすがに最近は、妻もいることだし、週に一回もないくらいだ。
でも、それがちょっと不満。
 やっぱり夏はソーメンだよなー。
毎日豪快に啜りたい。
 ずっと何年も前に、ソーメンを入れるいいガラス器がほしくて、
古道具屋を常に見て回っていた。
新しいのでもいいんだけど、
子供のころに家で食べたちょっと懐かしい形の器がほしくて、探していたのだ。
 まずひとつは見つけたんだけど、
それは朝顔型の、やや入る量の少ないものだった。
次の年に、もっと深いものを見つけて、それ以来はずっとそれで食べている。
 やっぱり、夏はソーメンだよ。
 夏は好きなので、暑いからといって食欲は落ちない。
だいたい、どんなに具合の悪い時でも、食欲がないということがない。
39度の熱を出していても、夕方になれば腹が減る。
生まれてこの方、食欲がなかったことは、一度しかない。
その時は、ああなにも食べたくないなあと思って、
そうかこれが食欲がないということかと、ちょっと嬉しかった。
初体験で。
 今日、西友には、ソーメンがひとつも売り場になかった。
すべて売り切れていたのだ。
どこの家でも、夏にはソーメンを食べるんだろうか。
まあこの暑さで、余計にうれてるんだろうけど。
 しかし、ソーメンがないのは困った。
明日はどこかに買い出しにいかなくては。  

昨日あたりから、東京上空でも流星が大量に見えるはずなのだが、
昨日はよく晴れてたのにちょっと出たのが遅かったか、いつまで見ててもさっぱり見えず、
今日は時間を見計らって出たのに、雲が多くて見えず、
結局まだ確かにこれというものは見えていない。
 長いこと見てれば、多少は微かにきらりと光るものは視界を横切ったりするが、
かつて見た獅子座流星群の感動にはほど遠い。
あの時には、宇宙戦争でも起きたかと思うくらいの大きな星がいくつも流れた。
 明日もいちおう見てみるが、ちょっと期待できないかもなあ。

エアコンは、排水パイプを思い切り吹いて、なんとか開通した。
ほんとは吸いたかったのだが、
なにか気管支に詰まってもいけないので、吹いてみたのだ。
 まだ時々ちょろっと水がこぼれたりするが、昨日までに比べれば、なんでもない。
まあこれで、当分は大丈夫だろう。
 お騒がせしました。
ほんとに直ったかなあ……。

今日のバンキシャは、夏休み用の、まあなんというかヒマダネ中心で、
そう激動のニュースはなかった。
 せいぜい朝青龍くらいか。
 朝青龍は、まだマンションから出てこない。
引き籠もっているのか立て籠もっているのかが、むつかしいとこだ。
 朝潮と相撲協会がさんざん甘やかしてきたから、
きっと朝青龍は、なぜ自分が非難されているのか理解していないだろう。
いや、理解はしてるかもしれないが、納得はしていないな。
これまではよかったものが、なぜ今回だけ駄目で、日本中から非難されているのか、
まったくわからないに違いない。
 そりゃそうだ。
 とはいえ、自分がやってきたことが、本当に許されることだったのかどうかは、
分別のある大人ならわかることだ。
日本人でもガイジンでも関係ない。
 帰化して相撲社会に残るつもりはないようなので、
もう充分稼いだから国に帰ろうと思うんなら帰ればいいし、
もっと稼ぎたいと思うんなら出てきて謝ればいい。
それだけのことだよな。

 先達旭鷲山と共に、怪しいビジネスでたっぷり稼いでモンゴルで財を残してるから、
相撲で努力するモチベーションはもうあまり高くないかもしれない。
今回のトラブルで、なおさらだろう。
さてどうなるかな。
 というようなことがすべて話せるほど、バンキシャのコメント時間は長くない。
 まあ朝青龍もハンマーヘッドもブライダルも、楽しくコメントして、
最後に朝青龍と朝潮の似顔漫画をみせたんだけど、
きっと地方じゃこのへんはカットだな。
ローカルニュースをやってるはずだ。
 最後に、微妙に10秒くらい時間が余って、福澤くんがいきなり菊川怜に、
今日のいしかわさんの漫画はどうだった?と聞いたら、
玲ちゃんは慌てて、うーん、今日はよかったですねと答えていたが、
失礼だぞー!

「きょう出来」のキャスターやってた小栗さんが、
今日はうちに飯食いにきてたので、日テレからはすぐに帰って、
12時過ぎまで妻と小栗さんと3人で、飯食ってお茶飲んで話した。
彼女は、ワシントンにいく。
遊びに行かなくちゃな。 

仕事机の上のエアコンから水が溢れてくるんで使ってなかったんだけど、
フィルターの掃除でなんとかなるかなあと、
机の上にまた椅子を乗せて、なんとかフィルターを外して洗ってみた。
 しばらく日向で乾かして、再装着。
 スイッチを入れてみると、どうも水は出ないようだ。
フィルターをきれいにすると、どうして水が出ないのか、よくわからないんだけど、
まあ出ないんならそれでよろしい。
 その後しばらく仕事していて、ネットで検索しようとマウスを動かしたんだけど、カーソルが動かない。
タブレットでは動くんで、マウスの問題だ。
ロジクールの無線マウス。
 おかしいなあといろいろ試していて、ふと無線のベースを見てみたら、濡れていた。
やっぱりまだ水は漏れていたのだ。
大量ではないが、ポトポトと落ちていた。
それが、無線マウスのベースを直撃していたのだ。
 慌ててティッシュで拭いたけど、まだ回復はしていない。
 さて、完全に乾けば、また動くようになるかなあ。
高いのに。
 中も掃除してもらわないと駄目かな。
それはいいんだけど、掃除してもらってる間は仕事ができないのが困るんだよなー。

「9.14」

「バンキシャ!」
の打ち合わせ。  
今日はネタの打ち合わせをやったんだけど、
今週は夏休み用に、家族向けのネタが多いかな。
政局の話とかはなさそうだ。
 打ち合わせは、南口のYUKKAで。
ボアの隣の4階だ。
 ここは以前、キャバクラじゃなかったかな。
取材で一度入ったことがある。
下連雀が実家とか、地元民のお姉ちゃんの多い店であった。
質的には論外であったが、面白かった。
 その連載は、毎回誰か友人を連れてキャバクラにいくというよくわからない連載だったが、
友人一同には喜ばれていた。
 そういえば、結局単行本にはしなかった。
単行本にしようと思いつつ、まだ果たしてないものがいくつかある。
 どうも、こちらから声かけるのが面倒なんだよな。
日々の仕事に追われていると、それ以外の仕事を作るのがちょっとおっくうだったりもする。
面白いネタだから、絶対本にまとめようと思ってはいても、
思ってるだけで手がつけてなかったりする。
 単行本の企画を探してる出版社は、声をかけてください。
硬軟いくつかあります。
 とはいっても、今は「漫画ノート」だ。
カバーを今週中に描くぞ。

府中にいってきた。
運転免許試験場だ。
もちろん、スピード違反の処分が決定するわけだ。
しかし長いなあ。
3月の違反の処分が、やっと8月に出るのか。
今日で免許を取り上げられてしまうので、家から自転車でいった。
吉祥寺と府中は、ちょっと遠い。
特に、晴れた夏の炎天下を走るには、ちょっと遠い。
その上、どうも自転車の後輪の空気がしっかり入らない。
すぐ空気が抜けてきてしまう。
だったらタクシーでいけばいいんだけど、
ちょっと自転車気分かなと思ったのだ。
いってみたら、なんだか窓口もみんな丁寧で、
あっという間に手続きは終わってしまった。
免停90日だ。
2日間の講習を受けると、最短で45日になるらしい。
じゃあまあ受けてみるかと、ちょっと夏の行事を調整して、
日程を適当に決める。
朝9時から夕方5時までだ。
これは、かなりの苦行らしい。
眠気と腰痛との闘いだという情報が既にあった。
仕方がない。
これもネタにするつもりなんで、辛くてもそれなりの成果は得なくてはいけない。

往復汗びっしょりで吉祥寺に戻り、
自転車屋で後輪を診て貰う。
チューブがよれていて、それで空気が入りにくかったようだ。
チューブ自体もだいぶ傷んでいるので、
そのうち替えた方がいいようだ。
でもこれで快適に走れるようになった。
さて、講習2日を、自転車でいこうかタクシーでいこうか。
朝8時半ごろ出なくちゃいけないが、
道路は混んでるのかな。
そんな時間に走ったことがないんで、よくわからない。
ああ気が重い。

 駅前で30分くらい時間が空いてしまったので、ちょっと楳図邸を見てくることにした。
 前のぼくの仕事場のすぐ裏だ。
あそこを知ってる人なら、すぐわかる。
 渦中の家は、家全体がネットに覆われていて、全貌がよくわからない。

でも、けっこう大きい家だ。
噂の楳図キャラをイメージした小さい塔も右上にあるが、別に違和感はない。
 地面を道路よりもちょっと盛り上げてその上に建ててるんで、凄く大きく見える。
これを赤白のストライプにしたら、さぞかし迷惑だろうな。
話としては面白いが、それがもし自分ちの隣に建ったら、悲しくなっちゃうよな。
 別荘も赤白ストライプで、

これも強烈だけど、山の中だからな。
被害も少ないってもんだ。
 まあ楳図さんは無邪気に計画したんだろうけど、街には調和ってものがある。
自分さえ満足すればいいというわけではない。
同じ街に住むものとして、
ぜひ赤白はシャツだけにして、思いとどまっていただきたいなあ。

朝青龍を神経衰弱とか、あと3,4日で鬱病になるとか診察した本田医師は、
沖縄では有名だ。
 テレビを見ていると、突然こんなCMが始まる。
http://www.honda-htc.com/imagem/cm.avi
 真ん中で肩を組んでるのが、本田医師。
そうなのだ。
本田医師は包茎専門病院の先生なのだ。
沖縄にもクリニックがあるのだ。
http://www.honda-htc.com/
朝青龍も、人知れず悩んでたんだな。
男として、わかるよ。

吉祥寺の街を歩いていたら、古い知り合いとばったり会った。
ハルキさんとユミコさんだ。
ふたりは、ずっと昔、ぐゎらん堂という店を吉祥寺でやっていた。
ぼくの学生時代の話だ。
ふたりで10年やって、ハルキさんの弟が引き継いで、もう5年。
ぼくは前半で入り浸った。
毎日大学の帰りに寄って、深夜まで、時には明け方まで遊んでいた。
ぐゎらん堂には、いろんな人がいた。
ただの高校生から大学生、歌手にイラストレーターに編集者、デザイナー、
役者に教師に絵描き。
そんな連中の中で、一番若かった時代のぼくも揉まれて、ちょっとは大人になった。
ハルキさんとユミコさんは、店を辞めて、いつの間にか文筆業者になっていた。
もう30数年経っている。
入り浸っていた連中ともたまに会うけど、
みんなすっかり年は食ったが、見た目は案外変わらない。
気持ちはまだまだ若いな。
昔の常連が集まると、当たり前だけど、一緒に来る子供ももうすっかり大人になっている。
ワタルは死んだけど、赤ん坊だった息子の蓮はミュージシャンになっている。
ほんとに長い年月が経ったんだなあ。
ハルキさんとユミコさんを誘って古い喫茶店に入り、しばらく話した。
昔の話や今の話。
昔は、今と繋がってるから意味がある。
昔があるから今もあるんだな。
ダイヤ街でふたりと別れ、ぼくはロヂャースで猫のトイレの砂を買って帰った。

仕事机の上に、エアコンがある。
今年はまだつけてなかったんだけど、ここんところの暑さに耐えられず、ついにスイッチを入れたのだ。
 ああエアコンは快適だ。
 そしたら、数時間後、いきなりザブザブと水を吐き出したのだ。
 その下には、コンピュータとモニターが2台ある。
スピーカーもある。
 慌ててスイッチを切って、とりあえず水を拭いて窓を開けたんだけど、仕事をしてるとやっぱり暑い。
 またスイッチを入れると、またさっきほどではないが水がぼとぼとと落ちてくる。
しょうがないんでタオルを敷いてやってたが、うーん、困ったなあ。
修理を頼まなくちゃいけないよなあ。
もう8シーズン使ったけど、エアコンの寿命ってのはどのくらいだろうか。
あんまりエアコンを使わない家なんで、酷使はしてないんだけどね。


芋虫発見。 
乱歩ではなく、本物の話。
 さっき窓から庭の酔芙蓉をふと見たら、
昨日は確かに存在していた若葉が、半分くらいに減っている。
 さては、と葉の裏をチェックしたら、もういるいる。
黄色と黒の長い虫と緑色の細長い虫が、全部で10匹くらいいて、酔芙蓉を食い荒らしていた。
 ほかにも木はいっぱいあるのに、最近は酔芙蓉ばっかり狙ってくるのは、
これが旬なんだろう。
女房質に入れて食いにきてるんだろうな。
 1週間くらい前にも何匹か取ったんだけど、どこからかやってくるんだなあ。
せっかくの若い葉っぱが台無しだよ。
 すべて取って、表の道路に捨てる。
 すまんが、よそんちの木を食ってくれ。
 薔薇の葉は、もうだいぶ前に全滅した。
あとは、それほど美味しい葉っぱはないようで、被害はその程度で収まっている。
 1日2日見ないと、もうあっという間に葉っぱを食い尽くされてる。
でも、そうそう葉っぱばっかり見てられないしなあ。
薬品使うのも最小限にしたいし、どうも大変だ。
 秋になったら、庭の再編をしよう。

「漫画ノート」の本文部分は、すべて完成。
章立てして、200本を割り振った。
まだカバーを描かなくてはいけない。
今週はちょっと厳しいなあ。
でも、もう一息だ。
頑張ろう。

五十嵐大介と会った。
インタビューを頼まれて、小学館で会ったんだけど、
通されたところが地下のなんだか薄暗いところで面白かった。
あれは、出張校正室かな。
初めて入った。
五十嵐くんは、小柄で切れ長の目をした好青年。
あんな好青年だとは思わなかった。
もう少し癖のある人かと思ってたよ。
長いインタビューだったけど、3分の1は海と山の話をしてたな。
終わってから、神田のラドリオへ。
もう婆さんたちはいなくなってた。
店は変わってないんだけど、ちょっと風景が変わった感じ。

下北沢でT-1GPって、トークイベントがあった。
知り合いが何人かくるんで顔を出したんだけど、
うーん、なんだかもやもやしたものの残るイベントだった。
客を入れた舞台にひとりずつ上がり、
ひとり10分の制限時間の中で喋って、一等賞を決めるというイベント。
ひとり目は、たけし軍団の二軍みたいなプロの芸人。
まだ素人だった。
ふたり目は、えろきゅん短歌というエッチな歌を詠む、川上史津子。
いきなり古い歌謡曲を歌い始め、舞台を転げ回るが、面白くない。
その後、短歌を作るようになったきっかけの話や自作の小説と短歌の朗読をしたんだけど、
こちらはよかった。
必ずしも客を笑わせるイベントじゃないと思うんだけど、力が入っちゃうんだろうな。
次は、誰だっけな、下関マグロかな。
彼はライターなんだけど、アマチュア落語みたいな語り口で、
フェチの人の話をずっとやった。
落語調である必然性はないんじゃないかな。
話芸があるわけじゃないんだから。
その次は、これもライターの石橋春海さん。
こないだラジオで特番もやった封印歌謡大全」の著者だ。
その次は、プロレスラーの一宮章一。
一宮は、トークのほうがうまいレスラーとして知られている。
元相撲関係者。
裏話をいろいろやって、それなりに盛り上げる。
次は、ええと、オペラ歌手かな。
高野二郎って人だ。

千の風の人は、オペラの舞台に立ったことは一度もないそうだ。
オペラ歌手は食えないという話を延々とやっていた。
次が、飛び道具だった。
盲目のマゾ男優、紅葉なのだ。
AVにどうして出るようになったかとか、どんなことをやってるかとかを、
淡々と嬉しそうに話す。
この人は、楽屋で見たら、体中凄い傷跡だった。
いろんな人生があるよなあ。
この人の話は、面白いとかなんとかいうレベルと越えていた。
それから、なべやかんとぜんじろうが話したんだけど、
素人のキャラに食われてまったく目立たなかった。
それ以前に、才能が感じられなかった。
言葉に対する感性の低さと知識のなさは、悲しくなるほどだった。
結局一等賞は紅葉だったが、これは人生の重みが違ってたな。

朝青龍は、2場所の出場停止か。
厳罰とかいわれているが、相撲から追放されるのかと思ってたから、
軽微な処分としか思えない。
相撲関係者の話では、
相撲協会に出向いた朝青龍は相撲を辞めるといって協会幹部に引き留められ、
2場所休場でお茶を濁すことになったそうだ。
まあ横綱に今辞められたら、困るのは相撲協会だからな。
舐められてるよなあ。

ちょっと実家にいってきた。
大きな花火大会があるんで、それを覗きに行ったのだ。
毎年見てるんで、まあ今年は遠くから見るだけでいいやと、
うちの近くの坂の上から、蚊に食われながら大輪をしばらく見て、
その後は選挙速報を見た。
例年は、花火の真下までいって、真上に打ち上がる花火を見ていた。
腹に響く打ち上げの音がする。
火の粉がわらわらと降ってくる。
もう凄い迫力だ。
2時間見れば一生分見たなという気分になれる。
遠くから見ても美しいんだけど、
やっぱり真下で見るのとは違う。
花火は、やっぱり間近で見るのが面白いな。

唐沢俊一の盗作問題は、最悪の結果になってるようだ。
という話はまた。

うちの母校、愛知県立豊田西高校は、
夏の高校野球地区予選を、なんとか勝ち抜いてきている。
既に4回戦を突破しベスト16、実は、今日が準々決勝なのだ。
強豪東邦高校と闘い、たぶんもう結果は出ている。
さてどうなったかなあ。
なにせうちの高校は、ただの公立高校だからな。
それも、ちょっと進学校系の。
頑張れ、甲子園にいったら寄付金は弾むぞー!

どうやら駄目だったようだ。
今年は、ベスト16どまり。
まあ今年は下馬評もやや低かったようだし、仕方がない。
手持ちのコマで闘うしかない公立校の宿命だ。
さあ、今度は選抜だ。
そして来年の夏だ。
頑張れよ、後輩。

後楽園ホールにいってきた。
DEEPと電撃ネットワークの南部が、よくわからないイベントをやったのだ。
「DEEPGLOVE」というのだが、キックと総合と空手とボクシングとお笑いが
みんなごっちゃになっている。

南部が一番力を入れていたのは、
芸能人最強決定戦だ。
エスパー伊藤は、なぜか決まっていて、
その相手が、清水健太郎になるかどうかというあたりが不確定要素であった。
エスパーは空手をやっていたという話ではあるのだが、
たぶん大したもんではない。
清水は去年の5月から新日本キックの道場に住み込んで本格的にやっている。
エスパーが勝てるわけがないのだ。
清水は、弱いものイジメになるからと辞退し、なぜかリングで君が代を歌った。
ヘタだったけど。
清水の代わりには、格闘技経験ゼロの電撃のダンナ小柳が出場し、
体格差に物をいわせて、エスパーを圧倒した。
エスパー駄目じゃん。
清水は、色物にされたくなかったんだな。

この日のアンダーカードは、女子ボクシングのエキシビジョンだった。
早千予vs.菊地奈々子。
終わってから、勝ったほうからのマイクアピールがあった。
よく聞き取れなかったが、ふたりとも、チャンピオンと元チャンピオンかなんかだったらしく、
それを前座に使う主宰者は失礼だと怒っていた。
でも、ふたりとも技術的には褒められたもんじゃなかったし、
仕方ないよな。

その次は、ホスト最強決定戦。
どうも場内にホストとキャバクラ嬢がいやに多いなと思ってたんだ。

色物ばかりじゃなくて、いい選手もいた。
ビッグベン・ケーサージムは、ラジャダムナンの現役チャンピオンだけあって、
凄いキックとパンチと体捌き。
肘なしだったんで、迫力的にはもうひとつだったが、
うまさは伝わった。

滑川がUWFマッチをやったが、
少年っぽかったリングス最後の遺伝子滑川も、もう子持ちか。
時が経つのは速いなあ。
寒川は総合をやったんだけど、本格進出するのかな。
なんだか電撃のメンバーとか、リングアナやったブラザートムとか、
客席のサンプラザ中野とか、
やたら知り合いの多い興行だったな。
客入りは、そこそこ。

案外早かった。
 どうせ大した報告書はついてないだろうが、いったいどこが故障してたんだろうと、
レポートを見て、驚いた。
 マザーボードを交換したと書いてあったのだ。
 こないだ交換したじゃないか。

ついこないだ、工場に持ってって、マザーボードを交換したじゃないか。
 前回は、マザーボードのなにがどう壊れていたのか教えてくれと頼んだのだが、
教えないことになってるようで、拒否されてしまった。
今回も、書いてあるのはマザーボードを交換したことだけだ。
 この間サポートと電話で話した時、どこがどう壊れていたのか教えてもらえないのかと聞いたら、
レポートがついているはずだといわれた。
マザーボードを交換したとしか書いてないといったら、
ですからマザーボードに問題があったので交換したんですといわれた。
つまり、教えないということだな。
 しかし、マザーボードを交換したのに、またマザーボードが壊れたというのは、
ちょっと問題あるんじゃないか。
マザーボードの品質が悪いのか、マザーボードが壊れる原因になることがあるのか。
 どうも心配だなあ。高いもんなのに。

 先日、仕事をしていたら、なにか声が聞こえる。
声というか、女の叫び声だ。
 時計を見ると、午前1時近い。
 いったい誰がと耳を澄ますのだが、なにをいってるのか、よくわからない。
でも、誰かが叫んでるのだ。
 窓際までいき、窓を開けてみると、女のといっても、どうも年寄りのようだ。
ドンドンドンとなにかを叩く音も聞こえる。
 ずーっと声は聞こえている。
でも、その声に対する反応はなにもないのだ。
どういう状況なんだ。
そして、声の主はどこにいるんだ。
 そっと外に出て、家の周りをぐるっと巡ってみたら、裏の荒木さんちの向かいの家だった。
そこで、誰かが叫んでいる。
 塀の陰から覗いてみたら、薄暗い街灯の下、
白いパジャマのようなものを着た年寄りの女が、民家のドアを叩いている。
 ドンドンドンドン!
「人の男を盗って……」
 というようなことを叫んでいるのだが、ドアの中からは、なんの反応もない。
 どういう状況なんだろう。
 ちょっと近づいてみようと、すたすたとその婆さんが叫んでる後ろを通り抜けたら、
婆さんはさっと振り向いた。
でも、特になにもいわず、またドアに向かってドンドン叩き始めた。
 あれは、痴話喧嘩なのか。
ちょっとおかしい人なのか。
家の人はなぜ出てこないのか。
 結局、最後まで警察がきた様子はなかった。
そして、次の夜には、なにも起きなかった。
昼間見てみたが、その家は、なにも変わったこともない家であった。

「9.1」
今夜は夜遊び。 
する予定じゃなかったんだけど、帰ったのは1時過ぎだった。
 アスキーのF岡と元担当の南條と神足さんと林nobi、
その他何人かでちょっと飯でも食おうというような話になって、
明治記念館の庭園を見ながらビール。
いやぼくはウーロン茶だったんだけど。
 雨上がりの芝生の庭園はなかなか美しかった。
なにか日本舞踊みたいなのを芝生の上でやってたんだけど、
あんまり見てなかったんで、よくわからなかった。
でも、ポラロイド撮影をどうぞといわれたんで、よくわからないまま参加。
あれは誰だったんだろう。
 さて帰って仕事しよ、と思ったら、みんなまだどこかいくようだったので、
じゃあちょっとつきあうかとついてったら、
結局夜中まで遊んでしまった。
ロックのかかってる古い店だった。
 南條はやっぱり、最強だな。
ノースリーブだし。
 それにしても、信濃町に向かう総武線の中で、
いきなり前に立ってた女の子が化粧し始めたのには驚いた。
あんな揺れるところでアイラインを引くのはむつかしいだろうな。

新丸ビルに、うりずんが入っている。
安里のうりずんだ。
ぼくに沖縄情報を聞いた人なら知っている、那覇にある居酒屋だ。
でも、居酒屋の範疇には入りきらない、
料理の美味しいいい店だ。
そこの名物料理が、どぅる天。
どぅるわかしいの天ぷらだ。
といっても、なんだかわからないと思うけど。
これは、今ではほかの店でも作るところが増えたけど、
うりずんのどぅる天が一番美味しい。
一度新丸ビルにも食べにいかなくちゃな。

妻のDELLは、またもや初期不良らしい故障で工場に去っていった。
買ってもう2度目だ。
今すぐ必要なデータだけ救ったので、たぶん前回よりは被害は少ないと思う。
 それはともかく、仕方ないんで一度はリタイアした画面の揺れているレッツノートを妻はまた引っ張り出したのだが、
今度はそれがいかれてしまったのだ。
 画面が揺れて見づらそうだったので、大きいモニターにつないでやったのだが、
こちらも起動しなくなってしまった。
 USB系をすべて外し、セーフモードで立ち上げようとしたが、
セーフモードにまでたどり着けないで無限ループに入ってしまう。
 何度目かにセーフモード画面になったので、よし今だと思ったんだけど、
結局そこから先に進まない。
 データを救ってくれと頼まれたんだけど、
ノートのHDD取り出す勇気はないんだよなー。
困った困った。
 弱り目に祟り目とはこのことだ。
トラブルは、もっとも起きてほしくない時に起きるものだ。
マーフィーさんのいうことは正しい。
 しかし、いつになったらコンピュータは家電の仲間入りするんだろう……。

携帯に電話がきた。
 携帯電話の番号は、ほとんど外部に出してないんで、知り合いからしかかかってこない。
でも、番号を見たら見たことない番号で、名前も表示されていない。
いったい誰からと、いちおう出てみたら、
「いしかわじゅんさんの携帯でよろしかったですかー?」
と若い頭の悪そうな女の声で言う。
「はあ、そうですが」
 すると、知能の低い娘は、こういうのだ。
「コウダクミのー、CMでお馴染みのなんとかですがー、
知名度調査と商品の紹介なのでえー、2、3分さわやかに聞いてくださいっ」
「いや、聞きたくないです」
「あ……、そうなんですか」
 眩暈がしそうだったので切ってしまったが、さわやかに聞いてみればよかったかなあ。
惜しいことをした。
 ところで、そのコウダクミのなんとかであるが、
さっき調べてみたら、「ジェムケリー」であった。
アクセサリー屋だな。
さわやかな。

今度の本は「漫画ノート」というタイトルだ。
「漫画の時間2(仮題)」のことだ。
ただ漫画のことを書いているというタイトルにした。
シンプルだけど美しい名前になったと思う。
最後の章立てを今やっている。
「漫画の時間」 は、確か100作品くらいについて書いていたが、
「漫画ノート」は、さっきざっと数えてみたら、200項目弱もある。
まだページ調整はしていないので、もしかするともっと減らすことになるかもしれないが、
とりあえず今はそれくらい。
これでも、30項目以上減らした。
ちょっとこの本には合わない、かなり長いものも削ったので、
分量的には減量してるはずなんだけど、
それでもやっぱり多いなあ。
漫画評からインタビューまで、漫画に関することがみっちり詰まっている。
ただ、スケジュールは順調に遅れている。
なんとか9月に出さなくては。
9月末に、「漫画ノート」ネタを朝カルで話さなくてはいけないから、
その時点で本がないというケースは、なんとか避けたい。
ぼくと担当編集者とデザイナーが、交互に夏休みを取るので、
効率がやや悪いんだよな。
でもまあ、仕方がない。
休憩を取らなければ、いいものはできない。
ラストスパート頑張るぞ。

妻のDELLが、また不調だ。
 一ヶ月前に壊れて、サポートにも電話していろいろ手を尽くしたが、
結局工場に入って、HDDも初期化し、マザーボードも取り替えたらしい。
詳しく教えてくれといっても教えようとしないので、
どこがどう悪かったのかはわからないのだが、
まあどう考えても初期不良だ。
 昨日、また起動しなくなったというので見てみたんだけど、
起動するもなにも、電源が入らない。
ガワを開けてマザーボードを見てみると、
ボード上のランプは、コンセントを差し込むとついている。
でも、スイッチを押して反応がないのは、電源部分のトラブルか。
 またサポートに電話したら女の子で、
キンキン高い声で早口で喋るので、どうも聞き取りにくい。
 結局、ちょっと話しただけで工場入り決定。
買ったばっかりで2度も工場入りってどうなんだといっても、
まあサポートの子相手では、なんの意味もない。
DELLをここ数年で3台連続で買ってるんだけど、ちょっと信頼感がなくなったかなあ。
製品管理の問題だよな。
 もうじき自分用にも新しいマシンを買うつもりなんだけど、
さて、どこのを買おうかなあ。

USAtoday
から取材依頼があった。
 日本漫画の話を聞きたいそうだ。
 ただ、どうして日本漫画がこんなに売れているかとか、
どうして大人も読むのかとかいった、
ありがちな取材ではなく、
日本漫画は最近なぜダメなのかということが聞きたいそうだ。
 まあ確かに売れ行きはどんどん落ちてるけどね。
 なぜかがわかれば落ちることもないわけで、
理由はわからないけど、こうじゃないかという話くらいはできる。
 ところで、取材には、香港支局長がくる。
 どうして香港支局長なのかというと、
なんとUSAtodayは、日本支局を持ってないそうなのだ。
それで、時々香港支局長が来日して、日本情報を集めてるらしい。
 アメリカにとって、日本は、香港よりも大事じゃないんだなあ。
USAtodayといえば、アメリカ唯一の全国紙。
ローカル新聞じゃないんだもんな。
  ▽

新潟と長野の地震は、起きてから知った。
寝たのが9時半ごろだったので、東京でも揺れたらしいが目が覚めなかった。
2時過ぎに起きて、仕事をしながらラジオを聞いていたら、なんか様子が変だったのだ。
神戸の地震の時にも、昼頃起きて、普段はテレビなんか絶対につけないのに
なんとなくスイッチを入れたら、大火事の映像が映っていた。
いったいなんの映像だろうとぼんやり見ていて、
しばらくしてそれが現実に今起こっていることだと気がついた。
ニュースを見ると、家はかなり倒壊しているが、死者の数はそれほどでもない。
壊滅的な災害ではなかったようで、まだよかった。
しかし、原発の火事は怖い。
発表がなんだかあやふやでよくわからないが、
どのくらいの火事で何が原因でどんなことが起きたんだ。
だいたい、施設が燃えてるのに、消防署に出動を要請しただけか。
絶対に原発なんかには自前の消防設備が完備してるものだと思っていた。
大きな地震で、もしも原発に大火事が起きても、
たとえば道路が陥没してたら、消防車はこられないわけか。
怖ろしい話だ。
危機管理が、これほどいい加減だとは。
原発は、なにかあったら取り返しが付かない。
それを避けるためには、あらゆる事故を想定していなければいけないのに、
それがなされてないんだなあ。

【夏休み日記−03】
   伊江島初日の夕食は、楓寿司。
 ここは、島で唯一のわりと美味しい寿司屋だ。
大将は名古屋で修行して、島に帰ってきた。
島にしてはちょっと高いんで、大ハヤリというわけではないが、なんとか続いている。
 ここで毎年、セミエビを注文しておくのだ。
セミエビは美味しいんだけど、ちょっと高くてちょっと希少。
あらかじめ注文しておかないと入らない。
いや、注文しても、港に入ってるとは限らない。
 数日後に友人一家がやってくるので、みんなで食べようと、注文しておいたのだ。

次の日は、ダイビング。
 もう10数年使っている機材を珍しがられながら、沖までボートで出て、オホバで潜る。
 妻がうまく耳抜きができなくて、あまり深くは潜れず、
ルートも変更してむつかしいとこにはいかかったが、久し振りの伊江島の海はやっぱり面白い。
 起伏があって、トンネルや洞窟やドロップオフが豊富。 
 水も、昔ほどではないがまだまだ綺麗。
ただ、サンゴが白化現象で死んだままだ。
少しずつ復活はしているが、まだ昔の華やかさには遠く及ばない。
サンゴって、肉眼で見ると色とりどりでほんとに美しい。
それがみんな死に絶えてしまって、どうも温暖化とか工事のしすぎとか、問題は多いよなあ。

午後は、また湧出でタイドプール。
 真っ黒に焼けた20前後の男女が4人ほどやってきて、
ここで潜るのかと思ったら、Tシャツのまま飛びこんで外海に出て行く。
まあフィンをつけてるので、大丈夫。
波もやや高いが、荒れてるというほどでもないし。

夕方からホテルに戻って、プールで潮抜き。
もちろん、シャワーで海の水を洗い流してから入るんだけど、
それをできない常識のないやつも多い。
特に、60代くらいの人たちは、礼儀を知らない人が多い。
 海からダイビング機材を背負ったまま上がってきて、そのまま流しもせずにジャグジーに飛び込む一団とか、
海から戻ってそのままプールに入る夫婦とか、
いったいこの人たちの人生ってなんだったんだろうと悲しくなるようなケースが多い。
年寄りがこれでは、若い世代が礼儀を知らなくても無理はないよな。

 島をぐるっとドライブしたら、巨大な風車ができていた。
確かに風がけっこう強いから、発電にはいいかも。
でも台風が怖い。
夕食は、居酒屋めとろにいく。
ここは島で一番美味しい居酒屋だ。
 沖縄では、居酒屋の食事が充実している。
飲むだけというよりも、飲みつつ食べる。
めとろは、メニューの品数が異様に多い。
今年は、島で養殖したとこぶしバター焼きがメニューに増えていた。
 腹一杯食べて、また明日。


武蔵野区検察庁にとっとと出頭するようにという通知がきたので、早起きして行ってきた。
 出頭時間は、朝の10:15だ。
一般的にはそう早くないだろうが、ぼくには充分早い。
 武蔵野区検察庁は、三鷹にある。
自転車でひとっ走りだ。
 検察庁2階の指定された部屋を覗くと、先客がいる。
きっと同じ用事だろうな。
 廊下の待合所で待つようにいわれたので、腰掛けて待ってたんだけど、
目の前の壁にあった張り紙が気になった。

これは、どういうケースなんだろうな。
外国人が日本人のふりをしてるのか。
日本人が他人の戸籍を使ってるのか。
スピード違反の手続きをしにきただけなんだけど、なんかちょっと怖い部分に触れた感じ。
 帰ってきたら、今度は警視庁の行政処分課から呼び出しがきていた。
今度は府中の試験場に、朝の9時にいかなくてはいけない。
「意見の聴取」ということをされるらしい。
 でも、出席しなかった場合は意見の聴取をおこなったものとして主文を決定しますと書いてあるから、
つまりいってもいかなくても結果は同じような気がするんだけど、どうなんだろう。
面白そうだからいってみるけど。
 ただ、みんな午前中ってのがどうもなあ。
午後からゆっくりってコースも作ってほしいよ。

[8.7]
うひゃー、とかいってたら、ほんとにボツだー!
これで2度目のボツだなあ。
クライアントは、結局プロのナレーターにやらせたいということらしい。
監督は、
予定調和に陥りがちなプロがあんまり好きじゃなくて、
それでナレーションは素人のぼくに依頼してきたわけだけど、
そのへんは、どちらが正しいともいえないなあ。
とりあえず、この場合クライアントの方が力が強いということは確かだ。
そんなわけで、初ナレーションは、ボツ。
ちなみに、メーカーはTOTO。
もうじき誰かがあてたナレーションで流れると思うんで、
密かにぼくの声で吹き替えてみてください。
↑↑
 
広尾のスタジオで、今度のCMの音入れをやってきた。
 といっても、今回は出演ではない。
ナレーションなのだ。
前にもいっしょにやった監督に誘われて、ナレーションを担当したのだ。
 今日はずっと家で仕事していたので、ほとんど喋ってなくて、
実は声がもうひとつ出ていなかった。
低いほうが特に全然出なくて、監督はちょっと困ったようだったが、まあしょうがない。
 4パターンのCMに、ナレーションをつけていく。
人間は出ない。
物と声だけだ。
いや人間も風景の一部としては出てるんだけど、
出演者として出ているわけではない。
 録音ブースに籠もって、ガラス窓の向こうの監督の注文をイヤホンで聞きながら、
声の調子を変えて何度も何度もやって、1時間くらいしてふと振り返ったら、
いつの間にかガラスの向こうに20人くらいいたんでビックリした。
スポンサーサイドがずらりと並んで、難しい顔で聞いていた。
 OKが出て、ブースから出てきたら、みんなにこやかに迎えてくれたが、
ほんとにOKだったのかなあ。
ボツになってないといいけど。
CMはほんとに土壇場でボツになったりするからな。
 ボツになってなければ、もうすぐにオンエアが始まるはず。
8月1日に新発売になる商品だからな。
 契約期間は、1年。
 吉祥寺に戻り、吉祥寺寄席のメンバーと落ち合って、ちょっとこれからの寄席の話をして帰る。
 明日は朝から、スピード違反の件で武蔵野区検察庁だ……。 
やれやれ。

【夏休み日記−02】
フォールームズの犬たちは、ほんとに正ちゃんとミミみたいだ。
12歳のナビィとビーノ。
 ナビィは鍋かな。
ビーノはヴィーノ、ワインかな。

 ビーノが飛びかかって噛みついてじゃれるのを、ナビィは面倒臭そうにかつ鷹揚に受け容れてるが、
あんまりしつこいと切れて逆襲する。
でも甘噛み。

 2日目に自転車を借りて本部まできしもと食堂のそばを食いにいって、
ついでに新垣ぜんざいが新しくなってたんで、一杯いただく。
そのまま夕方までうろうろ走り回ってたら、あっという間に土方焼けになって、
ついに最終日まで土方焼けのままだった。

 フォールームズは、センスのいいインテリアと抜群のロケーション。
角部屋が取れたら最高だ。
窓から東と南の海と空と森が、ほぼすべて見える。
 
ご飯は、朝晩ついている。
時間が決まってるのがややきゅうくつだが、まあそのへんは好きずきかな。
奥さんの作る料理は、なかなか美味しかったし。
・  
 風呂はなくて、シャワーが2室。
トイレも共同が2室。
だから、ホテルというよりは高級民宿ってとこかな。

 2泊して、さて、次は伊江島だ。
 本部港からフェリーで30分。
島のシンボルたっちゅーが見えると、ウキウキする。
もうこの島に、20回以上きてるな。

島で一軒だけの小さいリゾートホテルに入って、ちょっと飯を食ってくると、もう「チェックインできたので、
荷物を置いて、湧出に出かける。

 湧出は、島で唯一の湧き水のある断崖だ。
その下の岩場が、干潮時にはちょうどいいプールになる。
ダイビングのポイントでもあるのだが、
岩の隙間が、縦横深さ5メートルくらいの絶好のプールになっている。
ここで素潜り。

 シュノーケルをつけてするりと水に入ると、無数の魚がさーっと散っていく。
1ミリくらいの稚魚の群れから、50センチくらいの大物まで、
無数の魚が水底の岩陰からこちらを窺っている。

 するっと水底まで潜って、岩につかまってぼーっと魚を見ていると、魚もこちらを見ている。
水面を振り返ると、寒天のような水の向こうに、蒼い空が揺れている。

ああ、夏休みだなあ。


【夏休み日記−01】
今年の夏休みは、瀬底島からだ。

 正ちゃんとミミの世話を休み中10日間を半分にわけ、2組に頼んで、出発。
 心配なのは、2匹の食生活だ。
ミミが正ちゃんにご飯を食べられてしまわないかが最も心配。
 仕事はほぼ片付いたので、あまり心配じゃない。

 那覇に着いたら、電撃ネットワークのギュウゾウから携帯メールが来ていた。
 ギュウゾウも、イベントで那覇にきてるのだ。
 メールでやりとりして、そば屋で落ち合う。
 パラダイス通りの大東そばは、麺が太い!
 ギュウゾウ一行は、ボンバヘッドMCATと掟ポルシェ。
なんて濃いメンバーだ。

市場にいって、いのりんやとくふく堂に顔を出す。
 晩飯は、うりずんでどぅるてん。
 なんだかうりずんも、新丸ビルに進出するらしい。
驚いたね。

 那覇事務所に一泊してから、レンタカーを借りて、58号をどんどん走ってまずコザへ。
 ここでチャーリータコスを食べないことには、夏は始まらないのだ。

 コザから沖縄自動道で、許田を通って瀬底島。
 許田の道の駅で生のライチを買ったら凄くうまくて、
もっと大量に買っとけばよかったとちょっと後悔。

 瀬底島は、1キロ×2キロくらいの小さな島。
本部から橋でわたれる。
 ここに、4部屋だけの宿、フォールームズがある。
 夫婦ふたりでやってる宿。

旦那は元ライター、奥さんは、下品じゃない叶恭子みたいなエキゾチックなタイプ。
 犬が2匹。
1歳と12歳。
正ちゃんとミミみたいだ。

 島は、空が広い。
見渡す限りが、抜けるように蒼い空だ。
その向こうは、コバルトブルーの海だ。
その間にあるのは、濃い自然の緑。

ああ、島で暮らしたくなるよ。


沖縄から帰ってきた。
 あっという間の10日間だったなあ。
 ほんとになにもしないで、もちろん仕事もせずメールも見ず、
ただぼーっとする10日間だった。
 まだ半年分の精神的疲れは抜けきってないが、
肉体的疲労は取れたような気がする。
なんとか後半戦には挑めそうだ。
 少しダイビングをしただけで、あとは毎日海岸でぼーっと海を見るだけの日々だった。
もう10日くらい休むと、本格的に回復したと思うけど、まあ贅沢はいえない。
 今年は前半がかなり厳しくて、例年にない疲労ぶりだった。
そこからは、戻ってきたかな。
 それにしても、伊江島はどんどん開発されてしまったなあ。
港はもうディズニーランドみたいだよ。
観光客がごく少ないのが救いだな。


毎年、今ごろになると、もうふらふらだ。
 半年分の疲れが溜まって、背中が重い、頭が痛い、肩が凝る。
だから、一年の真ん中で休みを取る。
 今年もいつもの島だけど、ちょっとオマケを付ける。
 初日は那覇事務所で態勢を整えて、2日めと3日目は瀬底島だ。
本部のすぐ横にくっついてる小さな島だ。
ここには、小さな宿がある。
ここでとりあえず、ちょっとのんびり。
 それから、伊江島だ。
ここに1週間ほどいる予定。
もしかすると、早めに那覇に戻るかも。
 伊江島では、ダイビングするくらいで、あとは浜で昼寝だ。
夕方になったらホテルに戻って、プールで潮抜きだ。
夜になったら楓寿司で島うにとセミエビだ。
ああ楽しみ。
 ここ半月くらい、体がだるくて、寝付けないのに起きられなかった。
でも、これでもう解消だ。
 仕事は一部を残して終わった。
今度の本の章立てをやっておこうと思ったんだけど、間に合わなかった。
10日待って。

 さて、出発まで、ちょっと寝ておくかな。
明日の午後には、沖縄の太陽の下だ。
そばでも食べよう。
晩飯は、うりずんか苫屋だな。
電撃のギュウゾウが来てるらしいんで、向こうで落ち合おう。
 夏休みだー!

クリス・ベノワが亡くなった。
それも、妻と息子と共に自宅で死んでいるのを発見されるという異常な状況だ。
http://www.wwe.com/inside/news/benoitdead
いったいなにが……。
あんなに小さい体で、アメリカでトップを取った凄いレスラーだった。
真相が知りたい。

 6月29日だから、今度の金曜日、4日後に、
アントニオ猪木が主催するIGFのビッグイベント「闘今BOM-BA-YE」がある。
 両国国技館という大会場を使って興行をやるんだけど、
怖ろしいことに、まだなにも決まっていない。
http://www.igf.jp/fighter.html
 切符は売れてるのか。
 対戦は誰と誰なんだ。
 日本人は、小川と田村が出るようだ。
小原道由も出るらしい。
タカ・クノウという知らない人も出るらしい。
 ガイジンは、アングルとレスナーが、たぶん出る。
ジョシュも、出ると思う。
 でも組み合わせの発表がなにもない。
それ以外に誰が出るのかもわからない。
 それで大丈夫なのか。
 怖ろしいことになってるなあ。  


アンリがバルサか。
エトーはどうするんだ。

コミックボンボン休刊か……。
朝日ソノラマがなくなって、ネムキはどうなるんだ。
漫画誌はどこも厳しいな。


サップは、ゴングと同時に突っ込んでいって、
最初にダメージを与えられれば勝つ可能性があるけど、
まあ無理だろうな、と思っていたら、案の定……。
その通りの展開だった。  
やれやれ。
1年間、なにをやってたんだ。
スタート地点に戻ったというか、それ以前だ。
シュルトとモーは、順当だな。
シュルトはホンマンとは違って技術がある。
前蹴りとローで、モーを寄せ付けなかった。
モーにどんなに凄いパンチがあっても、近づけなければ当たらない。
結局、モーは遠くから見てるだけだった。
マヌーフ×カラエフは、凶獣マヌーフの力だな。
凄かった。
けっこう面白かったなあ。
K-1もやっぱり、馬鹿にしたもんじゃない。

ドジョウを食べようと、吾妻橋までいったんだけど、凄く久し振りにウンコビルを見た。
あれはどう見たって、そうだよなあ。
見事。
今日も健康だ、と実感するような出来だ。
 ひら井は、すいてた。
あれで経営は大丈夫なのか。
 どじょうは丸ごと、葱と一緒に鍋。
臭みが消えて美味しい。
鍋の横の皿に、どじょうが山盛りになってるのを見ると、すまんなあと思うんだけど、
まあ美味しいものはしょうがない。

 のうぜんかずらは、どんどん咲いている。

ピークは何日か先になるかと思ったんだけど、この暑さのせいか、
急ぐようにどんどん花をつけている。
高級感はないけど、派手でいいな。

今朝は8時すぎにベッドに入ったんだけど、9時過ぎにチャイムが鳴って目が覚めた
 きっとなにか荷物が届いたんだろうなあ、でも取りに出ると完全に目が醒めちゃうしなあ、と悩んでたら、
そのうちチャイムは鳴らなくなったが、寝られなくなってしまった。
 しょうがないんで不在表を取りにいったら、郵便局だった。
 差出人を見たら、どこかで見たような女性名。
郵便局は品物が書いてないんで、手がかりにならないんだよな。
再配達もいちいち自動受けつけとか職員に電話して再配達の時間帯を決めなくちゃいけないし、面倒だ。
民間みたいにドライバーに直で電話できれば簡単なのに。
 しかし、朝9時に配達されるってのは、まず編集者からじゃないし、誰だろうなあと、
結局そのまま起きて、仕事して、また再配達されたものを受け取る。
 宅急便とか佐川だと、気を利かせて午後に配達してくれたりするけど、郵便局は杓子定規だ。
 届いたものを見たら、先日インタビュー受けた時に貸した資料だった。
どうして朝の9時に配達するんだ。
そんな時間に起きてる漫画家は、日本中に3人くらいしかいないぞ。
 おまけに、中を見たら、大切な資料をありがとうございましたというメモが、
大きなクリップで本に留めてあった。
これじゃ傷がついちゃうじゃないか。
無神経だなあ。
インタビュー受けるんじゃなかったよ。
 昼飯食べて、それからちょっと夕方まで寝たけど、
変則的な寝方だったんで、どうも今日はしゃきっとしない。
なんかもったいなかったなあ。 

人間は、なんにでもトライするよなあ。
初めてナマコを食った人は偉いとかよくいわれるが、
ナマコだけではない。
この間、那覇でコピ・ルアックを飲んだ。
映画「かもめ食堂」でも出てきたコーヒーだ。
マレージャコウネコは、熟したコーヒーの実が好物だ。
ばくばく食べて、当然タネは消化されずにウンコに混じって排出される。
マレージャコウネコの多い土地では、当然、タネ入りのウンコがたくさんあるわけで、
それを回収し、ウンコからコーヒーの実だけを取り出して、
綺麗に洗って焙煎したものが、コピ・ルアックだ。
お湯を注ぐと、既に濃い香りがする。
味は、甘みのある堅い味というか、輪郭の濃い味だ。
やっぱり独特の香りがある。
美味しいかどうかはむつかしいとこだが、不味くはない。
那覇の店は、特に安くするからと何度も恩着せがましく言われて楽しくなかったので、
もう二度といくことはない。
840円もしたんだけど。
コピ・ルアックは独特のくせがあるんで、あれが好きな人もいるんじゃないかと思う。
でも、ほかに美味しいコーヒーなんていっぱいあるのに、
わざわざウンコの中から掘り出してまで飲まなくてもいいよな。
 人間はまったく、欲が深い。

今日は驚異的に暑い。
外の温度は32度もある。
室内も30度。
まだ6月なのに、というか梅雨なのに。
湿気も凄い。
天気予報によれば、この後にわか雨と雷雨があるそうだ。
それって、夏じゃないのか。
しょうがないからちょっとだけエアコンを入れようかなとリモコンを取り上げたら、
電池が切れていた。
エアコンって、滅多に使わないからなあ。
暖房器具としてはまったく使ってないし、夏の短い間だけだ。
二階はまだ熱気が溜まって暑いし、仕事してるスペースは、
空気の流れが悪くて熱溜まりになってしまう。
それでしょうがなくちょっとエアコンはつけるけど、
一階は床下が冷たい構造になってるんで、真夏でもかなり楽だ。
猫も夏には一階でごろごろしてる。
連中は家で一番涼しい場所を熟知してるからな。
今年も、ついに夏だなあ。
夏は好きな季節なんだけど、仕事してる時の暑さは苦手だな。
夏には、やっぱり暑い外で遊びたい。
海だったりすると最高なんだけどな。

元FC高松は現在、「カマタマーレ讃岐」という名前になって、J入りを目指している。
 そこのチームキャラクターを以前から頼まれてたんだけど、やっとできて、発表になった。

http://www.kamatamare.jp/
http://www.kamatamare.jp/note/character.htm
 キャラは、うどんと生玉子だ。
 さーあ、頑張って早くJ入りしてもらいたいな。

 毎年夏休みは、沖縄の伊江島という小さな島で過ごしている。
今年もいく予定なんだけど、ここが最近、伊江ソーダというオリジナルドリンクを出したのだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23274-storytopic-5.html

 どうしてくだらない駄洒落にしちゃうかなあと思うけど、まあ作ってるのがどうせオヤジなんだろうなあ。
 伊江島には、川はないが湧き水がある。
 フェリーの着く港の反対側の崖に、湧出(わじー)という真水がわき出るところがあるのだ。
 ここの水を使って、黒糖味のブラックコーラと、確か乳酸菌のホワイトソーダの2種類を作ったのだ。
 デザインはカッコ悪いけど、ちょっと今度いったら飲んでみよう。
美味しいかな。
 伊江島以外でも売っているところは少しあるようだが、
なんと地元の吉祥寺東急でも売ってるという情報がある。
まあ伊江島で飲めばいいんだけどね。
 それにしても、もう少しマシなデザイナーはいなかったのか。
惜しいよなあ。

デザイナーと打ち合わせ。
編集者と一緒に、恵比寿のスタジオまでいってきた。
こちらの要望と表現したいニュアンスをかなり丁寧に説明してきたんだけど、
ちゃんと伝わってるかなあ。
「漫画の時間2(仮題)」は、タイトルをほぼ決めた。
もうひとつ候補があるんだけど、まあこちらでいいかなあと思う。
なにかいいタイトル案はないかと掲示板で聞いたら、
ほとんどの提案が「漫画」という言葉を入れてたので、
やっぱりそれははずせない。
まだ正式決定じゃないんで、ここでは書かないけど、
なかなか綺麗なタイトルになったと思う。
シンプルだけど、漫画の話をしているということがストレートに伝わると思う。
さて、どんなデザインになるか、楽しみだ。
でもその前に、原稿を絞り込んで章分けして、表紙のイラストを描かないと。
カバーと本文、デザイナーは、鈴木成一さんにお願いすることにした。

四国にあるサッカーチームに、「カマタマーレ」という妙な名前のチームがある。
以前は「FC高松」といってたんだけど、
J入りを目指して名前も変えて再出発だ。
四国なんで、茹でたうどんに生玉子をぶっかけて醤油かけて食べるという
カマタマにちなんでついたチーム名だ。
そこのキャラクターをずっと前に頼まれてたんだけど、
やっと先日ラフ数点と完成品1点を送った。
週末に、HPで発表になる。
もっと描かなくちゃいけないんだけど、とりあえずは一点で許して。
グッズも作るらしい。
チーム共々よろしくね。

戸越銀座に初めていった。
「ざくろ屋敷」という映画の試写を観にいったのだ。
池上線もひさしぶりだったけど、ほのぼのした電車だよな。
映画は、バルザックの原作で、大量に描かれた絵だけで一本の映像作品にしている。
まあつまり、絵を映してそこにナレーションが入るだけなんだけど、
なんというか、青年団の静かな芝居でも観てるみたい。
大島の「忍者武芸帖」ってのもあったけど、
あれよりももっと絵にかかる比率が高いかな。
なかなか面白い表現だった。
上映した場所も、元は東電の寮だったという不思議なビル。
そこをリノベーションしてマンションっぽくしてるんだけど、
デザイナーが思いきり遊んでる妙な家だった。
来月から渋谷のアップリンクでレイトショーだ。
アップリンクは、隣のカフェもいい。
帰りに西荻でラーメンを食べようと、いしはらにいったんだけど、休みだった。
仕方ないんで南口のむつみ屋へ。
ちょっとここのスープは濃いんだよな。
さあ、明日はデザイナーと打ち合わせだ。
準備しなくちゃ。

うちに新聞や雑誌の撮影がくると、カメラマンは凄く喜ぶ。
単行本や雑誌で足の踏み場もないからだ。
絵になるといって喜ぶわけだ。
そして、本の山をいかにして人物と共に画角内に収めるかに腐心する。
 でも、それはどうもあんまり嬉しくない。
 決して片付いているほうではないが、
散らかってますねといって喜ばれるのは、本意ではないのだ。
 仕事場は、けっこう広い。
2階の3分の2くらいを仕事場にしているので、
実は大パーティ開けるくらい広いのだ。
でも、足の踏み場は、確かにない。
 家を建てる時に、絶対に本の収納は完璧にしようと、作りつけの本棚を大量に作ったのだが、
7年ほどで溢れ出した。
困ったもんである。
雑誌も、読むのに追いつかなくて床を占領し始めた。
 これではいけない。

 先日、本棚を2本買い足して、廊下に設置した。
床に積み上がっていた本を、片っ端から詰めた。
すべては入らなかったが、かなり入った。
雑誌も、一念発起して100冊くらい紐で縛った。
部屋の片隅を占領していた段ボール箱も、10個くらいバラして紐でくくった。
 半日かかったが、これで部屋はすっきり、誰がきても恥ずかしくないぞ、
と思ったのだが、見回してみると、なにも変わっていないように見える。
 おかしい……。
 あんなに時間と手間をかけたのに。
不思議なのだ。
玄関に山になっている古雑誌と段ボールはなんなのだ。
本棚に収まった2本分の単行本は、どうなってるんだ。
 この部屋は、どうも魔法がかかってるなあ。

 「劇団本谷有希子」を観てきた。
吉祥寺の劇場で上演中なのだ。
かつては20数年にわたって数百本の小劇場系の芝居を見続けていたが、
最近どうもあまり観にいきたいと思う劇団がなくて、本数が激減している。
今日も、ちょっと久しぶりの芝居だった。
吉祥寺シアターは、まだ比較的新しい。
地元なのに入ったことがなくて、一度いこうと思っていたので丁度いい。
席に着こうとしたら、椅子の上にほかの劇団のチラシが物凄い数積み上げてある。
つまり、ここで情報を撒けば効果が高いと判断されたわけだ。
人気のある芝居なのだ。
前から見たいと思っていた芝居だったので、非常に楽しみだ。
枡野浩一くんが紹介してくれてありがたい。
チラシをパラパラと見ながら開演を待つ。
暗い舞台には、なにかセットが見える。
客席がざわめく。
芝居はいいなあ。

さて、芝居が始まった。
200人満員の劇場の一番後ろの席だったんだけど、階段状になっていて、よく見える。
後楽園ホールの小さいのといった感じかな。
ただ、声が聞こえない。
最初の30分くらい、3分の1くらいはなにをいってるのかまるで聞き取れなくて、
芝居を観るというよりも聞き耳を立てるといった感じ。
キーワードになる女の子の名前が、
変な名前なのもあって、なんという名前なのか、名前なのかなんなのか、よくわからない。
あれはもったいないよな。
最初にきちんと伝えれば、そこから先がずいぶん楽なのに。
残念なことに、今回は脚本がぼくにはあまり面白くなかった。
どのネタも、前に見たことがあるようなものばかりで、
驚くような発見がなかった。
なにかで読んだ最近流行りのネタをどんどん入れてるという印象はあるが、
それがうまく噛み合って違うものになっていくような展開がない。
隣の客が大あくびしていたが、期待を裏切るものが現れてこないんだよな。
うーん、観客はなにをそんなに喜んでいるんだろう。
あるいは、今までの芝居はもっと面白かったのか。
初めてなので、そのへんがよくわからない。
役者の魅力のなさも、ちょっと残念だった。
誰も印象に残らなかった。
この芝居のためにそういう人を集めたのかもしれないけど。
もう一回、次の芝居を観てみたい。
これだけ評価されてるんだから、もっと何かあると思う。

手塚文化賞の二次会で久しぶりにHを見かけた話の続きだ。
 Hは、ぼくが会場に入ってきたのを見て、挨拶をしようかどうしようか迷ったんだろうな。
でも、面と向かって挨拶をする勇気が持てなくて、
それで皿に料理を盛って、そーっと持ってきてそーっと退いたのだ。
でも、そーっときたって気がつくけどな。
別に話したいとも思わないんで無視したけど。

Hは、「鉄槌!」の事件にも関係している。
 ずっと以前、ぼくが友人と古いアルファロメオのスッドで志賀にいき、
向こうで故障して帰りはバスで帰ってきた時の話だ。
 ビッグホリデーという愚かな旅行会社のバスに乗っていたのだが、
最初の停留所でトイレにいったぼくらを、そのバスは置いてそのまま出発してしまったのだ。
吹雪の夜に。
 ぼくらは自力でバスに追いついたのだが、運転手は謝りもしないで笑っている。
ぼくは怒り心頭に発し、当時連載していた漫画アクションの「フロムK」で、
その顛末を、ほんの少しだけ描いたのだ。
 そしたら、ビッグホリデーの馬鹿社長、岩崎安利は、ぼくになんと謝罪しろといってきたのだ。
 ぼくは当たり前のことだが、無視した。
そしたら今度は、ビッグホリデーと岩崎は、ぼくを名誉毀損で訴えてきた。
100万円払えというのだ。

 というようなことを「鉄槌!」という角川書店から出した本に、後に書いたのだが、
その事件に、Hも少し関係していたのだ。
 ぼくが「フロムK」にそのことを描いた直後、ビッグホリデーが双葉社に対してクレームをつけてきた。
双葉社はスキー雑誌を出していて、ビッグホリデーはそれに広告を出していた。
つまり大事なスポンサーだったのだ。
 Hが原稿を取りにきた時に、ちょっと話があるというのだ。
 実はビッグホリデーからいしかわさんが先週号で描いたことについて、厳重な抗議があった。
双葉社の営業は仕事にならないと、いしかわさんに対して怒っている。
「営業の方から、いしかわさんに、ああいうことを描かれては困ると伝えるようにといわれてきました」
 そうHはいうのだ。
「営業がどういってるのかは、俺は知らない。
迷惑はかけてるかもしれないが、ビッグホリデーがやったことを考えれば、それは仕方がない」
 Hは、ぼくが怒っていることに、驚いていたかもしれない。
「おまえは、自分が圧力をかけてることに気づいてるのか」
 Hはビックリして首を振った。
「自分が、俺に正しいことを描かないようにと圧力をかけてるってことに、気づいてるのか」
「いえ……、ぼくはただ営業がいったことをそのまま伝えただけで……」
 Hは必死でぶるぶると首を振った。
「営業が何を言ったって、そこで防波堤になるのが、この場合の担当編集者の仕事じゃないのか」
 Hには、なんの自覚もなかった。
本当にただの伝言板以上の存在ではなかったのだ。
「俺は二度とおまえとは口をきかない。二度と話しかけるな」
 そういって、ぼくはHを帰した。  
 Hの上司に頼まれて、ひと月くらいで最低限のことだけは、また話すようになったが、
仕事に必要な最も少ない言葉しか、Hにかけたことはない。
 そんなわけで、Hは未だにぼくに対して脅えているようなのだ。
ぼくはまだ、Hと口をきくつもりはない。

「ちい散歩」のディレクターSと、東中野のポレポレにいってきた。
 オールナイトの映画なんてものを、久しぶりに観たのだ。
 ちょっと勘違いしていた。
 山本直樹の漫画を原作とする「テレビばかり見てると馬鹿になる」が映画化され、
ポレポレで上映中なんだけど、土曜のレイトショーで山本直樹と監督のトークショーがあるというので、
じゃあちょっとそれを見て、ついでに映画も観て帰ろうと思ったのだ。
 でも、そうではなかった。  
 ほんとは、新作の上映の後に、オールナイト用のプログラムとして、
山本直樹の原作映画を4本、朝まで上映するという企画だったのだ。
だから、新作は見られないのだ。
 会場にいったら、山本直樹がロビーにいたので、しばらく立ち話。
いつも一緒にテニスしてるんだけどね。

 その後、トークショー。
あまり話が弾むという感じではなかったが、ぽつりぽつりと地味に進む。
今回の映画は長回しが特徴だったらしく、80分の映画が、なんと3カットでできているらしい。
ああ怖ろしい。
NG出せないじゃないか。
 新作をまだ見てない客がほとんどだったので、
新作について話すことがもちろん多かったトークに、客があんまりついてきてなかった。
これはやっぱり、新作を見た客用にトークショーをやるべきじゃなかったのかなあ。
 さて、4本スタートだ。
 1本目は「あさってダンス」。
 中島朋子だったか、歯茎の目立つ子が主役の'91年の映画。びっくりするくらいレベルが低い。
脚本も演出も演技もスタイリングも、コントを見てるのかと思うほどのできばえ。
この映画にオファーを受けた人たちも辛かっただろうなあと思うと、目が離せず、
最後まで食い入るように見てしまったが、
駄作は駄作。
主役に華がなさすぎ。演出陳腐すぎ。
 2本目は「きみといつまでも」、'95年だったかな。
 ATGかと思うような映画だった。
1本目よりは映画らしかったが、気取りすぎでよくわからなかった。
照れちゃう映画。
「東京」を過大評価してるんじゃないか。
 このレベルのものをあと2本見るのかと思ったら眩暈がしてきたので、帰ることにする。
もしかすると、あと2本は面白かったのかも知れない。
 Sと、中野のファミレスに入って、暑かったのでかき氷を注文したら、
どんぶり一杯の巨大なのがきたので、半分Sに食わせる。
Sは、体重100キロ……。
1キロくらい増えたかも。

手塚文化賞の二次会で、昔の担当Hに会った。
いや、会ったというか、知り合いと話していたら、
Hが皿に料理を盛って、へっぴり腰でそーっと近づいてきて、
テーブルの上にそっと置いて、またそーっと去っていったのだ。
18年も前のことを、そんなに怖がらなくてもいいのに。
Hは役に立たなかった。
締め切りを守って原稿を描いても、
7時過ぎるとでは明日取りに行きますといってその日には取りにこない。
まあなんの打ち合わせがあるわけではないので、
編集者でも原稿取りのバイトでもいいんだけど、
せっかく描いたんだから、7時すぎても取りには来てほしいよな。
村役場の職員じゃなし。
仕事に対する熱意のない編集者は、組んでもつまらない。
ある日Hが、ぼくの漫画の中にHがまだ一度も出てきてないと寂しそうにいう。
正直に言えば描きたくはなかったが、可哀想なので次の週に描いた。
その夜のことだ。
10時ごろ、Hから電話が来て、これからいってもいいかという。
7時過ぎにくるなんて珍しいじゃないかといっても皮肉に気づかないくらい、
なにか思い詰めている様子だ。
11時ごろHは やってきて、仕事場のソファに黙ってずっと座っている。
どうも、アシスタントたちに聞かれたくない用事らしい。
仕方なく、仕事を中断して喫茶店にいって話を聞いた。
で、なんなんだよというと、バッグの中から今週号を取り出し、
ぼくの連載ページを開いた。
「あの……、うちの母親が……」
母親という言葉がここで出てくるとは思わなかったので、かなりビックリした。
「お母さんがどうしたんだ」
「いしかわさんが描いたぼくの似顔絵を見て、
 『こんな顔に描かれて、おまえ嫌われてるんじゃないかい』っていうんです……」
Hは俯いて、哀しそうにいう。
こんな馬鹿を雇っておく出版社も大変だろうが、
担当につかれた漫画家だって困る。
二度とおまえの顔は描かないから心配するなと帰した。
Hの話は、まだあるが、それはまた明日。

「漫画の時間2(仮題)」の打ち合わせ。
当初入れようと思っていた原稿をすべて入れると、
「漫画の時間」の倍くらいの厚さになってしまうことが判明した。
ほとんど広辞苑級の厚さだ。
これでは、値段も高くなってしまうし、第一読みにくい。
涙を呑んで、一部をカットすることにした。
年内にもう一冊漫画のことを書いた本を出したいと思っているが、
そちらには入れられないんで、どうも削ったものをどうしようかというのが悩みの種だ。
でも、どれもすべて入れたいんだよなー。
装丁は、来週あたりデザイナーと相談してくる。
カッコいい本になるといいんだがな。
ああ、それにしても、どれを切ろうか……。

今日は手塚治虫文化賞の授賞式。
なかなかいい式だったよ。
会場に着いて、控室に顔を出したら、山岸凉子・森下裕美の両人は、
身内を周りに囲まれながらも開放的なんだけど、
「神聖喜劇」組は、なんだか雰囲気が堅くて入り込めなかった。
ちょっと話してみたかったんだがな。
山岸さんも森下さんも、受賞を凄く喜んでくれて、
こちらもほんとに嬉しかった。
今回はどの作品も、覚悟を持って描かれたものだったので、
きちんと評価できたのが、選んだ側としてもかなり嬉しかった。
会場でいろんな人と旧交を温める。
パーティは、人と会えるのが楽しいな。
メディアファクトリーの社長と立ち話してると、京大の教授が話しかけてくる。
しまった、「鴨川ホルモー」読んでるっていえばよかった。
実家の近所の読売テレビのプロデューサーとは、毎年ここで会う。
そうか、飯田は編集長か。
講演をいくつか頼まれる。
式も終わって、さて帰ろうと思った