Amazonが扱わない占書のコーナー 最近Amazonの態度が悪いです。ロングテールを売り物にしているくせに、われわれがほしい本が扱われていません。
たとえば松岡先生の最高傑作「占事略決」詳解などは、版元が直接出品している有様です。また、以前は扱われていた東洋書院や八幡書店はまるで扱う気も無いようです。
特に東洋書院は、現在に我が国で最も正当な占術書を発行する、極めて良心的な出版社の一つです。こちらは一般的な占術本ではなく、中級クラス以上を対象にしているようで、一部仁田丸久や高島正龍などの専門書の復刻も手がけております。




雪之靜先生の現代断易実践(中)解釈編です。
下記の上巻の続編で、徹底した事例中心の内容です。
大きな特長として本著では「転類法」という技法が公開されております。
これは、占断を求めにやってきた人物と占断の対象者が異なる場合、例えば母親が娘の
縁談について相談にきた場合の用神の取り方について説明したものです。
実は本法は易八大師が開発したオリジナル技であり、本著が初めての公開です。
付録に「スーパー納爻君」という名の納爻表がついており、今まで小冊子で表していた
納爻表が一枚のプレートになり携帯に便利です。
上巻同様、私家版であり一般書店での購入はできませんが、原書房、鴨書店で購入
できます。



原書房
鴨書店
雪之靜先生の現代断易実践(上)解説編、解答編です。
平成18年に私家版として世に出た専門書ですが、近日中に同じシリーズの中巻が、
発行されるとのことです。
勿論私家版であるので、Amazonや一般書店での購入はできませんが、ご存じ原書房と
鴨書店で入手できます。
著者の雪之靜先生は、易八大先生の弟子として活躍されておりますが、それをそのまま
踏襲するのではなく、自分なりの「現代断易」の確立を目指しているような気がします。
先生の言ですが、「易八大師も実占で研究が進み、古典を重視しながらも、自分なりの
断易を編み出しました。確かに古典を踏襲することは大事ですが、古典を金貨玉条の
ごとく扱い、実占から得られた新しい理論などを排除することについては辟易するところが
あります。」とのことでした。
巨征はこのポリシーには全面的に賛同しており、本シリーズで公開されることは、我々
実占家にとっては非常に嬉しいことです。
下巻まで予定しているとのことですが、これが揃えば雪之靜流の断易は完成の域に達する
と思います。内容は決して難しくないので初心者もプロもぜひ手に取っていただきたいです。


松岡秀達先生の安倍晴明「占事略决」詳解です。
Amazonの態度が悪く、出版社が直接出品しているようです。
「岩田書院」という、歴史人文分野では独自の地位を築いている、大変特徴的な出版社から発行されています。したがって歴史研究の学術書の雰囲気があります。
内容に関しては、「すばらしい」の一言です。良くぞここまで調べあげたものと感服いたしました。著者の安部晴明研究にかける情熱が、この書のいたるところに満ちています。
特に興味深かったのは、序章に述べられております「安部晴明の人となり」についての解説です。往時の官僚組織における技官としての彼のステータスがよく述べられております。実は巨征も10年ほど前に、某中央官庁に技官として籍を置いたことがあり、事務官と技官との差を目の当たりにしております(同じT種試験合格者でも、事務職の場合は事務次官ポストを狙うことができるが、技術職の場合せいぜい課長止まりといわれていた−実態は不明)。
また、本書は、現代の六壬(阿部泰山、伊藤泰苑以降)と古式六壬と双方ともに言及されており、比較することができます。ここで著者は非常に重要な見解を述べています。それは「どちらの術も優劣はない」ということです。
これは、使い手によって、どちらの方法も優れた術にもなり、そうでなくなる時もある、ということです。
「占事略决」の解釈については、巨征の周りでも幾多の試みがありましたが、本書まで実らせたものはありませんでした。
大手の書店では簡単に入手可能ですので、研究者はぜひ購入することをお勧めいたします。
なお、付録のCD-ROMの作盤プログラムは、作盤エンジンとカスタマイズエンジンが、別プログラムになっており、非常に秀逸です。
八幡書店

柄澤照覚 著

神通自在 契機大占貨殖伝


 
八幡書店得意の古典の名作の復刊です。
いわゆる周易の本ですが、相場の高低に判断を絞って解説しております。
株式投資家には役立つ本ですが、株の素人が使用しても、まるで当たらないでしょう。易の本はなんでもそうですが、占おうとする分野に対しての、詳しい知識があって、その上で易に判断を求めるのが筋だと思います。特にギャンブルは顕著であり、このような株式の上下を見る場合は、自分が今まで築いてきた株に関する勘を一義において、その上での易による判断が望まれます。
要は、易の本をかじっただけでは、専門的な分野の判断ができないということです。
八幡書店

西岡玉全 著


地理山水風水秘録


日本の風水書の古典です。1815年刊行との事ですので、非常に古い書であり、また漢文で書かれているので非常に読みづらいのですが、絵が豊富で、眺めているだけでも楽しいです。風水を研究されている方は、所持すべきでしょう。
一朝一夕に読める本ではないですが、じっくり取り組んでもよいのでは、と思います。
八幡書店

若原敬経 著

宿曜経占真伝


以前、東洋書院から限定版で出版されておりましたが、すぐ品切れになったようです。
そこで、八幡からの復刊ですが、上住先生や羽田先生のすばらしい書籍が、販売されている以上、この本を購入して学習する意味は薄れています。
古典を所持するという満足感を得るなら別ですが。
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東海林秀樹 著
六壬神課占法要義 iconを購入する場合は、上記の画像をクリックしてください。
 
 東海林秀樹先生が満を持して発行された六壬易の入門書です。
入門書といっても、奥伝がちりばめられており、熟練者でも役に立つところが多いです。このような占断の術は、実例が全てであり、本書も後半の大部分を実例に当てています。また、一部に六壬命理についても紹介されております。
阿部泰山先生の六壬に準拠しており、極めて正当な流派と思います。
 この術は最初に盤の作成に手間取りますが、慣れてしまえば五行易と同様の手間で運用できるでしょう。
 占う時間を基に作盤しますが、夜中や明け方、早朝に占うことがあるのかという、疑問が生じますが、本書でも紹介されているように12面サイコロを用いて、占う時間とするとよいでしょう。
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村野大衡 著
紫微斗数命理学 icon
購入する場合は、上記の画像をクリックしてください。
 村野大衡先生の紫微斗数の秘伝公開本です。
以前、村野先生は「たちばな出版」より入門書を出されていましたが、本書は中級以上にも対応できる専門書です。
 本書の中で、最も優れた部分は第五章の「四化飛星のテクニック」の部分です。この章の飛星の手順にある事例は、眼光紙背に徹して読んでください。
紫微の本と言えば、やたらと多くの星を並べて、その解釈にページ数を費やすことにより、分厚い本ができてしまいますが、本当に重要な判断は本書に述べたレベルで必要かつ十分です。
 林 巨征としては、現在入手可能な中で、本書こそ紫微斗数の基本書と思っています。
 紫微のファンは是非購入すること。
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劉育才 他 著
三元羅盤綱要 iconを購入する場合は、上記の画像をクリックしてください。
 長らく待ちこがれた、三元羅盤の使用方法の解説です。英式のものと従来のものと、両方の説明がありますが、英式のものは、国内では入手は困難でしょう。
羅盤は家相や地相を看るとき必要ですが、盤に記された内容を全部参照することはなく、24山とあとは少々、といったところですが、本書を参照することにより、一層深い活用ができそうです。
 肝心の羅盤の入手方法ですが、中国本土や香港当たりの廉価品がネットオークションに多く出品されております。これらは廉価ではありますが、精度は低いです。ここでは、原書房や鴨書店に置いてあるような、正規品を入手したいものです。
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鎗田宗准 著
梅花心易精義 を購入する場合は、上記の画像をクリックしてください。
 鎗田宗准先生の梅花心易の専門書です。
鎗田先生は、以前、たま出版より梅花心易の入門書を出されていましたが、現在は絶版になっており、それに代わる書です。非常に説明がわかりやすいので、一読すれば完全に理解できるほど、優れた書です。
 この術は実例が全てといってよく、本書も多くの実例が紹介されております。その中での最高傑作は133頁からの「我が家の犬の占断」でしょう。先生の愛犬に関する占断が紹介されており、たいへんほほえましい内容です。
 梅花易は、周易や断易と比較して、それほどポピュラーではないですが、本書によって研究が広まることを望みます。