イギリスの児童文学
(参考文献
世界の歴史と文化イギリス
監修 小池 滋
出版 新潮社
出典 山内玲子:児童文学)
児童文学の宝庫といわれるイギリス。子どもの本が出版されるようになったのは18世紀でほとんどが道徳的な作品。それまでの 娯楽的な読み物は行商人が売り歩いた「チャップブックス」という小冊子の血湧き 肉踊る 冒険物語や伝記物語。昔話や童謡的な もとは 教育のない大人の為の通俗的な読み物であったが木版画の押し絵つきで、子供達にも広く読まれていた。子供達にとくに人気があったのが、古くから語り継がれた伝承の昔話で、その代表的なものは、「巨人退治のジャック」「親指 トム」「ジャックと豆の木」「ディック・ウィティティントンと猫」などである。フランスのペローが 民話をもとにして書いた物語「シンデレラ」「長靴をはいた猫」「赤頭巾」「眠れる森の美女」「親指小僧」が紹介され「マザー・グース」もペローの英訳本のタイトル。現在でも 幼児の遊びやテキストに多く取り入れらえ 親しまれている。、19世紀に入って グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」「ラプンツエル」「白雪姫と7人の小人」「踊る12人のお姫さま」などのが英訳されると、これらの物語は国境をこえイギリスの子供達の 財産になった。一方これをきっかけに伝承の昔話が再び 見直され、「トム・テイック・トット」「3匹のくま」「3ひきのこぶた」「妖精のぬりぐすり」など今も 親しまれているような多くの昔話が集められた。世界各地の昔話や妖精物語がリヴァイバルされた。このリヴァイバルが下地になり、19世紀後半から20世紀にかけて「ファンッタジー」と よばれる新しいジャンルが生まれてきた。多く親しまれている作品として
自然を愛した作者のビアトリクス・ポーターが湖水地方にのニア・ソリーのヒル・トップ牧場の田園風景の中の動物を主人公とした「ピーター・ラビット」
J.Mバリー作 永遠の少年「ピーター・パン」
ルイス・キャロル作 不滅の少女「アリス」
又 実在の古い屋敷の歴史の時間的空間を舞台とした
「グリーン・ノウ」
アリゾン・アーりー作「時の旅人」
フィリバ・ピアス作 「トムは真夜中の庭で」
日常から空想の世界を冒険する
C・S・ルイス作「ナルニア国ものがたり」
トルキーン作 「ホビットの冒険」「指輪物語」
など
アイルランドの民話
(参考HP リンクをご覧下さい )
アイルランドの民衆史は。そして 民族の願いを語る人々の、口承文学への熱い思い……。紀元前6世紀になると、ヨーロッパから紀元前4世紀頃に忽然と姿を現したケルト民族が波のように何度も侵入し、ケルト人はアイルランドを政治的に統一はしなかったが、文化と言語を統一した。ケルト民族の発祥はオーストリアのハルシュタットであるといわ、彼らは統一された国家も文字も持たなかったが、その文化はヨーロッパ中に広がっていった。しかし、やがてはゲルマン民族に追われローマ帝国によって滅ぼされていく。今ではアイルランドとフランスのブルターニュとイングランドにその文化を残すだけとなった。しかし、今でも彼らの作り出した文化は神話やケルト音楽という形で根強い人気を持っている。ケルト神話の特徴は全く創世神話を持たないことである。ケルト神話はエリンの国(アイルランド)にさまざまな種族が入りこんでくることから始まる。 ケルト神話においては現実の世界と妖精の世界などの異世界との隔たりは曖昧である。時には人間が異世界に迷い込んだりすることもあれば、妖精が人間の世界に迷い込むこともある。このように複数の世界が交錯しているのがケルト神話の特徴である。それらの世界には明確な境界はない。そして、時間も非常に曖昧で不安定な概念として捉えている。別の世界にほんのひとときすごしただけでも人間の世界に返ってきたときには数百年が経過していることさえある。ケルト神話によればエリンの国(アイルランド)にダーナ神族やニヴェズ族などさまざま民族が入ってきて戦いを繰り広げたと言う。そして、最後に生き残った種族の末裔がケルト民族であると伝えている。 ケルト神話は厳密に体系化されているわけではない。いくつかの伝承・書物をさし総合的にケルト神話と呼称しているのだ。通常ケルト神話という場合以下のものを指す。
・アーサー王物語
・各地に残る妖精の物語
・フィン騎士団の物語
・ダーナ神族の物語
・カエサルの記した書物世界各地に残っている神話
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