週間翻訳日記:週間で、ある単位を目安に翻訳していきます。
特に誤訳、誤字などの指摘があったらメールください


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2000/07/17 あやしい訳一覧(10章)解決策の訳文の協力求む。評価は前とおなじく、

A わからない、SOS
 あやしい、自信なし、もっといい訳あるはず
 センスなーーし

項番(章ごと) 評価 原文 指摘事項 解決策
10-1

"Me Tiger Lily," that lovely creature would reply. "Peter Pan
save me, me his velly nice friend. Me no let pirates hurt him."

「わたくしタイガー・リリーからお答えさせていただきます。ピーターパンさまがわたくしをお救いくださいました。わたくしはあなたの忠実なしもべです。海賊たちには指一本触れさせないことを誓います」

2000/07/17枯葉さんより指摘いただきました、ありがとうございます。
> まず、Tigar Lilly のセリフですが。
> "Me Tigar Lilly" ってのは言うなれば蛮人スピークで
> "I am Tigar Lilly" を馬鹿っぽく喋ったものです。> 「私、タイガー・リリィ。ピーターパン、私、守る。二人、ともだち」のような。
> ちょっとやりすぎかな。まあ、↓なんかが参考になると思います。
> http://www.hmx-12.net/~virgil7/netEchat/commu_therude.htm

とても参考になります。あやしい訳一覧に入れさせてください。
ただあんまりステロタイプでっていう気もするんですが...
考えてみます。

 
10-2 B "Then what is it?"

"It isn't for a lady to tell."

"Oh, very well," Peter said, a little nettled. "Perhaps Tinker
Bell will tell me."

"Oh yes, Tinker Bell will tell you," Wendy retorted scornfully.
"She is an abandoned little creature."

Here Tink, who was in her bedroom, eavesdropping, squeaked out
something impudent.

"She says she glories in being abandoned," Peter interpreted.
「じゃあなんなのさ?」

「女の子の口から言うようなことじゃないわ」

「ああ、いいよ」ピーターは少しいらいらして言いました。「たぶんティンカーベルが教えてくれるよ」

「ああそうね、ティンカーベルが教えてくれるでしょうよ」ウェンディは軽蔑するように答えました。「ティンクなんて小さな捨て子ですしね」

ここで自分の寝室にいたティンクが立ち聞きしていて、なにか生意気なことをキーキーがなりたてました。

「ティンクがいうには、捨て子で光栄だってさ」ピーターは通訳しました。
2000/07/17枯葉さんより指摘いただきました、ありがとうございます。
> 「女の子の口から言うようなことじゃないわ」
> Lady とあるので「女の子」はちょっと苦しいかな、と。
> Lady; 「慎み深い大人の女性」を踏まえて、ティンクに対し
> "She is an abandoned little creature." と言っているのだと思われます。
> つまり、abandonedも「見捨てられた」じゃなくて、「恥知らずの」とか「勝手気ままな」とか
> そういう訳が適当かなと思いました。

痴話喧嘩っていいですね、なるほど上手い対比になってるわけですね。
日本語訳も含めて、考えさせてください。あやしい訳一覧へ。
 

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2000/07/17 修正 その12(10章)

結城さん、枯葉さんからの指摘分を修正、感謝。

この修正が反映されてないとか、その他どんなささいなことでもいいのでピーターパンの訳文について指摘事項があったらメールください


1.お付きの人って時代劇みたい(笑)(以下の指摘は結城さんよりいただきました、ありがとうございます)
>
> > しい運命から救い出したので、彼女もお付きの戦士たちもピーターのためなら何で
>
> 「お付きの戦士」というのはどういう意味だろう。

「とりまき」ぐらいにしておきます。

2.もの欲しげ? 
> > まるでちょっとうまい
> > ものでも食いたいなぁといった感じなのです。
>
> ってどういう感じ?

Even by day they hung about, smoking the pipe of
peace, and looking almost as if they wanted tit-bits to eat.

ちょっとがんばって

まるでちょっとうまいものでも食いたいなぁといった、もの欲しげな感じです。

に修正。

3.語順
> > ピーターは、威厳のある態度で自分の足元にひれ伏したインディアン達にむかって、
> > こう言ったものでした。
>
> 「威厳のある態度で」と「こう言った」の距離が長すぎ。
> 威厳のある態度でひれ伏したみたい。

ピーターは、自分の足元にひれ伏したインディアン達にむかって、
威厳のある態度でこう言ったものでした。

に修正

4.too toって英語だと分かりやすいんだけど、訳すと分かりにくいのはやっぱり訳者が...

> > リリーはたいへん美しく、こんな風にへりくだることはなかったのですが、
>
> 「ことはなかった」というのは「これまでになかった」のか「必要はなかった」のか
> どちらでしょう。

She was far too pretty to cringe in this way,

リリーはたいへん美しく、こんな風にへりくだる必要はなかったのですが、

に修正します。

5.「はははは」なんて、笑ってる場合じゃない。
> > インディアン達は「どんなもん?」なんて口の利き方を男の子たちに
> > はするのでした。
>
> 「は」の重なりが不自然で読みにくい文。

インディアン達は「どんなもん?」なんて口の利き方を男の子たちに
対してするのでした。

に修正します。

6.代名詞
> > 男の子たちをいらいらさせることに、ピーターまでもそれで問題
> > ないと思っているのです。
>
> 不自然な文。「それ」は何を指す?

男の子たちをいらいらさせることに、ピーターまでもそんな口の利き方で問題
ないと思っているのです。

7.誤記

> > 20回目も「みんながいっせいにしゃべるんじゃないの」と言った挙句に「しずか
> > に」とウェンディは叫びました。
>
> 前後関係から「20回目も」という表現は変。

「20回も」に修正します

8.ときどき結婚してない人
> > 「あら、まあ」ウェンディは叫びました。「ときどき結婚してない人がホントにう
> > らやましくなるわ」
>
> ときどき結婚してない?
> ときどきうらやましくなる?

ときどき、結婚してない人

に修正します。

9.本当に奥さんに時刻をお土産に持ってったら張り倒されそう「ただいま、10時だよ」とかね、笑

> > ピーターは、男の子たちには木の実を、ウェンディにはきちんとした時刻を持って
> > 帰ってきました。
>
> 時刻を持って?

He had brought nuts for the boys as well as the correct time
for Wendy.

ピーターは、男の子たちには木の実を、ウェンディにはきちんとした時刻をお土産に
帰ってきました。

に修正します。

10.お話、お話する、お話しする。

>
> > それからついにウェンディのお話しを聞くためにみんなベッドに入りました。みん
> > なは大好きですが、ピーターは大嫌いなあのお話しをそろって聞いたのでした。
>
> 前にも書いたけれど、私は「お話し」よりは「お話」が好き。

名詞の時は「お話」で、動詞の時は「お話しする」にします。

11.〜か、〜か
> > ピーターは部屋をでるか両手で耳をふさぐのです。
>
> ピーターは部屋をでるか両手で耳をふさぐかするのです。
>

修正します。

12.蛮人スピークっていうのか(以下の指摘は枯葉さんよりいただきました、ありがとうございます)
> まず、Tigar Lilly のセリフですが。
> "Me Tigar Lilly" ってのは言うなれば蛮人スピークで
> "I am Tigar Lilly" を馬鹿っぽく喋ったものです。
> 「私、タイガー・リリィ。ピーターパン、私、守る。二人、ともだち」のような。
> ちょっとやりすぎかな。まあ、↓なんかが参考になると思います。
> http://www.hmx-12.net/~virgil7/netEchat/commu_therude.htm

とても参考になります。あやしい訳一覧に入れさせてください。
ただあんまりステロタイプでっていう気もするんですが...
考えてみます。

13.痴話喧嘩

> それと、ピーター、ウェンディ、ティンクの痴話喧嘩のところですが、
>
> 「女の子の口から言うようなことじゃないわ」
> Lady とあるので「女の子」はちょっと苦しいかな、と。
> Lady; 「慎み深い大人の女性」を踏まえて、ティンクに対し
> "She is an abandoned little creature." と言っているのだと思われます。
> つまり、abandonedも「見捨てられた」じゃなくて、「恥知らずの」とか「勝手気ままな」とか
> そういう訳が適当かなと思いました。

痴話喧嘩っていいですね、なるほど上手い対比になってるわけですね。
日本語訳も含めて、考えさせてください。あやしい訳一覧へ。

14.生意気ってティンクらしくていいなぁ
>続いてティンクが言った
> "something inpudent" は「なにか生意気なこと」かな、と。

生意気の方がティンクらしくていいですね。修正します。

この修正で10章をV0.9→V0.91へ

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2000/07/17 ピーターパン 10章 楽しいわが家

バリ, J. M.『ピーターパン』 html版 
原題:PETER PAN
訳者:katokt
公開:10章 2000/07/17 (V0.90) 2000/07/17 (V0.91)
コメント:Linuxの最初の公式バージョンは、1991年10月5日のversion 0.02なんだって。ところでV0.90って...どこか隠れるとこない? おまけにカタカナ一覧もあるし、やること多いなぁ。    

10章 楽しいわが家

ラグーンでの海賊たちとのこぜりあいの末の大きな出来事といえば、コドモらとインディアンたちが友達になったことでしょう。ピーターがタイガー・リリーを恐ろしい運命から救い出したので、彼女もとりまきの戦士たちもピーターのためなら何でもする勢いでした。毎晩地下の家を見張るために地上にすわりこんで、海賊たちが大攻勢をかけてくるのもそう遠いことではないと待ち構えています。昼間でさえ辺りをうろうろしており、インディアンパイプをすいながら、まるでちょっとうまいものでも食いたいなぁといった、もの欲しげな感じなのです。

インディアン達は、ピーターを偉大なる白い父とよんで足元にひれ伏しました。ピーターはこれがすっかり気に入ったのでした。実のところ、あんまり本人のためにはならなかったのですが。

ピーターは、自分の足元にひれ伏したインディアン達にむかって威厳のある態度でこう言ったものでした。「偉大なる白い父は、ピカニニーの勇者達が海賊たちからわが家を守ってくれてうれしく思うぞ」

気高く美しい女性がこう答えるのでした。「わたくしタイガー・リリーからお答えさせていただきます。ピーターパンさまがわたくしをお救いくださいました。わたくしはあなたの忠実なしもべです。海賊たちには指一本触れさせないことを誓います」
リリーはたいへん美しく、こんな風にへりくだる必要はなかったのですが、ピーターときたら当然のことと思って、見下すような態度でこう答えるのでした。「それはいいな、ピーターパンが仰せだぞ」

「ピーターパンが仰せだぞ」というときはいつも、インディアン達はだまってその通りにしました。でもインディアン達は、他の男の子たちには決してピーターほどの敬意を払ったわけではありません。男の子たちは他の勇者と同じくらいとみなしていました。インディアン達は「どんなもん?」なんて口の利き方を男の子たちにするのでした。男の子たちをいらいらさせることに、ピーターまでもそんな口の利き方で問題ないと思っているのです。

口には出しませんが、ウェンディも男の子たちにはちょっと同情しました。ただとてもいい奥さんぶりを発揮していたので、お父さんへの口答えは耳に入らないのでした。「お父さんが一番いい方法を知ってるのよ」自分の意見がどうであれ、ウェンディはいつもこう言うのでした。ただウェンディの本音を聞くと、インディアン達はウェンディを“かみさん”なんてよぶべきじゃないということなんですが。

“夜のなかの夜”としてみんなに知れわたっている夕べがやってきました。なぜ“夜のなかの夜”かといえば、あの冒険とその結末ゆえです。昼間はまるでこっそり集まる軍勢のように、ほとんどなにも起こりません。さてインディアン達は毛布にくるまり、地上の自分の持ち場についています。一方コドモ達は、ピーターを除く全員が揃って地下で夕食をとっています。ピーターは時刻を知るために外出していました。この島で時刻を知ろうとすると、ワニを探さなければなりません。ワニの時計が時刻を知らせてくれるまで、その近くにいるのです。

今回の食事は、たまたまお茶ゴッコでした。テーブルの周りに座って、がぶがぶとお茶をのむのです。実際コドモ達のおしゃべりと口喧嘩、そのうるさいことときたら、ウェンディにいわせれば耳をつんざくようといった具合です。確かにウェンディはうるさいことは気にもしませんが、モノをひったくって、その上トゥートルズがひじで押したんだもん、なんて言い訳するのは許しません。決まりがあります、食事中はぶち返さないこと、そしてウェンディに口喧嘩について言いたい時は、右手を礼儀正しく上げて「これこれについて言いたいのです」と言わなければならないのです。しかしいつものことですが、し忘れるか、しすぎるかのどちらかなのでした。

20回も「みんながいっせいにしゃべるんじゃないの」と言った挙句に「しずかに」とウェンディは叫びました。「あなたのコップはからっぽじゃないの、スライトリー」

「まだです、おかあさん」スライトリーは、コップがあるフリをして、のぞきこんでいいました。

「やつはミルクに口をつけてもいません」ニブスが口をはさみました。

これは告げ口です。スライトリーは自分のチャンスとばかりに「ニブスについて言いたいのです」とすぐさま叫びました。

しかしながらジョンが最初に手を挙げています。

「ジョンどうしたの?」

「ピーターのところにすわってもいい? いないし」

「お父さんの席にすわるですって、ジョン!」ウェンディはあきれてしまいました。「絶対にだめです」

「本当のお父さんじゃないやい」ジョンは口答えしました。「だいたい僕が教えてやるまで、お父さんがどうするかも知らなかったんだよ」

これは不平不満です。「ジョンについて言いたいのです」双子が叫びました。

トゥートルズが手を挙げました。みんなの中でもとびぬけてつつましやかだったので、というかつつましやかなのはトゥートルズたった一人だったので、ウェンディも格別トゥートルズにはやさしいのでした。

トゥートルズは自信なさそうにおずおずと言いました。「僕はお父さんにはなれないよねぇ」

「ええ、トゥートルズ」

トゥートルズは、たびたびというわけではなかったんですが、いったん始めるとバカバカしい話を続けることがありました。

「お父さんは無理としたら、」のろのろと言いました。「マイケル、あかんぼうをぼくにゆずってくれないかな?」

「やだね」マイケルはわめきました。マイケルときたらもう揺りかごにはいっていたのでした。

「あかんぼうも無理としたら、」もっともっともっとのろのろと言いました。「双子はどうかな?」

「絶対だめ」双子は言いました。「双子になるのはすっごく難しいんだから」

「そういう大事なものは無理としたら、」トゥートルズは言いました。「だれでもいいから僕が手品をするのを見てくれないかなぁ?」

「やだ」みんなは声をそろえました。

それでとうとうトゥートルズは話をやめてこう言いました。「最初からむりって思ってたけどね」

不愉快な告げ口がふたたび始まります。

「スライトリーがテーブルの上で咳をしてます」

「双子がチーズケーキを食べてます」

「カーリーがバターとはちみつの両方をつけてます」

「ニブスが口にモノをいれながらしゃべってます」

「双子について言いたいのです」

「カーリーについて言いたいのです」

「ニブスについて言いたいのです」

「あら、まあ」ウェンディは叫びました。「ときどき、結婚してない人がホントにうらやましくなるわ」

ウェンディはみんなに食事の後片付けをするように言うと、自分は熱心に裁縫にとりかかりました。どっさりの靴下で、いつも通り全部のひざのところに穴が開いていました。

「ウェンディ」マイケルが文句を言いました。「ぼくはもう揺りかごに入るには大きすぎるよ」

「だってだれかが揺りかごにいなきゃ」ぴしっとした調子でウェンディは答えました。「そしておまえが一番小さいし、揺りかごは家においとくと幸せな一家団らんのしるしなの」

ウェンディが繕いものをしている間、コドモ達はまわりで遊んでいます。その幸せそうな顔と踊ってる手足の一団が、ロマンティックな暖炉の火に照らされています。これは地下のわが家でのとても家庭的な風景でした。ただわたしたちがこの風景をみるのも最後なのですが。

上で足音がして、あなたも思った通り、ウェンディが最初にそれに気づきました。

「みんな、お父さんの足音が聞こえるでしょ。ドアの所まで迎えにいったらお父さんは喜ぶわよ」

上ではインディアン達が、ピーターの前で頭を垂れていました。

「良く見張れ、勇者たち、ピーターパンが仰せだぞ」

それから、以前からよくしているように元気なコドモ達が、ピーターの木からピーターを家に引き込むのでした。以前からよくしているように...ただこれが最後になるのですが。

ピーターは、男の子たちには木の実を、ウェンディにはきちんとした時刻をお土産に帰ってきました。

「ピーターったら甘やかしすぎですよ」ウェンディが微笑みながらいうと、「ああ、おまえ」ピーターは自分の銃を壁にかけながら答えるのでした。

「僕が、ピーターにお母さんっていうのは“おまえ”って呼ぶんだよって教えたんだ」マイケルはカーリーにささやきました。

すぐにカーリーは言いました。「マイケルについて言いたいのです」

最初に双子がピーターのところにやってきました。「お父さん、おどろうよ」

「むこうでな、ぼうやたち」ピーターはとてもごきげんでした。

「お父さんにもおどって欲しいんだ」

ピーターは実際のところみんなの中で一番ダンスが上手かったのですが、憤慨したフリをしたのでした。

「わしが! 老骨にムチうつのかい!」

「ママも」

「なんですって」ウェンディは叫びました。「こんなに両手にかかえるほどやることがあるお母さんがダンスですって!」

「でも土曜の晩だよ」スライトリーはほのめかすのでした。

実際には土曜の晩ではありません、もしかしたらそうだったかもしれないのですが。というのも当の昔に日付がいつだか忘れていましたから。ただ何か特別なことをしたいときはいつも、土曜の晩といえばよかったのでした。

「もちろん土曜の晩ですしね、ピーター」ウェンディはやさしい声でいいました。

「世間の人がわしたちのこんな姿をみたらなんていうか、ウェンディ!」

「でもコドモ達しかいませんもの」

「たしかに、たしかに」

そしてコドモ達はおどってもよろしいと許しを得ましたが、まずねまきに着替えなければなりませんでした。

「おお、おまえ」ピーターは横にいるウェンディに向かって言いました。ピーターは暖炉で暖まりながら、かかとをひっくりかえしているウェンディを見下ろしました。「わしとおまえにとって一日のやっかいな仕事が終わった後、かわいいコドモ達にかこまれて、暖炉のそばで一息つくほど心休まる夕べはないなぁ」

「幸せよ、ピーター」ウェンディはとっても満足したように言いました。「ピーター、私はカーリーの鼻ったらあなたそっくりって思うわ」

「マイケルはおまえ似だな」

ウェンディはピーターの側に行き、肩に手を添えました。

「ねぇピーター、こんなに大家族で、もちろん私ももう若くはないけど、私に変ってほしいなんて思ってないわよねぇ?」

「もちろんだよ、ウェンディ」

確かに変わって欲しくはありませんが、ピーターのウェンディを見る目はどこか居心地が悪そうです。まばたきなんかして、えーと、起きてるか寝てるかはっきりしない人みたいです。

「ピーター、どうしたの?」

「ただ考えてただけだよ」ピーターは少しびくびくしながら言いました。「僕がみんなのお父さんっていうのは、ただのフリなんだよねぇ?」

「そうよ」ウェンディは少し声を固くして答えました。

ピーターは弁解がましく続けます。「みんなの本当のお父さんになるなんて、年寄りみたいな気がしちゃうんだよなぁ」

「でもコドモ達はわたしたちの、あなたとわたしのものよ、ピーター」

「でもホントじゃないんだよね、ウェンディ?」ピーターは心配そうに聞くのでした。

「そうしたくないならね」ウェンディは答えると、ピーターの安堵のため息をはっきり聞いたのでした。「ピーター」断固として譲らない調子で聞きました。「私のこと、あなたはどう思っているの?」

「お母さんとして尊敬してるよ、ウェンディ」

「そんなことだと思ったわ」ウェンディはそう言うと、ひとりで部屋のすみっこの方へ行って座りこみました。

「君はかわってるよ」ピーターは訳がわからないといった具合です。「タイガー・リリーも全くおなじ。彼女もぼくの何かになりたいみたいだけど、それもお母さんじゃないみたいなんだよな」

「もちろんよ、決まってるじゃない」ウェンディははっきり答えました。やっとウェンディがインディアン達に反感をもっている理由もわかりましたね。

「じゃあなんなのさ?」

「女の子の口から言うようなことじゃないわ」

「ああ、いいよ」ピーターは少しいらいらして言いました。「たぶんティンカーベルが教えてくれるよ」

「ああそうね、ティンカーベルが教えてくれるでしょうよ」ウェンディは軽蔑するように答えました。「ティンクなんて小さな捨て子ですしね」

ここで自分の寝室にいたティンクが立ち聞きしていて、なにか生意気なことをキーキーがなりたてました。

「ティンクがいうには、捨て子で光栄だってさ」ピーターは通訳しました。

ピーターに突然ある考えが浮かびました。「たぶんティンクはぼくのお母さんになりたいんだ」

「このすっとこばか!」ティンカーベルはかっとして叫びました。

これはしょっちゅう言っているので、ウェンディにも通訳してもらう必要はありません。

「彼女の気持ちはよーくわかるわ」ウェンディもかみつくように言いました。ウェンディがかみつくように言うなんて想像してみてください。でもウェンディもずいぶん努力はしていたのですが、夜が明けるまでに何が起こるかは全く知らなかったのです。もし知っていたら、かみつくように言ったりはしなかったことでしょう。

だれも何が起こるかは知りません。たぶん知らない方がよかったでしょう。知らないがために、いま少し楽しいひとときをすごせたのですから。そしてそれがこの島での最後の1時間だったら、その1時間のなかに楽しい60分があることを喜ぼうではありませんか。コドモ達はねまきをきて歌い、踊りました。それはどんなに愉快でぞっとさせるような歌だったでしょう。みんな自分の影におびえるフリをしたのです。すぐに影が自分たちに忍び寄ることにも気づかずに。その影こそが、恐ろしさのあまり後ずさりするようなものだったのです。ダンスはとても大騒ぎで、ベットの上で外でどれほどとっくみあいをしたことでしょう。もうダンスというよりはまくら投げでした。終わったときにはまくら達がもう一回戦やりましょうなんていってるみたいです。まるでもう二度と会うことができない相棒みたいに。ウェンディがお休みのためのお話をする時間まで、みんなはいろいろお話ししました。スライトリーでさえ、その夜はお話をしようとしました。でも始まりが死ぬほど退屈だったので、他のコドモ達だけでなく自分でもぞっとしちゃうくらいで、うれしそうにこう言ったのでした。

「うん、退屈なはじまりだ。終わりのフリをしよっと」

それからついにウェンディのお話を聞くためにみんなベッドに入りました。みんなは大好きですが、ピーターは大嫌いなあのお話をそろって聞いたのでした。いつもはそのお話しがはじまると、ピーターは部屋をでるか両手で耳をふさぐかするのです。そして今回もピーターがそのどちらかをしてくれれば、みんなはまだこの島にいたかもしれません。ただピーターは、今夜に限ってずっとこしかけに座っていたのでした。さてなにが起こるのか見てみることにしましょう。

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2000/07/10 修正 その11(9章)

武井さん結城さんからの指摘分を修正、感謝。

この修正が反映されてないとか、その他どんなささいなことでもいいのでピーターパンの訳文について指摘事項があったらメールください

1.翻訳調、あまりに翻訳調...(以下の指摘は武井さんからいただきました、ありがとうございます)

>> ピーターが一人取り残される前に最後に耳にしたのは、人魚たちが海の下の

>> 寝床に一人一人ひきさがる音でした。ドア自体が閉まる音を聞くには遠すぎ

>> ましたが、人魚が住んでいるサンゴの洞窟のドア一つ一つには小さなベルが

>> ついていて、ドアを開閉するたびにステキな音をたてるのです(わたしたち

>> の世界でのステキな家とおなじように)。ピーターはそのベルの音を聞いて

>> いました。

>「ドア自体が閉まる音を聞くには遠すぎましたが、」

>原文は, "He was too far away to hear their doors shut" で

>too adj. to do 構文ですね.

>わたしなら,

>ピーターのところからは遠すぎてドア自体が閉まる音は聞こえませんでしたが、

>と訳しますね.

>「to do するには adj. すぎる」 = 「adj. すぎて to do できない」という

>単純な置換しかしてませんが,前者だとあまりに翻訳調ですね.


ピーターのところからは遠すぎてドア自体が閉まる音は聞こえません。ただ人魚〜

と修正します。


2.自分の訳にぶーぶー不平を言いたいね

>> ウェンディは全員が無事に家に帰ってこれたことを喜んでいましたが、時間

>> が遅いことにすっかり腹を立てていたので、ぶーぶーと不平を言わせない声

>> でこうさけんだのでした。「寝るのよ、さっさとベッドに行きなさい」

>意地悪く考えると,

>「ウェンディが、ぶーぶーと……声でこうさけんだのでした。」

>に読めますね.つまり,ぶーぶーという擬声語が「不平を言う」にかかるのか,

>「さけんだのでした」にかかるのかが明確でないのです.前者だと考えるとウェ

>ンディ以外の擬声語ですが,後者だと考えるとウェンディの声に読めてしまう

>ということ.

>原文は,

>> and cried, "To bed, to bed," in a voice that had to be obeyed.

>なので,

>有無を言わせない声でこう叫んだのでした。

>ではいけませんかね? これだと,「有無を言う」のはウェンディ以外になり

>ます.

有無を言わせず、こう叫んだのでした。

に修正します。


3.あるもの(以下の指摘は結城さんよりいただきました。ありがとうございます。)

>> そして水がすっかりピーターを飲みこんでしまうまで、ピーターはラグーンの

>> あるものを見つめていました。

>ラグーンのあるもの、は少し変。

ラグーンに浮かぶあるものを

4.短く文を切る

>> ピーターはそれは一枚の紙が浮かんでいて、た

>> ぶん凧の一部かなんかで岸に打ち上げられるまでにどれくらいかかるんだろう

>> ? なんて漠然と考えていました。

>ねじれかかっている文。

>ピーターは…考えていました。

>という大きな文の中の構造がふらついているような気がします。

>好みの問題。

>「…かなんかで」や「…なんて」という表現はわたしの好みではないです。

He thought it was a piece of
floating paper, perhaps part of the kite, and wondered idly how
long it would take to drift ashore.

ピーターは、紙きれが一枚、たぶん凧の一部でも浮かんでいるのだと思いました。そして岸に打ち上げられるまでにどれくらいかかるんだろう? なんて漠然と考えていました。

5.主語と述語を近く

>> 間もなくピーターは、奇妙なことに、ある明確な目的をもってそれがラグーン

>> に浮かんでいるにちがいないことに気がつきました。

>うーん。

>「目的をもっているに違いない」のか、

>「浮かんでいるに違いない」のか、どちらでしょうね。

>主語(ピーター)と述語(気がつきました)の距離が長すぎるように感じます。

Presently he noticed as an odd thing that it was undoubtedly
out upon the lagoon with some definite purpose,

間もなくピーターは奇妙なことに気づきました。それが疑いなくある明確な目的をもってラグーンに浮かんでいることに気づいたのです。

6.主語を補う

>> ただピーターがネバ

>> ーバードだと分かった時には、すっかり疲れ果てていました。

>主語不鮮明。

>誰が疲れていたの?

>ネバーバード?ピーター?

ただピーターがネバーバードだと分かった時には、ネバーバードはすっかり疲れ果てていました。

7.指示語廃止

>> ダーリング夫人やその他の人々がそうだったように、ピーターの歯が生えかわっ

>> てなかったことに、ネバーバードも心を奪われたのでしょう。

>指示語不鮮明。

>「そうだった」

>というのは「生え変わっていない」こと?

>それとも「心を奪われた」こと?

I can suppose only that, like Mrs. Darling and the rest of them, she was melted
because he had all his first teeth.

ピーターの歯が生えかわってなかったことに、ダーリング夫人やその他の人々と同じようにネバーバードも心を奪われたのでしょう。

8.主語を明らかに

>> ネバーバードはなぜやってきたかの理由をピーターに大声で言うと、ピータ

>> ーは何をしているのかをネバーバードに大声で聞きました。

>主語不鮮明。

>「やってきた」のは誰が?

>「何をしているのか」は誰が?

>ネバーバードが、自分のやって来た理由を大声でピーターに言うと、

>ピーターは、そっちが何をしているのかを大声でネバーバードに尋ねました。

>ということ?

She called out to him what she had come for, and he called out to her what she was doing there;

ネバーバードが、自分のやって来た理由をピーターに大声で言うと、ピーターは、そこで何をしているのかとネバーバードに大声で聞き返しました。

9.自画自賛

> そして、あらまあ、ピーターも自分でもそう思うやなんて自画自賛です。

>意味不明。

そして、あらまあ、ピーターも自画自賛しました。

10.修正

>> 時間を何時間も過ぎてしまったたことでしょうか。

>typo.

>しまっていたこと

修正します。

11.修正

>> みんな興奮していたので、

>> 少しでも長く起きていようといろいろとごまかしをしたりしたのです。

>趣味の問題。

>ごまかしをしたりした

>↓

>ごまかしたりした

修正します。

この修正で9章をV0.9→V0.91へ

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2000/07/10 カタカナ一覧(1−8章)

カタカナって何? 昔タニザキとかでは、ずーっとカタカナの段落とかあってそれはさすがに読む気はしなかったなぁ。
カタカナ単語にはどのような効果があるんだろうか? ピーターパンのkatokt訳文(1−8章)を通じて、帰納的にカタカナの使い方を考えてみよう。本来ならば演繹的にやるのが効率いいんだろうけど。それにしてもヒマだねぇ、こんなことやるヒマがあったら9章のあやしい訳一覧でも作れっていうのに...

作業環境も本当はPerlにも挑戦してみたかったんだけど、あまりに時間がなかったのでエクセルにがんばってもらいました。

さあ、まず概観してみましょう。ピーターパン(1−8章)katokt訳を通じて、使われたカタカナ単語は2576個、300種類、本当は全体の単語数と比較してどれくらいの比率かも出したかったんだけど、能力と時間の都合でここまで。ネットを探せばこんなツールありそうだけど...

ただ問題はその使われかたなわけで、出現頻度の多い順にチェックしていきましょう。ただし10位以下は気になる所を取り上げてます。(全部の一覧は最終的にのせる予定)。しかも今回は途中まで、続きはまた今度! 頻度の低いものに問題が多いんだけどね。

順位

カタカナ単語

頻度

解説 ルール化
ピーター  413 堂々の一位はピーター。そりゃ主人公だものね。 ルール1:外人の名前はカタカナ
ウェンディ 350 意外と僅差なわけ。逆転も可能か?  ルール1
パパ 138 ママよりパパの方が沢山でてきたんだねぇ。 ルール2:外来語はカタカナ
ママ 135 パパに負けるなんて、最後の方で逆転可能か?  ルール2
コドモ 112 早速問題のコドモだよ。子供、こどもが適当な感じもするけど、ちょうど訳し始めたときドコモのCMが頭について離れなかったのと、ピーターパンの重要な主題であること、他の訳とは変わってるよっていう特徴をはっきり出すためにもいいかなって思ってこうしてます。 ルール3:コドモとオトナはカタカナ
フック 110 やっぱり登場回数でもピーターにかなわないね ルール1
ジョン 102 お兄さんの面目? 保ったね ルール1
マイケル 86 ひそかに応援してるのに(でも勝手に沢山登場させるわけにもいかないし、笑) ルール1
ナナ 82 もう上位進出の望み薄だねぇ ルール1
10 ティンク 67 ティンカーベルも17あるんだけどねぇ、足せば9位 ルール1
12 ネバーランド 32 意外と登場しないわけね ルール4:外国の地名はカタカナ
20 キス 20 これももっと多いかと思ってた。最初の方だけかぁ。 ルール2
22 ホント 20 がんばって使ってるのに20個かぁ、「本当」とどう使い分けてるかって問題はあるなぁ、整理しよう。 ルール5:ホントはカタカナ、本当との使い分けを整理
23 ピーターパン 16 ちゃんとピーターパンって呼ばれることって少ない。ちなみに「パン」は1回 ルール1
26 ワニ 13 動物の名前 ルール6:動物の名前は原則としてカタカナ
33 フリ 10 これも問題の用語。10ヶ所はいろいろなところで使われてるね。文脈を検討してみよう。 検討中

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2000/07/10 ピーターパン 9章 ネバーバード

バリ, J. M.『ピーターパン』 html版 
原題:PETER PAN
訳者:katokt
公開:9章 2000/07/10 (V0.90) 2000/07/10 (V0.91)
コメント:作者の気持ちがわかるなぁ、長い章の後には短い章。訳者もうれしいよっ!    

9章  ネバーバード

ピーターが一人取り残される前に最後に耳にしたのは、人魚たちが海の下の寝床に一人一人ひきさがる音でした。ピーターのところからは遠すぎてドア自体が閉まる音は聞こえません。ただ人魚が住んでいるサンゴの洞窟のドア一つ一つには小さなベルがついていて、ドアを開閉するたびにステキな音をたてるのです(わたしたちの世界でのステキな家とおなじように)。ピーターはそのベルの音を聞いていました。

だんだん水位はあがり、ピーターの足にも水しぶきがかかるようになりました。そして水がすっかりピーターを飲みこんでしまうまで、ピーターはラグーンに浮かぶあるものを見つめていました。ピーターは、紙きれが一枚、たぶん凧の一部でも浮かんでいるのだと思いました。そして岸に打ち上げられるまでにどれくらいかかるんだろう? なんて漠然と考えていました。

間もなくピーターは奇妙なことに気づきました。それが疑いなくある明確な目的をもってラグーンに浮かんでいることに気づいたのです。なぜなら潮の流れにさからって、時々は流れを乗り越えたりしたからです。乗り越えたときには、常に弱い方の味方であるピーターは拍手せずにはいられませんでした。なんて勇敢な紙切れでしょう。

実はそれはただの一枚の紙切れではありません。ネバーバードです。巣に乗って死に物狂いで、ピーターのところまでたどり着こうとしていたのでした。巣が水に落ちたときから学んできた方法で羽をばたばた動かして、ある程度はその奇妙な乗り物である巣を操作することができたのです。ただピーターがネバーバードだと分かった時には、ネバーバードはすっかり疲れ果てていました。ネバーバードはピーターを助けにやってきたのです。卵を抱いているにも関わらず、巣を差し出そうというのでした。わたしはその鳥のことを本当に不思議に思います。なぜなら確かにピーターはネバーバードに親切にしてやったこともありましたが、時々はいじめたこともあったからです。私にはこうとしか考えられません。ピーターの歯が生えかわってなかったことに、ダーリング夫人やその他の人々と同じようにネバーバードも心を奪われたのでしょう。

ネバーバードが、自分のやって来た理由をピーターに大声で言うと、ピーターは、そこで何をしているのかとネバーバードに大声で聞き返しました。しかしもちろんお互いに鳥と人間の言葉なので通じません。童話では、人と鳥は自由に話ができたりしますし、私もしばらくこのお話も同じようなフリをして、ピーターはネバーバードに賢明な返事をしました、なんて言えたらいいのにとつくづく思います。でも本当のことが一番ですし、私も本当に起こったことだけをお話ししたいのです。さてピーターとネバーバードはお互いの言ってる事が分からないばかりでなく、礼儀作法がどういうものかもすっかり忘れていたのでした。

「わたしは、あなたに、巣、を、使って、欲しい、の、よ」ネバーバードはできうる限りゆっくりそしてはっきりと大声で叫びました。「そうすれば、岸、まで、いける、でしょ。でも、私は、とっても、つかれて、もう、これ以上、近くまで、巣を、運んで行けないわ。だから、ここまで、泳いで、いらっしゃい」

「なにをガーガー言っているんだい?」ピーターは答えました。「いつもみたいに流れにまかせて、巣を漂わせておいた方がいいよ」

「わたしは、あなたに、」ネバーバードは同じことをそっくり繰り返しました。

今度はピーターがゆっくりそしてはっきりと言ってみました。

「なにを、ガーガー、言って、いるん、だい?」てな具合です。

ネバーバードはいらいらしてきました。だいたいネバーバードはとても気が短いのです。

「このぼんくら頭のおしゃべりぼうや」ネバーバードは叫びました。「わたしの言うとおりにしなさいってば」

ピーターはネバーバードが自分の悪口をさけんでるような気がしたので、はっきりとわかっていたわけではなくて全くのカンだったのですが、かっとしてこう言い返しました。

「おまえこそ!」

そしてとてもおかしなことに、2人とも同じ言葉を噛みつくように言いました。

「おだまり!」
「おだまり!」

それにもかからわず、ネバーバードはできうる限りピーターを救おうと心に決めていたので、最後の力をふりしぼって巣を岩の方へおし進めました。それから自分のしていることの意味をはっきりさせために、巣の卵を見捨てて飛び立ったのです。

それでピーターもついに理解しました。巣をつかむと、頭上で羽ばたいているネバーバードに向かってありがとうというように手をひらひらさせました。でもネバーバードが上空でとどまっていたのは、ピーターの感謝をうけるためでもなければ、ピーターが巣に乗り込むのを見守るためでもありません。ピーターが卵をどうするかを見届けるためだったのでした。

お話ししたかどうかは忘れてしまいましたが、岩には一本くいがたっていて、それはずっと昔に海賊たちが宝物を埋めた場所の目印にうちこんだものなのです。コドモ達はきらきら光る宝物を探し当てて、いたずらをしたいときなんかにはポルトガル金貨やダイヤモンド、真珠、スペイン銀貨をカモメ達に向かってばら撒いたものでした。カモメ達は食べ物だと思ってそれらを口に入れると、自分たちに仕掛けられた卑劣ないたずらにカンカンになって飛び去るのでした。くいは今でもそこに立っていて、スターキーがそこに帽子を引っ掛けていました。広いつばのついた深い防水帽です。ピーターは卵をこの帽子にいれ、ラグーンにそっと置くと、それは見事にぷかぷか浮いたのでした。

ネバーバードはピーターのしたことをすぐに理解して、賞賛の声をあげました。そして、あらまあ、ピーターも自画自賛しました。そして巣に乗り込んでくいを立ててマストにし、シャツをかけて帆にしました。同時にネバーバードは帽子の上に下りてきて、再びすっかり安心して卵の上に座りました。ネバーバードはあちらへ、ピーターはそれとは別のほうへ流されて行きました。2人ともすっかりご機嫌でした。

ピーターは岸に着いたとき、乗ってきた巣をネバーバードがすぐに見つけられるような場所にちゃんと引き上げました。でも帽子がとてもいい具合だったので、ネバーバードは巣をお払い箱にしたのです。巣はばらばらになるまで漂っていて、スターキーはしばしばラグーンにきては、ネバーバードが自分の帽子に座っているのを苦々しく見守るのでした。ネバーバードをみることは二度とないでしょうから、ここでちゃんと書いておきましょう。今では全てのネバーバードがこんな形の巣を作って、つばがひろいので小鳥たちをその上で散歩させているのでした。

凧であちこちをさまよっていたウェンディとほとんど同時に、ピーターが地下の家に着いたときには、みんなが大喜びでした。みんな自分の冒険を話したくてうずうずしていましたが、たぶんその中でも一番大きな冒険といえば、寝る時間を何時間も過ぎてしまっていたことでしょうか。みんな興奮していたので、少しでも長く起きていようといろいろとごまかしたりしたのです。ウェンディは全員が無事に家に帰ってこれたことを喜んでいましたが、時間が遅いことにすっかり腹を立てていたので、有無を言わせずこう叫んだのでした。「寝るのよ、さっさとベッドに行きなさい」ただ次の日になるとウェンディはとってもやさしくて、みんなに包帯をくばりました。そしてみんなは寝る時間までびっこをひいたり、三角巾で腕をつったりして遊んだのでした。

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2000/07/03 修正 その10(8章)

結城さん武井さんからの指摘分を修正、本当にいつもありがとうございます。

この修正が反映されてないとか、その他どんなささいなことでもいいのでピーターパンの訳文について指摘事項があったらメールください

1.ときどき、どうしていいかわからなくなる? どうしていいか、ときどきわからなくなる? (笑)
(以下の指摘は結城さんからいただきました、ありがとうございます)


>例によってぶっきらぼうな校正です。
>私は英語を読んでいません。
>翻訳、応援しています。
> > 8章  人魚のラグーン(さんごにかこまれた浅瀬)
> >
> > もし目を閉じて運がよければときどき、暗闇に浮かぶおぼろげな色で輪郭のはっ
> > きりしない水溜りをみるかもしれません。
>
> 誰が?
> 「みる」より「見える」の方がよい。
> この場合「ときどき」は「みる」(見える)のそばがよい。
>
> > もっとぎゅっと目をつ
> > むると、炎をあげて燃え出すに違いありません。
>
> 何が?

If you shut your eyes and are a lucky one, you may see at times
a shapeless pool of lovely pale colours suspended in the
darkness; then if you squeeze your eyes tighter, the pool begins
to take shape, and the colours become so vivid that with another
squeeze they must go on fire. But just before they go on fire
you see the lagoon. 

もしあなたが目を閉じて運がよければ、暗闇に浮かぶおぼろげな色で輪郭のはっきりしない水溜りをときどきみることができるかもしれません。それからもっとぎゅっと目をつむれば、水溜りの輪郭ははっきりして色も鮮明になります。もっとぎゅっと目をつむると、水溜りは炎をあげて燃え出すに違いありません。でも燃え出す直前に、あのラグーンが見えるのです。

2.直訳すぎ
> > それどころか全くの正反対で、ウェンディにはとても残念だったこと
> > に、
> 後半、直訳すぎ。
> > ネバーランドにいる間人魚の誰からも礼儀正しく声をかけてもらったこと
> > はなかったのでした。
>
> 誰が人魚から声をかけてもらわなかったの?
> ウェンディ?子どもたち?
on the contrary,it was among Wendy's lasting regrets that all the time she was on
the island she never had a civil word from one of them.
そもそも思い切ってるので、もう少し思い切って、

それどころかウェンディにとってはずっと残念だったことに、事実は全くの正反対でした。ネバーランドにいる間、ウェンディは人魚の誰からも礼儀正しく声をかけてもらったことはなかったのでした。

3.カタカナ問題、いろいろご指摘をいただいているので取りまとめてみます。

> > ウェンディがそのラグーンの端までこっそり忍び寄った
> > ら、人魚たちがことにマルーナーの岩で実際のところどんなフウだったかを見
> > ることができたかもしれません。
>
> カタカナの「フウ」は好きではない。
>
武井さんからも指摘をいただいています。
> (snip)
> > ウェンディがそのラグーンの端までこっそり忍び寄ったら、人魚たちがこと
> > にマルーナーの岩で実際のところどんなフウだったかを見ることができたか
> 風だったかを
> > もしれません。

別途取りまとめさせてください。

4.つま先歩き、忍び歩き? 

> > かすのでした。もしくはウェンディはつま先歩きみたいにしてこっそりと、人
> > 魚から1ヤード以内まで泳いで行くこともできたかもしれません。
>
> つま先歩き、は忍び足、のことかな?
>
on tiptoe as it were,
そもそも、つま先歩きって言うのかどうか気になってきた。あやしい訳一覧へ。

5.漢語&やまとことば
> > ると人魚たちはウェンディを見つけて、偶然というよりはたぶんわざとでしょ
> > う、尾っぽでウェンディにバシャと水をかけて水中に飛び込んだのでした。
>
> ・偶然というよりはたぶん故意に
> ・たまたまかかった、というよりはおそらくわざとかけて
> と漢語とやまとことばを揃える手もあり。

やまとことばに揃えて、修正します。

6.つながり

それは恐いからというわけではありません、もちろんピーターが一緒に居てくれたでしょうし。むしろみんなに7時には必ずベッドに入ることという厳しいルールが決められていたからでした。

> 前と意味的にうまくつながらない。

Wendy had never seen the lagoon by moonlight,
less from fear, for of course Peter would have accompanied her,
than because she had strict rules about every one being in bed by
seven.

それは恐いからというわけではありません、もし月光をあびているラグーンに行くならもちろんピーターが一緒に行ってくれたでしょうし。むしろ本当の理由は、みんなに7時には必ずベッドに入ることという厳しいルールが決められていたからでした。

に修正します。

7.のでした、のです、「の」が好きらしい

> > ただコドモ達が加わろうとすると、自分たちだけで遊ぶ羽目になるのでした。
> > 人魚たちはすぐさま姿を消してしまうのです。ただわたしたちは人魚がひそか
> > に侵入者たちを見ていたことについては自信がありますし、コドモ達のアイデ
> > アを全く取り入れないというわけでもなかったのでした。なぜならジョンが手
> > のかわりに頭をつかう、泡の新しい打ち方をあみだしたのですが、人魚たちが
> > それを取り入れたことがあったのです。これこそジョンがネバーランドに残し
> > ていった、たった1つのしるしなのです。
>
> 「のでした」「のです」の連続が気になるのです。

ただコドモ達が加わろうとすると、自分たちだけで遊ぶ羽目になるのでした。人魚たちはすぐさま姿を消してしまいます。ただわたしたちは人魚がひそかに侵入者たちを見ていたことについては自信がありますし、コドモ達のアイデアを全く取り入れないというわけでもありませんでした。なぜならジョンが手のかわりに頭をつかう、泡の新しい打ち方をあみだしたのですが、人魚たちがそれを取り入れたことがありましたから。これこそジョンがネバーランドに残していった、たった1つのしるしなのでした。

に修正します。アップ前チェックリストにも追加。
あと別の場所にもいろいろあるのですが、指摘の修正にとどめて全体見直しの対象にします。

8.“”
> > かったのです。たとえご飯が”ごっこ”でも、
>
> 全角二重引用符は開きと閉じがあります。
> ”ごっこ”
> ではなく
> “ごっこ”
> です。

なぜかとりあえず6章以降を修正して、後は別途修正します。アップ前チェックリストにも追加。

9.“と”抜き言葉になっちゃった。

>
> > もちろんウェンディは、すぐさまコドモ達をおこすべきでした。単に何かよく
> > 分からないものがやってくるいうだけではなくて、
>
> くるという

修正します。

10.? つければいいってものでもないね。
>
> > ウェンディの勇気があることといったら? 
>
> なぜ「?」

武井さんからも指摘いただきました。
>
> > あくまでちゃんと時間まで寝かせようと見守っていたのでした。ウェンディ
> > の勇気があることといったら? 
> 原文は,
> | She stood over them to let them have their sleep out. Was it not
> | brave of Wendy?
> と,修辞疑問文になっていますが,日本語訳には疑問符は必要ないと思います.
> 「ウェンディの勇気があることといったら。」
> でいいのではないでしょうか?
> 「なんてウェンディは勇敢なのでしょう。」でもいいとは思いますが.

? とります。

確かに日本語にはいらないですね。削除します。

11.語順
>
> > 「海賊たちだ!」と叫ぶと、みんなピーターのそばに集まりました。えもいわ
> > れぬ微笑がピーターの顔には浮かんでおり、ウェンディはそれを見て身震いし
> > ました。
>
> 語順。
> ピーターの顔には、えもいわれぬ微笑が浮かんでおり、
> もしくは
> えもいわれぬ微笑がピーターの顔に浮かんでおり、
> のどちらかでしょう。

後者に修正します。

12.なんと、他でもない
 
> > ボートが近づいてきました。海賊の小船で3人の人影があり、スメーとスタン
> > キーと3人目は捕虜になっている、なんとほかでもないタイガー・リリーでし
> > た。
>
> 「なんとほかでもない」は変。

漢字化と句点を入れてみるのはどうでしょう? あんまり改善してない気もするけど。

なんと、他でもない

2000/07/03結城さんより指摘

> あっ、タイガー・リリーが3人目なのか。
> 読点、変ですよ。
>
> スメーと、スタンキーと、
> なんと3人目は、捕虜になっているタイガー・リリーではありませんか。

スメー、スタンキーと3人目は捕虜でした。なんと捕虜は他でもないタイガー・リリーでした。

に修正します。

13.には、へは、は、はっはっはって笑ってる場合じゃないよ

> > というのも部族の本のなかには、幸せな死後の楽
> > 園へは水を通って行く道はないなんて書かれてませんでしたっけ?
>
> 重なりが変。
> なか「には」
> 楽園「へは」
> 道「は」
>
,for is it not written in the book of the tribe
that there is no path through water to the happy hunting-ground?

というのも部族の本を見ても、幸せな死後の楽園に至るためには水を通って行く道なんてないって書かれてませんでしたっけ? 

に修正します。

14.結構いいました、言いましたも多いかも

> > 「船長だ!」海賊たちは驚きのあまりお互いに顔を見合わせて、そういいまし
> > た。
>
> 言いました。

とりあえずここを修正して、後は別途修正します。アップ前チェックリストにも追加。

15.得意満面で訳してはいないんだけど...
> > でもウェンディはピ
> > ーターも得意満面で時の声をあげそう、もちろんそんなことをしたらピータ
> > ーだったってばれちゃうので、すぐさまピーターの口を覆おうと手を伸ばしま
> > した。
>
> 「ウェンディは」の位置がおかしい。
> 「ときの声」をあげるのは誰?
> ところで「ときの声」って「時の声」なんでしたっけ。

武井さんからも同じ部分で指摘いただいてます。
>
> > もちろんウェンディはピーターの賢さに得意満面でした。でもウェンディは
> > ピーターも得意満面で時の声をあげそう、もちろんそんなことをしたらピー
> > ターだったってばれちゃうので、すぐさまピーターの口を覆おうと手を伸ば
> > しました。
> なんかおかしい.
>
> ええと,主語と述語だけにしてみます.そうすると変な部分を判別しやすくな
> るので.
>
> …………ウェンディは……………………得意満面でした。……ウェンディは
> …………………………時の声をあげそう、………………………………………
> ……………………………………、………………………………………手を伸ば
> しました。
>
> 引用部の第1文は,「ウェンディは得意満面でした」となって,これはそのと
> おり.問題は第2文.「ウェンディは時の声をあげそう」「ウェンディは手を
> 伸ばしました。」となります.時の声をあげそうになったのは,ピーターです
> から.
> 最小限の変更をすると,
> 「もちろんウェンディはピーターの賢さに得意満面でした。でもウェンディは、
> ピーターも得意満面で時の声をあげそうなのを見て、そんなことをしたらピー
> ターだったってばれちゃうので、すぐさまピーターの口を覆おうと手を伸ばし
> ました。」
> "あげそうなのを見て" の "見て" は but she knew that he would be
> elated also の knew を意訳.
>
> それから,「時の声」は「鬨の声」のほうがよいかと思いますよ.「時の声」
> でもまちがいではありませんが,勝鬨(かちどき)は勝時とはあまり書きません
> から.
> # 東京に「勝鬨橋」っていう地名ありませんか?

たしかにそうなんでしょうけど、鬨は難しすぎません? 
ひとまず時のままにしておきます。あやしい訳一覧へ。

もちろんウェンディはピーターの賢さに得意満面でした。でもウェンディは、
ピーターも得意満面で時の声をあげそうなのを見て、そんなことをしたらピー
ターが真似してたってばれちゃうので、すぐさまピーターの口を覆おうと手を伸ばし
ました。

16.や−い、やーい
> > 「ボートやーい!」
> > というフックの声がラグーンに響き渡ったからでした。
>
> 「ボートやーい!」というのは
> 子どもみたいで、フックのセリフっぽくありません。

たしかに「やーい」をとります。

17.僕もペットにするならスメーがいいな。

> > そしてこの後いつも、もし海賊をペットにできるなら私
> > はスメーがいいわねなんて思ったのでした。
>
> 意味不明。

そしてこの後いつも、もし海賊をペットにできるものなら私はスメーがいいわねなんてウェンディは思ったのでした。

に修正します。

18.つぶやきしたねぇ

> > フックはびくっとして「ああ、それがわしが恐れてることなんだ」とつぶやき
> > したが、スメーの勢いこんだ声でその憂鬱をふりはらいました。
>
> つぶやきましたが、

武井さんからも指摘いただきました。
> (snip)
> > フックはびくっとして「ああ、それがわしが恐れてることなんだ」とつぶや
> > きしたが、スメーの勢いこんだ声でその憂鬱をふりはらいました。
> 「つぶやきましたが」ですね."ま" がありません.

修正します。

19.??? 

"could we not kidnap these boys' mother
and make her our mother?"

> > 「おかしら」スメーははりきって言いました。「そのやつらの母親とやらを誘
> > 拐しちゃいましょう、それでわしらの母親にしちゃいましょうや?」
>
> 海賊がおかしらに対して「しちゃいましょう」は変。
> 「?」は変。

母親にできませんかな? に修正します。

20.「の」が抜ける時もあるねぇ

> > フックは機嫌をとるような調子でやってみました。「おまえがフックなら、」
> > ほとんどへりくだるくらい調子で「頼むから教えてくれよ、わしは一体だれな
> > んだい?」とたずねました。
>
> くらいの調子で

修正します。

21.アンフェアー、フェアー?  
> > 一撃の痛みではなく、そのアンフェアーな態度こそがピーターを呆然とさせま
> > した。
>
> アンフェアー?アンフェア?

アンフェアに修正します。

22.セミコロン 
> > みんな
> > はくっくっと男の子っぽく笑いました、寝る時間に遅れちゃうよと。
>
> この語順は不自然。

武井さんからも指摘いただきました。
> > みんなはくっくっと男の子っぽく笑いました、寝る時間に遅れちゃうよと。
> > ただすべてお母さんであるウェンディのせいなのでしたが! 
> 原文は,
> | They chuckled, boylike, because they would be late for bed; and it
> | was all mother Wendy's fault!
> ですよね.
> 「みんなは、寝る時間に遅れちゃうので、くっくっと男の子っぽく笑いました。
> それは全部ウェンディお母さんのミスだからです。」
>
> セミコロンの扱いですね.セミコロンは,
> A semicolon is used
> instead of a comma to separate parts to a sentence that already
> contain commas:
> She was determined to succeed whatever the cost; she would
> achieve her aim, whoever might suffer on the way.
> in formal writing, to separate two main clauses, especially those
> not joined by a conjunction:
> The sun was already low in the sky; it would soon be dark.
> とあります(オックスフォード現代英英辞典(第5版) - Oxford Advanced
> Learner's Dictionary Fifth Edition - p.1450 より.*)
>
> この場合は前者ですね.よって,
> They chuckled, boylike, because they would be late for bed
> までが 1 つの文,
> ; and it was all mother Wendy's fault!
> が次の文になります.わたしはそういうように訳しています.2番目の文には
> 原文にはない "だから" を挿入していますけど.

みんなは、寝る時間に遅れちゃうので、くっくと男の子っぽく笑いました。
それは全部ウェンディお母さんのせいだったからです。

に修正します

23.嫌

> > ウェンディは、ピーターと一緒じゃなくて一人で行くなんてお断りとばかりに
> > ピーターに抱きつきました。
>
> ウェンディは、ピーター
> と離れて一人で行くなんてごめんだわ、
> とピーターに抱きつきました。

ウェンディは、ピーターと離れて一人で行くなんて嫌! とばかりに
ピーターに抱きつきました。

お断りも結構好きなんですが(笑)修正します。

24.ゲームばっかりやってるからこういう訳になるんだよ! (以降の指摘は武井さんからいただきました。ありがとうございます。武井さんからの指摘は、上記の部分にももちろんあります)
> (snip)
> > この間、ピーターはどこにいたのでしょうか? ピーターはもっと壮大なゲー
> > ムを捜し求めていたのでした。
> 原文は,
> | Where all this time was Peter? He was seeking bigger game.
> ですね.
> 英和辞典で game を索くと,「狩猟の対象,猟鳥,猟獣,獲物,獲物の肉,
> [攻撃・追及の]対象,目的物」という訳語が載ってませんか? この game は
> それです.
> 「この間、ピーターはどこにいたのでしょうか? ピーターはもっと壮大な目
> 標を捜し求めていたのでした。」

そうですよねぇ、恥ずかしい限り、修正します。

もっと大きな獲物に修正します。

この修正で8章をV0.9→V0.91へ 項番12の修正追加で V0.91→V0.92へ

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2000/07/03 あやしい訳一覧(8章) 7/4修正

解決策の訳文の協力求む。評価は前とおなじく、

A わからない、SOS
 あやしい、自信なし、もっといい訳あるはず
 センスなーーし

項番(章ごと) 評価 原文 指摘事項 解決策
8−1

Little shivers
ran over it,

よくない予感の身震いがラグーンに走り、

shiversはこの後も出てくるんだけどなんて訳せばいいのかなぁ? 

 
8−2 Was it not brave of Wendy? ウェンディの勇気があることといったら? 皮肉っぽい意味と考えていいのか? 考えれば考えるほどわかんなくなっちゃった  
8−3 C in the book of the tribe 部族の本 インディアンの掟が書かれた本ってなんか言い方ありそうな、なんだろう? (クイズみたい)  
8−4 C the happy hunting-ground 幸せな死後の楽園 これも決まった言い方あるのかな?   
8−5 C , for is it not written in the book of the tribe
that there is no path through water to the happy hunting-ground?
というのも部族の本のなかには、幸せな死後の楽園へは水を通って行く道はないなんて書かれてませんでしたっけ?  英語でありがちな文章だよな、いい訳求む、いっそ肯定形にした方がいいのか?   
8−6 C on tiptoe as it were, つま先歩きみたいにして 2000/07/03結城さんありがとうございます。

>つま先歩き、は忍び足、のことかな?

 
8−7 crow 時の声 2000/07/03結城さん&武井さんありがとうございます。
鬨の声
時の声
ときの声
どれがいいかな? 
 
8−8 Peter, feeling her
slip from him, woke with a start, and was just in time to draw
her back.
ピーターはウェンディがずれていくのを感じたので、はっとして目をさまし、すぐさま引っ張り上げました。 2000/07/03結城さんありがとうございます。
>
> > ピーターはウェンディがずれていくのを感じたの
> > で、はっとして目をさまし、すぐさま引っ張り上げました。
>
> ずれていくのを感じる?
> 引きずられていくのを感じる、くらいかな。
 
8−9

 

But they could see nothing. They thought it must have been a
leaf in the wind.
でも海賊たちの目にはなにも映りません。風に葉っぱが一枚舞ってるにすぎないくらいに思っていました。 2000/07/03結城さんありがとうございます。
>
> > > > 風に葉っぱが一枚舞ってるにすぎな いくらいに思っていました。
> > >
> > > 誰が?
> >
katokt
> > 両方主語が海賊たちでダメですかね? 修正しません。

結城さん
> 前のほうの主語も書かれていませんよ。
> 海賊たちの「目には」という文の書き方なので。
> でも海賊たちには何も見えませんでした。
> あれは風に舞う葉に違いないと海賊たちは思っていました。
>
> (舞ってるに「すぎない」というのは意訳しすぎかな?)
>
katoktはもともとの文を読んでてもそんなに違和感ないんですが、疲れてるせいかも? よく考えてみます。
 
8−10 Marooners マルーナー 2000/07/03結城さんありがとうございます。
> > > マルーナー?マルーナ?
> >
> > Maroonersなのでマルーナーにしています。
>
> こういう場合はマルーナーズの岩?

地名とかも悩むんですよね、いっそのこと訳しちゃおうかとも思うし、あやしい訳一覧へ
 

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2000/07/03 ピーターパン 8章 人魚のラグーン

バリ, J. M.『ピーターパン』 html版 
原題:PETER PAN
訳者:katokt
公開:8章 2000/07/03 (V0.90) 2000/07/03 (V0.91) 2000/07/04(V0.92)
コメント:やっと半分? いいや半分終わったことに決めた。武井さん(いつも、ご指摘本当にありがとうございます)チェックの“全文の文末が「でした。」”はどうなっているのか? 緊張の8章、しかも長いときたもんだ。(前の方の章は全文見直しで対象にします)   

8章  人魚のラグーン(さんごにかこまれた浅瀬)

もしあなたが目を閉じて運がよければ、暗闇に浮かぶおぼろげな色で輪郭のはっきりしない水溜りをときどきみることができるかもしれません。それからもっとぎゅっと目をつむれば、水溜りの輪郭ははっきりして色も鮮明になります。もっとぎゅっと目をつむると、水溜りは炎をあげて燃え出すに違いありません。でも燃え出す直前に、あのラグーンが見えるのです。現実の世界ではこれがラグーンへの一番の近道で、天国にいるみたいな心地を味わうひとときです。そのひとときがちょっと長ければ、打ち寄せるさざ波を見て人魚たちが歌っているのが聞こえるかもしれません。

コドモ達は、日の長い夏をしばしばこのラグーンですごしました。泳いだり、ほとんどの時間はただ浮いていたり、水中で人魚ごっこをしたりして遊びました。だからって人魚とコドモ達が仲良しだったなんて考えてはいけません。それどころか、ウェンディにとってはずっと残念だったことに、事実は全くの正反対で、ネバーランドにいる間人魚の誰からも礼儀正しく声をかけてもらったことはなかったのでした。ウェンディがそのラグーンの端までこっそり忍び寄ったら、人魚たちがことにマルーナーの岩で実際のところどんなフウだったかを見ることができたかもしれません。特にその場所で人魚たちは好んで日向ぼっこをしていて、ウェンディが本当にいらいらするようなものぐさな様子で髪をとかすのでした。もしくはウェンディはつま先歩きみたいにしてこっそりと、人魚から1ヤード以内まで泳いで行くこともできたかもしれません。でもそうすると人魚たちはウェンディを見つけて、たまたまというよりはたぶんわざとでしょう、尾っぽでウェンディにバシャと水をかけて水中に飛び込んだのでした。

人魚たちの態度は、男の子たちに対しても同じでした。ただもちろんピーターは別格です。ピーターは人魚たちとマルーナーの岩で何時間もおしゃべりをして、人魚たちが生意気なときには尾っぽの上に坐りこんだりしました。ピーターはウェンディに人魚のくしを一つくれました。

人魚たちを見るのにもっとも印象的なのは、月の変わり目と言われています。月の変わり目に人魚たちは奇妙な嘆き悲しむ声をあげるのでした。でもそんなとき、ラグーンは人にとっては危険この上ない場所なのです。わたしたちがこれからお話しする夕べまで、ウェンディは月光をあびているラグーンは一度も目にしたことがなかったのでした。それは恐いからというわけではありません、もし月光をあびているラグーンに行くならもちろんピーターが一緒に行ってくれたでしょうし。むしろ本当の理由は、みんなに7時には必ずベッドに入ることという厳しいルールが決められていたからでした。でもウェンディは雨上がりの晴れた日には、よくそのラグーンにいました。そんなときにはすごく大勢の人魚が水面にでてきて、自分たちのたてた水の泡とたわむれて遊ぶのでした。虹の水でできたいろいろな色の泡をボールにして、楽しそうに尾っぽで一方から一方へと打ち合い、割れるまで虹の中にあるようにします。ゴールは虹の両端で、キーパーだけが両手を使えるのです。時々、同時に1ダースものゲームがこのラグーンで行われることがあって、それはそれはすてきな眺めです。

ただコドモ達が加わろうとすると、自分たちだけで遊ぶ羽目になるのでした。人魚たちはすぐさま姿を消してしまいます。ただわたしたちは人魚がひそかに侵入者たちを見ていたことについては自信がありますし、コドモ達のアイデアを全く取り入れないというわけでもありませんでした。なぜならジョンが手のかわりに頭をつかう、泡の新しい打ち方をあみだしたのですが、人魚たちがそれを取り入れたことがありましたから。これこそジョンがネバーランドに残していった、たった1つのしるしなのでした。

昼飯のあとにコドモ達が半時も1つの岩の上で休憩しているのを見るのも、とてもすてきなことに違いありませんでした。ウェンディはこれもルールと厳しかったのです。たとえご飯が“ごっこ”でも、休憩は本当にしなきゃならないのでした。コドモ達がお日さまの中で寝そべっていると、体が反射してきらきら光りました。その間ウェンディはコドモ達の横にすわり、偉そうに見えたのでした。

そんなある日のこと、みんなはマルーナーの岩の上にいました。その岩は家の大きなベッドほどは広くなかったのですが、みんな場所を取らないようにするこつを心得ていて、うたたねしたり少なくとも目を閉じて横になっていました。そしてウェンディが見てなさそうな時には、時々つねりあいなんかをしてました。ウェンディは編み物でとても忙しかったのです。

ウェンディが編み物をしていると、ラグーンにヘンカがおきました。よくない予感の身震いがラグーンに走り、太陽が雲にかくれ、水面に影がさし寒くなりました。もうウェンディは針に糸を通すこともできませんでした。目をあげると、今の今までいつもながらにあんなに楽しい場所だったラグーンは、ぞっとするような悪意に満ちた場所に見えたのでした。

ウェンディにも夜が来たのではないことは分かりました。でも夜が来たのと同じくらい暗くなりました。いいえ、もっと悪いことに、まだ実際来てはいないのですが、今にも行くよといわんばかりに、海の上をあのよくない予感の身震いが送られてきたのでした。一体なにが起こるというのでしょう?

ウェンディの頭は、マルーナーの岩について聞いたことのあるいろいろな話でいっぱいになりました。なぜマルーナーの岩(島流しの岩)と呼ばれるかというと、悪い船長たちが船員をここに置き去りにして溺れさせたからでした。潮が満ちると岩が水没するので、溺れてしまうといういわれがあったのです。

もちろんウェンディは、すぐさまコドモ達をおこすべきでした。単に何かよく分からないものがやってくるというだけではなくて、そもそも寒くなった岩の上で寝てるのは健康にもよくありませんでしたから。でもウェンディは新米のおかあさんだったので、こういうことが分かっていなかったのです。ウェンディは昼食後には半時休みというルールは、とにかく守らなきゃと考えていたのでした。だからぞっとして男の子たちの声が聞きたくなってもおこしませんでした。ウェンディは、音を立てないようにこっそり漕いでいるオールの音を聞きつけ、心臓が口から飛び出そうなほどビックリした時でさえ、男の子たちをおこしませんでした。あくまでちゃんと時間まで寝かせようと見守っていたのでした。ウェンディの勇気があることといったら。 

寝ているときでさえ危険をかぎつける子が、コドモ達の中にも一人いたのは良いことでした。ピーターは、犬みたいにすぐに目を覚ましてはじけるようにたちあがると、一言警告してみんなをおこしました。

ピーターは、片耳に手をあててじっと立ってました。

「海賊たちだ!」と叫ぶと、みんなピーターのそばに集まりました。えもいわれぬ微笑がピーターの顔に浮かんでおり、ウェンディはそれを見て身震いしました。その微笑がピーターの顔に浮かんでいるときに、あえて話しかけるものはいません。みんなにできるのは立ちあがって、命令を待つことだけでした。するどくはっきりした命令が発せられました。

「飛びこめ!」

飛びこむ足が光ったかとおもうと、ラグーンはたちまち人っ子一人いなくなりました。マルーナーの岩はまるで岩自体も島流しされたみたいに、不気味な海域でぽつんとひとつ浮かんでいるのでした。

ボートが近づいてきました。海賊の小船で3人の人影があり、スメー、スタンキーと3人目は捕虜でした。なんと捕虜は他でもないタイガー・リリーでした。手と足を縛られ、どんな運命が待ち構えているか観念しています。岩に取り残され、非業の死を遂げるのです。ピカニニ族の最後としては火あぶりや拷問よりもひどい死に方です。というのも部族の本を見ても、幸せな死後の楽園に至るためには水を通って行く道なんてないって書かれてませんでしたっけ? でもリリーは平然とした顔をしており、酋長の娘ですから、酋長の娘として恥ずかしくない死に方をしなければなりません。それだけが望みだったのです。

海賊たちはリリーがナイフを口にくわえて、海賊船に乗り込んでくるところを捕まえました。フックが自慢するには自分の名前が風に乗って一マイル四方は守ってくれるだなんてことですから、船に見張りはいなかったのですが。リリーの運命もまた船を守るのに一役買うことでしょう。夜風にのってもうひとつ、悲しい話が噂されるのでしょう。

自分たちと一緒にやってきた暗闇の中で、2人の海賊は岩が見えずに衝突してしまいました。

「かじを風上だ、このまぬけ」アイルランドなまりの声がして、それはスメーです。「ここは岩だぞ。さてこれからやらなきゃならんのは、このインディアンを岩の上に置き去りにして、溺れさすことだな」

その美しい娘を岩に引き上げるのは、あっというまの無慈悲な仕事でした。ただリリーは無駄な抵抗をしようとするには、プライドが高すぎたのでした。

岩のほんの近くに、視界に入らない所ですが、2つの頭が上下に浮き沈みしていました。ピーターとウェンディの頭です。ウェンディはめそめそしており、それは初めて悲劇を目撃していたからでした。ピーターは悲劇は嫌というほど見てきましたが、全部すっかり忘れているしまつです。ピーターはウェンディほどはタイガー・リリーに同情しているわけではありません。ただピーターを憤慨させたのは2対1ということで、だからリリーを助けることにしたのでした。カンタンなのは、海賊達が行ってしまうまで待ってることだったでしょうが、ピーターがカンタンな方を選ぶような子でないのは先刻ご承知の通りです。

ピーターに出来ないことなんて何もありませんでしたから、この時はフックの声を真似したのでした。

「おおい、そこの、まぬけども!」ピーターが呼びかけました。すばらしい物まねです。

「船長だ!」海賊たちは驚きのあまりお互いに顔を見合わせて、そう言いました。

「こっちに泳いでくるところに違いないぞ」海賊たちはあたりを捜しましたけど、船長の姿は見あたらなかったので、スターキーはこう言いました。

「インディアンを岩の上に置き去りにしますぜぃ」スメーは大声でさけびました。

「そいつを自由にしてやるんだ」びっくりぎょうてんの返答です。
「自由だって!」
「そうだ、縄をきって行かせてやれ」
「でも、船長」
「すぐにだ、聞こえただろ。さもなくば俺の右腕のフックをおみまいしてもいいんだぞ」ピーターは叫びました。

「おかしいなぁ!」スメーが息をのみこみながらそう言うと、
「船長のいうとおりにした方がいいぜ」とスターキーはびくびくしながら言うのでした。

「アイ、アイ」スメーはそういうと、タイガー・リリーの縄を切りました。すぐさまリリーはうなぎみたいにスタンキーの足の間をすりぬけて、水のなかに姿を消しました。

もちろんウェンディはピーターの賢さに得意満面でした。でもウェンディは、ピーターも得意満面で時の声をあげそうなのを見て、そんなことをしたらピーターが真似してたってばれちゃうので、すぐさまピーターの口を覆おうと手を伸ばしましたが、ふと手が止まりました。なぜなら「ボート!」というフックの声がラグーンに響き渡ったからでした。今回は声をあげたのはピーターではありませんでした。

ピーターは時の声をあげそうだったかもしれません、でもその代わりに顔が驚いたときに口笛をふくような顔になりました。

「ボート!」再び声が聞こえました。

今やウェンディにも分かりました。ホンモノのフックもまた水中にいたのです。

フックはボートめがけて泳いでいました。そしてフックの目印になるように手下どもがライトを照らしたので、フックはすぐに手下どものところまでたどり着きました。ランタンの明かりの中で、ウェンディはフックがボートのへりをつかむのを見ました。またボートに上がりこんだとき、邪悪な浅黒い顔から水がしたたり、身震いしたのも見えました。ウェンディは泳いで逃げだしたくなりましたが、ピーターは身動きひとつしませんでした。活気に満ち満ちて、またもやうぬぼれて得意になっていたのでした。「すごいよね、ぼくってすごいなぁ!」なんてウェンディにささやくのです。ウェンディもそうは思ってはいましたが、ピーターの評判を気にして、私だけしか聞いてなくてホントによかったと思ったのでした。

ピーターはウェンディに耳をすますよう合図しました。

2人の海賊は、船長がどうしてこんなところにやってきたのか興味しんしんでしたが、船長は頭を右腕のフックにもたせかけ、ものうげな様子で座っていました。

「船長、大丈夫ですかい?」手下どもはおずおずと声をかけましたが、うつろなうめき声の答えが返ってくるだけでした。

「船長はため息だ」とスメー。
「船長はまたため息だ」とスターキー。
「船長はまたまた3回目のため息だ」とスメー。

そしてついに船長はかんしゃくを起こして叫びました。「お遊びはおわりだ、あのコドモ達は母親をみつけたぞ」

ウェンディはびくびくもしたんですが、誇りで胸が一杯になりました。

「なんてついてない日だ!」スターキーは叫びました。

「母親ってなんですかい?」何も知らないスメーはたずねました。

ウェンディは、あまりにショックを受けたのでおもわず声をあげました。「知らないんですって!」そしてこの後いつも、もし海賊をペットにできるものなら私はスメーがいいわねなんてウェンディは思ったのでした。

フックが立ちあがって「あれはなんだ?」と叫んだので、ピーターはウェンディを水中に引き込みました。

「なんも聞こえませんぜ」スターキーは、水面の上に明かりをかざして言いました。海賊たちが見やったとき、不思議な光景が目に入りました。それは前にもお話ししたことがある鳥の巣で、ラグーンにぷかぷか浮いておりネバー鳥が卵を抱いていました。

「見ろ」フックはスメーの質問にこう答えました。「あれが母親だ、見本だ! 巣が水に落ちてしまったに違いない。だけど母親は卵を見捨てたか? いいや」

そこで一息おくと、まるでしばらく無邪気な日々を回想しているようでした。あの無邪気な日々に...と船長は自分の右腕のフックでこんな弱々しいところを振り払いました。

スメーはすっかり感動して、巣が運ばれて目の前を通り過ぎていく間、母親の鳥からじっと目を離しませんでした。でもスターキーはもっと疑り深かったので「母親ならたぶんピーターを助けに、ここらへんにでもいそうなもんだけどな」と言いました。

フックはびくっとして「ああ、それがわしが恐れてることなんだ」とつぶやきましたが、スメーの勢いこんだ声でその憂鬱をふりはらいました。

「おかしら」スメーははりきって言いました。「そのやつらの母親とやらを誘拐しちゃいましょう、それでわしらの母親にできませんかな?」

「そいつはすばらしい計画だ」フックはさけぶと、そのかしこい頭ですぐに現実的な計画を立てるのでした。「コドモ達をひっとらえてボートまで連れて来い。男の子達には板の上を歩かせて、ウェンディがわしらの母親といった具合だ」

またウェンディはわれを忘れて「なるもんですか!」と叫んで頭を水中にしずめました。

「あれはなんだ?」

でも海賊たちの目にはなにも映りません。風に葉っぱが一枚舞ってるにすぎないくらいに思っていました。「わかったか、やろうども?」フックはたずねました。

「手を重ねますぜ」2人とも声をそろえました。

「わしの右腕のフックもだ、誓うぞ」

3人とも誓いました。このときすでに3人は岩の上にいて、突然フックはタイガー・リリーのことに思い当たりました。

「インディアンはどこだ?」とフックはぶっきらぼうにたずねました。

フックはときどき冗談をいうので、2人はまた始まったなんて思いました。

「万事ぬかりないですぜ、船長」スメーはのんきにこう答えました。「ちゃんと逃がしましたぜ」

「逃がしただって!」フックは叫びました。

「だ、だって、おかしらの命令じゃないですか」甲板長がくちごもると、
「向こうから、やつを逃がしてやれって叫んだじゃないですか」とスタンキーも言いました。

「こんちくしょうめ」フックは大声でいいました。「なんだってんだ!」顔は怒りでどす黒くなりました。ただ手下どもが自身の言葉にこれっぽちも迷いを感じてないようなので驚いて、「おい、わしはそんな命令してないぞ」と少し震えた声で言いました。

「おかしなことだ」スメーはそういうと、みんな気味が悪そうにそわそわしました。フックは声を張り上げましたが、その声は震えていました。「今晩、この真っ暗なラグーンに出没する亡霊よ、わしのいう事が聞こえるか?」と呼びかけたのです。

ピーターは黙ってるべきでしたが、もちろんそうはしません。すぐにフックの声で答えました。

「おい、こりゃ、うるさい、聞こえてるぞ」

こんなときでもフックは青ざめたり、のどの下のたるんだ肉の部分をぴくりともさせませんでした。でもスメーとスタンキーときたら恐怖のあまり、お互いに抱きつくありさまです。

「おまえはだれだ? 怪しいやつ、名乗れ!」フックは聞きました。
「わしはジェームス・フックで、」その声は答えました。「ジョリーロジャース号の船長だ」

「おまえは違うぞ、おまえは違うんだ」フックはしゃがれた声で叫びました。

「こんちくしょうめ」その声はこう言い返しました。「もう一度言ってみろ、おまえに錨をぶち込むぞ」

フックは機嫌をとるような調子でやってみました。「おまえがフックなら、」ほとんどへりくだるくらいの調子で「頼むから教えてくれよ、わしは一体だれなんだい?」とたずねました。

「タラだ」その声は答えました。「しがない魚のタラだよ」

「タラだって!」フックはぽかんと口をあけて繰り返しました。そのときに、まさにそのときになると、フックのプライドは張りさけんばかりでした。フックは手下どもが自分から距離をおくのが目に入りました。

「わしらはいままでタラを船長だなんて思ってたのか! なんて恥さらしなんだ」2人はぶつぶつ言いました。

飼い犬に手をかまれるようなものでしたが、フックは悲劇の主人公となっていたので、2人に注意を払うような余裕もありませんでした。こんな恐るべき証言に対抗するためには、手下どもがフックのことを信じるかではなく、まず自分で自分のことを信じられるが問題なのでした。フックは自分を信じる気持ちが、するりと自分から逃げ出していくように感じて、「おい、逃げるんじゃない」としゃがれ声で自分を信じる気持ちにささやきかけました。

フックの暗い性質には、ちょっと女性っぽいところがありました。それは名を成した海賊たちにはみんな備わっているもので、それこそが時々ひらめきを与えてくれるのです。フックは突然、推理ゲームをはじめました。

「フック、他の声も使えるのかい?」と本物のフック。

さてピーターはゲームにはどうしても参加しないではいられないので、陽気に自分の声で「もちろんだとも」と答えました。

「じゃあ他の名前は?」
「まあな」
「野菜だな?」フックはたずねました。
「いいや」
「鉱物か?」
「いいや」
「動物だ?」
「そうさ」
「オトナか?」
「いいや、だんじて!」この答えはさげずむように響きました。
「男の子だな?」
「もちろんさ」
「ふつうの男の子かい?」
「いいや!」
「素敵な男の子か?」
ウェンディには残念なことにこの時ひびきわたった答えも
「そうに決まってるさ」でした。
「イングランドに住んでるのかい?」
「いいや」
「ここに住んでるんだな?」
「そうさ」
フックは全く混乱してしまいました。「おまえらもやつに質問するんだ」手下どもにそういうと、汗でびっしょりの額をぬぐいました。

スメーはじっくり考えましたが「なんも思いつかねぇ」と残念そうに言いました。

「ワカンナイかなぁ、ワカンナーイだろうなぁ!」ピーターは威張って言いました。「降参かい?」

もちろんプライドのせいですが、ピーターはやりすぎでした。悪党どもは、すわチャンスとばかりに「うん、うん」と熱心に答えました。

「よし、じゃあ、僕はピーターパンだよ」と叫びました。

パンですって!

すぐさまフックは再び自分をとりもどし、スメーとスタンキーはフックの忠実なるしもべに戻りました。

「さあ、やつをつかまえろ」フックは叫びました。「飛びこめ、スメー、スタンキー、ボートに気をつけるんだ。やつを殺しても生きたままでもいいからひっとらえろ!」
フックも叫ぶやいなや飛びこみました。そして同時にピーターの陽気な声がひびきわたりました。

「準備はいいか、みんな?」

「アイ、アイ」ラグーンのあちこちから声がしました。

「じゃあ海賊たちをぶったたくんだ」

戦いは短く激しいものでした。最初に相手の血を流したのはジョンでした。果敢にもボートに乗り込んで行くと、スタンキーにつかみかかったのです。はげしい挌闘のすえ、短剣を海賊の手からもぎとって、スタンキーは体をくねらせ船から水中へ飛びこみ、ジョンが続きました。小船は流されるままでした。

あちこちで、水中から頭がでたり沈んだりして、悲鳴や歓声に続いて剣がぶつかって火花を散らしました。混乱のなかで味方になぐりかかるものまでいる始末です。スメーの“栓抜き”はトゥートルズの4番目の肋骨にねじ込まれました。でもスメーも同じようにカーリーに切りつけられて、岩から離れたところではスタンキーがスライトリーと双子をぎりぎりまで追い詰めていました。

この間、ピーターはどこにいたのでしょうか? ピーターはもっと大きな獲物を捜し求めていたのでした。

ピーター以外もみんな勇敢な男の子達でした。でも海賊たちの船長からは後ずさりしたとしても責められるべきではありません。フックは鉄のカギヅメで、自分のまわりに死に至る水の輪を作って、みんなは恐れをなした魚のように、さっとそこから逃げ出したのでした。

フックを恐れない子が一人だけ、覚悟を決めてその輪に入っていきます。

不思議なことに、フックとピーターが顔をつき合わせたのは水の中ではありませんでした。フックは一息つくために岩によじ登り、同時にピーターは反対側からよじ登っていたのでした。岩はボールのようにつるつる滑りやすく、登るというより、はいつくばってるありさまです。2人ともお互いが登っているだなんて知りません。手探りで相手の腕に突き当たったのでした。驚いて頭をあげると、顔がほとんど触れあわんばかりで、こうして顔を合わせたのです。

偉大なる英雄でも戦いをはじめる直前には、弱気になるということを告白している人もいます。もしそのときピーターもそんな気持ちだったとしても、わたしは否定するつもりはありません。結局のところ、フックはシークックが恐れた唯一の男なのですから。でもピーターは弱気なんてどこふく風で、たった一つの思い、喜びであふれんばかりだったのでした。そして喜びのあまり、そのすてきな歯で歯ぎしりをしました。すわ、ピーターはフックのベルトからナイフを奪い取ると、もう少しでナイフが収まっていたその場所へ突きさせるところでした。その時ピーターは敵がいる岩より、自分が高い場所にいることに気がついて、それではフェアに戦ったことにならないだろうと、フックへ引き上げるために手を貸しました。

フックがピーターに一撃を食らわしたのは、その時でした。

一撃の痛みではなく、そのアンフェアな態度こそがピーターを呆然とさせました。ピーターは全く困惑して、ただ恐ろしさに震えながら見つめるだけでした。コドモはみんな一番最初にアンフェアに扱われたときには、こんなフウに感じるものなのです。コドモは親愛の情を示しにあなたのところにやって来て、当然フェアーに扱われるものだと考えているのです。あなたがコドモに対してアンフェアな態度をとったとしても、あなたのことを再び愛してはくれるでしょうが、二度と全く同じコドモのままというわけではないのです。最初にアンフェアに扱われたことは決して忘れないものです。ピーター以外は、ということですけど。ピーターはたびたびそういう目にあうのでしたが、必ず忘れてしまうのです。私が思うには、これこそピーターと他のコドモ達の全く違っているところなのでした。

というわけで、今まさにそういう目にあっても、ピーターはまるでそれが初めてのように感じたのでした。困惑して見つめるだけです。再び鉄のつめがピーターをひっかきました。

それからしばらくして、他の男の子たちはフックが水をばたばたさせて、船の方に向かって泳いで行くのを見ました。今や悪そうな顔には喜びのかけらも見られず、ただ恐ろしさで血の気がひいています。というのもあのワニが根気強くフックを追いかけていたのでした。普通の場合なら男の子たちはその脇で大騒ぎしながら泳いだものでしたが、今はピーターとウェンディが2人ともいない不安でいっぱいでした。小さいボートを見つけて、それに乗り込み「ピーター、ウェンディ」と叫びながら家まで帰りましたが、人魚たちのあざけりわらう声以外はなにも聞こえませんでした。「2人は泳いでか、飛んで帰ったにちがいないよ」男の子たちはそう結論づけました。みんなはすごく心配してるというわけでもなかったのです。なにしろピーターを信じてましたから。みんなは、寝る時間に遅れちゃうので、くっくと男の子っぽく笑いました。それは全部ウェンディお母さんのせいだったからです。

男の子たちの声が聞こえなくなると、ラグーンには寒々しい静寂が訪れました。そしてかすかな声がしました。

「助けて、助けて!」

2人の小さな体が岩に打ち上げられました、女の子は気を失っており、男の子の腕にだかれていました。男の子も気を失いそうだったのですが、水位があがってきてるのに気づきました。すぐに2人ともおぼれてしまうだろうって分かりましたが、なにもできませんでした。

2人は並んでよこたわり、1匹の人魚がウェンディの足をつかんでゆっくり水中へ引き込もうとしました。ピーターはウェンディがずれていくのを感じたので、はっとして目をさまし、すぐさま引っ張り上げました。ただウェンディに本当のことを言わなければなりません。

「ウェンディ、僕らは岩の上にいるんだ」ピーターはそう言うと「でもだんだん狭くなるんだ、今にも水に覆われる」と続けました。

ウェンディはまだ分かっていません。

「じゃあ行かなきゃ」むしろ明るい調子でそう言うのでした。

「うん」ピーターはかすかな声で答えました。

「泳いで行く、飛んでいく? ねぇピーター」

ピーターはウェンディに言わなければなりません。

「あの島まで泳ぐか飛んで行けるかい? ウェンディ、僕の助けなしで」

ウェンディは正直いって自分がとても疲れている事は、認めなければなりませんでした。

ピーターがうめきました。

「大丈夫?」ウェンディはすぐにピーターを心配して、そうたずねます。

「君を助けてあげられないんだ、ウェンディ。フックにやられたんだよ。飛べないし、泳げない」

「2人ともおぼれちゃうってこと?」

「水がどこまであがってきてるか見てごらん」

2人はその光景から目をそむけるために、両目を手で覆いました。もうだめだと2人とも思いました。ただこうして座っていると、なにかがキスみたいに軽くピーターにふれてそこでとどまって、おずおずとこう言っているようでした。「なにかお役に立てるかしら?」

それはマイケルが数日前に作った凧のあしでした。マイケルの手から飛んでいって、流されていったのです。

「マイケルの凧だ」ピーターは最初は興味を示さずそういいましたが、次の瞬間にはその足をつかんでいました。そして凧を自分の方へ引き寄せました。

「凧はマイケルを地面から持ち上げた」ピーターは叫びました。「君を運べるよ?」

「2人ともよ!」
「2人は無理だったんだ、マイケルとカーリーが試したんだ」
「くじびきにしましょう」ウェンディは勇気をもって言いました。

「君は女の子だよ、くじびきなんて絶対ごめんだ」すでにピーターはウェンディに凧をくくりつけていました。

ウェンディはピーターと離れて一人で行くなんて嫌! とばかりにピーターに抱きつきました。でも「さようなら、ウェンディ」というと、ピーターはウェンディを岩から押しました。数分後には、ウェンディはピーターの見えないところまで飛んで行って、ピーターはラグーンに一人取り残されました。

岩は立つ余地もないほど狭くなっていて、すぐにでも水にもぐってしまいそうでした。青白い光が水をよぎって、つま先立ちで通りすぎました。やがていっせいに世界中でもっとも耳に心地よく、もっとも悲しい声が聞こえてくるでしょう。それは人魚が月に呼びかけている声なのです。

ピーターは、他の男の子達みたいに静かになんてしていません。でも最後には恐怖を感じました。まるで海に波が走るように、体に震えが走ります。ただ海では1つの波にもうひとつの波が続き大波になるものですが、ピーターはたった一つ震えを感じただけでした。次の瞬間、岩の上に再び立ちあがると顔には笑みを浮かべて体の中でドラムが打ち鳴らされるのを感じました。まるでこういってるみたいでした。「死ぬのはすっごい大冒険なんだろうな」

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2000/06/26 修正 その9(7章)

武井さん結城さん、枯葉さんからの指摘分を修正、本当に感謝です。それにしても指摘をうけて読み直すと、ひどい訳文。どうして指摘されるまで気づかないかなぁ、たしかに最近集中力に欠けてるような...先も長いし、合宿とかして一気に訳しちゃいたい。

この修正が反映されてないとか、その他どんなささいなことでもいいのでピーターパンの訳文について指摘事項があったらメールください

1.項番7−2 クイーンマブはなじみないよね(以降、枯葉さんから指摘をいただきました)
The couch, as she always called it, was a genuine Queen Mab, with club legs; and she varied the bedspreads according to what fruit-blossom was in season. Her mirror was a Puss-in-Boots, of which there are now only three, unchipped, known to fairy dealers; the washstand was Pie-crust and reversible, the chest of drawers an authentic Charming the Sixth, and the carpet and rugs the best (the early) period of Margery and Robin. There was a chandelier from Tiddlywinks for the look of the thing,

> 「棒きれ足のついた長いすは、ティンクがいつも呼んでいるように本物の夢の女王で……」
> ではないかと思われます。えーと、つまり、
> ニュアンスとしては「ティンクの呼び方に従えば、その長いすは夢の女王である」で、
> これを受けて、「鏡は『長靴をはいた猫』である」とくるのでは。

まず基本的な事実として、ティンクの家具は本当に由緒あるもので、ティンクがそう自分で自慢しているわけじゃない、というのが私の理解です。最初の文の as she always called it,のitはThe couchだと思っています。club legsのついたイスを一般的にはcouchと呼ばないという含みなのかな?(かなり妄想モード)

結局訳は

「ティンクがいつも長いすとよんでたものは、曲がった足がついた本物の夢の女王(クィーン・マブ:夢を支配していると言われている妖精)のものなのでした」にしておきます。

2.直訳(以降の指摘は結城さんからいただきました)
結城さんからは
>時間の都合でぶっきらぼうな校正です。
>翻訳、頑張ってください。
>例によって、私は英語を読んでいないので、そのつもりで。
という断りをいただきましたが、お忙しい中本当にありがとうございました。

> > ピーターがさっそく次の日にした最初のことのひとつは、木の穴のためにウェ
> > ンディとジョンとマイケルのサイズを測ることでした。
>
> 「最初のことのひとつ」
> 直訳すぎ。

武井さんからも同じ部分で、以下の指摘をいただいています。
> 第1文.わたしとしては,
> 「ピーターが次の日にまっさきにしたことのひとつは、」
> "さっそく"は"最初"と意味が重複するので削除.
> 原文にも,
> > One of the first things Peter did next day was to measure Wendy
> > and John and Michael for hollow trees.
> first things はありますが, "さっそく" に対応した単語はないようなので
> 削除しました.

へたくそなkatoktの訳は説明しようとしてどんどん長くなって、ますますわけわからなくなるという...
指摘どおり「ピーターが次の日まっさきにしたことのひとつは」に修正

3.頭のねじと「と」が抜けてるらしい...
> > ズがピッタリ合ってないと上り下りするのに骨が折れますし、男の子達きたら
>
> 達「と」きたら
> 文字ぬけ。

ホントに読み返してるのか自分でも自信がなくなってきた...修正します。

4.恥ずかしいったらありゃしない。

> > 普段はたくさん着こんだりぬいだりして、
>
> 「着」こんだら「脱」いでほしい。
> 漢字の使い方の対象性。

修正します。

5.中学生なみ? 
> > そしてどれほど3人は地下の家を大好きになったことで
> > しょう、
>
> 直訳すぎ。
続きも「特にウェンディは特別そうだったのでした。」だし、中学生の英訳に出てきそうで微笑ましいなんていってる場合じゃない。

And how ardently they grew to love their home under the ground; especially Wendy.

そして3人は地下の家を大好きになって、特にウェンディには大のお気に入りとなりました。ぐらいにしておきますか。
高校生にはなれたかな? 

6.ベッドに修正
> > みんなと一緒にそのベットで寝る
>
> ベットとベッド
> 表記のゆれ。

ベッドに統一します。

7.誤字
> > ただウェンディがあかんぼうを欲しがってマイケル
> > もがいちばんおちびさんだったので、
>
> 「もが」?

武井さんからも指摘いただきました。

「が」に修正

8.訳者にはわかってないんだけどね(笑)
> > 女の人がどんなだがおわかりでしょう、
>
> 「だが」?
Michael should have used it also, but Wendy
would have [desired] a baby, and he was the littlest, and you know
what women are, and the short and long of it is that he was hung
up in a basket.

「どんなものか」に修正します。

9.上記の修正しても、意味通じないかも? 

> > ただウェンディがあかんぼうを欲しがってマイケル
> > もがいちばんおちびさんだったので、
> > 女の人がどんなだがおわかりでしょう、
> > 結局のところマイケルはバスケットで上からつるされたのでした。
>
> 意味不明。

結局上記の修正を反映して

ただウェンディがあかんぼうを欲しがってマイケルがいちばんおちびさんだったので、女の人がどんなものかおわかりでしょう、結局のところマイケルをあかんぼうにしてバスケットで上からつるしたのでした。

まだこなれない感じもして、分割した方がいいかなぁ。

10.確かに...天才バカボンの読みすぎか...
But there was one recess in the wall, no larger than a bird-cage, which was the private apartment of Tinker Bell.

> > ただ壁にひとつだけ
> > くぼんだところがあって、鳥かごほどの大きさのティンカーベルのプライベ
> > ートな部屋なのでした。
>
> なぜ「なのでした」なのでしょう。
> 「なのでした」を用いる文脈が変なことが多いのでした。
> この場合だと「そこは」を補わないとへんなのでした。
> そこは…部屋なのでした。
> このあと「なのでした」がとても頻出して読みにくいのでした。

 ただ壁にひとつだけくぼんだところがあって、そこは鳥かごほどの大きさのティンカーベルのプライベートな部屋でした。

に修正します。以降の文のなのでしたも意識して削ってみました。

> > はしょうがないことだったのでしょう。そしてティンクの部屋はとてもキレイ
> > でしたけど、かなりうぬぼれているように見えて、鼻がいつもつんと上を向い
> > たような感じなのでした。
>
> 「そして」は無理に訳さなくていいのでは?

これもあわせて修正します。

11.キレイ・コドモのかたかな

> キレイやコドモをカタカナにするのは好きではないのでした。

これもいつかは指摘されると思ったんですが。子供が読むような日本語は茶化したりせずにきれいな日本語を使わなきゃいけないのも分かってはいるんですが、体質的にモノゴトをコトさら重々しくいかめしくあつかうのがキライなので...(訳文の修正の態度が不真面目に見えるときがあって、指摘していただいている方が不快に感じていなければいいんですが、そうだとしたら謝ります)ここの訳文ではなるべく統一するようにしますので、あとから一斉に変換かけて読んでいただくのも一つの手かなと。(もちろんカタカナの使いすぎに問題があることは承知していますし、なるべく減らしたいとは思っていますので指摘は歓迎します。)

12.みょーな日本語
> > ポットになにも入ってないとき、あるいはポット自体がない
> > ときでさえ、にもかかわらず沸騰するのを見守ってなければならないのでした。
>
> 「にもかかわらず」は不要。

その通りですね、削除します。

13. みょーな日本語パート2
Wendy's favourite time for sewing and darning was after they
had all gone to bed. Then, as she expressed it, she had a
breathing time for herself; and she occupied it in making new
things for them, and putting double pieces on the knees, for they
were all most frightfully hard on their knees.
> > ウェンディが好きな縫いものと繕いものをする時間はみんながすっかり寝た後
> > で、それから彼女の言葉を借りればやっと自分自身のほっと一息つく時間をも
> > てるのでした。
>
> ウェンディが好きな縫い物や繕い物をする時間となるのは、みんながすっかり眠った後です。
> それが、ウェンディの言葉によれば「ほっと一息つく自分だけの時間」になるのです。

ウェンディが好きな縫い物や繕い物をする時間となるのはみんながすっかり寝た後で、それからが
ウェンディの言葉を借りれば「ほっと一息つく自分だけの時間」になるのでした。

にしておきます。

14.そして、そして、そして
> > そしてコドモ達のために新しいものを作ったり、ひざ小僧に布
> > ををあてるのに取りかかるのでした。
>
> 「そして」は不要。

一息つく時間と区別する意味でも、「そして」はあった方がいいかなと。

15.「きめる」は「決める」に決めた。
This is a difficult question, because it is quite impossible to say how time does wear on in the Neverland, where it is calculated by moons and suns, and there are ever so many more of them than on the mainland.
> > ネバーランドでは時間はたくさんある月と太陽
> > できめられていたのですが、
>
> ネバーランドでは、
> たくさんの月と太陽で時間が決められているのですが、

まず「決める」に統一します。前後のつながり、前の文とは時間で繋がって、後ろの文とは月と太陽で繋がっているから判断して訳はこのままにします。

なぜならネバーランドでは正確にどれだけ時間がたったとは言えなかったからです。ネバーランドでは時間はたくさんある月と太陽で決められていたのですが、本当の世界よりあんまり数が多すぎるのです。

16. 一般的じゃない言葉
> > 答えときたら全然でたらめなのでした。そして実際にはどべだったのでした。
>
> 「どべ」?

「びり」に修正

17.中学生の英語パート2ですかね。
> > みじめなことに。
>
> 日本語なら完全な文の方がよいのでは?

なんてみじめなことでしょう。に修正

18.恥ずかしい日本語
Peter did not compete. For one thing he despised all mothers
except Wendy, and for another he was the only boy on the island
who could neither write nor spell; not the smallest word. He was
above all that sort of thing.

> > なぜならひとつにはウェンディは
> > 除く全ての母親たちを軽蔑していましたし、もうひとつにはこの島で書くこと
> > はおろかつづることさえできないたった一人の男の子だったからでした。
>
> 理由の一つは、ピーターはウェンディ以外のすべての母親を軽蔑していたからで、
> もう一つの理由は、ピーターはこの島で書くことはもちろん綴ることすらできない
> たった一人の男の子だったからです。

結城さんの日記にも取り上げていただいた部分ですね、このへんな日本語でも訳をしている人がいることに励まされて? 翻訳にチャレンジしてくれる人が増えてくれるとうれしいんですが(やれやれ)

ピーターはテストには参加しませんでした。なぜならひとつにはウェンディを除くすべての母親という母親を軽蔑していましたし、もうひとつにはピーターがこの島で、書くこともほんの短い単語さえつづることもできないたった一人の男の子だったからでした。ピーターにとっては、そんなことはどうでもいいことだったのでした。

にしておきましょうか、結城さんの日本語と違うところも維持しつつということで(笑)

19.文の続き方

By the way, the questions were all written in the past tense.
What was the colour of Mother's eyes, and so on. Wendy, you see,
had been forgetting, too.

> > ところで、質問はすべて過去形で書かれていました。お母さんの目の色は何色
> > だったでしょうか? とかいった具合に。まぁ、ウェンディさえも忘れかけて
> > いるのでした。
>
> 二つの文の続き方が変。

ところでさきほどの質問は「お母さんの目の色は何色だったでしょうか?」とかいった具合にすべて過去形で書かれていました。
まぁ、ウェンディさえも忘れかけているのでした。

過去形=過去の出来事と認識=ウェンディは忘れてきている、をもっとはっきり言葉を補って訳出した方がいいかなぁ? 

20. 誤解を受ける表現
> > こしかけに座ってなにもしてない
> > ピーターを見ているのはすっごい見物でした。
>
> 「こしかけに座って」いるのは見ている人?ピーター?
> 「すっごい」は好きじゃない。

すごい見物だったのは、こしかけに座ってなにもしていないピーターを見ていることでした。

に修正。

項番11関連ということで。
> > にはマジメに見えるのは仕方ないことだったでしょう。なにしろじっと坐って
>
> マジメがカタカナなのは好きじゃない。
>
> > いうことはピーターにとっては全ての冒険とくらべても一番アッタラシイ事で、
> > ジョンとマイケルも喜んでるフリをしなければなりませんでした。さもなくば
>
> アッタラシイ、フリがカタカナなのは好きじゃない。

21.文末
> > というのはウェンディも冒険に参加していましたから。
>
> というのは、ウェンディも冒険に参加していたからです。

指摘どおり修正。

22. なんてもの
> > なくとも部分的には本当ってものならもう少しありました。
>
> 「本当ってもの」変。

「本当なんてもの」に修正

23.接続詞を補って
> > 男の子達にいわせるとまったく本当のことだよってい
> > いはるのでしたが。
>
> 「…でしたが」で終えるのは不自然。

ただ男の子達にいわせるとまったく本当のことだよって言いはるのでした。

24. ? だけじゃなくて頭の...
> > 「インディ
> > アンです、おまえはニブス」
>
> 「?」がぬけていませんか。

武井さんからも同様の指摘をいただきました。
> (snip)
> > 「僕は今日はインディアンだ、おまえはどっちだ? トゥートルズ」トゥー
> > トルズは答えました。「インディアンです、おまえはニブス」そしてニブス
> > は言いました。「もちろんインディアンに決まってるよ、あんたたちは双子」
> 原文は,
> > "I'm redskin to-day; what are you, Tootles?" And Tootles
> > answered, "Redskin; what are you, Nibs?" and Nibs said, "Redskin;
> > what are you Twin?"
> なんでだか知りませんが疑問符が消えてます.
>
> トゥートルズは答えました。「インディアンです、おまえは? ニブス」そし
> てニブスは言いました。「もちろんインディアンに決まってるよ、あんたたち
> は? 双子」
>
> ですよね.

もちろんその通りです。 修正します。

25.なんのお話をしましょう? 

The extraordinary upshot of this adventure was -- but we have
not decided yet that this is the adventure we are to narrate.

> > でもわたしたちはこれをわたしたちが語る冒
> > 険とまだ決めたわけではありません。
>
> 意味不明。

でもわたしたちは、これをこれからお話する冒険と決めてしまったわけではありません。

26.最近はサッカーの始めもコイントスだし、コインの追加でどうでしょう
> > これらの冒険のどれをえらびましょうか? 一番いいのはトスで決めることで
> > しょうか。
>
> 「トスで決める」は「お金を投げて表裏を当てて決める」かな?

コインのトスで

27.決めました。
> > トスしました、ラグーンのお話に決まり。ラグーンの話に決まってみると、峡
> > 谷やケーキやティンクの葉っぱの話にきまったならなぁなんて思っちゃいます
> > ね。
>
> 「決まったなら」
> 漢字の統一(直前で「決まってみると」と言っている)。

修正します。

28.押し売りはやだなぁ(以下の指摘は武井さんよりいただきました)

(snip)
> > でもとにかくピッタリでなければいけません。だからピーターはスーツを仕
> > 立てる時みたいに慎重に、あなたの木を選ぶためにあなたの方のサイズを測
> > ります。ただひとつ違うのは服はあなたに合うように作りますが、木の方は
> > あなたが木に合うようにしなければならないということです。普段はたくさ
> > ん着こんだりぬいだりして、さっと簡単に終わるのです。ただあなたの体が
> > 具合の悪い場所ででっぱったりしている場合や使えそうな木がへんてこな形
> > だったりする場合、ピーターはあなたにちょっとした事をします。そうする
> > とピッタリになるのです。いったんピッタリになると、ピッタリでいつづけ
> > るためにはとても注意しなければなりません。そしてこうすることが家族全
> > 員にとっても体調を万全に維持することにつながって、ウェンディにはとっ
> > ても嬉しいことであったのでした。
>
> 第2文および第3文.わたしなら,こうします.
>
> だからピーターはスーツを仕立てる時みたいに慎重に、あなたの木を選ぶため
> にあなたのサイズを測ります。ただひとつ違うのは服はあなたに合うように作
> りますが、木だとあなたが木に合うようにしなければならないということです。
>
> 押し売りの常套句,「消防署の方から来ましたので消火器買ってくれ」的な文
> に読めます.この文から "の方" を取っちゃうと意味が変わりますよね.つま
> り,"の方" があると意味があいまいになるんです.押し売りにはいいことか
> もしれませんが,訳文があいまいになってはいけないので,削除しましょう.
> 訳文から "の方" を削除しても内容は変化しません.

「木だと」で十分ですね、指摘どおり修正します。

29.日本語だよなぁ
 
> 第4文.
> > 床は魚釣りに行きたければ餌をほることもできますし、
>
> 床「を」掘ることはできますけど,床「は」(人ではないのですから)掘れませ
> ん.よって,
>
> 魚釣りに行きたければ餌を探して床をほることもできますし、
>
> ですかね.「探して」部分は for worms の for から.

たしかにこちらの方が自然な日本語ですね、差し替えます

30.「でで」ってなに? 

> > イの皮でできおり、裏返しにもできました。引き出しつきのたんすは由緒の
> 皮でできており、

修正します。

31.しゃれたきらびやかな寝室で寝てみたい(笑)

> 第4文.
> > どんな女の人も、大きさはどうあれこれほどしゃれた寝室と一緒になってい
> > る着替えのための部屋をもってはなかったでしょう。
>
> しゃれてる部屋は寝室? それとも「着替えのための部屋」?
> 原文は
> > No woman, however large, could have had a more exquisite boudoir
> > [dressing room] and bed-chamber combined.
> ですから,しゃれてる部屋は dressing room ですね.
> わたしなら,
>
> 広さはどうあれ、寝室とつながっているこんなにきらびやかな着替えの部屋を
> もっている女の人はおりませんでしょう。
>
> 訳文の説明 : exquisite を「きらびやか」は意訳.辞典の訳語は"非常に美し
> い".私の感覚としては,部屋は大きいものではなく広いものであるからその
> ように訳す(large の直訳でもあるけど).直訳するなら「これ以上美しい部屋
> をもってる女性はいない」なのだが,"こんなにきらびやか" 部分がうまく収
> まったのであえて比較級を訳さない."こんなに" 部分で比較級 + 仮定法を表
> わしているように(当人は)思っている.
 
広さはどうあれ、寝室とつながっているこんなにきらびやかな着替えのための部屋
をもってる女の人はいなかったでしょう。

dressing room 着替えの部屋がイマイチ落ち着かなかったので変えてみました。

32.?△みているはずなのに...見てるだけじゃダメなんだな。ちゃんと修正しないと
> (snip)
> > ウェンディのペットのおおかみのことは覚えてらっしゃるでしょうか?ええ、
> > おおかみはウェンディがこの島にきたことがすぐに分かったので、ウェンディ
> > を探し当てて、お互いに走って抱き合ったのでした。それからというもの、
> > おおかみはどこへでもウェンディのあとをついてまわるのでした。
>
> 第1文.文末の疑問符の後ろに空白がありません.

修正します。

33.お姉さんよわばり
> 原文検索していて気がついた.第4章の,
> 「子連れのおおかみだよ、ウェンディ、絶対お姉さんのコドモおおかみだよ」
> もなんとなくおかしいような.
> 普通,自分の姉を呼ぶのに敬称の"お"を付けて「お姉さん」呼ばわりしますか
> ね? 最小限に修正するなら,
> 「子連れのおおかみだよ、ウェンディ、絶対に姉さんのコドモおおかみだよ」
> かな.
> わたしの好みは "ウェンディ" 前後のどちらかの読点を句点にする(理由: 原
> 文にはそこにピリオドがあるから)

しかも女性蔑視主義者のジョンが(笑)

「子連れのおおかみだよ。ウェンディ、絶対に姉さんのコドモおおかみだよ」
に修正します。

34.4−12関連LongTom

LongTomは、普通にL,Tをcapitalizeして使うんですね。艦載砲と訳しておきます、また出てきたし。

この修正で7章をV0.9→V0.91、4章をV0.94→V0.95へ

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2000/06/26 あやしい訳一覧(7章) 6/27修正 結城さんありがとうございます。

解決策の訳文の協力求む。評価は前とおなじく、

A わからない、SOS
 あやしい、自信なし、もっといい訳あるはず
 センスなーーし

項番(章ごと) 評価 原文 指摘事項 解決策
7−1 C

After a few days' practice they could go up and down as gaily as buckets in a well.

何日か練習すると、ウェンディたちは井戸のつるべみたいに楽々と上がったり下がったりできるようになりました。

gailyは楽しそうにだよなぁ、漢字は同じだけど楽々とはちょっと違うか。

 
7−2 B

The
couch, as she always called it, was a genuine Queen Mab, with
club legs; and she varied the bedspreads according to what fruit-
blossom was in season. Her mirror was a Puss-in-Boots, of which
there are now only three, unchipped, known to fairy dealers; the
washstand was Pie-crust and reversible, the chest of drawers an
authentic Charming the Sixth, and the carpet and rugs the best
(the early) period of Margery and Robin. There was a chandelier
from Tiddlywinks for the look of the thing,

ティンクがいつも長いすとよんでたものは、曲がった足がついた本物のクィーン・マブ(夢を支配していると言われている妖精)のものなのでした。ティンクはベッドカバーを季節のフルーツにあわせて替えるのでした。かがみは長靴を履いたネコのもので、妖精の取扱業者の間でも、割れてないモノは3つしかないなんてものでした。洗面台はパイの皮でできおり、裏返しにもできました。たんすは由緒のある魅力的な6世代目のものでカーペットと敷物はもっともよい(ふるいってことですが)時代のマージェリー&ロビンのものなのでした。
おはじきでつくられたシャンデリアも飾りとしてありました、

かぎりなくAに近いか? よく内容がわからず。特に「魅力的な6世代目のもの」は「チャーミング6世のもの」? チャーミングなんて聞いたことない人の名前。

2000/06/26枯葉さんより指摘いただきました、ありがとうございます。
> それと、Charming the Six はきっと「チャーミング6世」の方でしょう。
> 記憶が定かではないんですが、
> 『白雪姫』に出てくる王子さまが Prince Charming だったような気がします。

貴重な情報ありがとうございます。調べてみます。

7−3 C

Usually it is done quite easily,

さっと簡単に終わるのです。

2000/06/26結城さんより指摘いただきました、ありがとうございます。
> > さっと簡単に終わるのです。
> 変。
たしかにさっとは余計か? そうしたら至極簡単にとか思い浮かんできたんだけど、今慌てて直すとよくなさそう、一息つかせてください。

 
7−4 B

Once you fit,
great care must be taken to go on fitting, and this, as Wendy was
to discover to her delight, keeps a whole family in perfect
condition.

そしてこうすることが家族全員にとっても体調を万全に維持することにつながって、ウェンディにはとっても嬉しいことであったのでした。

2000/06/26結城さんより指摘いただきました、ありがとうございます。
> > そしてこうすることが家族全員にとっても体調を
> > 万全に維持することにつながって、
> > ウェンディにはとっても嬉しいことであっ
> > たのでした。
>
> 変。

2000/06/26武井さんからも指摘いただきました。ありがとうございます。
> 第8文.
> a whole family = 家族全員と訳していますが,手元の英和辞典には,
> 「(集合的)家族の子供たち,子女」という訳語があります.文例は,
> the eldest of a family = [一家族の] 一番年上の子
> He has a large family. = 彼には子供が多い。
> です.この2番目の文例にならって, family = ウェンディが世話する子供全
> 員と取ります.わたしならば,
> 「そしてそうしていることで子供たち全員が万全な体調を維持することになり、
> ウェンディにはとっても嬉しいことでした。」
> ですかね.
>

ウェンディもピーターも入れて家族全員万全と読んだのですが、調べてみます。

 
7−5 B

Write an essay of not less than 40 words

40文字以上のエッセイをかくこと 2000/06/26結城さんより指摘いただきました、ありがとうございます。
> > さんとお母さんの性格の比較について40文字以上のエッセイをかくこと。
>
> 40文字?40語?

なんて訳せばいいんでしょう? 日本語で40