

K.S.R.C ResearchReport FileNo.200026
(Client:えんぶー様)
うがいは本当に効果があるのか
2000/3/5 報告 報告者:KS
協力:順天堂医療短期大学生徒 YT
外から帰ったらうがいをしましょう!よく言われていることだが、うがいをすることにはどれほどの効果があるのであろうか。
うがいとは、のどの細菌を洗い流し、体外に排出するということである。
しかし、ここで疑問が生じる。もし、うがいをする前に水やジュースなどを飲んでしまったら、のどの細菌を体内に取り込んでしまうことになり意味がないのではないだろうか。
にもかかわらず、外から帰ったらうがいをすることを医者は勧めている。これは一体どういうことなのか。
うがいをすると何が起こるのかから見ていくことにしよう。
うがいをすることにより、のどの粘膜に付いた細菌、ほこり等の異物が洗い出され体外に排出される。
このことにより、風邪などのウィルスによる感染を防ぐことができるのだ。では、うがいの前に水を飲んだ場合はどうであろうか。
通常、水や食べ物を食べただけでは、のどの粘膜に張り付いた細菌を取り除くことはかなり困難である。しかし、水を飲むことにより、のどに付いた細菌は少量ではあるがある程度洗い流され、体内に入っていくことになる。
大部分の細菌はそのまま食道を流れ、水とともに胃へと流されていく。体調が正常な場合、胃に入った細菌は強烈な酸性の胃液によってほぼ死滅する。
しかし、体調が正常ではない場合、胃液の分泌量や酸性度によっては細菌を殺すことができない場合があるのだ。この場合、細菌は体中にまわり、風邪などの症状を引き起こすことになるのだ。
また、細菌が食道に流れず気管支に入った場合、風邪の症状を引き起こす確率は急上昇することになるのだ。実は、胃に入った細菌はそれほど怖がる必要はないのである。それは上述したように、胃液によって細菌は殺されてしまうからである。しかし。問題は気管支から肺に流れ込んだ細菌の方なのである。
普通に呼吸しているだけでも、細菌は肺に入ってくる危険性をはらんでいる。しかし、人体には様々なフィルターが存在し、細菌の進入を防いでくれているのである。そのフィルターが鼻であり、のどの粘膜なのである。
このフィルターであるのどの粘膜の掃除をするのがうがいの目的なのである。のどの粘膜に捕獲された細菌は、普通、水を飲むことや食べ物を食べる程度の刺激では、体内へ流されることはない。が、もしそのまま放っておけば、のどの粘膜上で繁殖し風邪などを引き起こすことにもなりかねない。
こういったことを避けるためにうがいが必要なのである。
うがいをすることにより、のどの粘膜に張り付いた細菌のほとんどを洗い流すことができる。そして、それを体内に取り込まずに体外に排出するのである。外から帰ったらうがいをしましょう!