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CRCの紹介
CRC

CRCとは  CRC(Clinical Research Coordinator)は,直接的には治験責任医師を支援する業務を行う.つまり医薬品の臨床試験実施過程において,とりわけ被験者と治験との調整を行い,治験の倫理性,科学性を保証するための活動を行う.」(「新GCP普及定着総合研究」平成9年度厚生省)と定義されている.GCPで規定される「治験協力者」としての役割を担うものとして位置付けられる.
 具体的な活動は、被験者への対応、データの管理、治験依頼者によるモニタリング及び監査への対応 等である.治験全般に深く関わり,実施医療機関において治験を円滑に進めるに当たって極めて重要な役割を果たす.また,治験コーディネーターによる被験者への適切な対応は,被験者にとって,治験に参加することの大きな利点となっている.
CRCの命名  「治験コーディネーター」という言葉は平成8年3月から山口大学病院の薬剤部で独自に使いはじめたものとされている.アメリカのクリニカル・リサーチ・コーディネーター(CRC)やリサーチ・ナース,スタディ・ナースと言われる人達とは若干異なる日本版CRCを目指し,命名したとのことである.
CRCになるには  CRCとして働いている人は,看護師,薬剤師の保有者が多いが,決してCRCに資格があるわけではない.まだ数が不十分であるため,すぐに実務をしなければならないことから,看護師や薬剤師の実務経験者が優先される。  
CRCの会社  CRCを募集している企業も多数ある.ほとんどは所属は企業のまま,つまり医療機関と直接雇用関係はなく,会社から医療機関に出向とか派遣といった形で働くことになる.そういった企業はSMOと呼ばれ,100社ほどあるといわれている.SMOはCROの子会社,臨床薬理試験受託施設,ベンチャー 等があるが,それぞれの会社が独自の研修システムや認定制度を設けている.GCPでSMOは「治験施設支援機関」と訳され,「治験の実施に係る業務の一部を実施医療機関から受託又は代行する者」と定義されている.
CRCについての書籍
CRCという仕事9784902007114
メディカル・パブリケーションズ 1,400円

平成9年からCRCをされている丸山由紀子さんの著書.丸山さんはおそらく日本で第一号の薬剤師CRCである.CRC業務のわかりやすい紹介にとどまらず、悩んだこと、感じたこと、そして考えた結論はまさに生の声.さらに「これからCRCになってみたい人たちへ」とのメッセージはCRCとしての条件と言えるだろう.CRCを知りたい方には是非おすすめ,CRCをされている方も友としていかがでしょうか.


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