「ニュータウンファミリーの知恵袋」

その2 「家電製品の修理事情


(1)修理デポ

 工業製品ではメーカーもしくはその子会社が修理デポを設けます。補修部品・消耗部品の販売センターでもあります。街道沿いの倉庫みたいな建物だったり、プレファブだったりで一般消費者にはなじみにくいのですが、窓口カウンターがちゃんとあって、個人にもきちんと対応してくれます。昔は街のラジオ屋さんは、自分で修理したものですが、今は基盤やユニット単位の取替えだったり、特殊部品を必要としたりで、殆どの修理はここに回される。つまり、小売店に依頼したものも転送されてきます。

 一番良いのは、この修理デポに直接持ち込むことです。送る手もありますが、直接その場で相談ができ、その機種にありがちな故障など教えてくれるので、持ち込むことで無形のメリットが生じます。少なくとも電話で聞いてみましょう。宣伝もなく、移転統廃合もしょっちゅうなんで、今だったら購入時の資料よりはWEBが信用できますね。

 修理デポでは見積もりは基本的に無料です。いくら以上かかるようなら修理不要と依頼することもできます。開腹してみたら予想以上に深刻な故障で、予算内に収まりません、と連絡が来て、じゃあ結構です、そのまま廃棄してください、というケースでは一円もかからないものです。

 販売店も修理デポに持ち込んでいるのです。間に販売店が介在する訳ですから、同額はありえても安くなる筈がありません。だいいち、販売店としては修理じゃ儲かりませんからあまり良い顔はせず、むしろ買い替えを勧めます。昔の小売店は、転送は客サービスのひとつでしたが、薄利で売る小売店では、修理デポへの転送にも対価を求めることになりがちです。

 

(2)落下による故障

 落下程度の衝撃だと、ダメージを受けやすいのは、一番重い電池回りか、基盤をつなぐ接点でしょう。今の製品は、短時間の強い衝撃には比較的に強いものです(むしろ長時間の弱い力には弱い。ジーパンの尻ポケは、携帯電話の大敵です)。先日、私のカメラは1mほどの落下で電池蓋の接点を傷め、SANYOの修理デポに入院しました。蓋回りの部品を替えて1,800円ほど。30cmならその3割で、とはいえませんが、基盤接点だと分解組立だけで直る可能性もあります。

 メーカー系のデポだと修理完了時に全体を点検してくれますから、最初に不具合を言っておけばそれも安く治せる可能性はありますが。

 長々とゴタクしてしまいましたが、機能的に陳腐化してない程度の製品でしたら、今後はメーカーデポ訪問をお勧めします。何しろ、そのメーカーの製品ばかり扱う技術屋が直接カウンターで対応してくれますから、その製品の弱みや故障頻発箇所もよく知っている。故障させた状況を説明するだけで、どの程度の修理が必要か予想がつくらしいです。

 /// Maco / 山本 理 / NBB03013@nifty.ne.jp /// 


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