高玉先生 健康セミナ−    
講演テ−マ:「老年病、痴呆をいかに克服するか」に出席してきました。
西新宿のローズガーデンホテルのホールで100名ほど出席者が居ました。またしても 日本医健会員の枠を取っていただきありがたいことでしかも1000円で貴重な講演を 聞けました。
高玉先生は老年病研究所の理事長で付属病院の院長でもあり数々の保健施設や看 護センター、リハビリセンター、グループホームなどを経営されております。
痴呆は@アルツハイマー病 A脳血管性痴呆 B症候性痴呆3種類に分類されます。
アルツハイマーは脳が萎縮してアミロイド蛋白がたくさん出る病気です。老化した脳に もアミロイドが出ているそうで人間だと驚く事に17歳から出るそうです。正常で1300 グラムの脳が900グラムにまで萎縮する恐ろしい病気です。
脳血管性痴呆はくも膜下出血などの脳出血による痴呆である。
くも膜下出血の症状は頭痛、嘔吐、意識障害です。
脳梗塞では3時間以内に血栓を溶かす薬で回復できる事が多いらしいですし前ぶれを 逃さない事が大事だそうです。箸を落とすとか一時的にロレツが回らないとか眼瞼だ け下垂するとか初期段階で検査すれば血管内OPEでバルーンやコイル状のもので狭 窄やコブ(動脈瘤)を改善できます。
症候性痴呆は直せる痴呆の事で例えば頭を打って脳の静脈が破れて出血して脳細胞 を圧迫して痴呆になるとか良性腫瘍の場合などです。静脈出血の場合症状が出るの に2ヶ月3ヶ月後の事もあるそうです。頭部を打った方は2,3ヶ月様子を見ないとわか らないという事です。
何処の血管に異常があるか問診で詳しく聞く必要があります。何処の血管が脳のどの 場所に行っていてそこの脳領域は何をつかさどる所なのか熟知していないといけませ ん。 
何故か?脳に行く内頚動脈の方が顔面に行く外頚動脈より梗塞、出血が多く、外頚動 脈のほうの血管を内頚動脈の方へ使う手術もするそうです。
平成12年に痴呆患者100万人、平成17年には200万人、平成25年には250万人 が予想されています。何とか減らそうと高玉先生たちは頑張っています。
予防として前回書いたメタボリックシンドロームの予防と重複しますが高血糖、高脂血 症、肥満の予防、血圧を定期的に測り減塩、子供の時から食生活に気をつけて適度 な飲酒、禁煙、などを心がけましょう。
記憶を向上させる4つの方策として@記憶を悪くする条件を取り除く事(睡眠と疲労)
A脳細胞を若々しく保つ事 B良い環境を選ぶ事 C記憶の心構え
記憶の心構えは必ず覚えるぞ!との意志、覚える事のできる自信、覚える物に興味を 持つ
覚える物をよく観察する、年齢により記憶法を変えること、自分の得意な感覚を利用す る
なるべく多くの感覚を利用する、反復して覚える事、適当な休み時間を入れる事です。
また介護のコツ10か条として
1、 なじみの人間関係を作る。2、理屈による説得よりも共感的納得をはかる。
2、 お年よりの言動を受容し理解する。4、お年寄りのペースやレベルに合わせる。
5、お年寄りの良い点を認め良い付き合いをする。6、見下した態度をとったり叱ったり しない。7、孤独に放置せず話の輪に入れる。8、寝込ませない。9、良い刺激を絶え ず与える。10、お年寄りの今を大切にする です。
高齢化社会は避けられませんし治療院にもお年寄りの来院数が増えるかもしれませ んので参考になる講演会でした。
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