安全性

危険です。 年に1回の割合で多数の死者を出す大事故が発生しています。私の記憶だけでも次のような事故例があります。旅行の際は必ず傷害保険へ加入しておいてくださ い。
1.
発生時期:1996.8
場所:Watford
概要:通勤列車と回送列車が正面衝突
原因:信号装置不備
死者数:おばさん1名

2.
発生時期:1997.9
場所:Southall
概要:ポイント横断中の貨物列車に特急が突入
原因:列車自動停止装置が故障し ていたので電源が切られていた
死者数:7名

3.
発生時期:1999.10
場所:London Paddington近く
概要:走行中の特急の側面に近郊型気動車が突入し、双方脱線転覆。気動車の燃料に引火し車両炎上。
原因:近郊列車の信号無視。と言うより、以前から指摘されていた逆 光で見にくい信号を、新人運転士が見間違えるべくして見間違えた。
死者数:31名

4.
発生時期:2000.10
場所:Hatfield
概要:特急が184km/hで走行中に突如脱線転覆
原因:ひび割れ線路を10ヶ月間放置
死者数:4名

5.
発生時期:2001.2
場所:Selby 近郊
概要:120km/hの貨物列車と200km/hの特急の離合時に自動車(居眠りかスリップ)が暴走突入し二重衝突
原因:柵が弱すぎ
死者数:13名

6.
発生時期:2002.5
場所:Potters Bar駅
概要:快速列車が160km/hで通過中に突如脱線転覆
原因:数日前に修理したポイントの 修理ミス
死者数:7名

 日本では何度かありましたが、英国では、私が乗っていた列車が事故に遭ったり、影響を受けた りしたことはありません。しかし、1は私の渡英直前、3は私の帰国直後、6は私の渡英中に発生した事故です。特に6は修理後、事故が発生するまでに現場を 2回200km/hで通過しています。
 特徴的なのは、一度事故が発生すると大規模なものになることです。この原因は「走り」の項で述べているとおり、突っ走るからだと思います。 120km/h以上で走っていれば、ブレーキも間に合わないし、衝突すれば頑丈な鉄道車両でも即スクラップと化すでしょう。
 とにかく「ずさん」です。鉄道職員のプロ意識の低さには驚かされます。確か、1998年夏だったと思いますが、新聞のトップ記事の写真に、走っている列車の運転室の写真が掲載されていました。そこに写っていた運転士は運転台に足を投げ出し、 新聞を読みふけっていました。こんな運ちゃんに命など預けたくない!

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