| 英国鉄道の全国版時刻表「National Rail Timetable」には広げるとB2くらいの大きさになる路線図が折りたたまれて挟んであります(手癖の悪い奴もいるようで、店頭にある時刻表の半数は抜き取られていますが……コラ!)。この路線図、表は全国の路線図と駅が載っていますが、大都市近郊はデフォルメされていて、裏に大都市の詳細図が載っています。 詳細図をじっくり読むと、所々に二重線で結ばれた路線があることに気付きます。これらの路線には「Limited services only」と注釈が付いています。これこそが、英国鉄道の乗り潰しにおいて最大の難関です。 「Limited services only」の路線は、日本では考えられないようなダイヤが組まれています。深夜のみ、早朝に下り1本深夜に上り1本、一日1往復、一日2往復といったものは、毎日走ってくれるだけマシです。なかには、金曜日に1本片方向のみ(Stockport〜Guide Bridge)、土曜日に1本片方向のみ(Chester〜Runcorn)、土曜日のみ3往復(Barnetby〜Retford)、日曜日のみ3往復(Darlington〜Hartlepool)など、乗り潰しの旅程を組む上で困難を極めるものもあります。 私は乗り潰しを意識した旅程を組んできましたが、このような路線はどうしても最後まで残ってしまいます。乗り潰し終盤戦の苦労はJRの比ではありません。私自身もここ4回の渡英はこれらの困ったチャンに振り回されています。そして、最後に残った2線約14km(2002.7現在)は、土曜日に1本片方向のみのChester〜Runcornと一日1往復のSeven Sisters〜Stratfordとなっています。 |