| 荒川線概要 |
都電が相次いで廃止されるなか唯一残った都電荒川線は、もともとは明治44年に営業を開始した王子電気軌道(株)の路線であった。荒川区の三ノ輪橋を起点にして町屋・王子・大塚を経て終点の早稲田まで12.2kmを走る鉄道(軌道)である。都電の最盛期には40系統(系統は41系統まであり)延べ営業距離213kmを誇ったが、今ではこの荒川線の1路線のみである。荒川線の特徴は路線の9割が専用軌道であり、併用軌道は王子−飛鳥山間等の一部の区間だけである。停留所はすべてのホームが嵩上げされ、スロープが取り付けられている為、車椅子での利用が容易になっている。
|
| 営業区間 |
三ノ輪橋〜早稲田 |
|
| 営業キロ数 |
12.2km |
|
| 軌間 |
1372mm |
|
| 停留場数 |
30ヶ所 |
|
| 踏切数 |
103ヶ所◇ |
|
| 最高時速 |
40km/h |
|
| 平均時速 |
約13.5km/h |
|
| 運転間隔 |
日中5分 |
|
| ◇暫定。 現在、雑司ヶ谷〜学習院下 地下鉄工事の為、踏切の数に変化あり。 |
|
|
| 都電荒川線の運賃 |
| ●普通運賃 |
大人 160円 |
|
小児 80円 |
○均一料金制 (何処まで乗っても同じ料金)
|
| |
| お得な一日乗車券 |
| |
| ●都電一日乗車券 |
大人 400円 |
|
小児 200円 |
○都電のみご利用頂けます。(車内で購入可)
|
| ●都電・都バス・都営地下鉄一日乗車券 |
大人 700円 |
|
小児 350円 |
○都電の他に都バス・都営地下鉄でご利用頂けます。
(車内で購入可)
|
| ●東京フリーきっぷ |
大人 1580円 |
|
小児 790円 |
○都営交通の他、JR線(都区内)・東京メトロ線でご利用頂けます。
(営業所・地下鉄・JR各駅などでお買い求め下さい。)
|
| |
| 回数券・カード |
| |
| 種類 |
金額 |
割引率 |
|
| ■ 都電回数券 160*7枚綴り |
1000円 |
10.7% |
| ■ 都電回数券 80*14枚綴り |
1000円 |
10.7% |
|
| ■ バス共通カード 5850度数 |
5000円 |
14.5% |
| ■ バス共通カード 3360度数 |
3000円 |
10.7% |
| ■ バス共通カード 1100度数 |
1000円 |
9.1% |
|
| ■ 定額定期券 1ヶ月と13日 |
10000円 |
27.3% |
|
| □ 一日乗車券(東京フリーきっぷは除く)・都電回数券・バス共通カード・定額定期券は車内でお買い求めできます。 |
|
| 都電の歴史 |
明治36年(1903年)8月東京電車鉄道(株)が品川―新橋間で営業を開始した。同年9月東京市街鉄道(株)が、そして翌年12月には、東京電気鉄道がそれぞれ営業を始めた。その後、この3社が明治39年9月に合併し東京鉄道(株)を創立した。
明治44年8月に東京市がこの東京鉄道(株)を買収し東京市電気局を開庁し、軌道事業を開始した。これが都電(東京市電)の始まりである。
なお、現在の荒川線の前身となる王子電気軌道(株)は、明治44年8月に飛鳥山−大塚間(大塚線)を開業、飛鳥山下−三ノ輪橋間(三ノ輪線)は、大正14年11月に開業、早稲田までの全線開通は昭和5年のことである。
大正時代に入ってからは、城東電気軌道(株)、西武軌道(株)等の民間企業が軌道事業に参入を果たした。しかし、昭和17年2月、陸上交通事業調整法によりこれら民営8社(王子電気軌道(株)を含む)の軌道とバス路線が統合されることになる。
昭和18年7月、東京都制施行により電気局を交通局と改称、市電から都電へ…。
昭和34年には軌道敷内への自動車の乗り入れが実施される事となり、都電廃止への道を歩み始めるのである。そして昭和42年12月、遂に都電の撤去が開始される事となった。都電の撤去は42年12月から47年11月にわたって行われ、27系統(王子−赤羽間は除く)と32系統を残し都電の撤去が終了した。
昭和49年10月1日、残った27系統と32系統を1本化し、荒川線と改称した。
●参考資料 系統一覧表へ
●付録 ひとりごと |