ゴギの住む渓へ!!2002夏休み釣行!!


2002年の夏休みは、すこし趣向を変えて西国探釣の旅にしてみました。関東に比べ真夏の関西の渓の惨状は旧知の事実ですがそんな中でも山陰方面 は少しはましかなぁ?という淡い期待と、瀬戸際の渓魚といわれ環境庁のレッドデータブックにも載っているゴギに出会い、ゴギとゴギをとりまく環境について自分の目で確かめてみたい!!という強い衝動から一路、ゴギの住む聖地、島根県へと車を走らせました。

伝説と神話の街、出雲を超え山あい深く分け入った場所に今もゴギ達がひっそりと暮らす渓流があります。目標の渓へ向かう途中、ゴギを守ろう!!という主旨の書かれた看板がありました。

 みんなでゴギとゴギの住む環境を守ろう!!  

いよいよゴギの住むという渓へと入っていきました。
川は少し渇水状態のようですが、透明度の高い素晴らしい流れでした。 源流域特有のブッシュのかぶった場所も多く、キャスティングに苦労しながら釣り上がりました。
今回、使った竿は5fのアーキストリアルのロッドとこの釣りの為に前日新調したフライライン・ブッシュマスター#3を使用しています。

夏・源流という事で、使用フライは主にテレストリアル系を中心に選択しましたが、釣れる魚のサイズは大きくて20cm前後という事なので少し小さめ(#16前後)のフライを使っています。

     苔むした岩の肩から待望のゴギが・・・

釣り始めて30分が経とうかという時、上流側の落ち込みへと続く岩の肩の部分から『にゅるん』という感じで魚が出ました。一瞬びっくりしましたが合わせをいれ、あわててランディングし魚を確認!!

頭部にまで至る虫食い模様の斑点!!待望のゴギでした!!。20センチを少し超える位 の大きさですが、体側のうすく色付いた斑紋がなんともいえず美しく、すっごい感動しました。
魚には極力触れない様にして写真を数枚とり、流れのある部分に岩を囲んでじっくりと観察しました。

待望のゴギに逢えて、満足!!この日はこの1匹で釣りをストップしました!!

  釣られて少しぼーっとしているゴギ  
   

その晩、かなりの降水量で雨が振り、昨日入った渓はコーヒー色の濁りが・・・。念願のゴギにも逢えた事だし十分満足し神戸に戻ろうと思い広島方面 に車を走らせました。帰り道途中、寄り道してゴギが住むという川へ向かい濁りが入ってなかったので源流部に少しだけ入ってみました。
ここもかなりのボサと一部に大岩が崩れた荒れた感じの渓でしたが、そこにもしっかりとゴギは息づいていました。
30分ほどで3匹の幼魚サイズのゴギと出会いそっとこの渓を後にしました。
※写真は魚をホールドしていますが、しっかりと手を冷やして極力触れない様にしました。(本当は魚体に触れない方が確実にいいです)

  えっ!!何??っていう愛くるしい表情
 
ゴギは今もしっかりと島根の渓に生きていました。保護活動も行われており、河川の一部では再放流区間も設けられていました。また養殖にも一部成功されている様です。
ゴギは一度フライに出て掛け損ねてもすこしすればまたフライに出てくれる大変おっとりした魚でした。きっと釣ろうと思えば容易く釣り伐られる為、心無い釣り師による乱獲も心配されます。 正直に言って、今回この貴重な魚をほんとに釣りにきてよかったのかな??という自分自身への葛藤もあります。ただ、自分の目でゴギとその生息環境の一部を見て、きちんとした保護活動を今後行っていけば少しでも良い方向へ向かうのでは・・・という期待は持つ事ができました。 これからもこの愛くるしく可愛い魚をずっと見守りつづければというのが今の正直な気持ちです。