『竿の気持ち』
釣行前日の夜、『明日はちょっと源流の方で釣るので竿は短かめで…』
とかとか考えていてふと思った。
僕は5本の竿をもっていて1回の釣りにもっていくのはせいぜい遠征時の
2本まで。5本の中の3本は必ずお留守番。
週末が近付くにつれて、どうやら釣りにいくらしい事が竿達にそれとなくわかると皆、そわそわしてて誰が連れてってもらえるか きっとドキドキしてるはず。
たいてい一番に声がかかるのは7f#4のケーンロッド。頻繁に使ってもらえて
きっと御満悦にちがいない。
7月になるとすこし上流域での釣りになるので今まで#3のオービスのケーン
ロッドがずっと主役だったのに、最近では新参の5fのボロンの竿にとって変わら れてしまった…。
竿の『やっぱり短い子がいいのね!!』なんて声が聞こえてきそう(笑)
可哀想なのは#4のパックロッド。この竿を買ったのは遠征直前で折れた竿の
代用でその釣りでは十分な働きをしたのに、それ以後もあまりにも不遇な扱い
を受けている。
遠征には必ず声がかかるのにいつも予備竿扱いでめったに使われる事もない。
釣り場まで連れてかれながら、使われないこの竿はかなりのストレスが溜まってると思う。
もう1本はセージの#4。本流の大きなヤマメ用に買った竿。最近では広い川での釣りが多いので5月頃には使われる頻度もかなり高い。
5月意外はあんまり使われないけど、他の竿にはないほど大物を釣っているので
彼女は彼女なりにちゃんとプライドは保たれていてそれを誇りにしてるみたい。
釣行から帰って僕が寝てしまった後、竿同士でひそひそと話し合いが始まる。
『今日はどうだった??魚かけた??』
『いいサイズでひさしぶりに曲がってきたわよ』とか
『大物はこんな引きで最高なのよ』とか竿同士で話してる横で聞き耳をたてながらパックロッドが『今日も出番なしか…』と哀愁にくれ、#3のケーンロッドが
『昔は良かったわ』と遠い目で過去の栄光を懐かしんでいる。
そんな気がして仕方がない。次回の釣行あたりでは、なんとかオービスのケーンやパックロッドの為に彼女達の活躍できそう
な釣り場を探して出かけ、日々の溜飲を下げてご機嫌をとらないといけないかなとも思う。