●アメリカン・ショートヘアの歴史

アメリカン・ショートヘアの歴史は1600年代から始まります。
最初のアメリカ大陸には野生ネコ族はいましたが、現在私たちと生活を共にするイエネコはいませんでした。
ヨーロッパからの移民が船に積み込んだ穀物や食料をネズミなどの被害から守るために多くのネコたちが乗せられてきたのです。その中で、毛が短くて模様に特徴のあるネコがアメリカン・ショートヘアの起源だといわれています。

東海岸に到着したネコたちは開拓者とともに西へ西へと広がりました。
その丈夫な骨格と優れたハンティング能力でネズミやサソリなどの被害から食料や人間を守り、また、おだやかで優しい性格が開拓者たちの心を和ませ、人間の良きパートナーとして定着していきました。
その後200年ほどの間、人々はより頑丈で健康な身体と優れた能力、そして大胆な柄と美しい被毛を持った仔猫たちを選別していきました。こうして初めはヨーロッパから連れてこられたネコたちは「アメリカン・ドメスティックキャット」としてアメリカ国内で確立されてきました。

1895年、アメリカ国内で「第一回ナショナル・キャットショー」がニューヨークのマジソンスクエアガーデンで開催され、このアメリカン・ドメスティックキャットは優秀な成績を収めたのですが、輸入ネコが増えてきたことから正式な品種名が必要となり、「ドメスティック・ショートヘア」と名付けられました。

その後もキャットショーでは優秀な成績を残し高い値段が付けられて注目を集めていきます。しかし「ドメスティック」という言葉は「国産、家庭、土着」などの幅広い意味を持つためしばしば誤解が生じました。1920年代には悪質な業者が雑種のネコまでドメスティック・ショートヘアとして販売し始めたため、一時期は人気が下がり次第にブリーダーの数も減少していきました。
そんな中で熱心なブリーダーは根気よく品種改良を重ね、カナダのブリーダーによってクラシック・タビーが固定されました。

1960年代初頭、また人気が復活してきたドメスティック・ショートヘアの愛猫家たちが「アメリカン・ショートヘア協会」を設立し、ドメスティックからアメリカン・ショートヘアへ品種名を変える運動を始めたのです。
こうして1966年に正式に「アメリカン・ショートヘア」として改名され、「スタンダード(審査基準)」が設定されました。

 

●毛色のバリエーションについて

日本ではアメショーというとおそらくクラシック・タビー(雲模様)が思い起こされると思いますが、実は公認されている毛色のバリエーションは80色もあるそうです。

その代表的な毛色をいくつかご紹介します。
【ソリッドカラー(単色)】・ブラック ・ブルー(青灰色)・クリーム ・レッド(橙色) ・ホワイト
【パーティ・カラー(複合色)】・2色 ・3色など
【タビーカラー(しま模様)】
【クラシック・タビー(雲模様)】
【マッカレル・タビー(サバしま)】

うちのミーコは、シルバークラシックタビーという品種です。
同じアメリカン・ショートヘアでも模様や毛色が違ったら分からなさそうです。迷い猫や捨て猫などの地域猫にもアメショーがいるかも知れません。

 

●クラシックタビーの特徴
日本では抜群の人気を誇るクラシックタビーの特徴をご紹介します。

1)四肢にはブレスレット状のしまがあり、
  ボディまで続いています
2)尾にリング(輪)
3)首と胸前に数本ネックレス状のしま
  (これは多いほど良しとされるらしいです)
4)額には「M字形」をした模様
5)目尻から後ろに向かって途切れない線
  (クレオパトラ・ライン)
6)頬に渦巻き模様
7)頭には数本の直線
8)肩胛骨の辺りにチョウの模様
9)背中にはチョウの模様から尾の付け根まで
  ハッキリとした3本のライン
10)脇腹にとぎれのない大きな輪(牛の目)、
  その中にハッキリとした紋
11)下腹部に2列に並んだボタン状の斑点

 

いかがでしたか? 猫ってとっても奥が深いですね。
次は絶滅してしまったニホンオオカミのことでも書こうかなー。

 

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