このページは http://www.azure-chinchillas.co.uk/pages/hand_rearing_fostering_chinchillas.php を翻訳したものです。

人工保育/乳母、交代制授乳/蘇生処置
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健康で栄養十分で、眠たそうなベビー!
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時折、メスのチンチラが大きなベビーに授乳するのに苦労したり、メス親の乳の出がとても遅くなる、という事が起きます。これはベビーが非常に空腹で絶体絶命である事を意味します。そしてもしメス親のミルクが不十分ならば、ベビー達のうち何匹かあるいは全てが飢え死にするかも知れません。

しかし、幸いな事にほとんどのメス親は並の大きさの子供たちほぼ全てを相手に大変うまくやっていきます。

幸福で栄養十分なベビー達はよくお乳を飲み、その尻尾は上向きに曲がり、お腹は満腹そうに見えます。ミルクが十分ではないベビー達はお腹がくぼんだように見え、尻尾は上向きには曲がりません。そのようなベビー達は互いにケンカをし、ミルクが欲しくてたまらなくて、必死になってケージの中を走り回るでしょう。また体重が少しも増えないでしょう。

ここに、飼い主が彼らを助ける為にできる事についていくつか提案があります。

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交代制の授乳
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これはメス親の乳が出ている場合だけの選択肢です。時に3匹またはそれ以上のベビーが産まれた時は、より大きくより強いベビーは乳を十分に飲めますが、小さいベビー達(ちび?)は勝ち目がなく大きなベビーと争って負けてしまいます。

こんな場合はベビー達を交代させるのがとても有効です。私は非常に栄養が行き届いたベビー達を外に出して
(一回に2時間まで)、弱いベビー()が邪魔されずにお乳を吸えるようにします。小さなベビー達が母親と一緒にいる順番を悩まされずに過ごしている間、大きなベビー達は横たわる為の柔らかいタオルを敷いた安全で暖かい箱の中に置きます。

このベビー達は2時間毎に順番を回す必要があります。または日中はそのようにして夜間は少なくとも2,3回順番を回す必要があります。これを2週間続けます
(小さなベビー達が母親と時間を過ごした後に大きなベビー達を戻す事を常に忘れないでください)

最初の2週間が過ぎたら夜間の交代回数を徐々に減らす事ができます。そして次の数週間
(離乳する生後約8週間になるまでの間)は毎日の交代回数を徐々に減らす事ができます。

ベビー達がケンカをしていない場合は、弱いベビー達を常にメス親と一緒にして、とても強いベビーだけを外に出すようにすることができます。ケンカが連続して起きる場合は、弱いベビー達は安全の為に強いベビー達を戻す時に外に出す必要があります。弱いベビー達を成長させる為には一日に何回かあなた自身の手で追加の人工授乳をする事が必要になるかも知れません。
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賛成論(長所)

メス親がベビー達の身繕いと世話をすべてやります。
消毒やミルクを作るための器具は不要です。
人工乳を作る必要はありません。
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反対論(短所)

それでも毎日2,3回はあなたの手で人工授乳をする必要があるかも知れません。
• この方法
(順番交代制)はメス親のお乳が出る場合にしか使えません。
• 飼い主は夜中に起きる必要があります。
• 昼間常勤で働く必要がある人には良い方法ではありません。

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死産のように見える仔の蘇生
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私も含めて多くの人たちがベビーが死産の様に見えるという、思いがけない事態に遭遇した事があります。そのベビーは呼吸をしていなくて少し体が冷え命がないように見えるかも知れません。通常は、私たちの最初の反応はその哀れなベビーを取り上げて生きている徴がないか調べます。そしてその徴が何も見つからなければ、死んだものとしてあきらめます。しかし、もしベビーがつい先程産まれたものであるなら、蘇生を試みる事ができます。ここにいくつかのコツを示します。

ベビーの体を暖かくして、呼吸と血液の循環を刺激する必要があります。
そうするための手っ取り早い手段は柔らかいタオルでベビーを包み、かなり盛んにこする事です。同時にベビーの頭をうつむかせ、出産時の液体(羊水?)が全てベビーの肺から吐き出されるのを助けます。
さらに、肺の中の液体を取り除くために(腕を真っ直ぐ伸ばして)ベビーを優しく揺り動かす事もできます。しかし、哀れなベビーを振り動かし(シェイクし)てはいけません。
もし体が冷えていたら、体温を上げる為に、何人かのブリーダーはベビーを暖かいお湯に浸す(頭からではありません)事を奨めています。
私はタオルを用いる手法の方が良いと思います。ベビーの血液の循環もできるだけ早く始める必要がありますから。
上の作業を続けてください。5分程度であきらめないでください。もし望むのなら暖かいお湯としっかりした(しかし優しい)タオル拭きを交互にやってください。
ベビーの鼻や口から息を吹き込もうとしないでください。私たちは小さなベビーに比べてずっと大きな肺と持っています。ベビーを傷つけるだけです。
最後の手段として、ベビーの鼻に数インチ離れた所から息を吹きかける事を試してもかまいません。
ブランデーを飲ませようとしないでください!!
多くのブリーダー達は死産に見えたベビー達の蘇生に成功しています。蘇生措置はいつもやってみる価値があります。
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乳母による授乳
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私は乳母(孤児であるベビーと乳母自身のベビーとの週齢差が4週間以内)による授乳をした時は100%成功しています。(しかしあなたは理想としてはできるだけ同じ週齢であることを望むでしょう)。私はいつも自身のベビーが1匹だけ(緊急の時は2匹)のメス親を用いるようにつとめています。これは乳母自身のベビー達がより小さな「孤児」のベビーを集団でいじめる事があるからです。(しかし母親が適切な乳を出しベビー達全てが似たような週齢ならば、その母親は問題なく3匹のベビーを育てる事ができるはずです)

私は乳母自身のベビー
()を取り出して小さな箱に入れ、次いで「孤児()」を入れて一緒にします。この状態で1時間ないし2時間そのままにして、彼らの臭いを混ぜます。これを助ける為に汚れた床材を一緒に入れても構いません。

しばらくしたら、孤児
()を先に乳母と一緒にして、できるだけ邪魔されずに落ち着いてその乳母とくっつく事ができるようにしてあげます。

すべて
OKに見えたなら、次いで乳母自身のベビー()を戻します。全てを良く観察しベビー達が過度に争っていない事を確かめます(最初の頃に少し走り回ったりするのは正常です)

乳母のミルクは余分なベビー
()に対応するという要求に応じて増えるはずです。しかしこれには恐らく1日ないし2日かかるでしょう。よってミルクの供給が追いつくまで授乳を交代制にするか補足の餌を与える事も必要になるかもしれません。

一言注意しておきますが、乳母に奇跡を期待してはいけません。また彼女に
(自分のベビーを含めて)3匹を越えるベビーを育てる事を期待してはいけません。

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人工授乳
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私は現在までエバミルク(無糖練乳)の人工乳で多くのベビー達の人工授乳を成功させてきました。たとえチンチラ達が乳糖不耐症であっても。しかしながら、もしあなたが問題に遭遇した(ベビー達がお腹をこわしたような)場合、無糖練乳の代りに小猫用のミルクを試してください。

以下は私の手法です。他のチンチラ飼いの人たちは同じような働きをする別の手法を持っているかも知れませんが。
処方:

無糖練乳 1
沸騰させた後冷ました水 2
グルコース ひとつまみ
• Abidecビタミン1滴(※訳注:Abidecビタミンは英国で売られている人間の乳幼児用のビタミン剤)
オプション:健康な腸フローラを維持する為に必要ならプロバイオティクスを少々人工乳に加えてもかまいません)


注意:いくつかのウェブサイトでコンデンスミルク
(加糖練乳)を使う事を奨めているのが見受けられます!!! これは完全に間違っています。無糖練乳だけを使うべきです!!!

私は無菌状態で密封したタッパー容器に入れた無糖練乳を冷蔵庫で保管しています。この方法だと3日間新鮮な状態を保てます。私は授乳の度にいつも新しく人工乳を作ります(ベビー達はその方を好むようです)。そして決して他の授乳のために暖め直しはしません。またあなたが人間の赤ちゃんのためにするように、それぞれの授乳と授乳の間でミルトン液(説明書の指示に従って)を使って全ての器具、容器、ピペットを殺菌します。全てを徹底的に殺菌している事を確認してください。ミルクはバクテリアにとって格好の培養地になります。
(※訳注:ミルトン液は消毒液の一種で、哺乳瓶の消毒に用いられています)

もしあなたのチンチラのベビーが下痢になる場合は、毎回の授乳の前に小児用のカオリンを数滴与える事ができます。これは通常、すぐに効きます。またはベビー達のお腹が正常に戻るまでミルクを少し薄めてみる事もできます。もし全て失敗した時は代りに小猫用のミルクを試す必要があるかも知れません。下痢はベビー達を非常に早く脱水状態にする可能性があります。これでベビー達は具合悪く感じるのでどんな液体でも飲みたがるようになります。これは事態を悪くします。一種の「絶体絶命」の状況です。ですからあなたはどんな下痢でも迅速に解決する必要があります(言い換えると、できるなら6時間以内に)

もしミルクが冷た過ぎてベビー達が腹痛を起こすかも知れないと感じた場合、授乳の時に人工乳を血液の温度まで上げてください。私はこれを、わずかに暖める為の温水を入れたボウルの中に人工乳の容器を立てる事で行っています。私はまた「実質」湿らせた脱脂綿の玉を使って毎回ベビー達に授乳しています。

一週間後に私はベビー達が固い餌を食べられるようにします
(もしベビー達が食べようとするのなら)。2週齢でベビー達が母親の給水器から水を「味わっている」のに気付きました。ですからあなたは少なくともこの週齢で孤児達に給水器を示してもかまいません。たとえ無視されるとしても。

あなた自身は落ち着ける場所に座り、手にするのが必要なすべての物を手近に置くようにしてください。あなたがリラックスしていれば、ベビー達はそれを感じさらにミルクを飲むようになります。ベビー達が喜んで飲もうとする分だけたくさんミルクを与えてください。ベビー達がピペットをよそへ押しやり始めたら、やめてください。十分に飲んだ証です。

ベビー達の鼻にミルクを入れるのは絶対に避けてください。ベビーが鼻からミルクの泡を吹いた場合
(ミルクをいくらか気管に吸い込んだ事を意味します)は、あなたがミルクを早く飲ませ過ぎたのかも知れません。もしそうなったら、飲ませるのをやめてください。鼻からミルクを拭き取ってベビー達を「ホーム」に返し、再度与えようとする前に回復のため半時間おいてください。

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最初の2週間: 2時間ごとに授乳が必要です。
2〜4週: 3〜4時間ごと(ベビー達が欲しがる度合いと体重の増え方に応じて)
4〜6週: 4〜6時間ごと(夜中の授乳をやめ始めても構いません)
6〜8週:6時間ごと(一日に4回)。離乳を始めるために徐々に人工乳を水で薄めていく事を始めて構いません。

8週までには:ベビー達は今や実質的に離乳しているはずですが、しかし彼らがなおも1日1回か2回の授乳を望むなら10週齢になるまでは続けても構いません。

私は通常は8から10週で離乳させようとします。しかし通常は彼ら自身がいつ離乳するかを決めます!
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あなたのために - あなたに必要な物は:
大音量の目覚まし時計 1個
赤い雄牛印の栄養飲料(Red Bull energy drink)の缶 無制限
聖人と同等の忍耐力
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人工保育したベビーでも健康で活発な大人になる事ができます。
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さらなる読み物

もう一つの人工授乳のやり方については以下を参照してください!!!
http://www.davidson-chinchillas.co.uk/pages/hand_rearing___alternative_approach.php

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眠っているチンチラの写真 (c) Dan Whetton
記事とその他の内容 (c) Debbie Cave