も30歳を過ぎ机にしがみついた仕事をしていると、目も悪くなり、アルコールを含んだお腹は膨れあがる一方である。人により程度の差こそあれ、しかし僕の場合は顕著にそれが出た。
 今年の健康診断。忘れもしない10月18日。体重が70sをオーバーした。
 高校生の頃は大体58sくらい。割るとだいたい1年で1s太って行った勘定になる。
 「ここで諦めるか、諦めないかが勝負の分かれ道ではないのか!?」
 何の勝負か解らないが、とにかく瞬間そう感じた。

 を同じくして、と言うか、SR(僕の所有しているオートバイです)をオーバーホールしてから常日頃、SRを通勤に使うのはあまりにもSRに、ひいては家計に良くないのではないか?という風に思っていた。大体通勤距離は往復約30q。SRはリッター約20q走る。おまけにウチのSRはハイオクを食っている。つまり毎日ただ、「通勤」という名目でハイオクガソリンを1.5リットルまき散らし、おまけにSRは無駄に消耗していく。
 これはいけない。
 そんなとき、妻となにげに立ち寄った無印良品のショップ。そこにはギア付きのスポーツバイク風の自転車があった。
 瞬間にひらめいた。
 「片道15qくらいなら、自転車で通勤出来るんじゃ?」
 しかも、僕は高校時代前半、ブリジストンのレイダックという自転車に乗っていた時期があった。その経験から、そんな無理な事ではないと直感した。
 無印良品の自転車は2万円くらいだった。
 即座に妻に今ひらめいたことを話し、「自転車を買おう」と提案した。
 しかし、答えはノーだった。「実際通えるかどうか保証がない」と。

 こで、僕は友達からマウンテンバイクを借りて、一週間自転車で通勤してみる事にした。
 多少疲れはしたし、夜寝るのも早くなったけど、片道15qの通勤実験結果は、
 「楽勝!」
 だったのである。
 そしてその間、僕はこつこつと自転車の事について調べてみた。そして、やっぱり、15qの通勤には、今借りているようなブロックパターンタイヤのマウンテンバイクなどではなく、昔乗っていたレイダックのような自転車の方が向いている事。そして何より、調べれば調べるほど、無印良品の自転車や、ホームセンターで売っている自転車では我慢が出来なくなってしまった。

 こへ来て、今回の健康診断の結果。正確には結果はまだ来ていないが、カルテに載った僕の体重。
 妻も渋々自転車購入に同意した。
 妻にしてみれば、僕が無印良品の店で自転車を買おうと言ったときに素直に自転車を買っておけば、大した出費にならずにすんだだろうに、自転車熱が上がってしまった僕には、もう、無印良品の自転車では、役不足になってしまったのだ。

 さて、もの凄く不純な動機から始まるであろう、僕の自転車生活。
 そこから逃げない為にも、ウェブ上で公開してしまおう、と言うわけで、このウェブを見ている皆さんが、これからの僕の自転車ライフの証人となるのだ。自分でもこれから一体どうなるのか、さっぱり解らない。自転車についてはずぶの素人である。これからコツコツと皆に教わりながらやっていきたいと思いますので。暖かく見守ってやって下さい。
 よろしくお願いします。

2004年11月2日


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