SEND BACK 特別企画
「1982年の川崎駅」その3


16,川崎駅舎南側より京急線ガード八丁畷寄りを望む

今度は川崎市営バスの登場です。
市営バスは主に駅前の京急川崎側のターミナルから発着していました。右手にはタクシー乗り場が見え、八丁畷側のターミナルとは分かれていたことが判ります。右奥に見えるのが川崎日航ホテルです。
中央のバスは現在と塗色が異なりますが、川崎市営バスの旧カラーです。現行のカラーは1972年に登場したようですが、以降は現行カラーと旧カラーが平行して投入されていたようです。


17,京急線ガード京急川崎駅側より川崎駅舎を望む

先ほどの車両を逆に捕らえたところです。
後面の方向幕が確認できますが、川崎市営と書かれており使用されていないのがわかります。当時は何処の事業者でも方向幕の故障が多く、このように使用されなかったことも多々あったようです。
三菱の旧型車に関しては疎いのですが、上の写真の車番でH2359と確認できるのと、ルーバー形状から察するに三菱のMR系列であると推測します。先ほどの京浜急行B800Kと比較してルーバー面積が大きいのが特徴です。


18,川崎駅舎南側より京急線ガード京急川崎寄りを望む

川崎駅南側よりバスターミナルを望んだところです。左背後には岡田屋モアーズが見えます。岡田屋モアーズは昭和55年に開店していますので、撮影時は2年目を迎えていたことになります。
ご覧のとおり登場しているバスは何れも川崎市営バスで、右側より上平間営業所のH1491号車(いすゞK-CJM500 川崎重工製ボディ 1981年式と推定)、H2518号車(三菱K-MP118K 1982年式と推定)、H1472号車(いすゞK-CJM500 富士重工製ボディ 1981年式と推定)です。
両サイドのバスが同一形式ながら、ボディ形状が異なっているのに気づきます。この頃の市営バスは、臨港バスと同じくいすゞ製のシャーシには川崎重工製のボディを架装するものと、富士重工製のボディを架装するものがあったようです。


19,京急線ガード京急川崎駅側より川崎駅舎を望む

17,の写真より南方向にに向いたところです。現在では正面背後にリバークが見える位置です。 正面のバスは塩浜営業所のS2493号車(三菱K-MP118K 1980年式と推定)です。方向幕に着目してみると、臨港バスとは異なり川崎市営バスでは前面の方向幕は長らく横長の一枚物の幕を採用していたようです。
背後に見える東急バスは車番が確認できないのですが日吉営業所の車両と思われます(いすゞBU04 1978年式と推定)。当時は川54系統なる路線がありまして、川崎から南武沿線道路、平間駅前、尻手黒川線を経由して日吉まで至る路線でした。


20,川崎駅舎南側より京急線ガード京急川崎寄りを望む

18,の写真の左側後方のポールに接近したところです。
正面のバスは上平間営業所のH2502号車(三菱K-MP118K 1981年式と推定)です。バスの屋根に注目すると後方に機器が搭載されているのに気が付きます。川崎市営バスでも1980年ごろから冷房付きの新製車を投入していたようです。
背後に見えるバスは臨港バス塩浜営業所の車両で1974年式のいすゞBUと推測されます。


21,京急線ガード京急川崎駅側より日航ホテル側を望む

川崎日航ホテルを正面に見たところです。右側後方に建設中のビルは日本IBMの川崎事業所と思われます。後にこのビルの前方に日航ホテルが移転し、ルフロンが建設されることになります。
左側には無数の自転車が見えますが、ここもバス乗り場です。停車中のバスの左側にはポールが確認できます。もっとも後方の部分は降車所として利用されていたようです。
正面に見えるバスは18の写真でも登場したH2518号車(三菱K-MP118K 1982年式と推定)です。右側に停車中のバスとリア部分を見比べてみると冷房用の機器が屋上に配置されているのが目立ちます。このことからもH2518号車が冷房車として初期に投入された車両だったことが伺えます。


22,川崎駅南側より日航ホテル側を望む

今度は東急バスの登場です。東急バスは主に京急川崎よりのバスターミナルから発着していました。
先ほど川54系統の話題が出てきましたが、この他に反01系統(五反田〜川崎)や川31系統(川崎〜溝の口操車所)、川32(川崎〜川崎営業所)の路線があり、これらの経路は現在とあまり大きく変わっていないようです。
写真のバスは荏原営業所のE55号車(いすゞBU04 1974年式と推定)です。前面の幕は系統番号幕と方向幕と装備しているように見えますが、同世代より以前に投入された東急バスの系統番号幕には経由地などを表示するのが一般的で、系統番号はサボにて表示するのが一般的だったようです。


23,川崎駅南側より日航ホテル側を望む

上の写真は反01系統の乗り場でしたが、ひとつ奥の隣は川31系統と川32系統の乗り場となっていました。
写真の車両は川崎営業所のKA331号車(日産ディーゼルK-U31K 1981年式と推定)です。この頃から東急バスでも臨港バスと同様に大型方向幕が採用され始めました。系統番号も大型方向幕に表示されるようになり、先ほど話題になりました系統番号のサボも新製車では見られなくなったようです。


24,川崎駅南側より日航ホテル側を望む

これは22,の写真と同一の乗り場です。
中央の車両は荏原営業所のE306(いすゞK-CJM470 1981年式と推定)です。22の車両と比較すると大型方向幕やパノラミックな前面窓の採用など、数年の差による仕様の差異を見ることが出来ます。


前のページへ戻る

ホームページへ戻る