| 「Ski Mapple全国版」の話 |
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「Ski Mapple」というガイドブックをご存知だろうか。 スキーが趣味である。と言い切れる人ならば、一度くらいは見たことがあるのではないでしょうか。 しのんの愛読書といえば、なんといってもこの、「Ski Mapple 全国版 98'」昭文社刊に他ならない。スキー場ガイドブックは、いくつかの出版社さんから出されているが、しのんにとっては、この本が「スキー場バイブル」と化しているのである。 はじめて「Ski Mapple」を購入したのは、1997年1月の事。 その直前に行った初スキーのキロロでえらい目に遭い、コースマップの重要性を痛感していたところ、職場の先輩が「Ski Mapple 全国版 95'」という本を持っていたので、同じようなものが欲しいなあと思い、本屋へと向かったのだ。 まず、全国版・各地方版と分かれていたのだが、何処に行くかは未知数なので全国版を買おう。という事になった。幾つかの出版社の本を見比べると、スキー場へのアクセス情報を重視したもので、東京から何キロで何時間でいけるか。がわかり易いものもあったが、自分で車を運転していくという発想自体が無かったため、それには魅力を感じず。(スキー場がほとんど簡単なイラストパースだったのもそそらず。)空撮マップ&等高線の入った正確な地形図が大きく掲載されている、「Ski Mapple 全国版 97'」のとりこになってしまった。さすが地図会社!と思わせた。 しかし、その年のアルツ・猪苗代リゾートで活用するも、その次に訪れたニセコの客室に置き忘れてしまった。 宿泊先に連絡をするも、その本が出てくる事はなかった。 1997年12月初め。待ちに待った「Ski Mapple 全国版 98'」を購入。毎日毎日ページをめくっては、スキー場に思いをはせ、昨シーズンだめだったコース及び、滑れたコースのスペックを確認した。それは、夏場でも続き、私にとっては通年楽しめる本として、いつも手元に置いているほどだ。 また、広告が無いのもいい。裏表紙に4WD車の広告がある以外は、すべてが本文だ。ゆえに、ぼろくそに言わないように注意して編集されてはいるものの、辛口な意見もぼこぼこと記載されているのだ。(特に、加山キャプテンコーストについての記述はインパクト大だ。(著作権の問題があるので、転載できないが、お手元にMappleがある方はお分かりいただけるだろう)) 同縮尺のスキー場比較などもあり、本当に為になる。なかでも一番好きなのは、等高線地図に書かれたスキー場平面図だ。初・中・上と色分けされ、距離・最大斜度・平均斜度・実走コメントが見開きにまとめられている。読んでいてよだれがたれそうな一冊である。 ところで、今でも私のバイブルは、98年版である。全国版は、はっきり言ってお値段が張る。そのため、99年版は、購入せず、2〜3年に1冊位でと考えていたのだ。それから数年後の冬、いくら探しても、「Ski Mapple 全国版」にお目にかかることはなかった。地方版は見かけたのだが、私が欲しいのは全国版。ネットで昭文社さんのサイトの新刊情報を見るも、全国版発売の記録はなかった。 探して2年目の冬。駅前の大型書店で、電子地図のデモをしている、昭文社の社員の方と遭遇する。 これほどのチャンスは無いと思い、意を決して話しかけた。大変気に入っている、「Ski Mapple 全国版」を探している事を・・・・。 すると彼の顔は、大変申し訳ないという表情に変わり、「返本率の高さゆえの廃刊」(それも2〜3年前に)を告げた。衝撃的な瞬間だった。最近では8割程が返本だったという。インターネットの普及により、本を買わずとも、リアルタイムのスキー場情報が手に入るようになり、また、北海道地区などは、ツアーで行く人の割合が高いので、交通ルート等の付加情報が必要なくなったのが主な理由でしょう。との事。関東・甲信・東北などの各地域版は健在だが、北海道版は、北海道の観光用ガイドブックの一部として掲載されているのみという。図も小さく印刷されていてがっかり。 こうして、「Ski Mapple 全国版 98'」は、捨てられない永遠の一冊として、我が家にとどまる事となった。スキー場公式サイトからは、リアルタイムという点で劣るが、細部まで調べ上げられた数値データという点ではまっぷるが優っていると思う。たとえそれが、数年前のデータでも・・・・ 最近困っている事がある。 それは、スキー場の名称変更が意外と多い事と、ボードの可否情報は、98年が過渡期真っ只中であったため、役に立たなくなっている事だ。 それから、リフトの架け替えもある。かぐらみつまたでは、ドラゴンドラもさることながら、コースが新しく造成されていた。焼額山では、パノラマインコースが、中級表示だったのが、一部改良を加えられ、初級者でも利用できるようになった。アルツ磐梯は、当時出来たてでデータが少なく、大きなスキー場であるにも関わらず空撮マップのみで、等高線平面図が無い。ここもがっかりな点だ。 さて、話はかわるが、「Apple Ski Club」の名前は、Mapple≠Appleから勝手に頂いたものだ。まっぷるリングという地図の表紙に、でかでかとリンゴの絵が描かれているのをご存知の方も多いでしょう・・ (昭文社さんに直接お聞きした事は無いが、MAPとAPPLEを組み合わせた造語だとおもう。) まあ、そんないろいろな訳で、、「Ski Mapple 全国版」の最新版復刻を熱く願っているしのんである。 ハードカバーでは無いので、最近表紙もくたびれてよれよれだす。 |