さちいはやっぱりコブが好き

●1997.3.8 水上宝台樹スキー場
●モリキさん・カサハラさん等「北◎◎◎事務所」の皆さん。ミカサン・さちい・ゆあさ坊・しのん

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 ニセコに行った後、スキーの予定もなくなってしまったしのんは、それでもまた今年中にスキーに行きたくて仕方が無かった。そんなことから、さちいのお友達のスキーヤー、モリキさんを紹介してもらって、わいわいスキーに行く事になった。
 金曜日の仕事が終わった後、inageの事務所に総勢4台の車で、迎えにきてくださった。そのうち2台には無線が積んであると言う。
1[無線あり]2[無線無し]3[無線無し]4[無線あり]
と、いう順番に並んで、夕方のうちに出発。(当時はポケベルの時代だった)
途中、夕食をとりながら、深夜12時ごろ、スキー場の駐車場に到着した。駐車場は、レストハウス宝台樹がある側のベースのなかでも中心部の方を利用した。それから、一番大きな車の車内にあつまって、ちょっぴりお酒を飲み、それから就寝となった。風のない中で、ずっとエンジンをつけっぱなしにして暖房を使用すると、排ガス中毒になる恐れがあると言う事で、ときどき暖房を入れたり、切ったりしながら、あまり眠れなかったが、ぼんやりと夜を過ごした。(あいどりんぐすとっぷっっっ)


3/8
 朝。さむーい脱衣所で着替えてゲレンデへ。
 モリキさんによると、水上宝台樹に初めて来た時の雪質がすごく良くて、お勧めのスキー場だという事だったが、今日はもう、3月の暖かい日差しがさんさんと降り注いでいて、雪質は「とけとけのざらめ」であった。(カップアイスのかき氷を食べている途中にトケトケになってきたあの感じだよ。)
このスキー場は、ベース部分を超緩斜面が2本あって、そこに滑り込むいくつものチャレンジングなコースがある構成であった。まぁ、ハッキリ言ってしのんの滑れる所はほとんどないと言っていいスキー場だ。しかし、全体的に明るい雰囲気であったため、当時はあまり感じていなかった。(後に、ウルトラマンブラック氏(ヤマシタさん)に、「おめー何しに水上宝台樹に行ったんだ?おんめーのすべっとこ、ほとんどねーべや。」と言われた)
まずは、足慣らしで「第2連絡コース(5°/5° 600m)」を滑る。本当に平で、太くなったり細くなったりしながら、 一番標高の低い、レストハウス白樺の方に向かって滑って行った。スキーマップルには載っていないが、すごくこじんまりした小さなログハウスのレストハウスがあった。(名前は失念してしまいました。)
さて、レストハウス白樺に到着すると、そこからは第一ペアリフト(530m)が架かっていて、少々コブぎみの白樺ゲレンデ(20°/32° 580m)が広がっていた。すり鉢状のそれは、ちょっと自分には厳しそうであったが、リフト終点からは、第一連絡コース(7°/12° 340m)という選択もあるとの事だったので、皆と共にリフトに乗った。
最初はやはり、第一連絡コースということになって、次々と細めのコースを皆が滑り降りて行ったが、中でも目を引いたのは、モリキさんの「体育座りすべり」であった。スキーブーツを履いているにも関わらず、完全に板の上に体育座りになってしゅわわ〜っと、モリキさんが滑って行く。あれではたして操作が出来るのだろうかと言う私の心配をよそに、立ったり座ったりしながら滑って行ってしまった。
 私はと言うと、初めて滑るコースは、どこで急な場面に出会うかびくびくしているため、そろりそろりとすべっていったが、このコースに関しては、そんな事も無く、無事に第二連絡コースに戻ってくる事が出来た。それから、もう一度第一ペアリフトに乗って、今度は白樺ゲレンデを降りる事になった。しかし、「ザラメ・コブぎみ・最大斜度32°」のそれは、またもや私の前に大きく立ちはだかる事となった。
 まず、リフトをおりてすぐはそんなに急でもないため、得意の「大ボーゲン」を使い、ずるずると、止まっているのか動いているのか分からない様なスピードで降りてみた。事務所のお兄さん方は、上手な人ばかりだったのでしゅわっと滑って行った。リーダー的存在のモリキさんが、後から心配そうに付いてきてくれていた。・・そびえ立つがりがりのコブこぶコブ・・おなじくボーゲンなのに滑りっぷりの良いさちいは「こっちのコブがおもしろそう」などどいつもの様にチャレンジャーな事を言って、かりかりのコブに向かって滑り出した。ゆあさ坊も、コブには挑まないにしても、そつなくゆっくりと下って行った。ミカサンは、パワフルなスピードでじゅわわ〜っと行った。それでも私は滑り出すことが出来なかった。斜滑降の姿勢のまま、立ちすくみ、座り込んだまま、おしりで5m くらい滑り降りた。そしてまた、たちあがって・・モリキさんが上から指示をしてはくれるのだが、「怖い」気持ちが大きく、ここで転んだら、このざらつるの斜面を、下まで止まらないんじゃないかと想像が膨らんでしまい、皆が何週か同じコースを滑っている間に、1回、ほぼ半分はしりで滑ったのでは、という状態でなんとかふもとまでたどり着いた。
 その様子から、白樺ゲレンデは無理。と、判決が下され、再び第一連絡コースを利用した後、レストハウス宝台樹までもどり、ファミリーゲレンデ(8°/10° 1110m)を第6ペア(872m)を利用して滑ることになった。ファミリーゲレンデは、このスキー場の中心に位置しており、沢山のチャレンジングなコースの終点と合流するため、しのんはファミリーを滑ってばかりいても、他の人がイーグルコース(25°/40° 500m)や、ダウンヒルコース(24°/32° 750m)に挑戦しに行っても、必ず滑り込んでくるので、それぞれレベルにあったコースを楽しんだり、ファミリーで休憩したりしていた。
 昼になってきて、雪はますます融けてゆき、重くなり、斜度の割には板の操作が大変になってきた頃、第二連絡コースの途中のログハウスで昼食を取ることになった。
 すわったのはボードをやっているカサハラさんの隣だった。二人でテーブルに置いてあるタバスコやソースを持って、変な宣伝風の写真を撮ったりした。おいしいパスタを楽しんだ。店内のディスプレーには、木製の年代物のスキー板が飾ってあった。塗装は施されて無く、木目がそのまま。そして、ビィンディングは、太い針金で出来ていた。昔はこのような道具で楽しんだのかぁ。と、想像を巡らせたりした。
ファミリーゲレンデ上部(8°/10°)にて。
ここから緩やかな斜面が1km以上続いている。
奥から、ミカサン・しのん・水色のさちい・ゆあさ坊

 昼食が済んだ後は、しのんはまたファミリーや、第八ゲレンデ(7°/11° 1050m)を中心に楽しんだ。とくにさちいは、何度も私と第八ゲレンデを付き合ってくれた。
 やがて4時近くになり。最後にファミリーのさらに上の中級コース、第10コース(11°/21° 1060m)から、一気に滑り降りて終わろうということになったのだが、午前中の白樺ゲレンデでの醜態が効いていて、皆口々に、来なくて良い。と私に言い含めた。私はファミリーで2本滑るから。途中で遭いましょうと約束をして、ちょっと孤独になりつつも、最後の滑りを楽しんだ。
 そして合流・・しかし、滑り降りてきた皆々から言われた言葉は、「上の方、かりかりだったよ〜。しのんちゃん来なくて良かったよ〜」であった。しくしく。いつか上手くなって、皆から置いてけぼりにされない様になるんだいっ」と、硬く誓った一日であった。
 帰りは、日帰り温泉に立ち寄り、ほかほかになって帰ってくることが出来た。ほぼモリキさんがお膳立てしてくださって、お昼もおいしかったし、たちより湯も格別だった。
 しかし、着いたのは12時過ぎ。若かったから出来たのかな。
 それから、また同じメンバーで行くことになった。また日帰りだぜ。

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