猫さんざん

●2000.2.?(2泊) 裏磐梯猫魔スキー場  裏磐梯猫魔ホテル泊
●まさおさま・しのん

初日
 まず出発からつまずいた。うちの当時の愛車(マーク4WD)に取り付けてあるスキーのキャリアの調子が思わしくなく、何度板をのせようとしても鍵が閉まらないので、板を置いて行くことになった。トランクに、しのんのブーツとストック、その他荷物を乗せて(まさおさまはボード・トランクに入る・・)、30分遅れで出発した。AM4:30頃。
 本当は、グランデコに泊まってみたかったのだが、土日は既に一杯とのことで、隣のスキー場の猫魔を選んだのだが、このホテルとスキー場、隣接していないという。スキーin・outにこだわるしのんにとっては、納得がいかない所があった。
 ホテルに到着し、更衣室で着替えて、荷物をクロークに預け、ホテル/スキー場・連絡バスに乗ってスキー場へ。初めてレンタルコーナーへ向かう。
 すると、なんと身分証がなければレンタル出来ないと書いてあって、がっくり(ていうか、身分証が必要なのって当然だよね。)。保険証はホテルに置いてきてしまった。ブーたれたまま、再びバスに乗ってホテルへ帰り、保険証を持ってきて、レンタルコーナーへ。とても混雑していたが、10分ぐらいで自分の番に・・
「一番短い板お願いします。」
と、告げると、160cmのカービングしか残っていないという。私は当時154cmのノーマル板を使用していたので、「え゛」と思ったが、それしか無いなら仕方が無い(カービングは、履いてみたかったから良いのだけれど、長いのは困る。)。ロシニョールの新しい板を借りる。また、なんとストックは別料金だと言う。セットだと思っていたしのんはびっくりしたが、またホテルに帰って車のトランクからストックを出すのはもう嫌だったので、しぶしぶとストックも借りた。
 レンタル板のビンディングのメモリは6になっていた。これもしのんは気に入らなかった。しのんの普段のビンディング値は、2.75である。6では転んでも板が外れず、危ないと思い、係の人に頼んで、3に下げてもらい、自分のブーツにセットしてもらった。(3以下は、メモリが無い。自分の板もそうだけど、メモリ以下にセットされているのだ。)
 そうしてやっとリフト券を購入し(5時間券/自動改札式のやつ)て、板を履くと、右足だけが、履いてもぐらぐらして閉まらない。左足は大丈夫なのに・・・、再びレンタルコーナーに行って、ビンディングの調整を頼むと、
「ビンディング値が低すぎるのが悪い」
と、言い出した。あんだって、だって左足は大丈夫じゃないかっ。値が6だと、履くのも外すのも私の力じゃ大変なんだよっ。ブーツにきちっと合わせてくれてないだけだろっ。と、心の中でだけ叫んだが、ビンディング値を6に戻されてしまった。
 ほうほうのていでゲレンデへ、1997年に行ったアルツを彷佛とさせる位混んでいた。「丸山クワッド(HQ 800m)」は、もの凄い人で溢れていた。まさおさまとともに並ぶ。20分ぐらい並んだ。そして改札をくぐる。ここでやっと一つ、良い事があった。リフト券を購入したのは40分位前なのだが、初めて改札をくぐった時から5時間が計算される仕組みになっていたのだ。猫魔に来て、はじめて嬉しい出来事だった。
 それから、猫魔は中・上級者に大変人気の高いスキー場で、いつもにぎわっていると噂には聞いていたが、本当だった。どのリフトも込み合っていて、しかも、滑り出しても、気持ち良くと言うよりは、人を避けながら(または避けられながら)滑るかんじで、動くポールを皆で避けあっているといえる。また、規模はそんなに大きくないが、上級者がそそるコブ斜面や、急斜面を効率良く滑れるスキー場なのである。逆に言うと、しのんみたいなのが行っても、あんまり滑る所の無いスキー場と言う事になる。
 さらにレンタルの板で、いつもより寸法も長く、初めてのカービングということで、なんだか板に乗せられているだけみたいになって、自分で操作しているという感覚をつかむまでに時間がかかった。 
 でも、ゆきはぱふぱふのパウダーがざんざん降り積もっていった。あんまり降るのと、混んでいるので、緩斜面でも斜面がうねって荒れてきたが、ころんでも痛くないゾーンだった。
 さて、1本目のファミーユゲレンデ(7°/12° 900m 初級表示)を滑る。あっという間にリフト乗り場に到着してしまった。雄国第2ロマンス(W 716m)や、雄国第1B線ロマンス(W 693m)にも乗車し、どのピークにも立てずに、下部のいろいろな初級コースを楽しんでいたが、最初に利用した「丸山クワッド」が、シングルレーン(4人とか6人乗りのクワッドやゴンドラが混んでいる時に、グループ乗車の人たちの定員割れをうめる為に一人ずつ乗っても構わない人の並ぶ列の事。待ち時間がグループ乗車より格段に短い。)をもうけていたので、まさおさまとのラブラブ(ウソ)乗車をあきらめ、シングルレーンに並んで、ぐるぐるぐるぐると同じコース・同じリフトを使って滑りまくった。それでもリフト券の元が取れた感じはしなかった。5時間、休みなく並んだ。(滑ったとは言いがたし・・)

ホテル廊下より、スキー場を臨む。      やたら広い客室(風呂・トイレが別についてて自宅より大きかった)

 ホテルに戻ってチェックインを済ませ、お部屋へ・・。こちらは、予約の時、「高い部屋」しか売れ残っていなかったため、やむなく「デラックスツイン」にしてしまったため、自分の家(2dK/「2デケ」と読む。ダイニングキッチンなんか無いぞーっ狭いぞー。という意味。)より広かった。「ひろーい。ひろーい。らんらんらん。」と、部屋の中ではしゃいでしまった。
 また、よけいな事かも知れないが、バブル真っ盛りの時に建てたらしく、豪華なロビーが建物内に2か所あるのだが、1か所は現在使われていない状態になっていた。なんか、シャッター商店街みたいで、物悲しい雰囲気が漂うのよね。こういうの。でも、今後同じ状態の場面にべつのスキー場でも、何度か出くわす事になるのだ。

2日目
 昨日の教訓を生かして、シングルレーンを利用してぐるぐるすべった。しかし、前回の高畑の時の様に、中級コースに挑戦する気にはなれなかった。ボーダーも解禁だし、人人人で溢れかえったコース。そしてその為にコースは荒れて上部はコブだらけになっていた。それでもカービングを試し履き出来た事は、良い経験になった。
 よるは疲れて、テレビで「風の谷のナウシカ」のロードショーをやっていたが、最後まで見れずに眠ってしまった。しかし、何か悪いものでも食べたのか・・2時頃お腹が痛くて目が覚めてげろげろげーと吐いてしまった。しくしく。


3日目
 滑らずに、チェックアウトして帰路についた。運転手一人なので、早く帰って明日の仕事に備えよう。


1 やっぱりどんなに安物の板でも特殊なビンディング値のしのんは、履き慣れた板に限る。
2 混んでいるというデータのあるスキー場は、もうやだ。
3 スキー場とホテルは近くないとやだ。

 猫魔は決して悪いスキー場ではないと思う。良くなければ、混む事も無い。人々を引き付ける斜面があるから、猫魔に人が集まってくるのだろう。ただ・・・しのんと相性が良くなかっただけだ。(と、思う。)
 もっとレベルアップしてから、平日に訪れたいスキー場である。
 


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