| エセパラレラーの誕生!! |
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●2002.3.1〜3 野沢温泉スキー場 ペンション モン・ルポ泊 ●あおい・かよ吉・きよみづ・れーでこ・しのん 毎年、誰かが来れない、誰かが遅れる。そんなメンバーの春スキー。 memo 1.菅平(かよ吉さん風邪に倒れキャンセル) 2.菅平(あおいさん夜行の都合がつかなくなり、朝、彼氏と車で現る) そして、今回の野沢温泉は、きよみづ様が直前に体調を崩して夜行バスに乗れず、朝、電車とバスを乗り継いで夕方やってきた。 3/1 しのんは、パラレルをみんなに見てもらいたかったが、まだ「前回のスキーでスクール入ってね・・・」等と言ってなかった。 早朝、4人は、バス停から徒歩5分と言われていた道のりを、ごろごろとスキー道具を引きずりながら登坂を行く。良い準備運動だ。宿は、野沢の中心街からはずれてはいるが、柄沢ゲレンデのリフト乗り場まで、徒歩2〜3分というアクセスの良さである。 宿は玄関こそ開いていたが、中はまだ真っ暗で、人の気配がない。どうやら昨晩から泊まっている客はいないようだ。呼び鈴を鳴らしても、カウンターの電話を使っても、一向に人が出てくる様子はない。こっそりと2Fにあがってみたが、そこもただ静けさが広がるばかり。仕方なく、携帯から、この宿の問合せ先となっている番号に電話すると、2Fより上の屋根裏部屋から、寝巻きにガウンを羽織った女性がのそのそと出てきた。そのあまりにものんびりとした姿に、あっけにとられてしまった。これがちゃんとしたホテルなら、早くしてください!と一言いいたくなるのだが、今回のそれはまるで、「親戚のおばちゃんの家に遊びに来た」様な錯覚におちいってしまった。 さて、一通りクーポンを渡し、アーリーチェックインする。1人遅れてくる旨を伝えると、アーリーの料金は4人分で良いという。 部屋は2Fで、コタツがあり、部屋の半分は、巨大2段ベットと言うべきか、奥行きのありすぎる押入れというべきか、狭い部屋に大勢泊まれるように設計された、安スキー宿にありがちなタイプ。 わくわくしながら梯子をのぼるしのんと、後光のさしているでこねえ。わくわくしながら上の段に上るとそこも畳で、3畳分、6人部屋のようだった。また、部屋のテレビからは、野沢の4ゲレンデのライブカメラの映像を見ることが出来た。(インターネットの野沢のサイトのライブカメラと同じ映像)まだ薄暗く、霧が立ち込めているようで、灰色の画面にうっすらとリフトの支柱が見えた。 それではゲレンデへ。 まだきよみづ様到着前。初日の4人。夜行バスでへろへろだ。柄沢では滑らずに、リフトを乗り継ぎ、ゴンドラへと向かう。毎年の事だが、このメンバーのスキーだとしのんが先頭だ。普段は人の後を必死で追い掛けているのに、立場がかわる。初めてのスキー場で、マップと何度も照らし合わせながら進むが、責任重大だ。昨年、変な非圧接ゾーンに迷い込んだ事もあり、慎重にすすむ。 マップルによると、シャンツェ(ジャンプ台)の下をくぐりながら、長坂ゲレンデに入れることになっていたのだが、そこにシャンツェはなく、取り壊されてしまった?様だった。 (2003/11/17 野沢好き様より、「意外に細いので、ただの屋根の様に感じる事もありますがコース左端(崖側)を滑るとシャンツェの後半や採点小屋(っていうのかな?)があるのが良く分かりますよ。」とのご指摘がありました。シャンツェは健在だそうで、次回行った際に写真に納めたいと思います。) 長坂ゴンドラに乗り込み、一気に上の平ゲレンデへ。 あしならしを含めて、上の平ゲレンデを滑る。木々がてんてんと残された、雰囲気の良いコースだが、滑りの充実感はいまいちだ。なだらかな中に、小さな下りと登りとを繰り返すので、ふわふわして滑りにくい。ここよりは、パラダイスゲレンデの方が、素直な斜面で好感が持てる。気温が高く、板を揃えては、ぼてぼての雪に足を取られる。雪質は「重い」の一言だ。そこで、もっと標高の高いやまびこゲレンデ方面へ向かう。中級表示は、行ってみないとスキー場によって全然難易度が異なるため、ちょっと迷ったが、「言い出しっぺ」としては、ドキドキしながらも進む。上の平からやまびこ方面へは、リフトの連絡が本当に悪くてまいった。 それでも、それをおして向かっただけの事はあった。こちらは雪質は最高!!。出だしは少し雪が固めな位だ。そして、適度な斜度はパラレルの練習に最適だ。 上部は気温が低く、3月だがまだ霧氷が見られた。![]() やまびこゲレンデ。斜度感はだいたい写真通りのイメージだ。(小さく写る水色のウェアはあおいちゃんだ。) やまびこフォーリフト(DQ)は、特に快適で、リフト終点から続く2つのコースは別の顔をもっていてなかなか面白く、なんどもなんども滑ってしまった。 夕方、リフトが止まる前に戻る為に、早々に下山をはじめる。覗き込んだ訳ではないが、(スカイラインコース 25/32 中級表示)は、今日のコンディションで、このメンバーでは難しそうだったので、遠回りのコースになった。上の平から、パラダイスゲレンデをこえて(ビギナー林間コース 7/10)へ。(シュナイダーコース 25/32 中級表示)などの選択肢も無くはなかったのだが、ビギナー林間を下山しながら見上げたら、かなり厳しい斜面がある。「あっちを降りてこなくて良かった。」と、全員一致でうなずいた。しかし、ビギナー林間も、長いばかりのだるだるコースで、超初心者のしのんにすべらせてあげたい気持になったが、いまは退屈になった。 それからも、漕いではリフトにのりながら、スキー場ベース部の横移動で柄沢ゲレンデにつくまでにはへとへとになった。明日もあるので、今日はここでおしまい。さあ、宿にきよみづは来てるかな? きよみづは、5時の時点でまだ宿に到着していなかったが、メールで近くまで来ている事を確認する事が出来て一安心。温泉!?らしいお風呂を楽しみ。きよみづも到着。夕飯は、来れまた、久しぶりに親戚の家に行ったら家庭料理がいつもより品数多く出て来たという感じだった。今日の宿泊者は、金曜という事もあり、私達だけだった。小さなペンションならではの暖かい食事をする事が出来た。 3/2 さあ、今日は5人でガンガン行くぞと思いきや、天気は晴れなのだが、気温がプラスの10度。暖かい1日になりそうである。寒いの嫌いなあおいちゃんはご機嫌だった。昨日と同じルートで長坂ゴンドラに乗り込む。 眼下に広がる広大なコース。中間駅手前で、細い細い急斜面の(牛首コース 25/30 上級表示)を真下に見下ろす。 きよみづに向かって、「ここ滑るんだよー」とおどかすと、「しぇーっ」ときよみづ様。すぐに冗談だと訂正したけど、ごめんねきよみづ。わたしらだって御免だよ。ここは・・・。 今日は、上の平、パラダイスをすべりきよみづ様の足慣らしを確認してから、すぐにやまびこへ。すっかりやまびこコースの虜だ。ちょっときよみづ様には辛い所もあるかもしれないが、まぁまぁなんとか大丈夫だろう。 いちど融けて固まったからだろう。朝のやまびこはかちんかちんで下界とはうってかわった状態であった。スピードが出て、ちょっとの恐怖心。 きよみづ様はといえば、ときどき「おぉっ!!」とか、小さな声を発していたが、なんとかついて来れる。年一回のスキーで、今回が生涯4回目のスキーなのに。しのんの4回目ってどうだった?。うんひどかったよ。と、独人突っ込みだ。 で、気付いた事があった。「しのんパラレルじゃん」って誰も言わない・・・?? しのんはパラレルじゃないのだろうか?・・・まぁ、ちょっとでも斜面が荒れたり、雪が重いと感じると、足を取られそうになってはハの字が見えかくれしているが・・・・。 うーん。まだまだ未熟なんだなぁ。必死に足を平行のまま滑っているつもりだけど。もどっちやったのかしら? 原因は分からないけれど(ビデオでも撮れば分かるのだろうが・・・)、こんな自分に皮肉を込めて、「エセパラレラー」と名付けた。自分がパラレルも出来る事を今さら否定したくないので、こう呼ぶ事にした。いつか、「エセ」がとれる日が来るだろう。 やまびこでのスベリを終えて、昨日は行っていない(パノラマコース 8/10 初級表示)に向かう事になったが、その途中で難所にであった。 やまびこから、上の平方面に戻る途中にある、中斜面だ。 昨日一度溶けて、つるつるきんきんに冷えて固まったその中斜面を、しのんが板を揃えて滑ることは、もはや不可能だった。 「きよみづが降りれるように、コースを切ってゆっくり降りるから、ついて来て」というのは言い訳で、自分もかなりびびっていた。 ただ、誰かのためのふりをすることで、気持ち的には何とかなることもある。 ボーゲンでエッジを最大にたててブレーキをかけても、ぐんぐんスピードは上がっていった。いつか自分がやってもらったように、斜面に跡をつけて後から来るきよみづがなぞれる様にすべる、それから緩斜面に変わったところでぎゅっとブレーキをかけて止まると、すぐ後ろからあおいちゃんが飛び出してきて得意の半回転止めをしてこっちをむいた、と、またすぐ後ろから勢い良くきよみづさまが飛び出したがこちらは止まれずにすてんと転んでコースアウトすれすれの所でぎり停止。頭部は切れ落ちた3メートルほどの段差に向かって飛び出していた。 「うぉを!!」 落ちなくてよかった〜。来た道を振り返ると、かよ吉さん、でこねぇが優雅に降りて来るのが見えた。 怪我も無く、笑いを誘っただけで、たのしくパノラマコースへ向かう。緩斜面で、比較的空いていて、斜面も荒れていない。あまり広いコース幅ではなかったが、どんな所へたどりつくのかと興味津々だ。 水無トリプルの降車場にたどりついた先に、(水無ゲレンデ 15/20 中級表示)が広がっていて、しのんは行きたかったのだが、みなが反対するので止めた。雪がばふばふそうだったので行ってみたかったのだが、もしもリフト乗り場を通り過ぎてしまった場合、牛首コースを降りるしか道はなくなるし、「いいだしっぺ」の異名をもつしのんとしては、皆がいきたくない所に入るのは危険に思えた。そのかわりその先の湯の峰トリプルのリフト乗り場付近には、個性的なレストハウスが3件あり、もち系のおやつを楽しめた。そして、湯の峰トリプルでの(湯の峰ゲレンデ 13/18 中級表示)で滑る事にしたのだが、霧雨のようなものがふりはじめて、ものすごくガスってしまった。リフトを降りた頃には、真っ白で何も見えない。足元のシュプールしか見えないので、それにあわせて向きを決め、おそるおそる滑りはじめた。まだ滑った事も無く、斜度も分からない。これこそボーゲンというスタイルでじりじりと進んだ。スピードをだしても危ないし、かといってあまりゆっくりでスピードを出して来た上級者に追突されたくもない。こわかった。 2回目は、先ほどよりはガスが薄くなり、ぼんやりとコースが見える様になった。斜度はそれほどでもなく。これで晴れていたらもっと好きになったろうコースであった。 霧雨が本格的にふりはじめていた。今日は、昨日より早めに戻る事にした。きよみづ様に、ビギナー林間コースを案内したい気持もあったが、だらだらのコースでめんどくさいので、今日は中間駅からゴンドラの下り線へ乗り込む。あっという間に柄沢ゲレンデまでたどりついて、しかも、霧雨もやんでいたので、宿のすぐ近くのそのゲレンデで、リフト終了まで存分に楽しむとともに、パラレルを意識して滑ってみたが、なんか疲れていて、板は揃っていないかな?。という感じでした。
きよみづ様と、柄沢ゲレンデでの一枚。3/3 いろいろお土産を買いまして、また長時間バスに揺られて帰りましたとさ。 「まとめ部分」 結局わかったことは、しのんの滑りは当日の斜面コンディションが大きく影響するということである。 前回やっと入手した、パラレラーの技術は、べとべとの重たい雪や、きんきんのアイスバーンでは、まだまだ役に立たない状態である。 エッジと体の軸の関係が、厳密には上手くいっていないのもあり、やはりスピードや斜面に対する恐怖感がまだまだ大きい事も原因のひとつであろう。 この中途半端な自分のすべり具合を、「エセパラレラー」と呼ぶことにした。いつかこの「エセ」という文字が取れる日が来ることを夢見て、このシーズンは終わった。 ボーゲンが、シュテムと混ざってから何年もかかって手に入れたのは、ボーゲンとシュテムとパラレルのごった煮であった。(これをパラレルが出来ていると言えるのかは甚だ疑問の残るところでもある。)いつか、ウェーデルンを習う日が来ても、(けして練習のためじゃなく)斜面によっては大ボーゲンで滑る自分が目に浮かぶようで・・・・・ちょっと恐ろしい。 [前へ][レポートトップへ][次へ] |