「! (Exclamation)」Live! / 18 Dec 2000 (Mon) & 8 Jan 2001 (Mon) at Zepp Tokyo
30 Jan 2001 (Tue) 記

  「あれから約1年・・・借金は返し終わったかーっ?!」
こんな科白で始まるライブって・・・あるのか(笑)?借金返済の暇を与えず、新作をリリースしまくったのは何処のどいつだーっ!なんてね。
「もうじき始まる本日のライブ、どのようにのったらよいか、悩んでいる者が居るかもしれない・・・安心したまえ。どうせ我々にもわからないのだ・・・」
そして「?」のイントロが始まった。

 「!」のアルバムだけでは曲数が足りないから、その分は閣下のソロアルバムで補うのだろうと思っていた。が!まさか聖飢魔IIの曲もやるとは!Rendezvous 60 Microns'と不思議な第3惑星、やー驚いた。「このイントロ、何かに似ている・・・けど・・なんだっけ?あー、ランデヴーだ!ええっ、もしかしてワサビ??」アレンジが完全に電脳ロックになっていた。味付けでこんなに変わるもんなんだ、と改めて思った次第。Rendezvousは大好きな曲。生演奏で踊れて楽しかった。
 閣下のソロアルバムからはWild LifeとLove Romance。これまた、もう!Wild Lifeなんて、生演奏で聞いたことない。どちらもほーんとによかった。閣下の声で陽水節って、ことのほかばっちりあうのね。うねうねっとした感じが。
 Astrodynamics!の曲、これまたライブバージョンが、いいねぇ。テンション上がってしまうParadise(みんなどこからジュリ扇買ってくるんだろうね?)を先に持ってきたのは「どか〜んと一発!(古いか?)」でよかったし、ちょっと異色のDestinylandをうまく場面展開に使ってみたり。そのあと、Phantomの歌詞朗読を入れたのは新鮮だった。(山野楽器のイベントでもやっていたけどね。)ちょっと長いかな、という気もしたけれど・・・。あとは聴かせるAnapa、Astrodynamics、本編終了時の大爆発、New Day Comes、アンコールでのシングルカットAge of Zero!とまあ、曲の配置の妙、使い方の巧さは、さすが、閣下!って感じ。アレンジもなかなか「ライブ仕様」になっていてね。確かに電脳なんだけど、竿モノは生音だし、コーラスも生だし。ちゃんと人間くさかった。やたらと機械っぽかったらイヤだな、という心配は杞憂だった。

 演奏陣は思った通り、しっかりしていた。しかし・・Destinylandのあとの場面展開、ここで閣下が下がって、演奏陣のみになったのね。コーラスガール先導で各パートが聖飢魔IIの曲のワンフレーズを弾く、という趣向。それにしても・・・閣下が下がったとたんに、あれほどテンションが下がっていいものかしら?聖飢魔IIの曲を演ってくれたのは、そりゃサービスでしょう。演出、といってもいいかもしれない。閣下がイナイとステージが小さくなってしまうのは、ちょっとね。殆どが信者と思われる客席のテンションがふっと下がる。バンドとユニットの違い、といってしまえばそれまでかもしれないけれど。Entertainment、というモノに対する意識の強さが、聖飢魔IIはバンドとして凄かったんだなぁ、と今振り返ると改めて実感する。12/18は特に強くそう思った。1/8はバンドとしてのまとまり、のようなものがかなり出てきたなぁって。ちょっとツアーを回っただけで、メンバー間の呼吸の合いかたがあんなによくなるモノなんだ。そうなってくると、演奏は上手いんだし、アドリブもきくようになるし、ますますユニットとして成熟していくのだろうね。楽しみだ。
 でもこれは、偉大なバンドの解散したあとのユニットにかならずついて回る問題なんだね。Beatlesしかり、Led Zeppelinしかり、Ozzy Osbourneしかり、Judas Priestしかり。挙げていったらキリがない。そして、それを征服出来た人は本当に少ない。Stingくらいかな。でも、私は思う。閣下に出来ないはずがない。だから今後が一層楽しみになるのだ。

 1/8は、前夜の雪の影響で機材運搬が遅くなってしまい、結局開演も1時間押し。しかし、運搬係の岡田直貴さんはがんばって一晩中、下の道(高速は閉鎖)を走ってきてくれたそうだ。NAO3、ありがとう!そういうエピソードを話してくれた閣下も、ありがとう!次のライブ、今回以上に期待して待っています。(しかしこの文章・・・ほんとに「紙の日記」からそのまま取ってきたみたいだわ・・・許してね)