Demon Kogure Live! / 12 May 2002 (Sun)  at Shibuya AX
24 May 2002 (Fri) 記

 雨が降るぞーと一週間脅され続けた日曜日。閣下ライブの当日は、昼から薄日が差し、空気は爽やか。さすが、元祖・仕事晴男だ!なんて感心しつつ渋谷の坂を上る。休みの日に渋谷へ行くと、何故にこんなに人が多いのか、前に進まないほどの人混みになっているのか、不思議でしょうがない。でもまあ、今回のライブはなかなか整理番号がよい。何と38番である(^-^)。そんなこと、滅多にないのでいつもよりもやる気を出して、開場時間前に今回の会場、渋谷AXに到着した。

 場外のコインロッカーに荷物を預ける。ブラウスも入れてしまう。開場10分前くらいには準備完了!あとちょっとだ・・・と思って待っているのに、なかなか開かない。そこでスタッフが「開場時間をまわっておりますが、リハーサルが続いていますので、開場まで今しばらくその場でお待ち下さい。また会場内にはコインロッカーが・・・」と言い始めた。そうか、また遅れているのか・・・しゃあないな・・とイライラ(-_-#。そしてこの拡声器の声を実に40分は聞き続けることになろうとはね!!どうせまたなんかあったんデショ。この間は雪だったし・・。そしていよいよ開場!チケットを持って、足早に会場入り。おお、まだ人が少ない!寄りかかれるバーが、しかも真ん中が空いているぞっ!!と走っていって、ほんとに1F中心の横バーに場所を確保。んー。今回もこれなかったら、結構厳しかっただろうなぁ・・・。でもって渋谷AX。なぜか前の方には縦バーがあるんだね。不思議〜。1F中程だったから最初は良かったんだけどね、だんだん人が入ってきて、満員になってしまったらなんだか前が見えない(^-^;いいぇ、チビの私がわるいんですけどね、ええ、わかってますともっ!(常々、ライブハウスは背の順にしてくれないものかと訴えているのだけど・・・

 定刻を30分ほど過ぎた頃、「ぐ・・っは・・っは・・は・は・は・・」おぉぉぉ〜!閣下のライブはちゃんと前説があるのかぁ〜!素晴らしい。ここでこの日のライブが遅れてしまった経緯が説明された。そうか、今回は地震だったのね。それで新幹線が遅れて、スケジュールが全部遅れちゃったのね。もうー(笑)。閣下ってば。天変地異を呼ぶ男だわ(笑)。次は何だろう。槍でも降ってくるのかしら(笑)。

 スクリーンに鈴木宗男の映像が!続いて辻元清美!田中真紀子!ビン・ラディン!アラファト!・・・なんというか、問題のあるというか一癖あるというか、最近話題の人々がスクリーンにつぎつぎと映る。まるでコラージュ。音までかぶせてあって、面白いのなんのって(^-^)。スゴイ。そしてある瞬間、スクリーンがさーっと姿を消し、ポーズを決めた閣下の姿が!1曲目は「Viva! America!」あの映像に続いてこの歌!カッコヨカッタ〜♪閣下の声はちょっとウォーミングアップ不足に感じられた(私だけか?)。それに反してドラムは最初からドッカンドッカン炸裂!湯澤さんはやっぱしロックドラマーなんだなぁ。(いや、そりゃRXみたいなのももちろん良いのだけど、ドッカンドッカンが似合うのよね。その食欲にこのプレイ!って感じで/笑)間髪入れずに2曲目、「恐竜の歌(The Voice of the Footmark)」(笑)。
 なんていうかな、楽しそうだぞ、このバンド!上手ギター(アイちゃん)はカッコつけてるし、下手ギター(ふくちゃん)はほのぼのしてるし。ベースはなんかアクションが妙。mosh, moshって感じ(笑)。Keyboardは・・・Keyは・・・あぁ、どうしても見ちゃう(爆)。なんか変なんだもん。毛皮のふりふりとか着ちゃって。しかも踊っている。金髪だし、顔もハデだし。男?女?ヒト??なんて思いながら、ついつい目が行っちゃう・・・そうか、これかぁ、話題になっていたKeyって!すごっ。そりゃ見ちゃうわ(笑)。この後閣下のMCのネタになりまくって(7割くらい?)いたもんねぇ。賢ちゃんね。ええ、一度見たら忘れないわ。あーびっくりした!なにせこんなメンツなもんだから、メンバー紹介が長い長い・・・ネタ披露だけで1日終わるだろ?っていうくらい、言うことがいくらでもあるらしい。ほんとにねー、驚いちゃうわよねー(笑)。「ツアー中にメンバー2名が歯医者通いをする羽目になった」というMCに続いて「歯医者へ行こう(In Bondage)」歌詞に遊びがあるこの曲、いやらしーく、とろーりと歌われているアルバムバージョンとちがって、ライブだともっとずっとアグレッシブ(笑)。でも好きです〜。
 そしてアルバム2曲目(Burning Beauty)Historiaなど、新作から立て続けに5曲ほど演奏したあと、先述の通り「怒濤のMC=メンバー紹介」(爆)!ラジオに送られたはがきを読むという趣向だった。(余談だけど、閣下、またラジオやって欲しいなぁ)はがきを読み始めた閣下いわく、
 「ラジオって、ここにマイクがあるじゃん(上からぶら下がってるの意)?だからもうすっかりマイクがここにあるつもりになってしゃべってた(笑)」
 ネタは7割森岡賢ちゃん(件のKeyboard)の奇行について(笑)。本人がふにゃぁ〜っとした表情でいわれるのを楽しんでいるようなのがなんともねぇ。ひとしきり賢ちゃんの不思議さが紹介されたあと、「頼んでもいないのにバンマス」の右ギタリスト愛ちゃん、実はデス大好き(だけどだれに勧めても理解してもらえない)ベース桃ちゃん、家庭では虐げられている左ギタリストのフクちゃん、そしてCANTA&閣下のダブルヘッダーでスタジオに住み着いていた(リハ期間が重なっていた上に、スタジオまでいっしょ、なんと11日間連続とか!!)湯澤さん。湯澤さん、相変わらずちょっと遠くにお住まいらしく、彼の終電にあわせてリハ時間が決まるとか(笑)。だから「泊まっていったら〜?」ってスタジオでいわれちゃうんだよね。チャリで通えばよかったのに、なんて思ったりして(笑)。そんなこんなで、30分近くメンバー紹介に使ってしまって・・とはいえ、やっぱし閣下のMCはおもしろいね!オチがつこうがつくまいが、当代一のMCだと思ったわ(^-^)。

 やっと気を取り直して(?)、閣下も肩をちょっとほぐして、前アルバムAstrodynamicsからANAPA。しっとりと、みんな聞き惚れる。「!」ツアーよりももっと広がりがあってロックっぽく、かつ、まとまりよくなっていたなぁ。ふむふむ。続いてMy favoriteである「Polaris」フクちゃんがかき鳴らすアコギのイントロでじぃ〜ん・・・(でもやっぱしロックギタリストはラスゲアードやらないのね・・・あれがあるとさらにカッコヨサ倍増なんだろうなぁ〜)閣下ステキーって一人で大喜び(^-^)。いや、きっと一人じゃないはずだ。うん。いいなぁ、ラテン系も合うなぁ・・・。んで、ここでもやってくれました!モリケンさん。PolarisのBメロで、なーんと、合いの手で「ぱんぱん!(くねくねっ)」ってやってくれちゃったのよねぇ〜!いやぁ、かっこいいんだか雰囲気崩しているんだか(苦笑)。みんな一緒に拍手してたけどさ、だめだわ。ワタシ。モリケンさん、もう目が奪われるぅ〜。・・・いかんいかん。メインは閣下だ(笑)。この曲も閣下のvocalパートで美しく終了。みんなほおぅっ・・・と拍手。そして次、なんだか聴いたことあるロック・・・なんだっけ・・なんだっけ・・・そのまま終了(あとでモザイクのLove Maze」と判明。だめじゃん、紅組なのに^-^;)。

 やおら「声を出す準備はできてるかー?」みたいな閣下のかけ声で、バスドラがどっかんどっかん鳴り響く。なんだろう?まさかBig Time Changesじゃあるまいし・・と思っていたら、前作の主題歌(?)「New Day Comes」だー♪この曲はライブだと楽しいのよねー。でもアレンジがやっぱしロック寄り。さらにパワーアップ!って感じね。サビの部分では例の”両手を揚げて左右に振る”踊り炸裂。闘う日本人だったっけ?これって??いやー、見ててもおもろいよね(笑)。ふふふ。続いて同じく前作より「Paradise!」これもテクノテクノしてたけど大好きな曲。もちろんロックアレンジ!!で、ちゃんとジュリ扇(死語;でも客層がばっちりだからしょうがない/爆)でてきて踊っちゃうもんね、みんな(^-^)。なんか嬉しいぜぃ!ってかんじ。ステージも客席も大盛り上がり大会で曲を終えて、ふぅっと息をついたところで・・・

「おしゃれな夜を過ごしてますか?」
甘い声(爆笑)の閣下のささやき。それに絡むモリケンさんのピアノの音。なんじゃ?なんじゃ??と思っていたら、閣下ってば、
「今日でネタばれ解禁だからな!好きに書き込みしてくれたまえ!『素敵な夜だった』『オシャレな夜だった』って書きこむように(笑)!」
だって。ええ、書きましたですとも!!ちゃんと、とってつけたように(笑)。・・・で、このイントロがどの曲になるのかな?と思ったら、「Love Romance」でした(^-^)。いやぁ、オシャレなんだけどね、やっぱしアレンジが違うから、陽水節薄め(笑)。ねばぁ〜、ねちぃ〜っとした空気が少なかったかな。うん。いい曲だわ〜♪(余談:Demon as a Bad Manっていうアルバムは、いろんな人に曲を頼んだのもあって、全体的な統一感に欠けると思っているんだけど、でもそれぞれの曲はそれぞれに良さがあって素晴らしいんだよね。ライブ映えという意味では微妙な気もするが・・・)
どこどこどこどこどこどこどこどこ・・お、これは!!そう、「Age of Zero!」ミドルテンポだし、キーも低いのになぜかライブだとずんずん進んでいくような威圧感のある曲。最後は閣下の声のみで終わるんだけど、それがまたかっこよかったりして。「まぁた会おう!」本編終了でした。・・・ここですでに2時間超えてるやん・・・

 ばらばらとメンバーが戻ってくる。上手ギターのアイちゃんの号令だったかな?みんなで閣下を呼ぶ。閣下、なんか仮面ライダーになってた(笑)。だんだん衣装が・・。閣下が話し始めた。
「今回のアルバムに関して取材を受ける中で、誰かに聞かれたら話そうと思っていたんだけど、だれもそこまでつっこんで質問しなかったからこういう話はしなかったんだが・・・今回のアルバムで、この種類の活動はもう終わりになるかもしれない。これが最後になるかもしれない、と思って作っていた。」
えぇっ?!みんなの驚愕が、空気中に放出されるのが見えた。
「でも、こういう仲間に出会って、こんなに素晴らしいライブをやって、こんなに楽しいツアーができて、んー、まだこういうのもやってもいいかな?と思っている」
ほおぅっ・・拍手もちらほら。
「でも、今後我が輩がやっていく活動の中に、『止める』という選択肢もある、ということだ。」
・・・・・空気が複雑に入り交じる。
「この曲を作ったときは、そう言う気持ちだった。今はちょっと違うけど・・ノスタルジア。」
ロックバラードというにはあまりにも力強い1曲。閣下もいろんな思いを込めて真剣に歌っているのが伝わってくる。そして「戦うときは、一人だぜ!」と始まった「いざ戦場へ」あぁ、これもいいのよね〜(^-^)。これまたアレンジ違いで、アルバムバージョンのちょっとはずしたような、ずらしたようなリズムが、ちゃんと縦割りになっていて、なんか新鮮。「また会おう!」・・・アンコール1終了。

 再びばらばらとメンバーが現れる。さっき湯澤さんが着ていた囚人服、今度は桃ちゃんが着てるよ(笑)。閣下ーっ♪素敵〜♪歴代最高にゴージャスな衣装になってるぅ!紫のスーツに金ぴかのモール装飾(^-^)。似合うわぁ♪
「おいおいおいおい・・せぇっかく早く帰って夏場所初日の結果を見ようと思ったのに、何度も何度も呼び戻しやがってぇ・・・嬉しいぜぃ!」
口調といい、相撲ネタといい、おきまりなんだけど、おきまりだからこそないとつまらん・・ね(笑)。
「相撲は初日だが我々は楽日だ(笑)。いや、我が輩、あと2曲歌ったら終わりかと思うと、かなりホッとしている(笑)はっはっは・・・」
はじめの方のMCで「聖飢魔IIの曲もやる・・・かもしれない(笑)」と言っていた曲の一つ「やさしさが人を殺める」おぉ!これはPonk!の雷電節か?!なっつかし〜!これ、ミサで聞いたことあったっけねぇ?なんて思いながら(笑)。いよいよ最後の曲、「太陽がいっぱい」うーん、新作の中でも最高のハードロック!!やっぱしラストに持ってきたか!(いや、この曲、あまりにもキーが高いもので、できるんだろうか?ってちょっと心配してたのよね。最後ならいいよね。つぶれてもね!)あぁーかっこいい!!頭の中でパイロがどかんどかん揚がる感じ(^-^)。ものすごく高揚した気分でライブ終了!!

 3時間だよ、3時間。正味で。待ち時間入れたら4時間半くらい立ちっぱなしだったわけで、いくらウオーキングシューズで来たとはいえ、足の裏も足の筋肉ももう、ぱんぱん(苦笑)。とにかく一杯、飲んで帰ろう〜♪と相成った。
「いやぁ、いいライブだったねぇ!かんぱーい♪」
「かんぱーい!いやぁ、やっぱさすが閣下だね。エンターティナーだね。別格だわ・・・」
閣下賞賛の言葉は尽きない・・・おもしろかった。ほんと。やっぱり凄いVocalistだわ。それ以上にEntertainerだわ。バンド活動は止めるかも・・・って言ってたけど、やっぱし閣下の醍醐味はライブにあるからね。どういうかたちであれ、ライブ活動だけは止めて欲しくないなぁ。(あ、ライブ活動にはトークショウ含め、だからね/笑)
楽しいひとときでした。閣下も、バンドの皆さんも、どうもありがとうございました!次回のライブ活動(笑)も期待してます(^-^)。

 しかし今回の「止めるかも」発言。方々で憶測を呼び、気が気でなかった人も多かったようだ。でもね。私は閣下の話を聞いていて思った。最近の閣下の発言(魔人倶楽部会報での発言や、NewsFlashの発言等々)で、反省している場面も多いし、何か考えているんだろうな、とは思っていた。ここで私たちに向かって話してくれたっていうことは、閣下の中でなにかしらの結論が出たってことなんだろうな、と。未来に続くような、なにかしらの形がぼんやりとでも見えてきたんだろうと。いままでの閣下の発言を見てきても、いい加減に口から出任せを言うなんてことは、ミサ中の小咄以外ではなかったはず。だから、閣下を信じて、次の壮大なアイデア(と勝手に解釈/笑)を待っていようよ、と落ち着いて受け止めることができたんだろうな。私も。さて、閣下。次は何をやってくれるんだろう?怖いけど、楽しみだわぁ〜♪

 注)文中、セットリストについてはれいさま、日津樹さまのお知恵を拝借致しました(笑)。また、閣下の発言につきましては、毎度のことではございますが、「こんな感じのことを言った」と言う程度に受け取ってくださいませ。